松下村塾

シービー @MrCB_Harukaze

松陰先生は「自分は毛利家の藩士である。毛利家が朝廷を奉じている。藩と朝廷の意志に従う（意訳）」と述べた。だが、うまくいかないときは「諫止するまで」とも答えた。松陰先生が外夷に対する考えを大きく転換させたのは日米修好通商条約締結であった。この報を知り、先生はすぐに藩主に建白する。

シービー @MrCB_Harukaze

「天地も許さず」から始まる激烈な文書であった。以降の松陰先生の過激な言論とそれに関わる出来事は知られているので割愛します。先生が考えた老中暗殺、藩主伏見要駕策などは、桂さん、晋作坊ちゃんの必死の「時期尚早」という説得で何とか防げたし、まったく正しいものであった。

シービー @MrCB_Harukaze

先生は、山鹿流兵学のプロである。軍事的に不可能であることは理解していたと思う。しかし、行動を第一とする教えを自らが模範とすることで松下村塾の教えを知らしめようとしたのではないか、と考える。安政5年12月26日、松陰先生は、再び野山獄の人となる。

シービー @MrCB_Harukaze

翌安政6年5月25日、江戸送りとなり、10月27日に斬首の刑を申し渡された。松陰先生入獄後の松下村塾は、義弟の楫取素彦が中心となり運営を助けた。江戸送り後は、久坂玄瑞が中心となり若干名であるが、勉強会を開くが、しばらくして自然消滅した。後に、明治5年叔父玉木文之進の手で再開される（完）