#読了 記録〈2021年（125冊）下半期59冊〉@umaigos

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123＋2/3冊目『カラマーゾフの兄弟(中)』ドストエフスキー 遂に待ち望んだ《物語の加速》が！欲と高潔にまみれた三兄弟の運命の歯車が廻転し始める。これは狂気なのか、それとも狂気の衣を纏った悲劇なのか。それにしても、長男ミーチャの超合金的自意識の硬さは目を見張る。飲み込まれそう。 #読了 pic.twitter.com/OfhBpc345N

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#2021年の本ベスト約10冊 レイブラッドベリ/華氏451度 伊藤計劃/ハーモニー 森見登美彦/四畳半神話大系 劉慈欣/三体Ⅲ死神永生 麻耶雄嵩/神様ゲーム 歌野晶午/絶望ノート 紫金陳/悪童たち ホリージャクソン/自由研究には向かない殺人 伊坂幸太郎/ペッパーズ・ゴースト 今村昌弘/兇人邸の殺人 読了順 pic.twitter.com/2PfDZ4fDmj

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123＋1/3冊目『カラマーゾフの兄弟(上)』ドストエフスキー 下衆親父に人生狂わされた三兄弟の話か…と読み始めるも、いや他の奴らも大概だねこれ？となり、今は唯一の癒やし三男アリョーシャに真面目な顔してあらゆるハラスメントを仕掛けていく周囲の人達、という構図を楽しんでいる。中巻へ #読了 pic.twitter.com/9NYEFa1ZvY

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123冊目『非実在探偵小説研究会 ～Airmys～弐拾弐號』 横溝正史没後四十周年記念競作の5作品、脚本・シナリオの深読み考察、マイナーホラー映画56本ノック…作者達のミステリ愛と半端ない知識量に凄いの一言。頁を地道に積み重ねれば、いずれ宇宙にも到達し得る様な感動。しかも、全部面白い。 #読了 pic.twitter.com/NGxQLqPsDg

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2021年11月〈霜月〉#読了 BEST5 ①『兇人邸の殺人』今村昌弘 ②『噛み合わない会話と、ある過去について』辻村深月 ③『BUTTER』柚木麻子 ④『氷菓』米澤穂信 ⑤『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和 今月はジャスト5冊。2年半振りのゆっくりさ🐌師走は沈む様に溶けてゆく様に夜に駆けてやるぜ🌃 pic.twitter.com/gU3pz9cHR8

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122冊目『兇人邸の殺人』今村昌弘 「――ここでは探偵は無力なんだ」 廃墟遊園地内の館を襲う〈兇異〉の殺人鬼と惨劇。特殊ミステリなのに王道本格。秀逸なクローズドサークルの仕立て方。葉村＆比留子の明確な役割…多彩な要素を芸術的に纏めつつ物語としても読ませる。３作目にして一番好き。 #読了 pic.twitter.com/0IEw9Gn11s

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121冊目『噛み合わない会話と、ある過去について』辻村深月 「どういう自意識なの？」 過去は、しっかり刻まれています。 脳の本来の機能ですから。 はい、視えますよ。 ひどく薄汚いですね。 本当の自分が知りたい？ まぁ、それが人間ですね。 けど一つ忠告しておきます。 やめとけば？ #読了 pic.twitter.com/x5jGcqc60R

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120冊目『BUTTER』柚木麻子 「誰かを欲情させるのは、すごく楽しい。それが男であれ、女であれ」 満たされない。 どんなに胃袋に詰め込んでも。 世界の美食を平らげても。 だから。 死にたくなる程愛してよ。 女神は、私だけでいい。 尽くすわよ？ 「ああ、適量が自分にはわからない」 #読了 pic.twitter.com/EOrJCXa4Ce

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119冊目『氷菓』米澤穂信 「いつの日か、現在の私たちも、未来の誰かの古典になるのだろう」 古典部が、俺の灰色の日々を変える。 日常の謎と好奇心の獣達。 氷が溶け、春が淡く青に染まり出す。 こんなキルタイム(暇潰し)なら 悪くないか。 「きっと十年後、この毎日のことを惜しまない」 #読了 pic.twitter.com/Nw22eh9QjQ

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118冊目『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和 「過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わりませんよ？」 それでも戻りたい。 あの人に会って話がしたい。 何のために？ ほろ苦いコーヒーが 魂ごと運んでくれる喫茶店。 湯気が見せた幻でもいい。 それはとても温かい 鮮やかで短い幻。 #読了 pic.twitter.com/51PrFWwMdZ

