ARK編過去ログ🆕ARK爺記⑧【第八章 開発史の転換点、浮かぶ粗大ゴミ再び】

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「ちょ馬鹿！どけ！そこを通せ！」 混乱を収めようと爺は船から出ようとするも、 ディロフォ舎弟達が詰まって外に出れない。 「ぶるぁぁああ！」 遂には壁を破壊し外へ脱出する爺。 だがそれだけでは終わらない。 今度は中に入った舎弟達がドア枠にハマり出れないのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/OpB60aslW3

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「アホんだらぁぁああ！」 ドア枠ごと破壊する爺。 更にステップも破壊。 全ての救出が終わった時、 そこにはズタボロになった新型船が佇んでいた。 「……やっぱ粗大ゴミじゃねーか」 爺は呻いた。 この船。 図体はデカイのに構造が複雑で狭く、 輸送船にも不向きなのだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ftIYScVKSZ

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かくして、再び動く粗大ゴミを作り上げてしまった爺。 腹減りでギャーギャー騒ぐ舎弟達を連れトボトボと歩き出した。 「……うるせー！ メシは今から獲って来るから静かにしろ！」 だが、ふと横の港を見ると何か違和感を感じた。 「……あれ？あそこに船無かったっけか？」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/WWKS7DlSxZ

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爺が桟橋に駆け寄ってみると、 そこにあったハズのレザー級汎用船が見当たらない。 「あれ？ワシどっかに乗り捨てて来たっけ……？」 考え込む爺。 「……まぁどうせまた、 アイツがどっかに持ち出したとかだろ」 犯人に目星を付け、爺はそれ以上は特に気にかけなかった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/geqsOZ6n0o

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そうして浜辺に戻り歩いているとまた妙な事に気付いた。 アウラ娘さん側の港の桟橋が無いのである。 「やっぱ犯人アイツしか居ねぇじゃねぇか」 盛大にため息を吐くと、 爺は舎弟達を引き連れ狩りへと向かった。 爺の桟橋に、広範囲に渡って入っていた亀裂の意味に気付かず。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/FYRX03yqre

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って事で、久々の船舶開発ツリー更新です。 爺建造の大型汎用船、浮かぶ粗大ゴミ2号こと。 『残念号』 の紹介です。 2本並んだ桟橋に発想を得て爺が開発した双胴船形式という浪漫船。 だが、出来上がった船はあらゆる意味でしょっぱい失敗作となり、 浮かぶ粗大ゴミ扱いに。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/FmcoFf9kBL

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「私、ふっかーーつ！」 威勢の良い掛け声と共に、 FCハウスのドアを開け登場するララ娘さん。 「ん？復活早いな」 ドアの横に居た猫娘さんが気付いて声を掛ける。 「え、居たんですか？！ いつも私が復活すると地下とかに居て誰も居ないのに！」 ララ娘さんは逆に驚いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/ZEpAtC0DOv

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「何ワケの分からない事言ってるんだお前」 呆れながら猫娘さんは横の玄関ドアへ向かった。 「どこか出掛けるんですか？」 ララ娘さんの問いに猫娘さんが答える。 「何言ってる。お前も来るんだよ」 「え？」 「鍛冶ギルドだよ。復活したら連れて行けって言われてるんだ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/B5c5uuXIAi

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「鍛冶って言うと、ナルディク＆ヴィメリー社ですよね」 鍛冶ギルドへ向かう道すがら猫娘さんに尋ねるララ娘さん。 「そうだな。今回は社長のハ・ナンザ姐さんじゃなくて、 鍛冶だから副社長のブリサエルの方だな」 「ブリサエルさん…… 私、その二人と面識無いんですよね」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/PIZ0qL0ycM

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「珍しいな」 ララ娘さんの意外な返答に驚く猫娘さん。 「鍛冶も甲冑もお爺ちゃんが担当で、 私はノータッチなんですよ」 「あー……だからか。 お前にしては手口がいやらしいと思ったら」 「……お爺ちゃん商売敵だったりします？」 ララ娘さんの問いに猫娘さんは頷いた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/EOCkadpm2U

