5部13章2話記念。2019年12月~2022年2月末で、和泉兄弟にふれてるツイートを纏めました。
0
@you_at_i7

兄弟という絆を抜きにした場合、三月は一織の「好み」ドストライクなんだけど、一織は三月の好みから外れるっていう。三月のストライクゾーン、ゼロで八乙女楽でナギだもんな……。で、この差におそらく一織は気づいていて、三月は気づいていない

2021-06-07 21:05:49
@you_at_i7

ただ一織は一織で、そこそこ年の離れた兄弟の上の子が、自分を慕ってくれる下の子に抱く、性格の相性を超越した愛情の強固さを信じられていないふしがある。その絆は世の中の家族に必ずあるわけではないけど、少なくとも和泉家には確実に存在するものだと思うんですよね

2021-06-07 21:13:12
@you_at_i7

三月→一織の感情って「おまえのことは正直苦手だし腹が立つし価値観が合わなくて共感できないところが多いけど、おまえがくれる愛と同じものは返せないけど、でも大事な弟だし愛してるのも本当だよ、本気で嫌いだと思ったことはないしこれからもそうそうなりそうもないよ」というようなものだと

2021-06-07 21:31:02
@you_at_i7

私は思ってまして、この、お互いに傷つく部分もあるゆえに目を逸らしている感情のありようを二人がそれぞれ受け入れて受け止めるのが和泉兄弟のゴールかなあと思ってます

2021-06-07 21:31:02
@you_at_i7

三月が大和さんとできたし、一織がりっくんとできている「まともな喧嘩」を和泉兄弟はやんなきゃいけないし、そのためには三月は弟にとってのいい兄でいたいプライドと、一織は自分が愛されない人間だという自己否定と向き合わなきゃいけないんじゃないかなあ

2021-06-07 21:50:35
@you_at_i7

一織のあれ、自己防衛だと思うんです。「自分の内実は基本的に他人から好かれない、嫌われる人間だ」と定義してしまうことで、「嫌われる不安」や「嫌われたくないという欲」を自分から切り離して、なすべきと自分が信じたことを優先できるように、自己暗示をかけている印象

2021-06-07 22:04:38
@you_at_i7

でも三月を相手にすると「嫌われたくない」がやっぱり出てきてしまって、すでに内面化された「自分は好かれない」という定義と絡み合って足が竦んでしまう……というように見える 「ひどいじゃないですか」をいまの一織は三月にはたぶん言えない

2021-06-07 22:04:39
@you_at_i7

改めて家出シーンをかみしめて、一織は三月に「好き」を、「兄さんは素敵だ」を伝えることはずっと諦めてないんだよなあ、と思うなどしました。

2021-06-13 22:26:34
@you_at_i7

でもねでもね 和泉兄弟しんどいんだけどね でもこのラビチャを見てくれ すがすがしいほど一織優先する兄を twitter.com/you_at_i7/stat…

2021-06-21 23:29:08
@you_at_i7

※ラビチャばれ オフの日りっくんのアイナナ内チーム分け談義めっちゃ好き みっきーが容赦なくて大好き pic.twitter.com/ZJC0Z5j35l

2021-01-27 20:55:11
@you_at_i7

あとオレの弟がかわいい進行… そして一織日和の「オレの弟がこんなにかわいい」ハッシュタグ… コンプレックスを複雑に拗らせてても、三月が一織を愛してるのは事実だからさぁ…そこは忘れずにいこう twitter.com/you_at_i7/stat…

2021-06-21 23:31:42
@you_at_i7

和泉兄弟は、一織が三月に「ひどいですよ」が言えるのがゴールかなぁと思うんですけどね… その前段階として、三月は「一織がマネージメント業を隠していたのは、過去の自分の拒絶が一織のトラウマと自己否定の根っこだから」を知らなきゃいけないんじゃないかなと

2021-06-21 23:38:20
@you_at_i7

三部では「あなたがまずしがみつけ」と大和さんに求める一織が、四部でナギを取り戻しにノースメイアにまで乗り込んで、メンバーは変えない、また一緒に踊りましょうと、ナギはIDOLiSH7の一員でいたいはずだという前提で感情をぶつけるようになるの、変化であり成長なんだな……

