【閲覧注意】バッキー事件が騒動になるきっかけとなった出演女性の直腸穿孔・肛門裂傷だが、訴えられたものの当初は起訴に至っていない。

貝柱 @kaibasirabasira

よくある思い違いに「バッキーは法で裁けたから酷いAVを規制する法律は存在する」というのがあるのだが、実はない。バッキー事件が騒動になるきっかけとなった出演女性の直腸穿孔・肛門裂傷だが、訴えられたものの当初は起訴に至っていない。女性国会議員のメールマガジンなどで取り上げられ、警察が

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動くに至る。今週は思うところあってバッキーのAVの中の「美咲天使」さんのものを取り上げる。強制飲酒の末に脱糞して（確認したところ、実際に脱糞していた）、生死が不明と囁かれるものだ。２ちゃんに降臨したので生きているとされる説と、それはただの火消に過ぎないという噂のふたつがある。

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内容。冒頭、軽いインタビューから始まる。「柑橘系が飲めないっていうのはなんでなの」「薬飲んでるから」なんの薬かと問われ、しばらくためらっているが、「精神安定剤と、抗うつ剤と、（聞き取れず）睡眠薬」と答える。続いて大勢の男優に囲まれるシーンへ。しゃがんでうつむき、不安そうな被害者。

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「天使ちゃん、いい子だねえー。今から何が起こると思う？」不安が増した顔の被害者にむかって大勢の男優が声をあわせて「３、２、１、０」と数え、一斉に襲い掛かる。きゃーっと悲鳴があがり、すぐに痛い、痛いとわめく声。もみくちゃにされ、男優の背中ばかりが映り、なかなかカメラが辿り着かない。

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服を無理やり脱がされ、下半身が露出する。「ちょっと待ってください、本当に無理だ」と拒絶するも、男優たちは胸をつよく掴み、無理やり膣に挿入。ここから長丁場で輪姦シーン。被害者の腹を押し、膣口から精液が流れ出るのを映して喜ぶ。抵抗の意思を失い、表情の無くなった被害者を「俺らが目を

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醒まさせてやるよ」とバスルームに引っ立て、バスタブに張った水に頭から突っ込ませる。「抵抗してんじゃねえよ！」「目を醒まさせてやってんだ、ありがとうって言えよ」執拗な水責めのあと、頑張りますと誓わされる被害者。輪姦されながら「みんな天使のおマ×コでいって。お尻だけはやめて」

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と懇願。射精しそうになっている男に「いっていいですか？」などと調子をあわえるが撮影は終わらず、「お金もいらない」と中止を哀願するが「おまえは死ぬ権利もねえんだよ」と今度はトイレに引きずられていき、顔に放尿され、「舐めろ」と便器に顔をつけられ、便器の水で窒息させられそうになる。

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ここに気になる会話が入る。「契約はもう成立しているんだよ」という男に対し、被害者が「契約していないです。（違約金を）お支払いします」と裸で懇願するも「てめえのところに金がいっていようがいまいが関係ねぇんだよ」と撮影が続行される。屋上に連れていかれ、バケツで水を浴びせられる。

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怯え切った被害者はすっかり言いなりで、画面にむかい「いまからアナル処女を失います」と宣言させられる。室内にカメラ戻り、尻が大写しになり、かなり無理やりの挿入へ。甲高い声で「いたああい！いたああい！」と悲鳴をあげる被害者の口元にフェラチオをさせようとシロウト男優が性器を近づける。

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「監禁友の会」によるアナルファックが続いたあと、被害者のクリトリスを執拗にいじるシーンへ。触られるだけで痛みを訴え、半泣きになる被害者。すでに長丁場の輪姦で局部が痛くてたまらないらしいのだが、被害者が痛みを訴えるとますますクリトリスを嬲られる。そして問題の強制飲酒のシーンへ。

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瓶ビールを口に差し込み逆さにし、口をふさぐ。「安い酒は飲めないっていうのか」この時点で、計三本の瓶ビールが胃に注がれる。ダイジェスト版とはいえ、ここからの尺は長い。漏斗を使って27リットルの焼酎を「全部」強制飲酒させる。「ほら最高級焼酎、大五郎だ」「ほらイッキ、イッキ、イッキ！」

