山本太郎
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花びんに水をدعونا نملأ المزهرية بالماء☘️ @chokusenhikaeme

おらあ よお 言われただよ かめさまに 「おんめは あんまり こうふくだで ちったあ くろうを なめんせえ」 やいてるだあな かめさまは 勝手なもんで ねえだかよ 「浜辺の唄」

2024-02-04 02:52:01
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散文化へ平気で身をよせたダラけたセンテンスを極力さけ、君の詩風を小さく固定しないようにして下さい。 (山本太郎, 1969)

2024-02-04 03:24:33
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ともかく繰り返しつぶやかなければだめだ。(なんか見た)

2024-02-04 03:27:03
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ただ「愛」という言葉をそのまま使ったのでは、愛の内容は伝わらないという事実に気づかない限り、詩は日常のつぶやきから脱出することはできないのです。 『詩の作法』p.99

2024-02-04 03:32:02
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描写をどこで超えるかに詩人の心の質はかかっています。(…) 奇抜なたくらみでうきあがったのでは、深度はうまれません。描写を生かすために、心が感情のどの部分と結ばれているかということを大切に考えてみたいと思うのです。

2024-02-04 03:38:52
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ポエジーの燃焼度が不足していると、詩をくくる終わりの数行で僕たちは言わずもがなの解説をしてしまう。警戒すべきは、ポエジーの不足を言葉の修飾により補おうとする態度です。手際よく一遍のポエムを結ぼうとする安易さです。p.130

2024-02-04 03:54:12
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ポエジーは一遍のポエムのなかだけで美的に蓄電されるのではなく、読者の心に手渡される持続の力で作者から独立して生きてゆくのです。p.134

2024-02-04 04:04:06
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「かくし味」  料理にはそれを作るために捨てた物の多さ、厚さ、複雑さがありありと感じとれるものがあり、それがかくし味というもので、書かれずに捨てられかくされたものが作品の背景となり、前景となり、主人公となり、テーマとなるように苦心し工夫する「遊び」にこそ作者というものは専念し

2024-02-04 04:10:01
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暗い夜を眠れずにすごすのです。 「どれほどゆたかに捨てられるか」という点にこそ表現の醍醐味があります。  僕たちは韻律に応じたり、意味の切断を求めたり、イメージの転回を意図したりしながら、行かえをある必然性にまで到達させようと努力します。 p.138

2024-02-04 04:35:33
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文字通りの対話(ダイアローグ)ではなく、モノローグのなかにどれほどゆたかな問答性を封じこむことができるか、という点が詩の構成のポイントになってきます。p.173

2024-02-04 04:36:07
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僕たちはともかく、自分のなかに生まれたばかりの感情に名前を与えようと、まず筆をとったのです。そのとき詩は署名でした。署名に巧拙はなく、何ごとも「心のままに」でよかったはずです。まことに心のうたは、素朴な琴のごときものです。

2024-02-04 04:36:35
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日常の手垢にまみれた僕たちの言葉も、場所を得れば「しづかに鳴りいだす」琴のごときものです。  心のありのままを映すべく、僕たちの言葉があまりにも不完全で、恒常的な場所を持ちえないことを痛切に知るからこそ、僕たちに詩がしたわしいのです。 p.183

2024-02-04 04:37:59
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難解をおそれていては詩は書けません。わかりやすいということが、読者へのサービスやこびに少しでも気を奪われたら作品はその部分から腐ってゆくことでしょう。p.190

2024-02-04 04:49:55
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「紛紛たる軽薄なんぞ数うるをもちいん」とは、杜甫の詩句でしたが、蛮声には芯がないから、やがて世間に飲み込まれ巧言令色に変貌します。 p.191

2024-02-04 04:53:45
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いちばん言いたいことを、ズバリというのがいい。どんな装いより、裸のほうが美しいと僕は思うけれど、真実美しい裸は少ない。心の裸に近づくために日常の装いを一枚ずつしっかりぬぐ仕事が詩だと思います。いちばん言いたいことがいったい何か、それをつきつめてゆくだけでも一つの事業です。

2024-02-04 04:58:46
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しかもズバリというための言葉をその仕事のなかから汲みあげるのは、そうたやすいものではありません。詩を心からうたうためには、まずもって、詩を書こうという気どりやポーズをすてることだ、と僕は考えます。  思想は言葉の酵母です。 p.193

2024-02-04 05:02:08
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「もっと強く」  茨木のり子 もっと強く願っていいのだ わたしたちは明石の鯛がたべたいと もっと強く願っていいのだ わたしたちは幾種類ものジャムが いつも食卓にあるようにと ああ わたしたちが もっともっと貪婪にならないかぎり なにごとも始りはしないのだ

2024-02-04 05:11:28
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日常語を大切に (投稿者への注意)pp.203-5 ① できるだけ口語で書く ② 机に向かった途端に人格が変質しては困る。詩人のポーズはやめたまえ ③ 詩形をはみ出してでも、言いたいことをのびやかに自由な発想でうたうべき ④ 誤字、アテ字に注意。とにかく丁寧に書く

2024-02-04 05:28:58
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⑤ リズム、イメージ、意味を集中化するためのフォルムを工夫する ⑥ 詩は記録でもメモでもない。自分の心に今うまれた感情に新しい名前をつけようとするのが創作のよろこびです。一日も早く綴り方から脱すること。そのためには君は君の発見発明を試みねばならぬ

2024-02-04 05:33:23
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おれたちは ずいぶんたくさんの言葉を吐くが たったひとつの言葉が 思い出せないでいるのだ 思い出してくれひとつの言葉を 遠くへではない 君に届くひとつの言葉を p.271

2024-02-04 05:40:37
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沈黙を推敲し 言葉に至る道は無い 言葉を推敲し この沈黙に至ろう p.275

2024-02-04 05:42:30