2020年11月分
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みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監 (未来捏造) 🐉と添い遂げるにあたり、様々な障害をひとつずつクリアして漸く婚約者となり、茨の谷のお城に引っ越してきた監。 その夜は🐉がかつてないほど上機嫌で、二人だけで宴をしようと言い出し、ご自慢のドラゴンテールを監に巻き付けぴったりと抱き寄せながらにっこにこでお酒を飲む。

2020-11-17 22:16:59
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

一言しゃべるごとに戯れるように唇を吸われ、恥ずかしさに胸を押し返せば可愛い可愛いと頬を摺り寄せられ、勿論自分も負けないくらい嬉しいんだけれどいよいよ恥ずかしさが勝ってしまう。 「っ、も……!も~~~!!酔いすぎ……!」 「おやおや、つれないな。僕は少しも酔っていないぞ」

2020-11-17 22:22:51
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

目尻を僅かに赤らめた彼からは、いつもの深い緑のような香りではなく、知らないお酒の香りがした。 「酔っ払いはみんなそう言うんだって知ってます……!」 「酔ってない、酔ってない――ん。ちゅ……ほら、口をあけてごらん」 「~~~~~っっ!!も、やだ……なん――ん!!?なんで脱ぐの!??」

2020-11-17 22:32:52
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「うん、熱いな……?」ヌギヌギハラリ 「ヒエッ――!!うぅ、もうやだこの酔っ払い……!」 で半泣きになったところで突然逆さまの🦇がログインしてきて 「言っておくが、🐉は酒には酔わんぞ」 の一言だけ残してログアウトされる。 「…………ぇ、」 「😊」 ★――酔っていないと言っただろう?

2020-11-17 22:50:01
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

翌朝女王様と約束してた朝食の席へ🐉に支えられながら引けた腰に泣き腫れた瞼でご一緒することになり「――ぉ、お見苦しい姿で、本当にすみません……っ」とやや枯れた声で謝罪する監に「あらあらあら🤭💕」てなる女王様。

2020-11-17 22:57:46
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

後日 「お酒で酔わないなら、何なら酔うんですかあのひと……」 「梅干しじゃな!」 「んん??なんかそんなキャラクターいましたよね……角が生えた女の子で、怒ったらビリビリさせちゃう……」 と🦇と二人でコソコソ喋っているところに背後から唐突に🐉が現れて 「――浮気は許さないぞ」 って囁くやつ

2020-11-18 07:03:34
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🌸「ヒェッ……ラ〇チャン……!!」

2020-11-18 07:04:49
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監 婚約パーティーで会場を抜け出して監と踊る🐉 月9最終回ばりに監を抱き上げてくるくるして、結果やりすぎて軽く目が回ってしまった監に 「すまない……はしゃぎ過ぎてしまったな……」 って照れ笑いするからクソデカため息の後 「一生幸せにします……🤦‍♀️」と宣言されキュンとしてくれ

2020-11-18 07:55:40
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

冬の #マレ監 携帯ダメにするくらいだから🐉は静電気もかなりキツいと思う。 いつも通りおしゃべりしてる時にふと監の頬に睫毛が落ちているのに気が付き、とってあげようとした拍子にバチィ!!とキツイいのが発生してしまい「い゛――っ、た……!??」と驚く監にめちゃくちゃシュン……としながら

2020-11-19 18:45:33
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「す、すまない……😔」て謝りながら自らの体質を告げる🐉。 「冬場はあまり僕に近づかない方が良い……」 「(悲しそうだ……)……あー、えぇと。確か静電気って、指先みたいに接地面積が狭いとキツくなっちゃうって聞いたことあるよ!だからこうすれば大丈夫!!」 でお互いの掌を重ねて笑う監。

2020-11-19 18:51:41
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「あと、勢いよく触ればそっちの痛みで静電気も気にならないってテレビで言ってた!」 「――……ふふ。人の子は物知りだな😌」 それ以降、学園内で鉢合わせる度に無言でパッシィィン!!!と強めのハイタッチをしてから何事もなかったかのように談笑を始める二人がしばしば目撃されるようになり