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咳き込む被害者。「ゴホじゃねえよ」「こんなに残ってんだよ」ペットボトルになみなみと残った焼酎を早いピッチで漏斗に注ぐ。「人生勉強したうえに酒まで飲めてよかったなあ」そのあと膣（肛門？）に漏斗が刺され、焼酎が流し込まれる。痛がる被害者。吸い込みが悪いと苛立ち、漏斗を再び口内へ。

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嘔吐で漏斗に逆流する酒。土下座でわびさせられ、床の吐瀉物を舐めるよう強要される。床をはいずり、頭を踏まれ吐瀉物を舐め、吸い取りながら再び嘔吐し、意識を失い床に転がる被害者。口と鼻から、大量の焼酎が吐き戻される。おかしないびきのようなものをかきながら、鼻と口から延々と嘔吐を続ける。

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水を飲ませようとして「口あけろ」というも、被害者は歯をくいしばっている。おかしないびきに「やばいやばいやばい」と言い出し、各自が思いついた「手当」をほどこすのだが、体を転がしてみたり、首を軽くしめてみたり、体を起こして指を喉の奥に突っ込んでみたり、なぜか「逆さづり」にしたりする。

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この「逆さづり」がいちばん意味がよくわからず、連想したのがポルポト政権時代の「子供医者」である。知識階級を虐殺したポルポト政権は、「穢れなき」子供に医師免許を与え、「穢れなき」子供たちは大人に「蛙の実験」のようなことをしたという歴史があるのだが、バッキーの「監禁友の会」が被害者に

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した「手当」は、まるで子供医者だ。この場合「救急車を呼ぶ」一択しかないように思うのだが、無知の集団による狂気の「手当」は続き、被害者、完全に呼吸がおかしくなっているのだが、「監禁友の会」たちは「薬を飲んでいたせいだろう」などという呑気な会話に花を咲かせる。そのうちに脱糞。

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死にかけているんじゃないかという声は挙がるも、現場に緊張感はない。それもそのはずで、この場合、被害者が亡くなったとしても平気なだけの脱法契約書が結ばれているのだ。撮影による「病気（性病、HIVを含む）、怪我、妊娠」への免責事項が設けられているので、明かに集団リンチの末の殺人でも、

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AVと称して撮影してしまえば、せいぜい問われるのは「業務上過失致死」なのだ。２ちゃんに降臨した自称美咲天使は、「池袋署が被害届を受理してくれなかった」と語ったそうだが、ひとつ言えることは、「これだけの映像が揃っていても、彼女のために警察が殺人事件を疑い動くことはない」である。

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わたしがツイートしたAVには、適正AVのものも含まれる。出演女性が最初から最後まで泣いていて、腹を殴られたり踏まれたりしていたというのがそれなのだが、わたしはあえてタイトルをツイートしなかった。事務所が管理しているアカウントに乗りこんでこられて、「演技です！」と不毛な論争をするのも

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嫌なので、それを避けた。そうしていたらAV新法を潰したい連中が「AV新法を推し進めた側はバッキーなど古いAVのことしか話せない。なぜなら今の業界はクリーンだから」などと言いだしたので、「ならば業界最大の汚点、バッキーの話を蒸し返すまで」と腹を決めたのだ。そもそも適正AVは、難解な契約書を

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「音読」させ、それを「録画」して、承諾の証拠として「強要は一件も存在しません」と称している真っ黒な同意だからだ。わたしは不動産の契約書さえ、音読しても、正直理解しているとはいえない。契約は、契約書を作る側のほうが契約に詳しく、契約を結ぶ側のほうが無知という構造上の問題がある。

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それでもみな何故平気で契約を交わすかといえば、不動産がとくにそうだが、法律で「契約自由の原則」という民法に縛りを入れていて、契約者に不利にならないような取り決めになっているから安心して結べるのである。一方、AVはようやく契約のクーリンオフが賠償金なしで出来るようになったという

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段階にあり、わたしが問題視している、撮影における「病気（性病、HIVを含む）、怪我、妊娠」への免責事項は手つかずの状態だ。バッキーの被害者たちも一銭も賠償金は受け取っていない。叩かれようが、何度でも訴える。「善管注意義務」をAV新法へ。被害者が賠償金を受け取れるように。今週は以上。

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追記。ごめん、急いで訂正。2.7リットルを27リットルと見間違えたかもしれない。とにかく、大五郎のペットボトル全部です。