作品についてのあれこれ。
1
英子 @LondonsAlice

…ということで、#木曜日のMyFairLady ひとまず今日で最終回でございます。 始まった頃は何回になるかも分からなかったこの企画。良く11回に合わせた私。 ひとつの映画をテーマに人物音楽原作に派生作品と、楽しかった!

2021-09-23 22:42:27
英子 @LondonsAlice

……でも私は、サリーのレディ教育した先生は実はイライザではないかしら、って思ってるのよ。ふふ。 今でもいくつかの曲を口ずさむくらい好きな作品。 #木曜日のMyFairLady

2021-09-23 22:39:46
英子 @LondonsAlice

後半にヒギンズとピカリングの名前がちょっと出てくるのが洒落っ気あって堪らない。 親戚のジョン卿が、ビルとの仲を反対される恋人サリーに「話し方を変えてみたら」と彼らを紹介。そしてサリーはレディになってビルとの結婚を許される。カップル共に気品高く磨かれていく物語。

2021-09-23 22:39:46
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●『ミー&マイガール』 男性版マイ・フェア・レディ的な作品。 伯爵家の跡取りと判明した下町育ちの若者ビルが、親戚の公爵夫人から貴族になるための教育を受けるというお話。貴族の親戚たちや下町の恋人とのいろいろを経て大団円。 一回観ただけ。でも大好き。 pic.twitter.com/DMXspfjER1

2021-09-23 22:39:45
拡大
拡大
英子 @LondonsAlice

そして京野先生の研究室がとてもヒギンズ邸。螺旋階段! 名前もじったりはしてないけど、こういうの好き。 春子との関係がきっちり教師と生徒なのも良い。春子は先生に初恋だけど、先生の方はあくまで教師。そこが良い。 #木曜日のMyFairLady

2021-09-23 22:32:49
英子 @LondonsAlice

なんと言ってもこの一曲。 『♪京都盆地に雨が振る』!! 他の曲は別にマイフェアレディ準拠という訳ではないけど、この一曲があることでぐっとオマージュ感が輝いて素敵だ……。 「京都の雨は たいがい盆地に降るんやろか~♪」

2021-09-23 22:32:49
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●『舞妓はレディ』 和製『マイ・フェア・レディ』的な映画。 田舎訛りの女の子が舞妓になるため言語学者の大学教授と京言葉のレッスン。レディ教育を舞妓修行に換えて、言語レッスンを強調した話のつくりが良い。 しかもしっかりミュージカル。メインテーマが華やかで可愛い。 pic.twitter.com/TXCGweSrET

2021-09-23 22:32:47
拡大
拡大
英子 @LondonsAlice

あと戯曲だとヒギンズの好みの女性が45以上だったり、イライザがピカリングの養女として紹介されてたり、細かいところが面白い。 読んで良かった一冊であります。 次回は派生やオマージュ的な作品について。 #木曜日のMyFairLady

2021-09-16 22:40:06
英子 @LondonsAlice

モノクロ映画『ピグマリオン』も観たけど、映画だとミュージカルと同じでイライザがヒギンズのところに戻ってくる終わり方。(そしてヒギンズ役がレックスハリソンよりまぁまぁ若い)芝居になるとそういう感じになるのは共通らしいな……?

2021-09-16 22:40:05
英子 @LondonsAlice

実にシビア。実に現実。それでもイライザの描写にさほど悲壮感はなくて、何だかんだと楽しそうな気配すら感じられるようで。 夢のようにきらきらと幸せ、という訳ではないけれど、これはこれでそんなに悪くないんじゃない。と思わせる。 嫌いじゃないよこの顛末も。

2021-09-16 22:40:05
英子 @LondonsAlice

ヒギンズが自分に恋を囁く姿を空想して楽しむことはあるが、実生活においてはイライザはフレディを好きでヒギンズを好きにはなれない。てなことが最後の方に書かれている。 “彫像のガラテアがみずからの創造主であるピグマリオンを本当に好きになることは決してない” 言い切られてる。

2021-09-16 22:40:04
英子 @LondonsAlice

後日譚として、イライザがフレディと結婚してあれこれ苦労しつつ、ヒギンズや大佐の意見や援助を受けたりもしながら何とか暮らしていく概要が解説みたいに書いてある。(ついでにフレディの妹の人生についても少し詳しく書いてある)(あのお家意外と困窮してたみたい)