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「最初はアイツが採掘道具で、 こっちは園芸道具で棲み分け出来てたんだ。 けど、途中で売り先が被ってそこからは泥沼の潰し合いだ」 ため息と共に頭を振る猫娘さん。 「お二人とも鍛冶で、 どこかで競合しそうとは思ってましたが…手口は？」 爺の手口をララ娘さんは尋ねた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/z9AgTeO2Rw

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「割と安めの一定価格で据え置き。 こっちがそれより安く設定してもそのままだけど、 元々の値段が安いから私のが売れると同時に、 アイツのも即売れるんだ」 苦々しそうな声で続ける猫娘さん。 「アイツより高く設定すると、 アイツ補充が早いからこっちはまったく売れない」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/KymcmnY0RA

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「うわぁ……よりによって低価格固定ですか。 最悪じゃないですか」 爺の手口を聞き、 状況を理解するララ娘さん。 「儲けも少ないし、 アイツに好き放題稼がれてるしで正直厳しいんだよ」 猫娘さんが現状に思わず頭を抱える。 ララ娘さんは立ち止まるとしばらく考え込んだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/kC8ompxHlL

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「……薄利多売は滅ぶべし……！」 そう呟くとララ娘さんは突然踵を返し言い放った。 「やり返しますよ。付いて来て下さい！」 「おいちょっと待て。 鍛冶ギルドはどうするんだ！」 慌てて引き留める猫娘さん。 「そんなの後で良いです！」 ララ娘さんは静かに怒っていた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/V7GMH2xfn1

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「まさか、私の薫陶を受けた人から、 薄利多売に手を染める人間が出るなんて……」 移動しながらララ娘さんはブツブツと呟くと、 今度は猫娘さんに尋ねた。 「おねーさん、リテイナーの出品枠の空きあります？」 「……裁縫と彫金も出品してるからほぼ無いな」 「ですよね」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/lIKTruj5ha

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「分かりました。 私の方でも出品するんでカンパニーチェスト使いましょう。 国際街広場に移動で」 ララ娘さんはエーテライトに手をかざしながら 猫娘さんに伝えた。 「何を始める気だ？」 「まずはリテイナーベルへ。話はその後です」 ララ娘さんは振り返りもせずに答えた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/aYBsf4EjBm

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国際街広場に移動しリテイナーベルに辿り着くと、 ララ娘さんは矢継ぎ早に指示を出し始めた。 「まずは採掘と園芸の道具在庫を各10個づつ持ち出して下さい」 「各10個？！全部で200個以上になるぞ？」 要求された数に驚く猫娘さん。 「良いんです。持てるだけ持って下さい」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/7agdyiVHpo

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「で、カンパニーチェストにそれを全部入れて下さい」 ララ娘さんの指示通りにチェストに移動し、 採掘＆園芸道具を入れていく猫娘さん。 「あ。アイテム移動かコレ」 入れた端から消える道具を見て猫娘さんが気付いた。 「そうですよ。手渡ししてたら日が暮れちゃいますよ」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/yO5zl546XS

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「私のリテイナーに陳列していくんで、 おねーさんはどんどん運んで下さい」 そう言ってリテイナーベルへダッシュするララ娘さん。 「これ結構大変ですね！」 「お前から言い出したんだろうが！」 こうして文句を垂れながら、 二人はカンパニーチェストとの間を往復し始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/4uREzuJeka

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やがて猫娘さんが道具類の在庫の大半を移し終えた頃、 ララ娘さんは声をあげた。 「出来ました。見て下さい！」 覗き込んだ猫娘さんは絶句した。 「お前、これは……」 ズラッと並んだララ娘さん出品の10個近い猫娘さん製園芸道具。 「売れ筋商品は全部こうしておきました」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/MGKXOCQBPo

