krbs夢

さかき @rd_skk

今夜きみと友だちみたいに/明日はきみと恋人みたいに #またいつか同窓会で pic.twitter.com/v9SIv1TrVc

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#またいつか同窓会で pic.twitter.com/LkNTEhrex3

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クラスメート交えた会話中「たかおとよく会うの？」に「住んでるとこ近くて。コンビニとかで偶に」って答えた会の途中。ちょっと空けて「偶然だったのは最初だけ、っつったら怒る？」となりに並んだひとから耳打ちされた。「怒れないよ、一緒」告げて今日も、きみと同じ夜を歩く #またいつか同窓会で

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再会したあかしくん、親しみやすいけど、森の中に木がある、の自然さで嘘とごまかしにならないぎりぎりの言葉使いこなしてるの見て（今の方が戦ってる……）って思いたい。あのとき本当に伝えたいことは、最初から全部目の前に出されてたんだな、って時を経て噛み締めたいよ #またいつか同窓会で

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来るって聞いてたくろこくんが見当たらず心細くなった矢先のこと。「逆に会場真ん中にいたんですけど、むずかしいですね」背後振り返ったらきみが笑っていた。「見つかるの待ってられなくて、掴まえに来ました」わずかに弾む台詞が嬉しい。会いたかったよ、って今、素直になれる #またいつか同窓会で

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会場内じゃ冒頭の挨拶が始まってる。残った受付からロビーを渡ってくるあかしくんと目が合った。「ここいつまで？」「あと数人」「じゃそれまで二人でいよう」もう遅刻には変わりないし、と小さくこぼして隣の椅子を引く、ちょっと悪い顔のきみに、今夜いちばんに会えてよかった #またいつか同窓会で

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抱きしめたら何か変わるかと思った。小さく唱えたら、まゆずみくんは信じられないとばかり瞳を歪めて「ないな」って呟いた。だとしてこの手は振り払われないし、されるがままだった両腕はいつしかわたしの背中に回る。そこに至る時間のすべてがきみと培い紡いだ強さだと、この瞬間、自惚れていられるよ

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幸せ逃すために吐き出す息はなくて、同時に告げた「すきです」は、ひむろくんとのこれからを叶えるためだった。今このとき、もうしばらく、出来ればずっと。愛をあげたくて少し似た気持ちがほしくて、全部見透かしてきみが笑い切るのを、挑むような気持ちで見つめている。うしろの空が落ちてきてもいい

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心臓の裏で芽生えた気持ちは、瞬く間からだじゅうに行き渡り、息を吸って吐くたび「あなたが好き」と言う。鼓動の雄弁がばれませんように。いっそ聞こえてしまいますように。明かした日には「どっちだよ」とまず戸惑ってから「ありがとうな」と返してくれた、かさまつくんの誠実に、この恋は救われてる

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肩の力をすとんと抜いて、口許ゆるめてわずかに笑う。あおみねくんの、そんな隙にたくさん触れたかった。願って願って手に入れた大事なひと、だけど、わがままも意地もきみの前では顔を出す。仕方ねーなって許してくれるとこ、意外と押しに弱いとこ、たまに本気で怒られること、この先もそばで見てたい

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きみの瞳に映り続けたいなら面倒に思われない方がいいのかな。存外欲張りだから、ちょっと追いかけられるくらいがいいのかな。悩んだ矢先「紫原……て長いから名前でよくない？」いきなり距離を縮めるきみと、まっすぐの恋を今日この瞬間から始める。少しずつとか言ってられない、全力できっと丁度いい

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頬のてっぺんがバカみたく熱いのは、この夏の最高気温だからじゃなくて、風雪吹き荒ぶ真冬だって変わらない。「大丈夫？顔まっかだけど」いつも通り額ぶつかるほど近づいて、でも「俺のせい？」って冗談にしない、黄瀬くんの本気にあてられる。きみのせいって頷けないけど、本当のところ理由はきみだよ

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何を言うか、だれが言ったか。この世界ではどちらも大切で、だから、いつかのあかしくんが「振り向いて」と願ってくれたなら、全部捨てたってよかったよ。「誘うのを思い留まって本当に良かった」叶えられることは今の方が多いから、と時を経て再び会えたきみが呆れる。この胸は変わらずに甘く焦げてる

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真摯で生真面目でどこか可愛いみどりまくんの姿を追ってると、いつしか稀に目が合うようになった。持ち合わせた切実だけじゃ届かない恋でも、それでも追いかけることを許してくれる愛のひと。あなたも何かを追いかけている、揺るがないひと。いつか気を緩めたときのあなたに、無意識の内に探されたいな

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あの放物線が最後まで描かれたなら、この恋も喜びと共に消えればいいのに。きみへの気持ちのやり場はもうどこにもなくて、不誠実でちぐはぐなばかりの恋でした。振り返って見つめて見つめないで、気づいて気づかないで。こんな今日だって気づいてくれるから、くろこくん、きみのことがずっと好きです。

