アニメカイジやグラゼニのシリーズ構成・高屋敷英夫さんについて色々探求しています
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まきもgpfb @makimogpfb

ちなみに、前書いたグラゼニ18話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/04/…

2020-06-11 01:03:42
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)18話脚本:呼び止めたい背中 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。2期は1期最終回12話からの続きで、開始話数は13話。 ─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回は、コンテがボブ白旗氏、演出が吉田俊司氏で、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含めた、グラゼ
まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)周回、19話(2期7話)。 東光と北村の再登場。前も書いたが、とにかく(いい意味で)恐ろしいのが、この二人の初登場が1期7話で、今回の再登場が2期7話だということ。 構成の計算の緻密さを感じる。 グラゼニ19話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-11 22:24:53
まきもgpfb @makimogpfb

この「話数揃え」はカイジ1・2期(高屋敷さんシリーズ構成・脚本)にも見られる。これも何回か書いたが、カイジ1期9話では石田さんが泣き、カイジ2期9話では石田さんの息子が泣くという対比になっている。 こういった1期・2期と分かれた構成の場合、こういった凝ったことが行われている事があり面白い。

2020-06-11 22:32:06
まきもgpfb @makimogpfb

1期7話では東光と北村の繋がりや、あらまし、友情が描かれたわけだが、それがあるからこそ、今回のエピローグが心に染みる。 よく考えたら、2回しか出てないのに、この二人の長い物語を見終えたような気分になるのは、高屋敷さんの得意とする「キャラの掘り下げ」も関わっていると思う。 pic.twitter.com/qX4eKK33mD

2020-06-11 22:39:22
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まきもgpfb @makimogpfb

また、(これも前書いたが)高屋敷さんは人生を並木道に例えることが結構ある。それこそ、家なき子の最終回の演出の頃から。 あと、原作通りだが、東光の人生の節目に、夏之介が立ち会ったことや、季節が秋であることも意味深。 このカットは監督・脚本・作画・演出の意図が出ていて美しい。 pic.twitter.com/pnTwJ8ScNG

2020-06-11 22:54:15
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まきもgpfb @makimogpfb

あと、東光と北村だけでなく、田辺監督、西河内の物語も、1話内に上手く詰まっている。 終盤のビールはアニオリ。ビールテロは高屋敷さん担当作の定番なので、やはりという感じで面白い。 pic.twitter.com/m0gZIeogQL

2020-06-11 23:02:16
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まきもgpfb @makimogpfb

ちなみに、前書いたグラゼニ19話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/04/…

2020-06-11 23:04:31
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)19話脚本:「人生」の暗喩たる並木道 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。2期は1期最終回12話からの続きで、開始話数は13話。 ─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回は、コンテが齋藤徳明氏、演出が門田英彦氏で、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含めた、グラゼ
まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)周回、20話(2期8話)。 サラリーマン3人組も夏之介も、ユキに対する中学生なみのアプローチが可愛いのだが、幼いキャラ描写は高屋敷さん担当作に多い。 また、終盤の渋谷と夏之介のプロ精神が良い。 グラゼニ20話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-12 00:00:33
まきもgpfb @makimogpfb

原作通りなのだが、ユキ達がスケートで遊ぶ場面が、ど根性ガエルの高屋敷さん演出回のスケート話と重なってきてゾクッとする。 同氏のキャリアが長いからこそ起こる奇跡だとは思うが…。 ともあれ、ここでもサラリーマン3人組の台詞の追加やアレンジが、彼らの幼さをよく引き出している。 pic.twitter.com/3Q5JQomVpC

2020-06-12 00:08:03
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まきもgpfb @makimogpfb

夏之介とユキが握手するのは原作通りだが、結構念入りに描写している。 高屋敷さん担当作は、手での感情伝達が非常によく出てくる。ラブシーンも、手と手の触れ合いが多い。 pic.twitter.com/QMftAt5rAP

2020-06-12 00:14:16
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まきもgpfb @makimogpfb

そして今回の肝は、夏之介と渋谷が見せるプロ精神。渋谷もまた、「自分とは何か」をある程度知る男であることが描かれ、そんな彼を見て夏之介は「微笑む」(アニオリ)。改変モノローグも若干熱い。 再三書いたが、アニメ版夏之介は、熱く野球をする人を見ると笑顔になる。ここも、その表れ。 pic.twitter.com/0lDNEGLhmW

2020-06-12 00:24:52
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まきもgpfb @makimogpfb

