一織推しによる和泉兄弟語りログ

悠 @you_at_i7

めちゃめちゃ長くなりましたが、そんな感じで、七瀬家の双子に関しては「兄弟だったせいでうまくいかない（兄弟でなければうまくいった）」という印象は私はあまりないんです。ただ、双子であるために「自分たちが異なる存在だ」という認識に至るのが遅れたし、価値観があれだけ違っても

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半身であるお互いへの愛情が深く、心に占める相手の比重が大きい、という状況なのかなぁと。 うまく整理できているか自信はないんですが、ひとまずこんな感じで考えています。ご参考になれば幸いです。

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四つ違いの兄弟で、兄がだんだん弟との時間を過ごさなくなっていく、っての、思春期として自然だもんね……三月は目標もあったし友人も多いし。アイドル目指すことへの一織の口出しからのケンカ、がなくても、だんだん距離は出来ていったんだろうなぁと思う

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アイドルとして同じグループに所属する、なんてミラクルが起きなければ、あとで三月が「こうすればよかった」と考えることすらなかったんじゃないかな。一方で、兄大好き・友人作りが下手・夢の実現の対象を求めている一織にとって兄との距離は人生に落とされていた大きな影なんだろうなと…

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七瀬の双子が、天が突然の決別を突きつけるまではお互いが人生で一番大切で大好きな相思相愛のべっっったり双子だったのとは全然違って、極端に言ってしまえば三月の人生において一織は「必要不可欠な存在ではなかった」んだと思う。それは兄弟関係としてけしておかしなことではないけども…

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和泉家な〜〜育ち方が色々ベースに見えるんだけど、でもこれ以上親が子に手をかけること自体がこのプライド高く親の店が好きな兄弟にプラスだったかというと微妙なとこで。三月には健全に反抗期も来てるしね。親や周囲の大人の落ち度というよりは環境と一織の性格のかみ合わせがなぁ……

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一織の「兄さんはとってもとってもとってもかわいいぬいぐるみ」発言さ、いやその表現…てのは思うけど、基本的には、最初から三月の中身を見てる紡に対して「他者が三月に抱くイメージや期待」の比喩だと思ってはいる。いや、言い方…と思うけど！

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メンテ中だから読み直せないんだけど、ここ「かつての失敗を経て分かったことだけど、兄さんには心があり、自分を偽って外側のイメージに合わせることで人気を得ようとはしない。だから、兄さんの外見と兄さんの中身の双方を愛するファン層へアピールする必要があり、そこが難しい」って話してるよね

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一織みたいな子って、自分が慕う大好きな年上の人にとって手のかからない、世話をかけない自分でありたいし、そういう自分にプライドを持つんだよね。叶うなら自分もその人に並び立って役に立ちたい。逆に、自分のせいでその人に余計な手間をかけさせるのは心苦しくなるし、そういう未熟な自分は嫌い

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でも一織が慕うような、他者への愛に溢れた素敵な人とはしばしば、他者、特に目下を支えること、助けてやること、甘えられることが自分の喜びでもあるので、ここに悲しい齟齬が生まれるのよね…。自分が手を掛けることで喜ぶ子って可愛いし、なにかをしてやることで良い結果になるのは達成感がある。

悠 @you_at_i7

甘えたいけど甘える自分が許せない年下と、可愛がりたいのに可愛がる機会をもらえない年上のジレンマ。これは上が「上である」意識をある程度捨てられると比較的丸く収まるし、そもそも上下関係のない関係なら起き得ない…… ので一織／三月が一番上手くいかず、一織／大和や一織／環はあまり揉めない

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陸／一織はこのへんが絶妙で、陸は陸で一織とは根っこが違うものの頼られたい・任されたいの渇望が強い上に、陸は自分が年上だという認識が強い、でも一織の有能さを受け入れられないほどの絶対的な年上自認でもないのよね。

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ので二人がお互いへの「頼る」「頼られる」のバランスが取れると最強になる……んだけど、わりとすぐそのバランスがどっちかに傾くので揉める…

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和泉兄弟、現状であきらかに良くない状況にいる、間違った方を向いているのは一織なんだけど、彼にその頑なさをもたらしたのは三月の過去の振る舞いであり、現在の三月が成長して強くなってて、一織への感情が変化しているからといって、その過去自体をなかったことにはできないわけで。

悠 @you_at_i7

三月が一織の傷の深さに気づけなかったのは一織がひた隠しにしてきたせいだから、その点で三月を責められはしないんだけど、それでもやっぱり「過去の出来事の、一織にとっての意味」に一緒に立ち向かわないと和泉兄弟はちゃんと前に進めないんだと思うなぁ……