2021-07-12 00:12:43
@you_at_i7

陸とのたびたびの行き違いでもそうなんだけど、一織は「自分が相手に向ける好意や執着」が相手にとって嬉しいものだし、一織にそれを示してほしがっているのだ、ということを認識できずにいた子なんですよね 根っこはたぶん三月とのトラウマ… 四部頃にようやく認められるようになったのだと思う

2021-07-12 00:20:52
@you_at_i7

和泉兄弟の喧嘩ってこれだからさぁ……三月視点だとこれが「よく喧嘩してた」なんだけど、一織視点だと「私は気遣いが足りなくて兄さんを怒らせてばかりいて、でも兄さんは優しいから許してくれた」なんだろうなと…… pic.twitter.com/FkPWl3YBJu

2021-07-19 00:49:07
拡大
拡大
拡大
拡大
@you_at_i7

三月に可愛く甘えられるナギのことも、三月が泣きながら嫌いになってやるもんかと怒鳴るような熱量を向ける大和のことも、一織にとっては羨ましいんだろうな……と思っている

2021-07-19 00:53:36
@you_at_i7

冒頭の場面の一織、三月の肩に乗せてた手を下ろしてから、あらためて兄さんの肘あたりに添えようとしてましたよね あれ百さんが来なかったらハグしようとして多様に見えたんですけど諸兄におかれましてはご見解はいかがでしょうか……

2021-07-25 23:10:36
@you_at_i7

ありゃ誤変換 多様に→たように です

2021-07-25 23:16:56
@you_at_i7

あらためて4話冒頭の三月と一織のことを考えていたんですが、「いい。オレが出てくわ」の場面ではテンションが低かった三月がかなりな速度で駅に向かって走ってるのにまず驚いた…アプリで読んだときはとぼとぼあてどなく歩いてる印象だったので

2021-07-26 21:59:45
@you_at_i7

三月が怒ってるのは、大和さんが向き合うことから逃げようとするあまりに嫌わせようとすらする態度だよね。踏み込まないで欲しいという願いすらも茶化して皮肉にしないと差し出せない。

2021-07-26 22:11:43
@you_at_i7

一織にも出してた態度だけど、「切り捨てられたい」と「大事にされたい」の両方をチラつかせながら、自分からは選んで出さずに出方を見てる、みたいな態度なんだよな。本当の自分に幻滅される前に嘘の自分を嫌って離れるなら離れて欲しい、という振る舞いの奥に、ほらおまえさんだって幻滅するだろ、

2021-07-26 22:20:47
@you_at_i7

みたいな諦念があるし、それは相手がくれる信頼や愛情を見くびってる、信頼がない態度なわけで……なんで信じてくれないんだよ、あんたのことが好きで心配なだけだって全身で言ってんじゃん!みたいに思いながら走ってたのかな

2021-07-26 22:20:47
@you_at_i7

で、そういう自分を一織が一途に追いかけてくる。「どこに行くんですか、電車ももうないでしょう」あの場面で三月を即座に選び取って、全身で心配だって示しながら追ってきてくれて、あまりにもまっとうなことを言う弟の姿が、過去の記憶に重なる。

2021-07-26 22:23:57
@you_at_i7

ただただ大好きで、心配なだけ、抱えているトラブルは自分とは直接関係の無いことだけど、辛そうな姿を見ていられないから、口を出してしまうだけ…… それって昔の一織じゃん。あのときオレは一織に何を言ったんだっけ? 思い出して、はっとした瞬間が、あの場面なのかなと。

2021-07-26 22:28:20
@you_at_i7

まっすぐな好意と心配からくる干渉なら無条件で嬉しく受け止められるというもんじゃないよなという、経験則から来る実感と大和への共感。自分が今抱えているやるせなさや悲しみを、今よりも幼かった弟に抱えさせてしまっていたこと、その気持ちを思いやれていなかったことへの後悔。

2021-07-26 22:39:29
@you_at_i7

三月の涙やあの場面でのセリフってそういうことかな、と…… でもこれはあくまでも三月が、三月自身の感情の動きをもとに思ったことであって、おそらく実際の一織の感情を理解し切れているわけじゃないんだよな~、というのが、和泉兄弟のやるせないところだなとしみじみ思ってしまう……

2021-07-26 22:44:47
@you_at_i7

三月にとって大和さんを想うことは「友情」だけど、一織にとって三月を応援することは「兄への愛情」であると同時に「一織自身の切望した夢」。三月にとっては兄弟喧嘩の範疇だったのであろう「応援の拒絶」は、一織にとっては「夢の否定」だったわけで……