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2021年10月〈神無月〉#読了 BEST5 １位『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎 ２位『パン屋再襲撃』村上春樹 ３位『キッチン』吉本ばなな ４位『食べる女』筒井ともみ ５位『ダイナー』平山夢明 今月は食欲。三大欲の一角を担うは伊達じゃない。ごちそうさまでした😋１位だけ趣味丸出し、ただの「欲」 pic.twitter.com/xKQOSFQrqj

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117冊目『５時過ぎランチ』羽田圭介 「どんなに時代が進んでも、効率の悪い仕事の必要性はなくならない」 忙しいとか言える内はまだ暇だ。 神経がヒリ付く、 ヤバい仕事に没頭してれば、 時間も悩みも飛ぶもんだ。 充たされるだろ？ 人生、感じるだろ？ 「それにしても、腹が空いている」 #読了 pic.twitter.com/JFkNoBywaS

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116冊目『銃とチョコレート』乙一 「きみは冒険をしなけりゃいかん」 世間を賑わす怪盗も、 ぼくの人生までは盗めない。 こどもをなめるなよ。 痺れる一発お見舞いだ。 けど何で。 大人の世界は甘くないのに… こんなにハイカロリーでまぜこぜなんだ！ 「冒険？殺されるところだったよ！」 #読了 pic.twitter.com/8mJRNWHjd2

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115冊目『君の膵臓をたべたい』住野よる 「ねえ、桜がどうして春に咲くか知ってる？」 春が巡る度、思い出す。 この桜は、きっと去年のあの桜の。 後ろを振り返れば桜が咲き乱れ、 前を向けば、新しい蕾が。 そして繋がるんだ。 命という季節が。 「私達は、自分の意志で出会ったんだよ」 #読了 pic.twitter.com/uG8VzJiYc9

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114冊目『キッチン』吉本ばなな 「神様、どうか生きてゆけますように」 命を育て、心を和ませ、 夢を見せてくれる。 食事を作る〈機能〉が、 淡々と息づく空間。 先を思うと怖い、けど。 冷蔵庫のブーンが、 凹んだ鍋が、 磨いた包丁が。 優しく無言で頷いてくれる。 そんな此処が好き。 #読了 pic.twitter.com/9dhMxSCBiF

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113冊目『食べる女』筒井ともみ 「こんなに野蛮で美味しいごはんだってあるんだ」 心と身体が求めるもの。 体を貫ぬくもの。 栄養になるもの。 体温になるもの。 生命が弾けるスタッカート。 胃袋で、脳で、全身で感じる、 食欲と性欲が満ちる悦び。 そして女はまた、 美しくしなやかに。 #読了 pic.twitter.com/f4rDEbU7n2

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112冊目『人間の顔は食べづらい』白井智之 「血液だけでなく、脳漿もお呑みになっては如何？」 肉の汚染に怯える世界で、 安全・高価・高タンパクな食糧。 一部のセレブに許されたグルメ。 多少悪趣味？ いや、究極に下品だね。 人を喰った様な、人を喰う話。 「天罰が下るぞ、いつか――」 #読了 pic.twitter.com/N6xA525yqz

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111冊目『パン屋再襲撃』村上春樹 「もう一度パン屋を襲うのよ」 ありふれた、夜らしい夜。 極度の空腹が穿つ 星を貫通する程の深い穴。 穴は、塞ぐ為にある。 酩酊する女が 濡れた瞳で指差す。 中古のトヨタ・カローラと 散弾銃を用意する。 「それ以外にこの呪いをとく方法はないわ」 #読了 pic.twitter.com/yK0GMdi1nw

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110冊目『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉 「見えなくても、いるんです」 早過ぎた身内の死。 受け入れる事は 次の道を歩む事。 勇気が出ないから 部屋で足踏みしていたい。 皆で、心で。 貴方の記憶と対話する。 時計の針を、ゆっくり。 「悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ」 #読了 pic.twitter.com/mOHZpBcvLI

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109冊目『ダイナー』平山夢明 「ここは殺し屋専用の定食屋（ダイナー）だ」 足元に気を付けろ。 …遅かったか。 お前の命は、買われた。 生きて役立つ命、死んで役立つ命。 どうでもいい。客をもてなせ。 誠実にサービスし仕事に没頭しろ。 究極の六倍の味を出せ。 「喰うか？死ぬか？」 #読了 pic.twitter.com/li5gVGIeL6

