↑※盛大に勘違いしたまま変な考察を呟いたため投稿を削除しました
ベルが生まれたと思われる頃(1815〜25年)および作中時間と思われる1835〜1845年はちょうど復古王政→七月王政の頃です。 フランス革命の成果を無視した保守王政とその反動で起こった七月革命と、政治の方針がぐるぐるしてバタついてる頃ですね
2022-11-06 09:37:181830年に成立した七月王政は革命を担ったブルジョワジーの支持が厚い人間を国王に据え、産業革命が進行しました。 この時のフランス国王をユゴーも最初めっちゃ褒めてるんですけど、結局は普通選挙を求める声が大きくなり、1848年の二月革命で倒されます。
2022-11-06 09:47:22ちょうどレミゼもこの辺が舞台ど真ん中ですね〜 バルジャンが銀の燭台を盗んだのが1815年、ファンテーヌが死んだのが1823年、2幕メインの六月暴動が1832年です。 舞台版美女と野獣はその少しあとってかんじか。
2022-11-06 09:50:28アッそうするとコゼット・エポニーヌ(場合によってはガブローシュ)とベルはほぼ同世代になるね(コゼエポは1815年うまれ、ガブローシュは1820年生まれ ……憧れてるとこ悪いけどパリの生活もめっちゃ大変だよベル((
2022-11-06 09:59:41この頃のフランス(特にパリ)は変遷が激しくて10年ずれるだけで考察が変わるのが困り物ですねww パリ改造に取り組んだオスマン知事が在任してたのが1853〜70年で、それ以前19世紀半ばごろまでのパリは衛生環境が超劣悪でした。コレラかペストがどこそこで流行ってたようです。→ twitter.com/mtprometheus/s…
2022-11-06 10:20:14@PhyseteroideaN 実写版ではベルがまだ赤ん坊の頃はモリース夫妻はパリに住んでいて、妻(ベル母)が流行り病(ペスト?)で死亡して郊外に移り住んだ描写がありましたがその辺の整合性はどうなんでしょうか? 舞台版とは時代設定が違う可能性もあるでしょうけど
2022-11-06 10:05:17そして産業革命によって地方から都市へ職を求めて人の流入も多くあったのが七月王政の頃で、急激な人口増加もあって疫病がドカドカ流行ったという背景もあります。 実写版はこの辺りの情勢をうまくストーリーに組み込んだと見て良いと思います。
2022-11-06 10:23:21モリースの経歴ですが、パリで工場の機械エンジニアあたりの職を持ち、妻と結婚して娘=ベルも生まれたが、劣悪な衛生環境による流行り病で妻を亡くし郊外へ逃れ、細々と機械発明を続けていた…と考えられるだろうか。 復古王政の混乱やパリの超不衛生を思えば正解だったと思います。
2022-11-06 10:30:14当時のパリ、道は狭いし建物は多層だしで、 ・下層に日光が当たらない ・風通しが悪い ・家畜がそこら辺で放し飼い ・生ごみや排泄物は窓から道路にポイ ・排水溝はすぐ汚物が溜まって溢れ出す ・それがそのままセーヌ川に垂れ流し ・その川の水を生活水、飲料水に使う パパは出て行って正解です((
2022-11-06 10:39:07レミゼのAt the End of the DayとかLook Downの人々の必死さは、とにかく街の状態が物理的に酷いこと・革命があって博愛と平等が標榜されたはずなのに貴族がまた旨い汁をすすっていること(復古王政、七月王政)、諸々の反動と格差がよく現れてて好きな曲です。
2022-11-06 10:46:31確かフランスが産業革命にちょっと乗り遅れたのはフランス革命で自作農が増え、均分相続が広まったのもありなかなか都市の工業労働者が増えなかったからってのをどっかで読んだな。 たぶんベルの村もそういう「みんなで農業やってればいいや〜」って感じの停滞した田舎だったのかもな。
2022-11-06 11:01:32そうなんですよね、城だけ急に100年か200年くらいバグってるんだよなあww あの城の経済体制が謎すぎて考察がちょっと難しいですね…収入はどっから来てるんや、距離的にベルの村も所領だと思うけど忘れ去られてるし。 今後に関してはモーリスパパの特許ビジネスに期待をしよう!(( twitter.com/mtprometheus/s…
2022-11-06 11:58:06@PhyseteroideaN 仮にそうだとして(するな)、既に田舎の森の中の城が領民だかの年貢で優雅に暮らす時代は終焉間近な訳で、若夫婦の今後の生活にも影が差しますね ましてビーストくんの身分は「プリンス」であって領主かどうかも怪しいですが、今度は時代背景的にそっちサイドの解像度も上げていきたいところではある…
2022-11-06 11:24:14いちおう、プリンス呼びに関しては「〜公」の意もありうるのかなと。諸侯貴族の肩書きとしてはオッケーと思います、だいぶ無理やりな解釈ですがw 家臣たちが「Master」「Sir」と呼んでるだけなのでざっくりとしか分からないな
2022-11-06 12:14:15美女と野獣関連でいろいろ調べてて今気になってきたの、アニメ映画ではコグスワースがお城の内装について「ロココ・バロック様式」と解説してたけど、舞台版は美術がアール・ヌーヴォーだったことです これは時代設定よりも見た目の華やその様式が持つ精神性が優先されたのかな思いますが。
2022-11-06 14:45:41最古のアール・ヌーヴォー建築が1893年とかなので、流石に美女と野獣のあの空気が世紀末あるいは20世紀とも思えず。 いやそもそもあれがアール・ヌーヴォーではなくバロックやロココですよの可能性も充分あり得ますので話半分で聞いといて欲しい。。。(
2022-11-06 14:51:48いやでもバロックというとベルサイユ宮殿とか、オペラ座の怪人の美術セットがまず思い浮かびますゆえ…(オペラ座はリバイバルのネオ・バロックですが それよりはアール・ヌーヴォーみたいに見えましたので…(
2022-11-06 14:56:46