木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

ろくに仕事もせず飲んだくれては娘に金をせびる父。と書くとろくでなしだけど（実際そうだけど）何故か憎めない、どころか私この人がかなり好きである。 彼とヒギンズの会話が楽しい。10ポンドだと慎重になって幸せになれねぇから5ポンドだけ貰っとく。なんて、ねぇ。

英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●アルフレッド・ドゥーリトル 所感。 ♪With A Little Bit Of Luck／運が向いてきたぞ ♪Get Me To The Church On Time／時間通りに教会へ 色々と身も蓋もない、けれど何だか頷けなくもない、とっても楽しく賑やかなこの2曲が持ち歌。 pic.twitter.com/U72mpZsHAM

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余談2：アスコットから一転、舞踏会でのイライザが喋るシーンがほとんどない演出が好きだ。会話のシーンを具体的に作らなくても、あの立ち居振る舞いと、他のお客と“申し分なく”談笑している姿だけで十分に伝わる。 #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

余談1：ていうかこの作品におけるロマンチックというのは、イライザの存在感やその成長ぶり、美しい音楽や衣装や背景セット、フレディの恋心とかで成り立っていると思うので、ヒギンズはそんなに関係が無いと思うんだよな……。 #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

私としてはこの二人にはチョコレートをつまみながら軽口を叩き合っているくらいの間柄が丁度良いように感じられる。 ああでも一度スペイン旅行はして欲しいな、なんて。 次回は他の人たちのことを色々と。 #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

勿論イライザとヒギンズで恋人になり結婚したって全然構わないとは思うけど、まぁ結婚は……「あんたとだって結婚なんぞしねぇや（byイライザ）」 なので……。 あれがその場限りとも思えないので、まぁ、正直、するとしても遠かろう……。

英子 @LondonsAlice

でも私、最近はとみに、この二人は別に恋人にならなくても構わないと思ってきている。 互いに好感持ってはいるけど、たとえばその後イライザがフレディや他の男性と惹かれ合って結ばれたって、もしくはどちらも独身のままだって構わない。

英子 @LondonsAlice

The Rain In Spainに繋がる元気づけのシーンはヒギンズが優しい言葉をかける数少ないシーンだけど、あれはロマンスより教師と生徒の色が濃いし。 でもきっとダンスレッスンの時とかはそれなりに良い感じの雰囲気になったときも……いや“常軌を逸した”しごきにそんな余裕があっただろうか……。

英子 @LondonsAlice

二人が一番ロマンチックなのは、舞踏会に出掛ける際、腕を組み寄り添って家を出る後ろ姿。 あれだけ言葉を中心にして関わっている二人が一番ロマンチックに見えるのは無言のシーンという皮肉。堪らなく好き。 大使館でのダンスシーンも美しいけど、あそこも無言。 pic.twitter.com/E915jLYsMs

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英子 @LondonsAlice

……なんかアレなシーンしか挙げてないな。ロマンチックコメディどうした。 ロマンス的じゃないとこで楽しいとこはいろいろあるのに。 でも一応最初の方で 「通りは男の屍で埋めつくされる。皆お前に焦がれ死ぬのだ」とか言ってたのは、「君は磨けば光る」ってことだったのかなヒギンズ……。 pic.twitter.com/ENVnB1cm1M

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英子 @LondonsAlice

あと蓄音機。 「蓄音機に声が入ってるわ」 「君の心は入っていない」 酷いよなほんと。ここで心を持ち出すかよ。と見る度に突っ込む。素直になるタイミングがおかしいんだよ教授。

英子 @LondonsAlice

まず特筆すべきは、指輪の件。 舞踏会につけていった指輪。 アクセサリーは借り物と言っていながら、何故指輪だけ買ってやったんだいヒギンズ教授。小さいから？嵩張らないから？どうなのよ？と問い詰めたくなるあの指輪。 灰に投げ捨てられたのをこっそり拾うイライザが痛ましい。

英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●イライザとヒギンズのロマンス的な何か。 ええ、まぁ、ロマンチックコメディ、ですからね。 ロマンス的な何かしら、この二人の間にも、無いことは無いのよ。 pic.twitter.com/U6yEqX2YZb

