新世代ナイロン水彩筆としてご好評頂き、ナムラ筆の新定番となった「Norme」 同素材を使用し、より個性的な穂形に仕上げた最新作「Raffine(3型)」 NormeとRaffineのLRは、大まかには同じラウンド型ゆえ、お選びになる際に悩まれる方も多いのでは そこで今回は、その2種を比較&分析してみます💁 pic.twitter.com/Z21Lkvm0PH
2021-03-04 15:42:54①線描 🖌Norme LRよりも均一かつやや太め。入り抜きが丸っこく、無機質かつマイルドな印象 🖌Raffine-LR 細い線描や強弱がある線描がしやすく、その具合のコントロールもコシがあることで容易。入り抜きが鋭い まるで面相筆のようなシャープな描線が、抜群の保水力によって長く持続 pic.twitter.com/x2vl8xeD1m
2021-03-04 15:44:40【線描の補足】 絵具の濃度・含みを極力近づけた上で、2本の穂先を揃え同時描きしました Normeの直線が太めですが、1本使いで丁寧に行えばこれよりは細く線描可能。あくまで同条件での比較として考えて頂ければ 滑らかさと含みは双方流石で、細さ以外に強弱や入り抜きでかなり違いが出ましたね~👀
2021-03-05 09:13:55②塗り 🖌Norme 根本まで使った広範囲の塗りにも難なく対応 穂先が尖り過ぎていないため、ソフトに塗り重ねたり自然なリフトアウトにも🙆 🖌Raffine-LR 毛の長短差が激しいためノルムほどのまとまりの良さはなく、根本まで使った塗りは△ 鋭い穂先により、リフトアウトは強め&一点集中型 pic.twitter.com/1SCAjcjm9h
2021-03-05 11:52:55【塗りの補足】 主に穂首構造の視点から解説しました。穂先の鋭さ(厚み)と毛の長さがポイントになりましたね 線描ではRaffine-LRほどのクオリティを出せなかったNormeですが、塗りでは好バランスの形状により素晴らしい結果になりました だんだんと、双方の特長が見えてきたのではないでしょうか👓
2021-03-05 12:41:39③描画 🖌️Norme 同号数での細かさは、線描と同じくLRほどではない(号数を落とすことで細部向きには出来る) 入り抜きがフラットなぶん、均質な作業を繰り返しやすい 🖌️Raffine-LR より細密に描き込める。入り抜きのシャープさやニュアンス感は、イタチ毛製の日本画筆のよう pic.twitter.com/BC2TJuG897
2021-03-08 11:54:48【描画の補足】 全体の細かさに関しては、NormeはサイズダウンすることでLRに近づくことが出来ます 大きく違ったのは入り抜きの印象🤔 「扱いに自信はないけどちゃんと均一な描画をしたい」という方は前者。「使いこなして針のように細かい描画をしたい」という方には後者。といった感じでしょうか👨🏫
2021-03-08 12:07:02【まとめ】 ・一定の描画描線から塗りまで、一本でカバー出来る万能性を求めるのであれば「Norme」 ・細かな描画や線描にクオリティを求めるなら「Raffine-LR」 Normeは自然な描き味の新ナイロン素材をシンプルに味わえ、後発のRaffine-LRはそこに一捻り加え特定分野に特化させた筆と言えます🖌️
2021-03-08 12:12:52比較完了☕いかがでしたか? どちらも従来のナイロン筆にはない、なめらかで繊細な描き味や含みの良さにより、多くのユーザー様からご好評頂いております。 ただ上記のような特徴の違いや相性の問題はありますので、選択に迷われた際には、ご自身の作風や用途と照らし合わせご参考にしてください🖌
2021-03-08 12:26:38今回比較した筆2種の、サイズラインナップや価格情報はこちらから👇️ 🖌️Norme(ノルム) namura-tsd.co.jp/namura-norm/ 🖌️Raffine(ラフィーネ) namura-tsd.co.jp/namura-raffine/ ※Raffineはご紹介したLR以外の形状も、リンク先で見ることが出来ます。
2021-03-08 12:44:02「Norme」「Raffine」についてのより詳しい解説はページ下部の【オススメのまとめ一覧】よりご覧いただけます。