この「アニオリの微笑」もまた、1期1話からの「アニメ版夏之介」というキャラの積み重ねの末出てきたもの。高屋敷さんの担当作はこういった「原作にはない笑顔」の追加が印象的なわけだが、同氏は「笑顔」を重視し、どのようにキャラを「笑顔」にするかを念入りに計算しているのではないだろうか。

2020-06-12 00:35:55
まきもgpfb @makimogpfb

だからこそ、同氏担当作には飯テロ・ビールテロが多いのかもしれない。これらは確かに人を「笑顔」にする。 今回の夏之介の笑顔は、1期1話からのアニメ版夏之介のキャラ形成の結果であるわけだが、オーバーに言ってしまえば「キャラを笑顔にするためのシリーズ構成」というものがありそう。

2020-06-12 00:43:36
まきもgpfb @makimogpfb

ガンバの冒険の高屋敷さん脚本回でも、キャラが無邪気に笑う展開が多々あった。もうこの頃から、「どうやったらキャラが笑顔になるのか」という計算ができていたのでは?と思えてくる。これは同氏の担当作を見る上で重要なポイントかもしれない。 pic.twitter.com/CBRA1Mw0gI

2020-06-12 00:50:06
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まきもgpfb @makimogpfb

ちなみに、前書いたグラゼニ20話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/…

2020-06-12 00:51:56
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)20話脚本:「プロ」の人達 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。2期は1期最終回12話からの続きで、開始話数は13話。 ─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回は、コンテが藤原良二氏、演出が渡辺正彦・又野弘道氏で、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含め
まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)周回、21話(2期9話)。 高屋敷さんのシリーズ構成は、9話に重要回や、舞台が転じる回を置く傾向があるのだが、本作もそうなっていた。徳永の結婚話は確かに2話構成の重要な話。 グラゼニ21話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-12 22:08:51
まきもgpfb @makimogpfb

細々としたアニオリで原作を繋ぎつつ、ドラマを目一杯詰めてるのに、なんと更にアニオリパートを追加してドラマを増やしている(松本アナと夏之介が山梨に行くパートと、ラストの大野と夏之介の会話)。 また、高屋敷さん的テーマ「自分とは何か」もここで関わってくる(徳永もまた、“自分”を知る男)。

2020-06-12 22:17:34
まきもgpfb @makimogpfb

それは、徳永の台詞「おれはね…おれの事は自分が一番よくわかってんのよ」にも表れている(原作から少々アレンジされ強調されている)。 結婚という、人生の大事な節目を迎えたり、セカンドキャリアを模索したりする徳永はまさに、夏之介の「先」を行く先輩。 だから今回が、構成の重要な位置にある。

2020-06-12 22:28:28
まきもgpfb @makimogpfb

徳永は、原作が進むにつれどんどん存在が大きくなるわけであるが、アニメはちょくちょく徳永の出番を増やし、17話ラストのアニオリパートでは、夏之介に対する徳永の優しさが描かれた。それにより、アニメでも徳永の掘り下げがかなり進んでいる。 だからこそ徳永の危機(?)にハラハラできる組み立て。

2020-06-12 22:35:35
まきもgpfb @makimogpfb

ラストのアニオリパートがやっぱりビールなのは高屋敷さんらしい。 また、「夏之介の物語」としての構成もぬかりがなく、実績を出して稼がないと結婚できない…と不安になる夏之介を描いた。原作は群像劇の側面もあり、話が進むと、夏之介が出ない話もあるのだが、アニメは夏之介に拘った構成。 pic.twitter.com/v365v0C1mV

2020-06-12 22:46:17
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まきもgpfb @makimogpfb

これは結構大事なことかもしれない。 アニメは話数が限られているので、何を中心にするべきかしっかりしておかないとフワフワしてしまう。 徳永は夏之介にとって大きな存在だからこそ、今回と次回は重要な話なのだが、シリーズ全体はあくまで夏之介の物語だという主張が感じられる。

2020-06-12 22:58:33
まきもgpfb @makimogpfb

ちなみに、前書いたグラゼニ21話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/…

2020-06-12 23:00:06
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)21話脚本:先を行く先輩 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。2期は1期最終回12話からの続きで、開始話数は13話。 ─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回は、コンテ・演出が村田尚樹氏で、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含めた、グラゼニに関する記
まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)周回、22話(2期10話)。 徳永結婚回の後編。群像劇をこなしつつ、シリーズ全体は「夏之介の物語」とするアニメの構成方針が見られると先程(21話感想)書いたが、今回もアニオリでそれが表れている。 グラゼニ22話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-12 23:42:35
まきもgpfb @makimogpfb