2021-09-16 22:40:04
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●原作戯曲『ピグマリオン』 アスコット競馬がなかったり(代わりにヒギンズ母の家にお呼ばれ)フレディに妹がいたりするけど、大体知ってるとおりに話は進む。イライザが、ヒギンズのところに戻らないで終わる以外は。 pic.twitter.com/y2ktJ6MvuH

2021-09-16 22:40:02
拡大
英子 @LondonsAlice

そうだヒギンズの歌がちゃんとメロディに乗って歌われてたのも思えば新鮮だった。映画のあれに慣れてると、あれやっぱり歌だったんだな!って。 次回は、戯曲『ピグマリオン』のことを。 #木曜日のMyFairLady

2021-09-09 22:46:35
英子 @LondonsAlice

そして思い返すと、日本語版だとヒギンズの印象が大分柔らかめになってて、それもあってあんなに切なさなり美しさなりをあのラストに感じたのだろうか……とも今になってうっすら思うようになってきた。思えば日本人であのレックスハリソン的いけすかなさって出せる人いるかな……。

2021-09-09 22:46:35
英子 @LondonsAlice

本当に日本語版の印象は強くて、なんせ2013年に初めて見たとき“君住む町で”で涙込み上げたもの。ラストでも泣いたもの……何故か……あの時の感情は未だに良く分かっていない。だってマイフェアレディて好きではあるけど別に泣くような話では……あれが生の力なのか。

2021-09-09 22:46:34
英子 @LondonsAlice

そういや一回だけヒギンズが「俺」って言ったんだよな……その他全て「私」だったのに、後半の母の家のシーンで 「お前にその話し方を教えてやったのは俺だぞ」(細部はうろ覚えだけど) そういうところでの印象が強いのも、日本語だからこそだなぁと、今しみじみ。

2021-09-09 22:46:33
英子 @LondonsAlice

美しい話し方を身につけたイライザの優雅さにうっとりしつつ、でもヒギンズに向ける言葉は丁寧だからこそ冷たくよそよそしく聞こえて、悔しさや切なさ、寂しさが増したりもして。 言葉遣いのもたらす印象や、口調による心情の表し方が色濃く感じられる舞台だったなぁと、思い返す。

2021-09-09 22:46:33
英子 @LondonsAlice

下町訛りを江戸弁ぽく表したり、発音練習も日本語版で、翻訳の面白さも感じられて。 The Rain In Spain は「日は東、日向にひなげし」!(その分曲調はスパニッシュ風ではなかったけど) 続く詞は見た年によって違ってたりして楽しかった。訳詞の人も工夫してらっしゃるのね。

2021-09-09 22:46:32
英子 @LondonsAlice

それまで英語+字幕でしか観てこなかった物語を日本語キャストで観たら、笑いどころも見せ所聞かせ所もダイレクトに入ってきて、物凄く新鮮な気持ちになったことを今になっても覚えてる。知ってる話と曲なのに、初めて見るような気持ちでとっても楽しかった。

2021-09-09 22:46:32
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●日本版舞台鑑賞の思い出。 観に行った際のプログラムたち。 白黒デザインが2013年。パステルカラーが2018年。 (この間の2016年にもやってたけどその時は行けてない) pic.twitter.com/BRXLTocJgR

2021-09-09 22:46:31
拡大
英子 @LondonsAlice

アスコットの衣装、みんな白黒な中でイライザの帽子やバッグに色味のある花があしらってあるのが主役らしくて大好きなんだ……これ映画版ならではのようで……。 ほんとあのドレス一揃いは素晴らしいよ。 次回は、舞台を観たときの思い出を。 #木曜日のMyFairLady pic.twitter.com/ZLKHhs3ptN

2021-09-02 22:49:18
拡大
拡大
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady 歌曲シーンについてもうひとつ。 ♪Ascot Gavotte 競馬の熱狂を歌っていながら、曲調は上品で格調高く。というのが、美しくもあり皮肉でもあるのが魅力のシーン。 白黒で統一されたドレスのレディ達が最高に気取ってて好き。その中で一際華やかなイライザ! pic.twitter.com/Es5g8zoyfK

2021-09-02 22:49:17
拡大
英子 @LondonsAlice

後それから、ヒギンズの歌も特徴的。少なくとも映画版の彼の歌は、あれ歌というか半分以上台詞のような感じよね。メロディが鳴り始めたら台詞を言い始めメロディが終わるときに言い終える、みたいな。 そういう歌い方も面白い。歌詞はアレだけど。 #木曜日のMyFairLady