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108冊目『アンと青春』坂木司 「口に入れるものが、私を強くしてくれる」 和菓子を愉しもう。 見た目に惚れる。 香りを味わう。 指で触感を楽しむ。 口で味・食感を堪能する。 その歴史や名前の意味に触れ、 作り手の想いに痺れる。 移り変わる季節を感じる。 すると少し、成長できる。 #読了 pic.twitter.com/Oq1G17RRJh

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107冊目『注文の多い料理店』宮沢賢治 「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」 注文が多いのが人間です。 怖がったり、不思議がったり、 笑ったり、悲しんだり。 お好きな時に、お好きな味を。 〈あなたのすきとおったほんとうのたべもの〉 は、そういうものです。 #読了 pic.twitter.com/14B1PwwnVW

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106冊目『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎 「ここで逃げてしまった人生を、もう一度！と思えるだろうか」 人間は考える葦らしい。 楽観すれば悲観もする。 突然、運命感じちゃったり。 哲学だね。人間らしい。 けどまぁ、 猫も同じじゃない？ 「せいぜいできるのは目の前のことなんだ」 #読了 pic.twitter.com/vRXbU2s5kF

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2021年9月〈長月〉#読了 BEST5 １位『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン ２位『悪童たち』紫金陳 ３位『錦繍』宮本輝 ４位『愚行録』貫井徳郎 ５位『絶唱』湊かなえ 9月も熾烈なデッドヒートで、最後に読んだ『絶唱』が5位にランクイン。どれも素晴らしかった👏✨YouTubeも始めた月📺！ pic.twitter.com/UYvmlyL1IR

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105冊目『絶唱』湊かなえ 「悲しいのは別れであって、死ではない」 日は昇り、日は沈む。 喜びと、涙を乗せて。 現実は、逃げ出したい地獄か？ 楽園とはどこまでも地続きだ。 いつの間に命は、 ここまで大きくなったのだろう。 気付いたのなら、歌おう。 約束の場所へ。 貴方に届く様に。 #読了 pic.twitter.com/VuLATBdX4V

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104冊目『仮面病棟』知念実希人 ほぼ待機。 楽なバイトの筈だった。 仮面の強盗、血塗れの人質、 謎の怪我人、密室と化す病院、 不穏な関係者、命がけの交渉… 先輩の代理できたのに 手も気も抜けやしない… 割りに合わない勤務が、今始まる。 「私たち、無事に開放されるんでしょうか？」 #読了 pic.twitter.com/UgYbmG8TeN

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103冊目『錦繍』宮本輝 「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかも知れない」 或る人生の交叉点を、 男と女が擦れ違った。 かつてその中心で未来を誓い、 過去の亡霊に焼かれた二人。 今振り向き、 文をしたためよう。 互いの道は続いていく。 命の伸びる方角へ。 #読了 pic.twitter.com/kFUsiWxhcN

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102冊目『ユートピア』湊かなえ 「小さな気付きが必要なのだ」 この町の魅力を、 地元の人は意外と知らない。 だからこその仕掛け。 片翼の命が空を想い、 手を取り合うイメージ。 物語、共感性、子ども、洗練さ。 取材用に服も新調しましょう。 「出る杭は打たれる。これ、田舎の常識」 #読了 pic.twitter.com/ZSuzi7JdSl

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101冊目『愚行録』貫井徳郎 「ホント、時間を無駄に過ごしたなぁ」 幸せな一家が惨殺された。 真実を探るインタビュー。 協力的な関係者達。 皆、口を開けば 自分の事ばかり。 人を貶めては ピーチクパーチク。 さらに死人に口は無し。 陰惨な事件すら 良いダシが出る様で。 愚かだね。 #読了 pic.twitter.com/jXiCCOUXCC

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100冊目『十角館の殺人』綾辻行人 「罠は十個の等しい辺と内角を備えている」 主を失った孤島の館。 甘き死臭漂うその軀に たかる数匹の醜い蝿共。 逃げ場と希望は潰しておいた。 せいぜい五月蝿くしておけ。 お前達は、 十角に編み込んだこの蝿獲紙で 巻き殺される運命なのだから。 #読了 pic.twitter.com/ns3Xhq3G9K