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「これでお爺ちゃんの道具類は一切売れなくなります」 勝ち誇った顔で宣言するララ娘さん。 「おねーさんはもう一段下……6880くらいで適時補充して下さい。 あとチェストの方にも追加の補充入れておいて下さいね」 絶句したまま硬直していた猫娘さんはただ頷くしかなかった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/8xZ6kYOOpk

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やがて、猫娘さんは我に返ると素朴な疑問を口にした。 「……アイツが値下げしてきたらどうするんだ？」 「その時は地の底まで価格競争に付き合ってあげるだけです。 でも、お爺ちゃんもそこまで馬鹿じゃないと思うんですよね」 ララ娘さんはお手上げポーズでおどけてみせた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/FdKRbrjXnO

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「普通に考えれば出品数の多さから、 おねーさん単独じゃないって分かるんですよね」 クスリと笑うララ娘さん。 「その場合、バックに誰が付いてるか。 気付かなかったら馬鹿。 気付いた上で値下げするならもっと馬鹿です」 ララ娘さんはとても。 とても嬉しそうに笑った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/PgZRBREmMU

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リテイナーへの在庫移動と出品作業を終え、 リムサからの帰路につくララ娘さん達。 「お爺ちゃんがどんな顔するか楽しみですね！」 だが、ララ娘さんの言葉に猫娘さんは呆れた顔をしていた。 「お前さ。今日何のためにリムサ行ったんだ？」 その瞬間、ララ娘さんは固まった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/cjiUXdtUla

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「鍛冶ギルド……」 ようやく思い出したララ娘さん。 「……アイツが言ってた通りお前やっぱ普通に馬鹿だわ」 猫娘さんはララ娘さんの襟首を掴むとズルズルと引き摺り始めた。 「待って下さい！鍛冶行くから離して下さい！」 「うるさい！またぶっ倒れるから帰るぞ馬鹿！」 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/5mGi3DGd5C

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さてさて。 同じ頃、ARK内はどうなっていたかと言うと。 爺は拠点の港で呆然としていた。 「……なんだこりゃ」 ディロフォサウルス達を引き連れ、 彼らのメシを求め狩りに出ていたのだが。 帰って来るとアウラ娘さん側の港に、 何故かクソでかい建物が建っていたのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/bD5XsS1nyC

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以前からあった正面の藁小屋を探る爺。 だが、中身は何の変哲もない藁小屋だった。 やがて、建物の裏側に回ると、 手慣れた手付きで裏から侵入。 1階や2階を探り始めた。 「拠点……それも居住用ぽいな」 施錠されている場所が多く、 これ以上探れない事に爺は苛立った。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/h73PlibtG6

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アウラ娘さんの船をロクに探れなかったが、 爺にはそんな事にかまけている暇はなかった。 ディロフォ舎弟達の住処をどうにかせんとならんのである。 舎弟達、その数なんと37匹。 狩りに出た結果、更に増えてしまったのだ。 造船所に着くと、 爺はイカダを組み船を造り始めた。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/7fCXS9N1bd

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と言う訳で完成したのがこちらの船。 ただの大きなイカダ。 もとい、カッパー級輸送船である。 大量のディロフォサウルスを輸送するために船体を大型化。 転落防止の柵で囲い、 揚陸用の3枚両開き扉&スロープを備えた輸送用イカダである。 そう。 あくまで大型のイカダ(ｷﾘｯ #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VdfusUksrE

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「野郎ども！乗り込めーっ！」 爺の掛け声と共に、 一斉に乗り込み始めるディロフォ舎弟達。 が、なんと。 一発で全員乗ってしまったのである。 「なん……だと？」 これには爺もビックリ。 この船、見た目は只のクソでかイカダなのに、 輸送船としての性能は悪くないのだ。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/8h4QiDa7kS