2020-11-19 18:54:33
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

マブもモブも「………どういう????ご関係??????」ってもれなくスペキャ顔になる。

2020-11-19 18:55:40
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

そんな挨拶が定例化した頃🐉のイタズラ心が疼き、いつもなら監にも届く肩の高さで手を上げてたのに急に自分の頭上で構えだして、監が「ぅぐ……!届かない~~!!」とぴょんぴょんジャンプして奮闘する姿に「ふふ……人の子はそんなに僕に触りたいか☺️」ってニヤニヤしながら眺める姿が目撃される。

2020-11-20 07:06:22
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監(1122の日) 喧嘩してしまった🐉と監。謝ろうにも拗ね太郎が聞く耳を持たず、プイと背中を向けられてしまう(※甘え) 「もう……いい加減機嫌直してくださいよ」 「嫌だ」 でどうしたものかと考えた末に🐉の背中にそっと指先で 『ご』『め』『ん』『ね』と書いてみる。

2020-11-22 19:55:26
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🐉がむすりと眉を寄せたまま振り向いて、監の肩を掴み、くるりと半回転させる。 向けられた小さな背中を彼の指がゆっくりと撫でた。 『あ』、『い』 心臓がトクリと甘く跳ねる。 『す』『が』『た』『べ』『た』『い』 「~~~っ!ぃ、意地悪!!」 「ははっ!」 (※この後🍨食べて仲直りした)

2020-11-22 20:02:00
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

図書館で頭を抱えながら課題に取り組んでいると🐉と🦇が通りかかり、わからないところを教えてくれることに。 🐉「どこがわからないんだ?」 🌸「ここなんだけど……」 🦇「んん?どれどれ……?」 でノートを差し出した途端🐉と🦇がふたりして同時に思い切り背中を反らして目を眇め

2020-11-25 07:03:37
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🌸「いやそんなしないと見えない!?老眼か!!?」 と思わずつっこみを入れた瞬間、弾けるように腹を抱えて笑ってほしい。 🦇「いや🐉、お主まだそんな歳ではなかろう!!」 🐉「🦇こそ!!」 #定番のフェアリージョークだった #そして司書に怒られた

2020-11-25 07:06:39
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監♀ お互いの気持ちを告げ、密かに将来を誓い合った🐉と監。しかし監の卒業を間近に控えたある日、元の世界に戻る方法が遂に判明する。 迷った末、🐉には何も告げずに鏡の前に立つ監。波打つ鏡面へ手を伸ばした時、雷が天を裂いた。 「――これはこれは」 「ッ、マレ 」 どうして彼がここに。

2020-11-25 20:55:36
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

だって誰にも、何も告げていないのに。 「……まさかこの僕を出し抜けると、本気で思っていたのか?」 「!!ちがっ、私は――」 少女の訴えを遮るように彼女の腕を掴む。その拍子に彼女の手から滑り落ちたものには一瞥もくれず、うっそりと眼差しを細めた。 「お前は本当に、僕を驚かせるのが上手い」

2020-11-25 21:03:01
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「――だが今回は、少々”おいた”が過ぎたな」 鏡の間をモノクロに染めた雷鳴が轟く。 再び静寂が戻った後、ふたりの姿は消えていた。 知らない部屋。知らない寝台。 唯一覚えのある香りを纏って自分を見下ろす彼は、やはり知らない男の顔をしていた。 「……――最初から、こうしておけば良かったか」

2020-11-25 21:10:47
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「っ、お願い、話を……!」 覆い被さる大きな体を懸命に押し返す。このままではダメだ。このままでは、きっと取り返しがつかなくなる。 泣いてしまいそうな己を必死に奮い立たせ彼の名前を呼ぶ。はだけて露になった白い胸に触れた唇の感触に、少女は息を飲んで男の頬を打った。 「いや……!!」

2020-11-25 21:19:34
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

乾いた音が妙に白々しく残響した。 僅かに逸れた彼の双眸が、薄闇の中、燃えるように浮かび上がる。 「ッ、マレウ」 「――いらない」 「今更言い訳など、聞きたくない――!」 低く轟いたのは怨嗟の声だった。 瞬間、喉の奥を糸で絞られたように、声が出なくなる。 ――”呪い”だ。