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99冊目『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン 「こんなのフェアじゃない」 いつも明るく賢くて 弱きに優しい人気者。 (あと、私のヒーロー) 私の自由研究は 彼の無実の証明。 SNS、スマホ、PC、GPS… 今どき高校生が本気出せば 犯人も単位も一石二鳥！ …簡単に行けばいいけど。 #読了 pic.twitter.com/RJYT0skVgL

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98冊目『6月31日の同窓会』真梨幸子 「地獄への道は、“善意”で舗装されている」 平等・純潔・正義。 地域きっての名門女学園に、 私達は人生ごと縛られた。 嫉妬、思想、校則、綽名、 監視、愛憎、確執、劣情… 死ぬ前に、旧交を温めませんこと？ 「……お仕置きが必要かも知れませんね」 #読了 pic.twitter.com/IeCxyQoEVW

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97冊目『悪童たち』紫金陳 「子供の犯罪で、銃殺刑にはならない」 綿密な完全犯罪―― の、はずだった。 弱気な優等生。 無愛想な少女。 力自慢のバカ。 ３人の餓鬼からの脅迫。 証拠があるうちは 安心して眠れねぇ。 狂った餓鬼共。 親の顔が見てみたいぜ。 「おじさん、ありがとう！」 #読了 pic.twitter.com/bTDLZWnMIo

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#読了 『悪童たち（上）』紫金陳 こ、こりゃー先が読めない…！あり得ないけどリアルな空気感。『監禁面接』の時も感じたけど、サスペンスはこのぬかるんだ巨大な蛇穴にドンドン落ちていく感覚がたまらないんだろうな。そして読みやすい。続きが気になる。詳しい感想は下の後で🚸🚸🚸 pic.twitter.com/efDucGxBaX

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『ファミマのレシート』 朝は何を食べるか？という、序盤に叩きつけられる〈読者への挑戦状〉、『お菓子はおやつ』という作中作を活用した叙述トリックに、完全に騙された…果たして寿司の位置は？そしてレジ袋トリックを活用した大どんでん返しに開いた口が塞がらない！ #読了 #おはようございます pic.twitter.com/qCYNs7XiTI

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96冊目『鬼畜の家』深木章子 「あたしの家は鬼畜の家でした」 母親の役割とは？ 保険金目当てに父親を殺害する事？ 我が子をダシに大金をせしめる事？ 命の値段を計算して、 しゃぶれるだけしゃぶる事？ この家は、 母親が歪めた。 機転と言うには浅ましい。 工夫と言うには悍ましい。 #読了 pic.twitter.com/FWrkRWLmJN

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2021年8月〈葉月〉#読了 BEST5 １位『絶望ノート』歌野晶午 ２位『神様ゲーム』麻耶雄嵩 ３位『旅のラゴス』筒井康隆 ４位『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム ５位『監禁面接』ピエール・ルメートル ３位の旅野乱越君は図書館本なので残念ながら欠席。今度買い直すからね！きっとだからね！ pic.twitter.com/nUszb3hsTs

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94冊目『絶望ノート』歌野晶午 「神様、助けて！助けて、神様！」 これは救済であり、 告発である。 友人を嘲笑し、 尊厳を損なう奴等への。 我が身可愛さに、 子を蔑ろにする愚かな両親への。 私の可能性を封じようとする、 すべての邪魔者への。 神様。神様。 聞いてんのかよ、おい？ #読了 pic.twitter.com/DFLwFxs9Rw

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92冊目『高校入試』湊かなえ 『入試をぶっつぶす！』 開始のベル。 試験会場の密室で 未来を賭けた静かな戦いが始まる。 敵は己か、それとも教師か。 人生は答案ひとつで決まるのか？ もう一つの開始のベルが鳴る。 「意識したことなかったけど、うちの職員って、Ｍ率が高かったんだな」 #読了 pic.twitter.com/4AUUbbDnit

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89冊目『神様ゲーム』麻耶雄嵩 「神様は退屈なんだよ」 神様がいるなら聞きたい。 僕は何処から来たのかと。 そして何処へ消えるのか。 猫殺しの犯人も教えてよ。 捕まえる為のヒントもね。 でも、僕らは子供だから。 困った時はそう、 神頼みしにくるね。 「きみはそれでいいのかい？」 #読了 pic.twitter.com/eoatqKjMLI