まず、喫茶店での松本アナと夏之介の会話のタイミングを原作から変えて、夏之介につき動かされて松本アナが徳永の仕事を探す…という流れにしている。 また、松本アナの台詞を「凡田くんて、とってもトクちゃん思いなんだね」に改変して、夏之介にとって徳永は大切な存在なのだと強調している。

2020-06-12 23:51:44
まきもgpfb @makimogpfb

つまり前回同様、徳永は夏之介にとって大切な人だからこそ、このエピソードは大事なのだという構成。 また、夏之介・大野・渋谷が会話する場面がアニオリで追加されており、ここも、夏之介を構成の柱とするための補完が見られる。

2020-06-12 23:56:55
まきもgpfb @makimogpfb

ちなみに夏之介・大野・渋谷の仲良しぶりをアニオリで増やしているのは、おにいさまへ…(高屋敷さん脚本・シリーズ構成陣)の奈々子・智子・マリ子がアニオリで仲良しなのと重なって面白い。 これ以外にも、おにいさまへ…とグラゼニの共通点は多い(ナレーションが主人公、ホモソーシャル的雰囲気等)。 pic.twitter.com/CghdM3F4c4

2020-06-13 00:04:38
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まきもgpfb @makimogpfb

そして徳永の結婚についてのゴタゴタと感動の結末は原作通りなのだが、どうしても、高屋敷さんがめぞん一刻の最終シリーズ構成・脚本をやったこと、あしたのジョー2、おにいさまへ…で、結婚回の脚本を書いたことが重なってしまう。 どれも感動的だった。結婚回が上手いのかもしれない。 pic.twitter.com/vxUQ5kcjzy

2020-06-13 00:12:11
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷さんが、なぜ結婚回を重視するかといえば、高屋敷さん的テーマの一つ「自分で自分の道を行け」と関係があるのかもしれない。結婚は、ともに人生を歩もうと、それぞれが自分で決めた結果という考え方もできる。

2020-06-13 00:21:45
まきもgpfb @makimogpfb

そんなこんなで徳永のゴタゴタが解決すると、徳永・夏之介・渋谷・大野が飲み会で一同に会し、契約更改を話題にするというアニオリシーンが追加されている。 これもまた、アニメは夏之介の物語であるという強調が見られ、きっちり次回へと繋げている。 pic.twitter.com/C1pJL3BpiZ

2020-06-13 00:28:12
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まきもgpfb @makimogpfb

ちなみに前書いた、グラゼニ22話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/…

2020-06-13 00:29:50
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)22話脚本:美しき?愛と友情 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。2期は1期最終回12話からの続きで、開始話数は13話。 ─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回は、コンテが藤原良二氏で、演出が飯村正之氏。そして脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含めた、
まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)周回、23話(2期11話)。 夏之介にとって大事な存在である徳永の結婚話が2話構成(21~22話)なら、夏之介自身の超重要イベントである契約更改も2話使う(23~24話)という構成。 グラゼニ23話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-14 21:36:41
まきもgpfb @makimogpfb

前半の、ベテラン投手・川崎の老獪な契約更改のエピソードにて、(高屋敷さん担当作によくある)人生の暗喩たる並木道が出現(並木道はアニオリ)。葉が全て落ち切っているのも意味深。 19話の、東光の人生の分岐点で映っていた時の並木道は秋の装い。 この対比も面白い。 pic.twitter.com/bnGdS2jzi9

2020-06-14 21:46:06
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まきもgpfb @makimogpfb

中盤の、夏之介がキッチン味平で顔バレする場面は、原作と時系列が大きく異なる上、追加や改変も多い。 ここでも、高屋敷さんがよく掲げるテーマ「自分とは何か」が顔を出している。 やっとキッチン味平の皆にプロ野球投手だと認識された夏之介だったが、一軍にしては年俸が安い現実を突きつけられる。

2020-06-14 21:55:40
まきもgpfb @makimogpfb

それでも夏之介は、いつかは(年俸の)上位になってみせると決意を固める(アニオリ)。 1期最終回の、いつかは年俸を4倍、5倍にしたいというモノローグ(アニオリ)と繋がっていて上手い。 アニメ版夏之介は(今までのアニオリの蓄積により)熱い男だから、こう思考するのだという主張が見られる。 pic.twitter.com/jfx0icbOKU

2020-06-14 22:05:57
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まきもgpfb @makimogpfb