2021-09-02 22:42:54
英子 @LondonsAlice

勿論、画面上でのフレディであるジェレミー・ブレットさんの優しい声や物腰、佇まいも素敵なもの。 ミュージカルの吹き替えは、とびきりのいいとこ取りということで、表現・演出方法のひとつだと思ってる。

2021-09-02 22:42:54
英子 @LondonsAlice

しかもその吹き替えボイスの方、Bill Shirleyさんという方は、ディズニーの『眠れる森の美女』でフィリップ王子の声をやった方だと知って2度びっくり。王子様の声……そんなお声がイライザに愛を歌って……今更ながらにときめき&うっとり。

2021-09-02 22:42:53
英子 @LondonsAlice

しかし映画におけるフレディの歌声も吹き替えだというのは最近知って、なかなかにびっくり。歌の魅力を感じてはいても、今まで彼の声そのものにはあまり意識が向かなかったから。 (勿論、ハンサムで役に合った声だとは思っていたけれど)

2021-09-02 22:42:53
英子 @LondonsAlice

映画の歌の大部分が吹き替えだと知った時にはちょっと以外に思ったけど、それで魅力が減るわけではなし。今も観る度楽しく聞き惚れる、綺麗な声。 あんまり比較するのも野暮なので、主役についてはこのへんで。

2021-09-02 22:42:52
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●歌について。 映画と舞台、それぞれのサントラ。 オードリーイライザの堂に入った存在感にのせられたマーニ・ニクソンさんの端正な歌声、ジュリーイライザの輝く歌声、どちらも素敵でとっても大好き。 pic.twitter.com/7VJFA17NDx

2021-09-02 22:42:51
拡大
拡大
英子 @LondonsAlice

そしてこの方、お部屋の趣味がとても素敵。白基調で明るい設えのお部屋。(息子の家とは正反対!) お庭の雰囲気も良くて、センスが良い人なのだなぁと彼女の家のシーンを観る度に思ってる。 来週は、音楽や歌声のことについて少しばかり。 #木曜日のMyFairLady

2021-08-26 23:03:04
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●ヒギンズ夫人(ヒギンズ教授の母)所感。 あの息子の母とは思えないほど厳しくも優しいご婦人。イライザを気に入ってくれて有り難い限り。 息子がどうであれ、いつまでもイライザの味方でいてくださいませ。 pic.twitter.com/khJ7vVZKzr

2021-08-26 23:03:03
拡大
英子 @LondonsAlice

次はヒギンズ夫人(ヒギンズ教授の母)について。別スレッドで。

2021-08-26 22:55:39
英子 @LondonsAlice

ヒギンズ邸の人たちが、何だかんだ良い人たちで良かった。 それもピアス夫人が取りまとめているからなのでしょう。と信じてる。 #木曜日のMyFairLady

2021-08-26 22:55:39
英子 @LondonsAlice

彼女とイライザのお風呂のシーンは、昔はコメディとして面白く観たけど、でも今観ると、初めて来た場所で服を脱ぐのを必死で拒否するイライザに、昔は全然考えなかったことが頭を過ぎるようになってしまったな……あの抵抗や警戒は、ある種正しいことでもあるな……。

2021-08-26 22:55:38
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●ピアス夫人 所感。 ヒギンズ邸の家政婦。 イライザへの実験に懐疑的な常識人。ヒギンズを窘めたり、イライザの家族のことに考えを馳せてくれたり、大佐と並ぶちゃんとした方。 出番は少ないけれど、レッスンに疲れたイライザを労ってくれていたんだろうなぁ。 pic.twitter.com/3C15ozeO1K

2021-08-26 22:55:38
拡大
英子 @LondonsAlice

次はピアス夫人について。別スレッドで。

2021-08-26 22:50:23
英子 @LondonsAlice

しかしこんなお方でも、ヒギンズの勝利にあてられてイライザへのフォローを忘れてしまうところが“全く男って……”なところではございます。 それでもやっぱり良い人ではあるので、好きな方。 ヒギンズの歌に相槌打つところとか良い味なのよ。 #木曜日のMyFairLady

2021-08-26 22:50:23
英子 @LondonsAlice

賭けの提案は、もしかしたらイライザにお金の負担がないようにという気遣いだったのかも知れず。 それにしてもレッスン費やら衣装代やら全部出してくれるなんて豪儀なこと……というよりも、成功の見込みは低いと踏んだからでしょうけど。 それでも彼女を見守ってくれる、良き保護者。

