

1/3 30日「西う-46b」 姉妹サークル・あんこらでぃおからオリジナルTRPGシステム合同誌『テーブルトークひみつあそび』Vol.1・2を頒布! どらこにあん全員参加、9本の新作TRPGを収録。 PDF版・通販もあります! 各作品の紹介は画像から! サイト:ancoratrpg.com pic.twitter.com/mdG5r0Cg9c
2021-12-30 08:33:54



【DL版開始】 『テーブルトークひみつあそび』Vol.1・2、PDF版の販売を開始します! お待たせしておりました、DLカードを購入いただいた方用のリンクや、シート・WEB素材も公開いたしました。 力作揃いの新作TRPG9作品、まずは年末年始の読書のお供にぜひー! draconian.booth.pm/items/3535029
2021-12-30 21:45:46
{単ページ版 or 見開き版}×{合本版 or 分冊版}の4パターンが収録されているのはイイですね。ユースケースに応じて使い分けられる。 ブックマークが最低限しかない(各タイトルの先頭くらいにしかない)のは不便。あと分冊版だと死んでるブックマークが残ったりしてる(これは不備なので直りそう
2021-12-30 22:01:50
最初(※表紙は数えないものとする)のページにいきなり利用に関するポリシーが載ってるのはアツい。きょうび利用ガイドラインがあるのは当然として、それを最初に、この内容で載せてるのは明確な“意志”を感じます
2021-12-30 22:05:04
vol.1のp6(本の趣旨とロールプレイングゲームの概念を説明した次)に、「あんこらでぃお」の理念が書かれている。理念のファーストステップの実存がまさにここにある以上、絵空事では終わらないだけの存在感をまとっている。つよい。
2021-12-30 22:09:01
1本目『さよならナイトランド』(著:潮牡丹)。怪物×人間で破滅の数歩手前からやるゲームっぽい。『恋人を射ち堕とした日』とか『東京喰種』とかが近似の味ですかね。 ライトウェイトゲームで4・6・8・10・12・20面ダイスを使う、ってのが好みの予感。
2021-12-30 22:13:31
構造は以上ですべて。というと味気ないように聞こえてしまうところだけど、実際は「事件表」(破滅に近づくトラブル)と「終焉表」(破滅)の内容が非常に芳醇なので盛り上がることうけあい。うつくしいゲームだ。
2021-12-30 22:24:03
2本目。『魔法選抜学園TRPG デモンズエグザム』(著:daily)。 どういうゲームかは「魔法選抜学園」の部分が雄弁なので補足する必要がないですね。
2021-12-30 22:30:38
「口述試験パート」と「実技試験パート」(と「最終試験パート」)からの構成。 「口述試験」と称して対話を発生させるのはうまい。最近『ワールドトリガー』がそういうことやってましたね。
2021-12-30 22:36:23
戦闘ルールはふつうにがっつりとマニューバを応酬するやつ。座標の概念はないけど、ほかの部分で複雑性は高め。コンバット欲にほどよくマッチしそう
2021-12-30 22:40:23
ゲームマスターは当代の魔王として振る舞う。そのうえで、デフォルトの当代魔王を用意しつつ、「好きに魔王つくってええよ」としてある。構造だけならめずらしくはないけど、なにもしなくても“魔王”ができるってのはたのしい。よい。
2021-12-30 22:42:24
以上。“魔王選抜学園”のテクスチャ―こそが「軸」のゲームですね。そこを気に入れるならたのしそう。 あと濃いめのコンバットルールを3見開きに収めてるのがクール。個々の実装はそこまでめずらしくはないんですけど、映えるメソッドを優先的に蒐めた感じで、俯瞰すると洗練を感じます
2021-12-30 22:48:12
3本目。『ハリネズミタイフウ(HARINEZUMI TYPHOON)』(著:首塚首子)。 ハリネズミタイフウ!?!? 何!?!?!?