前にも書いたのだが、ユキに「頑張ってくださいね」と言われて夏之介がハッとするのもまた、良いアニオリ。 このとき、夏之介は自分の夢が何なのか、何のために頑張ってきたのか、そしてこれから何のために頑張るのかを再認識したのだと思う。 最終回手前らしい、静かなクライマックス。 pic.twitter.com/LXNi0w3tEo

2020-06-14 22:14:01
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷さんは、「夢を持ち、それに邁進する人」を大いにリスペクトしている感がある。RAINBOW-二舎六房の七人-(高屋敷さんシリーズ構成・脚本)のDVDブックレットに掲載されたインタビューでも、「夢を持つ人」について語っている。

2020-06-14 22:19:28
まきもgpfb @makimogpfb

また、F-エフ-(高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)でも、軍馬が夢を語るアニオリ場面に熱が入っていた。 おにいさまへ…(同氏脚本・シリーズ構成陣)でも、夢を持つ武彦を薫が称えるアニオリ場面がある。 つまり高屋敷さんには、「夢を持ち、夢に向かって進む人はかっこいい」という主張がある。

2020-06-14 22:25:25
まきもgpfb @makimogpfb

現に、将来的にガッポリ年俸を上げるためにも、目の前の契約更改を頑張るのだと決意する夏之介は、どこかしらかっこよく見える。 また、終盤の契約更改開始時の「ここで妥協したら負けだ」というモノローグ(アニオリ)も熱い。ここにきて、「アニメ版夏之介」の形成も正念場に入っていく。

2020-06-14 22:33:14
まきもgpfb @makimogpfb

あと、今回は1期最終回(12話)エピローグ同等か、それ以上の原作クラッシュが行われた回でもある(特に前述の、キッチン味平の一連場面)。 これが、一見原作に忠実なように見えて巧妙にアニオリを積み重ね、大事な所で一気に自分のテーマを押し出すという、高屋敷さん式原作クラッシュの恐ろしさ。

2020-06-14 22:39:57
まきもgpfb @makimogpfb

原作クラッシャーの権化とも言える出崎統さんと長年一緒に仕事した高屋敷さんもまた、原作クラッシャーなのかもしれないという思いを、私は最近強くしている。何回か書いているが、一見原作に忠実なように見えるのは、じゃりン子チエ(高畑勲監督)の脚本経験が活きていると考えられる。

2020-06-14 22:47:11
まきもgpfb @makimogpfb

こうした原作クラッシュにより、「アニメ版凡田夏之介」は、誇りと悟りと、そして夢を持つ熱い男で、彼にとって野球とは生きることだとしている。 一番凄い原作クラッシュは1期最終回(12話)の、夏之介のアニオリ独白「(プロ野球は)好きで選んだ道」だと思う。原作では見られない境地。

2020-06-14 22:56:20
まきもgpfb @makimogpfb

このように、水面下で進んでいた原作クラッシュも、ここから総仕上げにかかったと言える。 あらためて見てみると、今回は「高屋敷式原作クラッシュ」が冴え渡る回なんだと気付いた。 ちなみに前書いた、グラゼニ23話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/…

2020-06-14 23:02:36
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 グラゼニ(2期)23話脚本:妥協しない精神 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・グラゼニは、原作:森高夕次氏、作画:アダチケイジ氏の漫画をアニメ化した作品。監督は渡辺歩氏で、高屋敷英夫氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。2期は1期最終回12話からの続きで、開始話数は13話。─── 本作のあらすじ: プロ野球投手・凡田夏之介は、年棒にこだわるタイプで、「グラウンドにはゼニが埋まっている(すなわちグラゼニ)」が信条。そんな彼の、悲喜こもごものプロ野球選手生活が描かれる。 ─── 今回は、コンテが齋藤徳明氏で、演出が渡辺正彦氏。そして脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 本記事を含めた、グ
まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)周回、24話(2期12話)。 前も書いたが、17話(ラジオ生放送回)と同じく、高屋敷さんの密室劇の上手さが炸裂。ただただ契約更改交渉をしている男達のドラマを面白く見せる手腕には脱帽。 グラゼニ24話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-14 23:38:28
まきもgpfb @makimogpfb

また、今まで積み上げられた「アニメ版夏之介」の「熱さ」も表れている。この100万円は、後の人生を左右する100万円なのだと、夏之介が燃えるのはアニオリ。 こういったスパイスもまた、密室劇を盛り上げる要素の一つとなっている。 pic.twitter.com/NlDT3iFa3y

2020-06-14 23:45:47
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