2021-08-26 22:50:22
英子 @LondonsAlice

イライザが社交場に行くときは自分のことのように緊張しているところにも人の良さが滲み出る。 The Rain in Spain で一緒になって盛り上がる姿はお年を召しても可愛らしい。 きっとダンスレッスンの時とか相手役になってくれたりもしたのではないかしら。

2021-08-26 22:50:22
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●ヒュー・ピカリング(ピッカリング)大佐 所感。 ヒギンズ邸を訪ねたイライザに 「お掛けを、ミス・ドゥーリトル」と丁寧に言葉をかけてくれた方。 初対面で柄の悪いイライザにも優しく接してくれたり、ヒギンズの実験に常識的に忠告してくれたり、ちゃんとしたお方。 pic.twitter.com/8KVJABgW97

2021-08-26 22:50:21
拡大
英子 @LondonsAlice

※彼の名字については“アインスフト・ヒル(映画字幕)”や“エインスフォード・ヒル(戯曲)”などいくつか読みがあるけど、今回は映画サントラのブックレットに書いてあった読みに倣いました。 次回は、歌こそ少ないけど素敵な方たちについて。 #木曜日のMyFairLady

2021-08-19 22:22:51
英子 @LondonsAlice

恋については何だかイライザに振り回されたような形になったけど、彼は彼女の本当の出自を知っても態度を変えたりすることなく、そのまま受け入れて、そのまま好きで居てくれる。そう信頼出来る人。 きっと誰と一緒になっても、幸せになれるだろうなぁと思える人。

2021-08-19 22:22:50
英子 @LondonsAlice

そうそう、彼の良いところといえば、イライザが下町に行った時に、何も言わずに彼女の行動に任せてくれたこと。話してる相手が父親だって察せるだろうに、そこには触れずに傍に居てくれる。そんなところがとっても好き。

2021-08-19 22:22:49
英子 @LondonsAlice

彼のシーンの曲といえば Show Me もそうね。 イライザの勢いにちょっと飲まれながらも引き寄せられていくフレディが可愛らしい。 実のところ半分くらいはヒギンズへの八つ当たり的な歌ではありますが、好きな人からあんなにも熱烈に愛を説かれた彼は幸せだったことでしょう。

2021-08-19 22:22:49
英子 @LondonsAlice

若くてハンサムで家柄も良い、まさしく貴公子。 優しく明るく、まだ社交に慣れないイライザのおかしな物言いも好意的に受け止めてくれる。 “上流階級の陽”を集めたような人。 そんな彼から想われるイライザは、上流の世界でもやっていける。そう思わせてくれる人物。

2021-08-19 22:22:48
英子 @LondonsAlice

#木曜日のMyFairLady ●フレディ・アインスフォード・ヒル 所感。 彼の歌は ♪On The Street Where You Live/君住む町で イライザへの想いを明るく清々しく独白する恋の歌。 I Could Have~ と同等くらいには作品の看板曲。 pic.twitter.com/GZ5AE75tTD

2021-08-19 22:22:48
拡大
英子 @LondonsAlice

次はフレディについてなのですが、スレッドは別に作りますね。

2021-08-19 22:18:52
英子 @LondonsAlice

しかしヒギンズに意外に気に入られてしまってからの彼の人生は果たして幸せなのかどうなのかってのも、なかなか思うところではあります。金と酒には不自由しなくなったけど。 見た目だけは上流の家族みたいになった父娘のシーンも皮肉だけど好き。立場向上が別れさせた親子の縁。 #木曜日のMyFairLady

2021-08-19 22:15:43
英子 @LondonsAlice

お金や道徳観の解釈というか、彼なりの哲学みたいなのが、なんか納得させるのよ……。 イライザとヒギンズに並んでキャラ立ちしてて大好き。 知り合いだったらきっと楽しい。親だったら嫌だろうけど。

2021-08-19 22:15:43
英子 @LondonsAlice

ろくに仕事もせず飲んだくれては娘に金をせびる父。と書くとろくでなしだけど(実際そうだけど)何故か憎めない、どころか私この人がかなり好きである。 彼とヒギンズの会話が楽しい。10ポンドだと慎重になって幸せになれねぇから5ポンドだけ貰っとく。なんて、ねぇ。

2021-08-19 22:15:43
1
まとめたひと
英子 @LondonsAlice

某月9ドラマがきっかけで作ったアカウント。 今は好きなものをいろいろ。 主にファンタジーとかミュージカルとかクラシカルなもの中心に好き。 写真を載せたり頭の中のことを書いたりしている。 いつまで続くか分からないけど続けられるだけ続けたい。 会話はあんまり得意ではない…。