メルクストーリア 105

【旱天に降る燦歌、蒼眸に瞬く金の影】

夜の砂漠で目覚めた少女は記憶と声を失っていた。だが助けてくれた通りすがりの青年に、なぜだか初対面とは思えぬ不思議な感覚を覚えていて……。一方、主人公はジャモのツテで王子のお忍び視察に協力しており、昔の栄華など見る影もない砂金モドキの町を訪れていた。
ルキウス

【高嶺に咲く花嫁と深潭から伝える愛】

少年は想いを抱えたまま、深みに飛び込んだ---。3年ぶりに再会したティアドロとジュブラー。しかしなぜかティアドロはジュブラーを避けるように行動し、2人の間には歪な空気が生まれてしまっていた。
ルキウス

【幕間の劇場、欠片の小篇2nd】

第三幕:最高の料理と音楽を提供するレストランバー『笑う小魚艇』。しかし今夜の演奏はどこか調子が外れていて……? 第四幕:友達を『元に戻す』ため、5年ぶりに部屋を出たジェラルド。友達のいない世界で彼が出会うものとは……?
ルキウス

【駆けられぬ蜘蛛と帷あける調石師】

男の夢は儚く砕け、進むことすらままならず―――。松風衆の忍び・ちいまるの前に現れたのは、知らない国からやってきた調石師の少女・シュトルツだった。破天荒な彼女に振り回される日常の中で、ちいまるはかつての記憶を思い出していく……。
ルキウス

【幕間の劇場、欠片の小篇】

第一幕:迷子の先輩を探して植物の国の森を進むジェリーとラムネは、お菓子の材料となる木の実争奪戦に巻き込まれてしまって……?第二幕:アガーテからの依頼で、謎の雲に覆われた『流星の村』へと向かうことになったトルエノと主人公たち。そこで起こる事件とは……。
ルキウス

【希陽の禍龍と万藾の祝樂】

様々な民族が独立して暮らす、少数民族の国。ジャモ商隊と共にクシャの地へやってきた主人公たちは第二皇子のユゥルと仲良くなるが、その傍にはテンライという人ならざる存在が侍っており……。幼い皇子が旅立つ時、民族を超えて新たな時代が動き始める!
ルキウス

【迷える巫師と荒野に眠る英雄】

巫師見習いの少女・ヤツィは、故郷を救うため『英雄』を探す旅をしている。そんな彼女が見つけた『英雄』は賞金首の男・ジャンゴだった。増える旅仲間。迫りくる脅威。逃げる『英雄』候補……果たして、ヤツィの故郷は救われるのだろうか
ルキウス

【仮初の騎士と見えない瑕】

短期の仕事だけしか受けない青年・ローエルには、人に言えない秘密があった。前職が盗賊だったことである。そんな彼は、子どもの頃から役者の仕事に憧れており、ある日、酔った勢いで騎士役の試験に応募してしまう。それが本物の騎士団入団試験であるとも気づかぬまま。
ルキウス

【雨落ちる秋の殻と月の雫でできた翅】

「わたしをみつけて」消えたはずの町から送られてきた手紙を受け取った主人公は、差出人の名を手掛かりに未だ秋の中にある、町の寄宿学校へと訪れる。そこには透明な翅を持つ少女だけが通えるという。消えたはずの町と少女たちの謎を追いかけた先に待つものとは……。
ルキウス

【廃園の傀儡師と常磐に糾わる呪詞】

「常若の園生に見初められし骨身は果てを知らざれば」『庭園』を追放された元管理人の青年は、無窮なる時を廻り巡ってひとりの幼子と出会い、白灰の森に小さな庭を築いた。その地は、神聖なるかの庭園とは似て非なる紛い物。されども、ふたりだけの、静謐な箱庭だった。
ルキウス

【虚逢のマスカレードと恋愛協騒詩】

大天使の御曹司アーデウスは己の才を自負してやまない俺様男。もちろん結婚相手は同じ大天使と決めている。 だが、仮面舞踏会で平民の女に叩かれてからというもの彼女のことが頭から離れない。不遜な彼女を見返すため主人公たちを巻き込んでの、恋愛二重生活が始まった!
ルキウス

【霞影の劇場、鉄屑に咲く燈火】

産業都市にはとある奇妙なウワサがあった。濃霧の夜にそとを出歩いてはならない、さもなくば夜露をすすりにやってきた『影の魔物』にさらわれると。コドモだましにもならない胡乱な風説だろう。しかしながら奇しくもいま、市街地では不可解な失踪事件があいついでいた。
ルキウス

【燦光の街と陰奔の糸】

町で問題を起こしたモンスターを取り締まる『危険モン スター対策室』で働くジュディス。しかし、酒に酔って 先輩に絡み、謹慎処分に。働きすぎを心配され、カウン セリングを受けることになったものの、間違えて訪れた のはモンスター専門のカウンセリングルームだった!
ルキウス

【黒骨の誇巌と彩豊の御膳】

ひょんなことから通りすがりの少女に救われた主人公た ちは彼女が住むという黒骨族の村で世話になることに。 「男がいなければ女は栄えず、女がいなければ男は滅び る」そんな言葉が受け継がれる村に現れた異国の民。そ の訪れは、村に秘めやかな薫風をもたらすこととなる。
ルキウス

【宵桜に舞う鬼と鎮めの奏】

「鬼は、恐怖と忌避の象徴なんだよ」 夜桜の名所である平安の地へやってきた主人公たちは、 ひょんなことから妖怪を探し求める妖怪録師の2人組に 協力することに。しかし、ようやく見つけた妖怪は巷の 噂とはかけ離れた、まったく怖くない鬼っ子だった!
ルキウス

【ボトルとバケツとなんでもない話】

壊れた乗り物を直した縁で、ひと月の間、不思議な女性 と共に旅をすることになった画家のイワン。旅先で出会 う人たちは、それぞれの郷愁を胸に生きていて……。 三日月の昼、7つの物語が待ち受ける2人のモラトリア ムエスケープが始まった。
ルキウス

【少年マドモワゼルと卵の中で見る夢】

孵らぬ卵はくやらみ卵。死者の国ではそう呼ばれている。 全寮制の神学校に通う少年・リュシアンはある日、 秘密の部屋で卵を拾った。小さな黒い卵だ。その夜、彼 はとても不思議な夢を見た。 「孵らない卵を温め続けてはいけませんか」
ルキウス

【氷瞼の魔女と融けゆく嘘】

「ぼくは嘘が嫌いだ。だから、ぼくはぼくが嫌いだ。」 雪山のふもとに住む変わり者の老人・シモン、その孫と して共に暮らしているカシュパルは、豊かではないが平 穏な毎日を送っていた。しかし、2人には互いに知らな い過去があって……。
ルキウス

【追憶の蜃気楼と天地に宿るもの】

沈まぬ太陽に照らされた神話の時代。幻影の魚が振り返 り、誘う。「でも、その瞳に映ってるのは俺じゃない」 ジャモ商隊と共に砂漠の国を訪れた主人公が悩まされる 不思議な幻。それは行き倒れ王子と悩める神官を巻き込 み、神話の時代へと繋がる冒険の始まりだった。
ルキウス

【紫燐灰の誘惑と柔らかな足枷】

「いいことを教えてあげる」 檻の向こうで彼は美しくも妖しく微笑んだ。ここは刺激 と娯楽の街・ディベールテスマー。 退屈を極めし人々と、退屈を知らない人々の気晴らしの 1日が始まる―――、冷たく輝く石の箱の中で。
ルキウス
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