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88冊目『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム 「押しつけられたのだ。この、母親のパロディを」 罪はバレなきゃいい。 お前ら、誰にも言うなよ。 「それが〈ゲーム〉なんだろう？」 地下室、少女、折檻。 監禁、暴行、興奮。 涙、苦痛、狂気、狂気、狂気… 「よかった、ぼくじゃなくて」 #読了 pic.twitter.com/KlM75yb4kk

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86冊目『スイート・マイホーム』神津凛子 「――この家には何かがいる。感じないのか？」 背伸びして建てたマイホーム。 いつもあたたかく家族を迎えてくれる。 夢と希望が詰まった まさに〈まほうの家〉。 （そう、りそうの家。） …あれ？ あそこの扉、締め忘れたっけ？ 「残念でした」 #読了 pic.twitter.com/8zr3PolO2G

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85冊目『監禁面接』ピエール・ルメートル 「子供のまえで恥をさらすのは、親にとっちゃつらいもんだ」 ー今後のご活躍を 　心よりお祈り申し上げますー 57歳無職ナメんな。 仕事をくれやがれ。 何だってやる。 監禁、尋問、詐欺、破壊、収監… 死さえ、厭わない。 これが男のプライドよ！ #読了 pic.twitter.com/3LMEH8Ddtp

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2021年7月〈文月〉#読了 BEST5 １位『三体Ⅲ 死神永生』劉慈欣 ２位『狂う』西澤保彦 ３位『リピート』乾くるみ ４位『火のないところに煙は』芦沢央 ５位『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子 イヤミスの夏、日本の夏。でも１位は別格過ぎて比較にならない『三体』完結篇様が玉座にどっしりおわします。 pic.twitter.com/fWq2E2keDh

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78冊目『狂う』西澤保彦 「あちら側へ行きたい…」 親への反発から磨いた音楽の技術。 自由に演奏する二人との出逢い。 ここが、居場所だ… 時は彼らを分かつ。 彼女はもういない。 狂い出す歯車。 裏返るテープ。 繰り返すＡ⇔Ｂ面。 猟奇殺人の幕が上がる。 不協和音よ、響き、届け。 #読了 pic.twitter.com/jtNFfUJ5FX

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77冊目『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子 「人生は薔薇色のお菓子のよう」 微かな香りをひとつまみ。 脳まで痺れそうな甘美… 罪の味かな。 ――業の味だよ―― 黄薔薇の花言葉は 〈友情と嫉妬〉 本当に美味しい？ そう願いたいだけ？ きちんと毒は避けないと。 「あんたの一生は、生き地獄」 #読了 pic.twitter.com/dAv0IsvH6v

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75冊目『リライト』法条遥 「過去は変えられない」 未来から来た彼は言う。 未来を知るのが怖いと。 過去に生きる私は思う。 なら未来って、何？ ５秒だけ時空を飛べるなら その５秒で永遠を掴みたい。 貴方の手を。 時空は、壊れちゃってもいーや。 「三〇〇年後のセンスはいまいちだ」 #読了 pic.twitter.com/xVDMLjjSzf

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74冊目『リバース』湊かなえ 珈琲の味は 豆の命の味だ。 色、香、深み、コク… その生涯をドリップした えも言われぬ味わいの液体が、 飲む者を覚醒させる。 溶け残る黒く苦い記憶の澱が、 後悔が、咎が、罪が… 寝かしてはくれないのだ。 「せめて、もっと旨い豆で淹れてやりたかった」 #読了 pic.twitter.com/S10oQQtT8d

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73冊目『リピート』乾くるみ 「時間旅行のツアーはいかが？」 今の記憶のまま、 人生を巻き戻せたら何がしたい？ 金儲け、受験、歴史的偉業… アレもしたい、コレもしたい。 あの人とヤリたい、 あの人を殺りたい… いや、待て待て。 この十ヶ月の人生ゲーム… 同じ事考えてる奴、いる？ #読了 pic.twitter.com/hhEfvwWzJV

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72冊目『みんな邪魔』真梨幸子 「なによ、今更。道徳なんて」 精一杯小綺麗にした 林檎達が集い、談笑する。 ＤＶ、高齢出産、介護鬱、 借金地獄、更年期障害… 部屋に充満する饐えた匂い。 腐った林檎は、誰？ 近寄らないで！匂いが移る！ 厚化粧の下は皆、 とっくに腐敗してるクセに。 #読了 pic.twitter.com/aebbbvB87A

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