メルクストーリア 104

【稀覯なる邂逅、君と紡ぐ特別篇】

山奥には伝承が残る。村人は、深い自然の中に棲むなにかと、同じ世界で生きている。そして、ふたりは森を歩いていた。「あの魚を捕まえれば、わかるのだろうか。この俺の心にも、水面を揺らす魚が棲んでいるのかどうか」
ルキウス

【幕間の劇場、欠片の小篇5th】

九幕(西部)西部の国でギャンブル三昧の日々を送るエルフェッロ。しかしある日、事情を抱えた双子に隠し子を名乗られて……。 十幕(死者)輝石職人のリベリオとその姪であるオルコ。互いに遠慮し過ごしていたが、ある出会いが2人の関係を変えることに。不器用な家族の絆物語が、今始まる。
ルキウス

【最果てに輝く浪漫、針巡る街の人間悲喜劇】

人生って憂鬱だ! 毎日巡る時計の針と同じ、同じ日常を同じように繰り返してる。けれども至極不可解なことに、時々どこかで物語が始まる―――今日という日の世界の果てのように。
ルキウス

【雪月夜の取り替え子と冬終願う聚楽】

冬の谷の奥深くに佇む村スノウヒル。そこではチェンジリングと呼ばれる遺跡が引き起こす、子供の取り替え現象が頻発していた。そんなことは露ほども知らず、チェンジリングが鎮座する禁忌の森に踏み入った主人公たちは、妖精裁判にかけられることになってしまい……!?
ルキウス

【幕間の劇場、欠片の小篇4th】

第七幕:トゥーナが持つのは『ある物』を指す謎の羅針盤。それが示す先で出会ったのは言葉を話す鈴を持つ、未熟な魔女だった。 第八幕:吟遊詩人のクロウラは星に導かれて雪合戦大会の会場へ。様々な人の気持ちが入り混じる場所で、クロウラの瞳は何を映すのか……。
ルキウス

【暁風の委任執行官と追想誘う開拓地】

開拓史に名を残す巨大ダム、ウーバーダムが悪党一味『斬夜旅団』に襲撃された。モンスターを率い宣戦を布告する、ならず者たちの狙いは一体!?果たして、星の泪に選ばれたガルディやヨルルタは、悪事を阻みダムを守り抜くことができるのか?
ルキウス

【時を紡ぐ白い部屋と約束の絆】

少年は笑わない、少年は泣かない、少年はただ、自分自身を諦めて生きていた。少女は笑う、少女は泣かない、少女はただ、人のために生きていた。白い部屋が煌めき、出会うはずのないふたりが出会った時、奇跡がはじまる。
ルキウス

【旅人の冀求と夢現の宿】

キャラバンの護衛で訪れたのは、客の願いを叶えるという不思議な宿だった。主人公達は宿の主に誘われるまま、宿泊することに。そこにはすでに、3人の客たちがいた。 彼らは何を叶えに来たのか、そして宿の主はなぜ人の願いを叶えるのか……。
ルキウス

【桃源郷の月光と永遠楽土の夢】

古傷を抉るような氷雨の中、月の流した涙を拾い上げて、男は旅へ出ようと思った。人が永遠に夢見続ける楽土―――桃源郷と呼ばれる地へ。 「だがその夢は、決して人の手には届かない。朔の夜に差す、月光のように。」
ルキウス

【微睡みの客旅と夢幻の夜をゆく者】

濃霧と共に不帰の客が訪れ、不思議の町が死者の国を浸食する時……。ネコみたいに気まぐれな少年は癒術士と巡り会い、仮面の戦士は幼いマスターと邂逅する。果たして彼らが出逢った意味とは? これは祈りと救済、それから旅立ちの物語。
ルキウス

【呪われた指輪と祝福の星夜】

アインレーラは教師だった。年に一度の『星祝祭』で、あんなことが起こるまでは……。泣き虫な謎の女の子、おちゃらけた学園長、同期の災厄の魔女、そして『あいつ』。指輪は壊れ、役者は揃った。呪縛と祝福を巡る一夜の大事件が、今幕を開ける!
ルキウス

【宵森の迷子と誰かのための物語】

ある晩のこと、迷いの森とも呼ばれる森に様々な事情を抱えた人々が集う。森に住むと噂される『精霊』と『怪物』、謎の老紳士といかつい風貌の青年。それぞれのために語られる、どこか懐かしい物語が絡み合った先に紡がれる最後のページはいかに……?
ルキウス

【純白に残す足跡と憂懼散らす二輪】

自分に自信が持てない科学者・ナノンは研究所に籠り、自分を無下にする毎日を送っていた。そんな彼女の前に現れたサムズアップの似合う女性・ジャルキィ。まるで水と炎、まったく正反対の彼女たちが出会ったことで生まれる化学反応とは……?
ルキウス

【嵐の名前と飛鷲の将星】

海軍の駐留地ポート・アウリオン。そこでは、7年に1度のモンスターの襲撃が近づいていた。刻々と近づく決戦の時と、それぞれの望みを抱く海兵たち。そして町に嵐が訪れた時、6年前の記憶が目を覚ます―――これは星のない夜を越え、明日を見据えるための物語。
ルキウス

【空から来た母と地で目覚める子】

空の国を飛び出したオリープは激しい気流に巻き込まれ、恐竜の国に落ちてしまう。そこで彼女が出会ったのは、石で出来た卵の中で泣き声を上げる尻尾の生えた少年だった。
ルキウス

【冬越えうさぎと春を知らぬ妖精】

とある理由で主人公に会うため、王国へとやってきた妖精のエト。しかし、通りすがりの慌て兎に怪しげなモンスターの集会所に連れてこられ、謎の卵を巡る抗争に巻き込まれてしまう。なぜ卵は狙われているのか、そしてなぜエトは主人公に会いに来たのか。落書きと音楽の溢れる町で、エトが見つける答えとは。
ルキウス

【幕間の劇場、欠片の小篇3rd】

第五幕:伝説のランプの魔人を探して、遺跡へやってきた主人公たち。しかし、そこで見つけたものは魔人だけではなく……。第六幕:和の国のとある村にやって来た主人公、メルク、せつな。そこで、天狗によって少女が攫われたという話を聞き……。
ルキウス

【託されし英傑と歓喜運ぶ聖なる雪】

『聖雪祭』---。それはお菓子の国全土で5年に1度だけ行われる一大イベント。人々は「ノ・エール」という挨拶と共に、大切な人の元に帰り、ケーキを作り、そして待ちわびる。選ばれし『英傑』が降らせてくれる、甘い甘い聖なる雪を……。
ルキウス

【薄暮映す慈悲と天穹の図書館】

空の国にある都の1つ、ミセリ=コルディア。その都で、図書館館長をつとめる大天使の少女は、ある悩みを抱えていた。都の変化に取り残された図書館、王国との図書協定、青年との出会い。さまざまな要素が交錯し、それらはやがて、1つの薄暮色の物語となっていく。
ルキウス

【旱天に降る燦歌、蒼眸に瞬く金の影】

夜の砂漠で目覚めた少女は記憶と声を失っていた。だが助けてくれた通りすがりの青年に、なぜだか初対面とは思えぬ不思議な感覚を覚えていて……。一方、主人公はジャモのツテで王子のお忍び視察に協力しており、昔の栄華など見る影もない砂金モドキの町を訪れていた。
ルキウス
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