
本来ならば本日、2020年7月24日に東京オリンピックが開幕するはずが、コロナ禍のせいで1年延期となって、その来年も実施できるかどうか危うい状況だが、ここでオリンピック関連グッズのネタをひとつ投じておこう。東京2020オリンピック仕様のガンダムだ。 pic.twitter.com/Uko8akQ7c9
2020-07-24 00:04:53

要するに東京オリンピックのカラーリングを施したガンプラである。キャナルシティ博多のガンプラ公式ショップ「THE GUNDAM BASE FUKUOKA」で見つけた。ちなみにこの色は、組織委員会が関連グッズなどのデザインのベースとして規定した「コアグラフィックス」に基づく。 pic.twitter.com/6XpJk3VayB
2020-07-24 00:06:23

オリンピック仕様ガンプラのパッケージ。もちろん公式ライセンス商品で、正確な製品名は「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム(東京2020オリンピックエンブレム)」。バンダイの紹介ページ bandai-hobby.net/item/3852/ pic.twitter.com/EycWPGLQZ0
2020-07-24 00:08:35

パラリンピック仕様もある。ガンプラを自由にデコレーションする文化は以前からあるので、これもその一種と見なせる。そもそもSDガンダムやガンダムビルドファイターズといった〈二重のフィクション〉が存在する時点で、ガンダム / ガンプラは何でもアリだと公式側は開き直っているといえよう。 pic.twitter.com/knHlAufj8O
2020-07-24 00:14:02

とはいえ、それらはあくまでもフィクションの世界観にとどまっていた。ところが東京オリンピックは現実のイベント。虚構と現実が一体化したこのガンプラは、“クールジャパン” などと持て囃される日本の風潮がよく表れている。 pic.twitter.com/yKPwQHiJH2
2020-07-24 00:15:48

もっとも、来年も中止になれば東京オリンピックは幻に終わる。その場合、オリパラ仕様ガンプラは〈フィクションの虚構と現実の虚構〉という倒錯した構図を抱えることになる。下手な現代アート作品よりも批評性があるね。
2020-07-24 00:18:38
さらに余計なことを言うと、いくらフィクションとはいえ兵器のプラモデルをオリンピックの関連グッズに認めるというのは、平和の祭典としてのオリンピック精神に反しないのかなあ。
2020-07-24 00:20:23
ハロのオリパラ仕様もあったりしてw まあ、みんな東京オリンピックに一口噛もうとしていたんだね。 pic.twitter.com/4PjhsAtYzn
2020-07-24 00:22:20