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って事で、爺が作った新型輸送船、 ただのクソでかイカダこと。 『大イカダ号』 の紹介です。 汎用船に輸送機能を組み込むゴート級汎用船での失敗を教訓に、 海上輸送にのみ機能を絞り込んで造り上げた船。 こうして出来上がったのが、 輸送に特化した新艦種”輸送船”です。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/xcxj9t3iZW

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新たなる艦種”輸送船”を完成させた爺は、 さっそく舎弟達を連れ船旅に出る事にした。 「ヒャッハー！」 そしてそのまま曲がり切れず桟橋に突っ込んだ。 柵から一斉に転がり落ちるディロフォ舎弟達。 「ちょぉぉぉおおおお？！」 とにかく。 爺は輸送船を手に入れたのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/dQMLGLSgVR

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こうして、お供2匹を連れ、 ノリと勢いだけで出港してしまった爺と新型輸送船。 「まぁ、出ちまったモンはしょうがないよな」 一路、新天地を目指し突然の船旅へ。 手持ちの食料は焼肉18個。 何も考えていない証拠である。 そうして向かう土地はまさかの正面の火山島だった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/MyQ1PRfBAG

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輸送船を駆り、 火山島の火口付近の砂浜に辿り着いた爺。 「……これはヤベぇ雰囲気漂ってやがるな」 だが、その火口の威容に思わず呑まれる。 「……おめぇらは船で待ってろ」 心配そうに見上げる舎弟達に待機を命じると、 爺は覚悟を決め、火山島”バルヘイム”に上陸した。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/deEWVHqmno

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砂浜に上陸した爺は、 熱気にむせかえりそうになった。 この島。 火山の熱気で暑いのである。 「モタモタしてる暇はねぇな」 呟くと爺は一目散に駆け出した。 目指すは岩の向こう。 だが、その向こう側には意外な光景が広がっていた。 普通に草食恐竜が歩いていたのである。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/V0W4Wk0vMc

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火の粉舞い散る灼熱の溶岩と荒涼とした景色。 やがて、爺は草食恐竜の足元を歩き回る更に奇妙な存在に気付いた。 「……何この虫。 つか、何だ水を飲むって」 試しに虫をつつく爺。 次の瞬間、爺の顔にぶっ掛けられる大量の水と飛び去る虫。 あとには茫然とする爺が残された。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/XTe6kelYqI

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髪から滴り落ちる水を試しに舐めてみる爺。 「……こりゃただの水だな」 拍子抜けした爺は、 そのままもう少し火口に近づこうと固まった溶岩棚を登り始めた。 が、途中で固まった。 溶岩棚の向こう。 だいぶ先に恐竜が3匹見えるのである。 そして、右の1匹は見覚えがあった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/VQ6HLrnHuy

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「……アレって、動き方からしてティラノじゃね？」 己を食い殺した相手の所作を忘れるハズもなく、 爺は遠目からでもティラノサウルスだと確信した。 「冗談じゃねぇ！！」 方向転換し一目散に逃げだす爺。 だが、爺もタダでは逃げない。 そのまま脇道の火口へと向かった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/81DK5CLUTt

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滑り込んだ火口前の溶岩棚で爺は目当ての物を発見した。 黒く光沢のある岩。 「グフフ。 火口付近なら何かあると睨んでたが…… 案の定じゃねーか！」 喜々として岩を削る爺。 そして”黒曜石”の表示。 「うっひょー！新鉱石だぜぇ！」 この男、タダでは転びも逃げもしない。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/IkZkYgaJig

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取る物を取った爺は、 即座に踵を返すと全力で逃げに掛かった。 わき目も振らず一目散に停泊中の輸送船へ向かうと、 滑り込むように乗り込み、帆を満帆に膨らませ帰路へとついた。 「ゲハハハハハ！収穫アリよ！」 こうして、爺の第一次バルヘイム探索行は成功裏に終わった。 #FF14 #ARK #ARK爺記 pic.twitter.com/BLjwkVH6Py

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