2021-07-26 22:49:06
@you_at_i7

兄の謝罪を聞きながら、一織は自分たちのすれ違い、兄に理解して貰えていない現実を、改めて突きつけられた気分であったかもしれないなぁ、などと思うのです。そしてその責任も自分にあるし三月は一切悪くない、と思っていそう。

2021-07-26 22:51:17
@you_at_i7

アニメだと「もういいんです」の一言だったけど、アプリでは確か「私のことはいいんです、兄さんを傷つけてしまったことを許してくださるならそれで」だったかな。兄との関係において「どうしてわかってくれないのか」という想いすら抱けないままなんだよね、一織……

2021-07-26 22:53:28
@you_at_i7

1-12-1のサイスト(NATSU☆しようぜがリリースされた直後のTRIGGERとRe:valeとアイナナ寮)久々に読み返したんですけどおっっっもい……そしてこの中で語られるあれこれのわだかまりの中で和泉兄弟だけなんも前進しとらん

2021-07-29 12:27:55
@you_at_i7

前の話では三月が一織を結局本質的には理解しておらず、一織も言いたいことを言わないし、今回は一織が三月に対して肩入れがすぎて三月の現実認識を正しく受け止められず、欲しい言葉をかけることができないくだりとか、和泉兄弟のやりとりって地味にダメージ蓄積してくよね……

2021-08-01 23:35:34
@you_at_i7

一織は三月に「おまえの接し方はキツくて相手を萎縮させる、もう少し相手の気持ちを考えてやれよ」というようなダメ出しをちょいちょいされてるし、それって要するに「三月が一織にされて嫌なこと」なので、一織は三月に対してはそういう接し方しか許されないと思ってるふしがある……

2021-08-02 00:15:14
@you_at_i7

こんにちは、メッセージありがとうございます。一織推し&フラウェ推しさんだ~!小説やツイート楽しんでくださってありがとうございます、とっても嬉しいです。 さてご質問の件なんですが、ウーン、... 続き→marshmallow-qa.com/messages/3468f… #マシュマロを投げ合おう pic.twitter.com/1B4RyYaVsy

2021-08-11 18:39:56
拡大
@you_at_i7

アイナナは「どちらかが決定的に悪いわけではないのにままならない仲」が多く出てくるなと思います。そして、そういう仲のまま決定的に決別することなく年月を積み重ねる関係というとやはり兄弟(や親子)という設定が書きやすいというのはあるかなと。他人同士なら、苦しむくらいなら離れれば

2021-08-11 18:42:44
@you_at_i7

いい、と言えてしまいますが、近しい家族の場合は決定的に離別することが難しいですし、性質の違いや互いの相性にかかわらず否定しがたい絆や愛情がある、ということを読み手も納得しやすい関係性だなと。(現実には決別する家族、憎しみあう家族もいますが、そこもフォローされていると思います)

2021-08-11 18:46:40
@you_at_i7

「できない兄×できる弟」の組み合わせでうまく行かない、という関係性が書かれているのは和泉兄弟とノースメイア王家。どちらも年齢差のある兄弟ですので、幼少期、兄は弟をかわいがりつつ、保護し導く立場です。圧倒的に兄>弟である関係性で、兄は弟に頼られる喜びを感じ、弟は兄を敬愛している。

2021-08-11 18:50:08
@you_at_i7

しかしそこからともに年齢を重ねることで、弟は兄を追い、並び立ち、能力的に追い抜いていく。弟の立場とすればずっと自分を庇護し慈しんでくれる兄の役に立ちたい、兄のできることを自分もやりたいという気持ちが強いと思いますが、兄の立場からは、できることができなくなっていくという焦りが

2021-08-11 18:53:42
@you_at_i7

生じやすい関係だな、と思います。幼少期はどうしたって兄が上で弟が下であり、それをお互いに認識した上での人間関係を築いていたのが、成長するにつれ崩れていく。それが「兄が活躍したかった分野」であった場合には特にショックが大きいんだと思います。兄弟に限らず先輩後輩関係でも生じうる関係性

2021-08-11 18:59:02
@you_at_i7

だと思いますが、先述したとおり幼少期から家族として共に過ごして築いてきた愛や絆があり、弟を庇護する兄の立場というものがあるぶん、この焦燥感やそれに伴う不快感・苛立ちなどを兄は素直に相手にぶつけにくい。こういう構造、複雑で心を揺さぶる関係性が書きやすいなと思います。

