簡単な風倉まとめ
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これが出来ない人はキャラの書き分けができないと同じ……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

キャラの創作論で、意外に重視されてないな……と思ってるのが「口調」。本とか読んでもここに言及してるのは少なかった。 でも個人的には超大事。ぶっちゃけると「口調のレパートリー」を持たない作家は「キャラを描き分けられない」漫画家と同じと思ってる ↓

2019-10-16 19:32:24
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

なぜなら小説は文章しかないから、読者がキャラを見分ける時は「口調」以外に見分けるものはほぼない。誰が話したとか毎回書けば別だが現実的じゃない。 つまり小説では「キャラの口調」ってのは漫画の「キャラの見た目」と同じ価値をもつ。 だから、口調の研究は大事だと思ってる。

2019-10-16 19:32:24
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

結構自分だと、真っ先に決める場所。小説のキャラデザ部分。 あと「そのキャラの語彙」まで設定してるとよりよい。ここまでやってる人はいないけど。上手くやると年齢や職業すら綺麗に表現できる。 ちなみに「略語・専門用語」をうまく使うと、すごく「らしさ」が出るのでおすすめ

2019-10-16 19:32:24
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

もちろんこの「口調のキャラ付け」をつきつめていくと 「こんなやつリアルにいなくね?」問題につきあたるが、漫画のキャラデザだって十分リアルにいない範囲で成り立ってるので(リアルが舞台でも)、多少特徴的でも読者は受け入れる、と確信しているw リアルが舞台でないならなおのことである

2019-10-16 20:53:11
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

口調は「のじゃ」とか「だぞ」とか語尾が一番わかり易いけど 「まあ」「さて」などの語り出し 「我」「俺」「あーし」などの自称 「てめえ」「キミ」などの他称 さらに「……」「!」「ー」などを多用するかどうか また固有の口癖、決め台詞をもたせるなど 細かく展開可能 パターンを多く持て

2019-10-16 21:15:05

努力ものは廃れてないよ!なぜって……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

努力よりチートがウケる、努力モノは少ない、って言われて久しいけど。自分は努力モノは今も圧倒的に支持されてると思ってる 昭和ながらの「不眠不休」みたいな努力論を支持しなくなっただけ。 現代の努力ってのは「試行錯誤」をさすの。だから能力の検証シーンってよくあるでそ。あれが現代Ver努力

2019-10-11 23:41:48
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

某編集長もいってたけど、読者はバカじゃないよ。「根性で何とでもなる」にリアリティを感じてない。才能の壁があるのを子供でも知ってる それより「与えられた才能を検証して磨いて一点突破する」みたいなのが成功論として「リアル」なわけ そういう視点だと、なろう系は努力ちゃんとしてるよ

2019-10-11 23:47:24
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

20年前の剣と魔法って、二次含めて「雷を操る力!雷ドカーン!1万人倒しました!」みたいな雑なの多かった。そういう「火力」をあげてく感じの話が多い 今もっと繊細でしょ。脳の電子信号を〜とか。漂うイオンを〜とか。そういう「できる範囲」を探る話がめっちゃ多い。伸ばす方向が違うんだよ昔と。

2019-10-11 23:52:27
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

「根性的努力で何もかも解決する」って何の救いにもならんしリアルでもない。今の人にはね むしろ、そういうキャラがいたら今は「ギャグか理不尽」枠だよ。大体そうっしょ 根性型努力を、美徳・王道だと思う昭和型読者 ギャグ・ファンタジーだと思う、現代型読者 お互いに見下す理由の1つがこれよ

2019-10-12 00:02:38
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

あるプロ野球選手は「何も考えない素振りなんて1万やっても意味ない。リアルな実戦の場面をイメージして、一振りごとに、これはどうだ、あれはどうだ、と試行錯誤してこそ意味がある」といった この「これはどうだ、あれはどうだ」がまさしく大事で、今、努力を描写するならここが肝になるよ

2019-10-12 01:34:10

クリエイターの見分け方って…… 8000いいね〜

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

「俺自身の評価はどうでもいい。俺の作品の評価をしてくれ!」 という人はクリエイター向きです。 自分がモテることより、作品がモテる事が大事。 モテる、を立派になる、と言い換えてもいいよ。 あるいは「作品の高評価こそ、自分の幸福である」という人 これはやっぱり、男性に多いんですよねー

2019-02-14 19:05:58
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

ちなみに、この手の人の簡単な見分け方を教えます。 褒め言葉に「美しい」とか「センスがいい」が口癖である人は大概こうです。特に「構成」とかいう普通は美醜で語らないものを「美しい」と言い出すのはまずこのタイプです(笑 え、それふつーじゃないの?と思ったやつ、お前ふつーじゃないからな!