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英子 @LondonsAlice

歌についてはこんな感じかな……なんかあったらまた新たに書くけど。とりあえずこんな感じで。 次回は歌以外で、二人について思うことを徒然と。 #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

本当の意味でロマンスが築けるかどうかは寧ろここからな気がする。 最後の I've Grown Accustomed To Her Face は、ヒギンズなりの葛藤とか切なさとかが沁みてはくるんだけど。まあ何を往生際の悪いことを、と思わないでもない。 戻って来てくれたイライザは優しい。

英子 @LondonsAlice

そんな二人が本当に同じ目線に立つスタートが Without You（この曲大好き） 発音練習の例題を引き合いに出しながら「あなたなしでもやっていける」と語るイライザ。「生意気に」と言いつつも、これこそが求めていた人間だと喜ぶヒギンズ。それは教師と教え子の関係が解消された合図。

英子 @LondonsAlice

そんな中でひときわ輝く The Rain In Spain よ……。 教える側と教えられる側の、二人の心がぴったり合致した喜びの時は、作品内ではこれが唯一。だけど観客の見ていないところでは、こういう時がもっといくつもあったのだろうとは思っていたい。

英子 @LondonsAlice

一方、ヒギンズの歌は8割方、文句。女性たちとイライザへの文句。と自賛と男賛歌。 決して褒められたもんじゃないご意見ばかりなのがいっそ面白くて笑える。 ミュージカルの歌だから聴き応えがあるだけの言い草。感動しない歌。 （とはいえほとんどそんな感じなのはどうなのよ。とも思う）

英子 @LondonsAlice

I Could Have Danced All Night の中に ♪I only know when he began to dance with me♪ の一文があるから、このへんヒギンズを想ってると取れなくもないけど。でもこの歌の主題はそこじゃないので……。 ムカつく気持ちも歌い上げて楽しく魅せるミュージカル。素敵。

英子 @LondonsAlice

まずイライザ。 彼女がヒギンズを想って歌う歌は大体キレている。というのが分かってからよりこの歌たちが大好きに。 偉そうな態度への鬱憤晴らし。自分を省みないことへの悔しさ寂しさ。Show Me だって、フレディへの言葉に見えて、半分くらいはヒギンズへの八つ当たり。

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#木曜日のMyFairLady ●イライザとヒギンズの歌について。 ということで、二人の気持ちを綴る歌曲のリストなど作ってみた。日本語タイトルは映画サントラ準拠。 これを元に、私の所感をいくつか。 pic.twitter.com/gGcmxTfG6N

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英子 @LondonsAlice

とまぁ、そんなヒギンズ所感。 実際こんなやつがいたら、見た目がどうでも好きにはならないだろうと思うけど、でもそんな彼でもイライザとの相性は悪くは無かったのだろうな……。 次回は二人のあれこれを歌に絡めて徒然と。 #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

しかし名前 “ヘンリー・ヒギンズ（Henry Higgins）” Hの発音を重視する言葉のレッスンをつける教授の名前がこれ。いかにもというかなんというか、名前決めた人の狙いを感じる。 こういう名付けセンス好き。

英子 @LondonsAlice

まぁ何やかんや憎めない人ではある。 ていうかこの人女嫌いの割に母親には大分好意的なのよな。 日本語字幕の翻訳が好き。 「お母さん」 どこからどう見てもいい年の大人の男が母を呼ぶ訳が「母さん」じゃなくて「お母さん」……この翻訳大好き。

英子 @LondonsAlice

もう一つ良いところを挙げるとすれば、アルフレッド（イライザ父）を気に入ったところだろうか。 権高に見えて、ある程度の人となりを知れば身分によらず好意を持つ性質ではあるのかも知れない。女性観があれだけど。 それこそ男同士なら普通にいいやつなんだろう……そこがまたアレだけど。

英子 @LondonsAlice

まぁ、良いところも無いでは無い。 言語学というものを重んじているのは伝わるし、話し方を聴けばたちどころに出身地を当てられる才能は凄いし、言語への造詣が並みではないのも良く分かる。 訛りや方言も、多分研究対象としては興味持ってる。それを話す人たち（特に女性）への態度があれだけど。