2021-12-30 22:49:45
> あなたたちがミュータントハリネズミとしてするべきことは(中略)「人間たちに多大な被害を被らせ、いっぱい報道してもらうこと」です。 はいはいはい完全に理解しました任せてください
2021-12-30 22:51:40
p70 > 人間たちも(中略)対策を練って来るでしょう。(中略)小賢しい対策をねじ伏せる必要があります。 もう勝ちでしょこのゲーム。大勝利。世界はハリネズミに満ちている。
2021-12-30 22:53:47
以上。『ハリネズミタイフウ』、すごいナレーティヴゲームですね。いちおうはプレイの足がかりとして各々がキャラクター(ハリネズミ)を所有してうごかすことになってますけど、本質的には中心はタイフウであって、タイフウは共同所有なので、バチバチの対話ゲーム。エキサイティング。
2021-12-30 23:04:05
4本目。『現代無能ドライブTPRG ディスペリオルは片手間に』(著:木野目理兵衛) ソリッドシチュエーション(※主に映画の用語で、ごく限定された特定の一箇所での出来事を描くスタイル)型のゲーム。
2021-12-30 23:06:55
具体的にこのゲームの場合、「異能犯罪者を取り締まるための車輌の内部」を舞台とするっぽい。 最初のページに > セッション(ゲームのプレイ)で行うのは「ある任務 へ赴く代理人達の車中会話」これが全てです とか書いてあります。たのしい。
2021-12-30 23:08:48
車中会話はたのしい。わかります。それこそ映画だとよくあるシチュエーションですし、前前クールには傑作アニメ『オッドタクシー』がありましたね。
2021-12-30 23:09:51
「「TRPGとは何か」を割愛したのに伴い、関連する専門用語や、略字の説明も、必要なもの以外は省略させて貰うものとします。より有能な解説なら、本作の外側に幾らでも存在するでしょう!」っていうスタイル、好みだわ
2021-12-30 23:10:52
進行はおおむね『ステラナイツ』の第一~二章と同じですね。愉快なトークをしてチップを投げる。 プレイ人数2~4人とあって、人数で感触がかなり変わってきそう。
2021-12-30 23:18:08
ただし、会話の糸口となるネタが厚めに用意されていて、『ステラナイツ』ほどの徒手空拳はもとめられない。それこそ車中で軽口を叩くようなシチュエーションが好きなひとならぜんぜん困らなさそう
2021-12-30 23:20:32
以上。濃縮された木野目節を感じます。さっきの『ハリネズミタイフウ』がキャラクターから離れたナレーティヴなら、こっちはキャラクターのダイアローグに全振りしたロールプレイング。よい対比になっている。
2021-12-30 23:23:35
通算5本目。『フォゲットミーノット』(著:椅子塚サクサク)。 最初のページに「余命3日を生きるゲーム」と書いてある。明瞭だ~~。
2021-12-31 00:21:53
死の原因は唐突かつ超自然的な呪いであり、怪談のテイストですね。 「同一集団の複数人が同時に呪われる」「ひとりだけ生き残る」という設定が、破滅モノのロールプレイングゲームとしてはめずらしい味わい
2021-12-31 00:26:17
しいていうなら「誰が生き残るのかは完全な無作為であり予測も制御も不可能」なのが唯一の力学。 そしてこの無作為性はシチュエーションに対して非常にうまく作用してますね。死は絶対なのに生き残ってしまう可能性もまた絶対に排除できない。ゆえに「3日間を生きる」ことに情感が宿る
2021-12-31 00:34:55
以上。マジでこれのみのゲーム(あ、ロールプレイの足がかりにするためのチャートとかはいっぱいあります。力学を生み出しはしませんが)。思い切りのよさがクール
2021-12-31 00:37:17
6本目。『私の過去は詮索禁止です!』(著:真夜中)。 いわゆる“黒歴史”が暴かれていってしまう、というおそらくは大惨事系のゲーム。チャットアプリとGoogle Spreadsheetがあればできる、というのはクールな思想
2021-12-31 00:39:47
大惨事系パーティーゲームの風情を踏襲しつつも、面白いのは「じつは各々が隠したい過去は共通していた」という枠組みがあること。これによって最終的には喜劇にまとまるし、パーソナリティーにゆるい共通点とつよい指針がうまれる。
2021-12-31 00:42:57