2019-02-14 19:26:40

批判をする人たちの割合って…… 6000いいね

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

批判について感想もらうけど A:創作経験のない読み専 ——— B:創作経験あるけど人気作はもってない人 ——— C:人気作をもっている作者 で、それぞれ厚い壁がありますね 「批判はガンガンすべし!作者は受け入れるべき!」 という意見は、100人いたら、体感は Aが8割。Bが2割。Cがほぼゼロです

2018-07-01 03:01:20

伸びない作品がやってることって…… 7000いいね

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

時々「伸びない作品」も見て回るんだけど、それらの作品のよくある共通項として 1.本筋に入るのが死ぬほど遅い 2.そのくせ前振りもめっちゃ普通 というのがあるね オリジナリティーは最初にもってこよう。あとタイトルでひいたなら、その話はさっさとはじめよう。超合金ぐらいの鉄則

2019-05-29 09:43:07
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

例えばこの漫画。タイトルで示している「本筋&オリジナリティ」が1コマ目から展開されている。 もしこれが「登校前、自宅で朝食を男の子が食べる」なんて話から始まって4pも使っていたらどうだろうか?間違いなく読まれないしバズらない だが伸びない作品はそういうのが多い twitter.com/akihigh001/sta…

2019-05-29 09:58:35

読者と作者の気持ちのズレの3か条

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

ついでに。「読者の気持ちがわからない」となげく作家のための3ヶ条 pic.twitter.com/hLGSBflOlb

2019-05-29 10:47:40
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物語で唯一守るべきルールがあるとしたら……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

物語にタブーはないけど、唯一守るべきものがあるとしたら 「主人公がいなくてもなりたつ話を作らないこと」かな。小説は特にそう。感情移入しやすい媒体なので。 脇役、敵役の描写を頑張りすぎたせいで、肝心の主人公が空気化してしまったり、見せ場がなくなっては本末転倒。でも結構やってる人いる

2019-05-30 17:05:15
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

こういうの「脇役病」とよんでます。 脇役に作家が感情移入しすぎたせいで、尺を取りすぎる、あるいは「見せ場」を主人公から奪ってしまう。 確かに、別に脇役がやってもいいよ、そんな話にもってくことは簡単だよ、でも、ダメなんだよって話。 「見せ場の数は有限」。割り振りは計画的に。

2019-05-30 17:56:18
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

例としてもう1つ。るろ剣の作者は「剣心より強い師匠」をいかに引っ込ませるための言い訳を考えるかに、かなり苦心したとのこと 別にね、師匠が志々雄倒しにいってもいいんですよ。合理性だけみるならね。 でもね、やっちゃダメでしょってこと。剣心がいかないとダメ。 理由は1つで、主人公だからです

2019-05-31 12:48:18

唯一、書きたいものを書いてはダメな場所って?

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

小説って作者の「書きたいことを書く」ために存在してるんだけど、たった1つ、それが当てはまらない場所がある なにかわかりますか? それは、タイトル。 タイトル(+あらすじ)というのは 「作品の中で、唯一【100%読者のために】存在する場所」です 言いたいことなんて詰め込むなよ 売れねーぞ

2019-08-25 13:55:11
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

タイトルってのは、言いたいことを示す場所でも、伏線を仕込む場所でも(仕込みたいけど)、テーマを示す場所でもないです 最も大事な役割は 「貴方の作品を好むターゲットと作品を最大限に繋ぐ」こと 読み始めた人にはほぼ無価値。まだ読んでない人のために存在してるの 他の役割はその後です

2019-08-25 13:59:33
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

もし貴方の作品が人気ないなら、タイトルにその意識が足りないのかもしれない。 言いたいことなんざ本文でやろう。それは貴方のもの。だけど、タイトルは違う。タイトルだけは、読者のために100%存在している。作者視点でタイトルなんか必要ない 「タイトルは、媚びを売れ」 セールスの基礎です

2019-08-25 14:05:48
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

むろん必然的に「この作品を好む人はどんな人か?」というのを、作者たる貴方は理解してる必要がある 「その人が反応しやすい」タイトルをつける必要がある だから作者は、何書きたいかだけじゃなくて、誰向けに書くのかも知っとく必要がある 響く言葉はターゲットで異なるからねー まあ参考にして

2019-08-25 14:11:12
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

ちなタイトル論にさらに興味ある人は、下のエッセイの集客編でも語ってるので読んでみて下さい。 最初から読んだほうが基礎は踏まえれるけど、飛ばして8話からいきなり読んでもいいよ kakuyomu.jp/works/11773540… 。○ ◯(これもなろうに投稿したときのままだから、手直ししないとなー……)