英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●ヘンリー・ヒギンズ 所感。 女嫌いで独身主義者の言語学者。学問への熱意と真摯さを持つ人物ではあるけれど、対女性となると別にさして紳士的な訳でもない。 Ladyの教育するくせに、本人の中に女性へのGentleさはほぼ無い。 pic.twitter.com/Iuicf7GdyR

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彼女なら、上流社会でもきっと上手くやっていける。 元々の気丈さとプライドに美しい言葉と所作、教養が加わって、彼女だったらその気になれば誰とでも仲良くなれるしどこでも何でも出来るはず。 そんなイライザ所感。 次回はヒギンズについての所感をつらっと書く予定。 #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

舞踏会の後くらいからの、荒い言葉と丁寧な言葉が混ざる喋り方が好き。 ドレス姿で荒い喋り方するのかっこいいと思ってしまう。 下町には居られなくなっても、元々の居場所で持っていた良さをなくしていない。それが良い。

英子 @LondonsAlice

勿論、心身共に貴婦人として完璧に振る舞えるようになった姿もとっても素敵。でもそれと比例して、自分の扱われ方や周囲との感じ方の齟齬に苦しい気持ちが現れて。 でもその機微が生まれたことで、彼女の精神はもっと磨かれて、ますます美しくなったのでしょう。ああ、成長って複雑。

英子 @LondonsAlice

イライザの良いところもうひとつ。習ったことを臆さず積極的に実践するところ。 これ思う以上に難しいことだと思うのよ。何の躊躇いもなく社交の場で発音例文そのまま言い出すのとか、笑い所に見えて大事よ……。（私だったらまず出来ない）

英子 @LondonsAlice

というか口調の荒い花売り娘の時も大好きなのよ。 下町仲間と楽しそうだし、Wouldn't It Be Loverly のシーンはとっても可愛い。なんだかんだ父親を見捨てきれずにお金渡すところも。 その分後半での別れのシーンが皮肉だけど。でもあの話の流れ好き。

英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●イライザ・ドゥーリトル 所感。 粗雑な言葉と振る舞いの花売り娘から、誰もが見惚れる貴婦人へ。 でも実際、彼女はレディとして開花する前からプライドしっかり持っていて身持ちも堅くて自分を粗末にしない人。高貴に磨かれる下地はあった。 pic.twitter.com/7dQsSgwKao

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英子 @LondonsAlice

つくづく私のためだけの企画だな！ #木曜日のMyFairLady

英子 @LondonsAlice

でも勿論、目に耳に楽しいロマンチックコメディというのも本当。 イライザとヒギンズが、互いを憎からず想い合っているのも本当。 好きなところはたくさん。 その好きなところを、これから木曜日に綴っていく企画。 次回はイライザについての私の所感を色々と。 今日のところはこの辺で。

英子 @LondonsAlice

二人の周りの人々も、たとえばイライザの父アルフレッドの人生観と顛末に、幸せって何だろうと思ったり、フレディのまっすぐな好意に心和んだり、後半の下町っ子たちとレディなイライザのやりとりに、彼女の居場所はどこだろう、と切なくなったり。

英子 @LondonsAlice

今は昔、階級制度の色濃い英国を舞台に、華やかながら皮肉も滲む物語。 イライザとヒギンズの関係は、いけすかない教師と教え子から、やがては対等な人間同士へ……というのが主。下町訛りの花売り娘だったイライザの心が、やがてヒギンズを超えて自立した時、さて彼は。

英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady 『マイ・フェア・レディ』とは “粗野な花売り娘は貴婦人になれるか”という言語学者ヒギンズの実験を通し、 「貴婦人と花売り娘の違いとは、言葉や振る舞いよりも“どう扱われるか”である」 に辿りつくイライザの成長と、それに伴う二人の心の揺れ動きを歌曲と共に綴った作品。 pic.twitter.com/1Z9UB2p1cP

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英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady さて、今週よりこのタグから更なるいくつかのツイートでもって、私の愛する作品についてあれこれ書いていきましょうという企画がスタート。 果たして日付を超えずに木曜日に投稿出来るのか！ もしも超えてしまったら……まぁそれもご愛敬？（頑張りたい） pic.twitter.com/rHeLLs2XM0

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