2020-11-25 21:26:22
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

いくら喉を喘がせても彼女の声が空気を震わせることはない。 戦慄く指先で喉元を押さえ、自分を呪った男を凝視する。少女の瞳から溢れる止めどない涙に唇を寄せ、恍惚に歪んだ唇で笑った。 「そうだ――お前の”心”など、いらない」 何処にもやらず、誰にも見せず。 僕のためだけに咲く夜光花であれ。

2020-11-25 21:35:34
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

という具合に見事にすれ違ったふたり。 監は手籠めにされ、谷の城で幽閉される。 声も失ったままひと月が経った頃、夜明け前に部屋を出た🐉の前に🦇が現れた。 「――……ここには近づくなと言ったはずだが」 「おーおー、怖い顔をしおって……お主、あの子を壊す気か?」 「…………」

2020-11-25 21:41:24
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

眼差しを伏せた🐉の視界に白い便箋が差し込まれる。受け取れと、🦇が視線で促した。 「学園長から届いた」 差出人に彼女の名前。 宛名には『お父さんとお母さんへ』。癖のある丸い文字で、そう書かれていた。 「――あの日、あの子が鏡を通じて両親へ届けようとしていた手紙じゃ」 「ッッ――!!」

2020-11-25 21:48:58
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

震える指先で封を切る。 そこには両親への感謝の言葉と、別れの言葉が綴られていた。 『私、好きなひとができました』 『素直じゃなくて、意外と子供っぽいところがあるけれど、優しいひとです』 『どんなに辛くても、そのひとと一緒なら幸せになれます』 『さようなら。大好きなお父さん、お母さん』

2020-11-25 21:55:41
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

漸く監の本当の気持ちを知った🐉。 謝っても謝り切れない。償いきれない罪を犯してしまった。 まだ眠り続けている監の頬を包み、赤みを残す目元を撫でる。軋む心が泣き叫んだ。 「僕は――……僕は、お前の……本当の気持ちを知るのが、怖かった……」 🐉の声に監の瞼が震える。

2020-11-25 22:04:40
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

🐉の影を探して移ろう視線から逃れるように背を向けた。 「――すまなかった」 「…………」 「僕は、犯してはならない過ち犯した。…………お前は僕を、許さなくて良い」 「っ………」 少女の手が🐉の腕に縋る。 この期に及んで、彼女に向き合うことが恐ろしい。

2020-11-25 22:08:54
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

視界の端で彼女が何かを伝えようと唇を喘がせていた。しかし呪いに阻まれ、声にならない。 茫々と夢の終わりを見つめる🐉の手を取り、少女は彼の掌へ指先を走らせた。 『す』 『き』 「――ッ……!」 手の中にやわらかな熱が滲む。 瞳を伏せた少女が、彼の掌に唇を寄せていた。

2020-11-25 22:22:15
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

「、そんな……はず……が、」 そんなはずがない そんな、夢のような、都合の良い話 眼差しを歪めた🐉を遮るように、同じ指先が彼の唇にそっと触れた。 「――だいすき」 いつの世も、真実の愛だけが“呪い”を覆す。 『敵わないな』と腹を括り、臆病なドラゴンは愛しい少女を抱きしめた。 ~END~

2020-11-25 22:32:01
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監♀ 🐉と結婚した後も人間として生きる道を選んだ監。 最後の眠りにつく前に、胸に迫る寂しさを堪えきれない🐉が「教えてくれ――どうしてお前は、人の身に拘った?」と訊ねると「……私を『人の子』って呼ぶあなたの、優しい声が好きなの」と恥ずかしそうに微笑みながら答えてほしい。

2020-11-26 21:31:57
みとしろ@暫く戻りません @sumiz0me

『人として生きたい』よりも『🐉が愛してくれた自分のままでいたい』監。

2020-11-26 21:40:01
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まとめたひと
みとしろ@低浮上 @sumiz0me

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