2021-08-11 19:02:03
@you_at_i7

でも血の繋がりのないナギと三月についてはこの「関係の逆転」が起きていないんですよね。「自分のほうがうまくできるはずのことを追い抜かれる」という状況が起きていないから、一織に感じてしまうような焦燥が生じにくい。本来三月は他者の美点を素直に認めて努力できる人ですし。

2021-08-11 19:09:30
@you_at_i7

更にナギは甘え上手で、親分肌の三月の性格と合うんだろうなと思います。でもナギはセトとの兄弟関係では甘えることをうまくできなかったようなんですよね。庇護され導かれる弟であったことから、甘え続けることよりも並び立ち役に立ちたいという意識は、やはり弟であることから生じるのかなと思います

2021-08-11 19:12:54
@you_at_i7

推測ですがセトとナギの関係は「和泉兄弟とよく似た(そして更に拗れた)兄弟関係」として書かれたんじゃないかと思うので、大人になってから出会った三月とナギがうまく行くのもある種必然かな、と思います。似たような関係なのに他人ならうまく行って兄弟はうまく行かない、というよりは、

2021-08-11 19:23:06
@you_at_i7

「出来のいい年下」が陥りやすい立場を兄との関係から学習していたナギの立ち回りの巧さもあったかもしれません。そこで昔の自分とは違う振る舞いをできるのはナギの柔軟さですし、桜春樹氏の薫陶は大きいのだろうなと思いますね

2021-08-11 19:27:49
@you_at_i7

(ちょっと時間が遅くなってしまったので七瀬家と一織についてはまた後ほど書かせてください~!)

2021-08-11 19:28:24
@you_at_i7

さて双子と一織――フレフレ組については「できる×できない兄弟」問題とはちょっと違うかな、と思います。彼ら3人の場合は、「そのひとの夢や渇望が、実の兄弟の求めるものと不幸にも噛み合わなかった」という話なのかなと。

2021-08-11 21:56:59
@you_at_i7

陸と天の双子は、天は「誰かを幸せにしたい、笑顔にしたい、そのための苦労なら厭わない。大事な人には安寧でいて欲しい」というタイプ、陸が「一緒に幸せになりたい、自分を求めて欲しい、頼られたいし、応援されたい」というタイプなのかなと思います。天が結果重視 陸がプロセス重視というか。

2021-08-11 22:02:36
@you_at_i7

直接的には陸の病気と家庭の金銭問題、九条の存在などありますが、そもそも根っこのところで「自分がどうしたい、共に立つ相手にどうあってほしい」という望みがずいぶん違う二人なんだと思います。(その違いに、彼らの生い立ちや、双子に生まれたことで生じた役割分担も影響しているのでしょうが)

2021-08-11 22:07:23
@you_at_i7

厳しい戦場で愛する人と共に闘うことを幸福とする価値観と、自分が血まみれで闘うことで愛する人の安全を守ることを幸福とする価値観とは、両立不可能だと思うんですよね。だから天は陸に泣かれても置き去りにするし、陸は天の願いに抗わずにいられない

2021-08-11 22:27:13
@you_at_i7

で、陸のそんな願いに応えることができたのが一織なんだと思います。和泉兄弟もまた、特に一織視点から見ると、お互いへの望みがかみあわない関係。二人とも面倒見がよく、基本的に他者とは「自分がなにかをしてやる」関係を築きたい。一方で自分は自分の足で立ちたい、相手に負担を掛けたくない。

2021-08-11 22:35:36
@you_at_i7

和泉兄弟はどちらも面倒見がいい性質ですが、面倒の見方の方向性が違うというか、相手をどうしてやりたいかが合わないんだと思います。三月は心の庇護を与えたい、一織は本人の夢や望みを叶えたい。表現や接し方を重視する三月と、もたらした結果を重視する一織。

2021-08-11 22:46:30
@you_at_i7

「一織流の面倒の見方」は、三月には合わない。でも陸にとっては望んでも得られなかった期待そのものなんだろうなと。一方で七瀬陸という存在は「まだ見いだされざる誰かを輝かせたい」という一織の夢そのもの。お互いがお互いの切望していた存在で、まさに「パズルのピースがはまった」二人なのでは。

2021-08-11 22:56:47