2019-08-25 16:54:38

(ぷちバズ) いいね1000〜5000

賢い敵キャラを作る時は……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

そういえば「すごく賢いキャラ」を作って困ることない? 特に敵でw 強すぎてヤバい。でも急に知能も落とせない。そんな時の対策を伝えますw そもそも「全方面に賢い」というのが雑なので。 「この分野は賢いけど、この分野は弱い」とかするといいよ 「賢い」を狭くしよう キャラとしての味もでる

2019-10-15 22:41:40

理想の小説執筆ペース

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

プロを目指す執筆ペースについてマジレス 執筆速度は1時間2000文字が普通。 だが1日1000文字でも、3ヶ月で本一冊10万文字近くはいく 頑張る人で1日3000文字かな 1日1000文字というと遠そうだが、ツイッター7つ分と考えれば、そうでもなかろう それで十分よ。1日2時間程度で現実的だし

2019-10-18 05:08:12
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

そもそも小説の最大の利点って「仕事しながらでも一生書けて、当たれば億」ってことなんだよ。漫画やアニメじゃこうはいかんよ。圧倒的兼業の楽さ。そのゆるさをいかしてこうよ

2019-10-18 05:23:33

読み手の知識と作者の知識

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

読み手の知識は中学レベルでいい。でも書き手もそれでいいかと言うとそれは違う 何故なら言葉を知ることで、その「概念」を認知し描写できるようになるからだ 霧雨を知らない人は霧雨を単なる雨としか見れず 慟哭を知らない人はただの叫びとしか認知できない 言葉の知識とはすなわち、感性の広がりだ

2019-10-18 19:40:46

作品作りの戦略は……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

作品づくりの基本戦略 1.「書きたい」なかから 2.「読みたい」も両立してるかを考え 3.「書けそう」かどうかを精査して 最後に 4.「ウケそう」をみて、ダメそうなら1へ戻る 意外にすっ飛ばされやすいのは「2」 作者として書きたいからといって、読者としても読みたいとは限らない。気をつけて pic.twitter.com/fuRGurGepK

2019-10-21 08:17:07
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最も低レベルな悪口は……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

なんつうか。人気作への批判というか悪口の中で、最も低レベルなものは 「こんなものが流行るなんて◯◯の業界は」「終わりだ」とか「未来はない」とか「読者は低レベルだ」とかです これは「老害の証明」とでもいうべき発言で、マジ何百年も前からある発言なんで、言ってる人いたらガチ放置安定っす

2019-10-28 00:34:01

賢い敵キャラの”崩し方”

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

そういえば「すごく賢いキャラ」を作って困ることない? 特に敵でw 強すぎてヤバい。でも急に知能も落とせない。そんな時の対策を伝えますw そもそも「全方面に賢い」というのが雑なので。 「この分野は賢いけど、この分野は弱い」とかするといいよ 「賢い」を狭くしよう キャラとしての味もでる

2019-10-15 22:41:40
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

補足。この分野は弱い、というのは。「知識的に弱い」という意味。 軍略は得意だが、人間関係の根回しは不得意とか。準備をする城攻めは得意だが、平野の奇襲対応は苦手という意味で。 軍略は得意だが料理を作ると殺人料理になるとか、そういう意味ではない。 弱みは強みのすぐそばに置くと両方輝く

2019-10-16 07:01:54

どこまで難しい言葉を使っていいの?と言われたら……

風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

小説で「どこまで難しい言葉や表現を使っていいか?」問題。 特に大人がターゲットの場合。 これは色々意見あるだろうけど、ライターとしての鉄則をいうなら 中学生レベル、が適正 小学生までいくとバカにしすぎ そして中学生と大人の読解力は実は大差ない。中学生が分からないなら大人もまあキツイ

2019-10-17 16:16:31
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

別に大人をバカにしてるわけじゃなくて「知識が保証される最低ライン」が大体ここらへんだからってこと 誰だって教えてもらってないことは、知らない。その後の人生経験で学ぶ人もいるが、いない人もいる。保証はされてない 高校以後って意外に専門性あるし分岐すんのよ 中学を基準にせよ

2019-10-17 16:25:39
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まとめたひと
風倉@こぴーらいたー作家 @kazakura_22

小説家になろうで【総合月間1位】をエッセイで到達の実績あり。「狙って売る作家」になるためのビジネス創作論発信。セールスライター&アマ作家。コンテンツ置き場&連絡先→(Note)→bit.ly/33DYbOV 質問はMond→mond.how/ja/kazakura_22 ※各々短縮URL