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あかしくんと些細な「時間が止まればいい」を望む話 #黒バスプラス pic.twitter.com/OxZkfaLiCk

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虹村くんと夏祭りにいく話（2/2） pic.twitter.com/jEXnqWQi0w

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虹村くんと夏祭りにいく話（1/2） #黒バスプラス pic.twitter.com/8dIJMcWYO5

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#2021年の文章を振り返る テンプレートをお借りして、本年の二次創作まとめです。マイペースに続けられた一年でした～ pic.twitter.com/dcj549o9Dr

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傍らで悪態を吐く「頑固者」、ソファに沈む黒子くんは進まぬ文庫に視線を落としたままなのに「知らなかった？」嘯く声と裏腹、片のてのひらが縋るごとくわたしの指先を掴む。知っているようで、知らない。「弱音のかわりに構い倒しても？」平熱違いのふたり、頬だけが、にたようにあつい。#口ずさむ夢

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化学式に眩暈おぼえる試験前、いっそ煙になって霧散、の世迷言に「炭鉱の小鳥の例もあるから気を付けろ」緑間くんの理屈ぽい心配に吹き出した。空漂うと限らない、ならこの輪郭のままがいい。「また下らねぇ話してる」音なく現れた翼ありそな友に「真剣だよ」語尾を散らして、声を重ねる #口ずさむ夢

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伊月くんとの話 #黒バスプラス アンソロからの再録(掲載にあたり改訂あり)です pic.twitter.com/GYL8rTdvI0

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同じく再放送ですが、今でも好きな哲学 #黒バスプラス pic.twitter.com/PaUh7Avj2j

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再放送ですが、ずいぶん遠くへ来たので新鮮な気持ち。赤司くんの話で好きなもの詰め #黒バスプラス pic.twitter.com/qeRLshSTth

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むかし書いてた、雨に降られてるところを伊月くんにつかまる話 privatter.net/p/5942613 #黒バスプラス

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過去に書いてたみどりまくん、2億年ぶりに読み返してざわざわしました privatter.net/p/1250297

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過去に書いてたみどりまくん、2億年ぶりに読み返してざわざわしました privatter.net/p/1250297

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赤司くんが卒業式の総代だったとして、いつかの未来に「あれ、実は学年で名前の順がいちばん早かったからなんだ」て冗談を言う同窓会があってもいい。アイから始まるひとがいたかも、と思っていても、それが示すものになりたい赤司くんに一度はうなずきたい

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赤司くんが卒業式の総代だったとして、いつかの未来に「あれ、実は学年で名前の順がいちばん早かったからなんだ」て冗談を言う同窓会があってもいい。アイから始まるひとがいたかも、と思っていても、それが示すものになりたい赤司くんに一度はうなずきたい

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高校に上がる前の年、久しぶりにかの地を訪れた赤司くんと会いまみえるも、かつてない不躾な距離感とこちらを試すような言動が以前の彼にはないもので、人間の変わりように驚いて一人になった帰り道で泣いてしまった。ずっと大事に抱えていた気持ちが仮に恋だったとして、それはこの日に終わったのだ。

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【赤司】「近頃ほんとうに気が長くなくて」應揚に発せられたのは確かに前置きだった、なのに身構える暇はなかった。「ところで。すきだよ」何かのついでみたいに呟いて、きみはすぐさま他愛ない話題に移る。さっき弾みで触れた指先は、いまだ離してもらずに熱をもつ。逃げる隙は、ない。 #黒バスプラス

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自分が気づかないような小さなキズにパッと絆創膏くれる女の子のこと、普段は大して気にしてこなかった火神くんだけど、ある日、彼女が薄い紙で指先にキズを作ったとき「こんなのヘーキだよ」と笑うのを見てものすごく混乱してほしいし、気になり出してほしい。

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【伊月】話したら楽になるかも？そう思ってくれたこと、嬉しかった。ただどうしても破裂しそうな夜だ。気遣わしげな顔もつらいほど。何の説明もできないこと、それを理由にしたくなるほど。「となりにいる」壁の向こうを一度指差して、呼んで、と笑うきみに。今日中には、打ち明けたい。 #黒バスプラス

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【赤司】「僕はこころが狭いから、自分から手放すくらいで丁度いいんだ」どこで何を。伝えなくとも。わたしの動向に、にこやかに頷いていた内情がそれ。「にげてもいいんだよ」ぎりぎり聞こえる音量、冗談の域を出ない口調。どうしようもない本音を震わせる、きみの喉に、噛みつきたい。 #黒バスプラス

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【火神】本当はどこにでも行けるひと、今はわたしのとなり。ニヤけてしまう。「機嫌いいのな」だれにも明かせない小さな幸福感に、ないしょ、と声を転がした。「何かわかんねーけど、よかったな！」大らかなきみがわたしの些細な差違に気がつく。それがどうしようもなく、うれしいだけ。 #黒バスプラス

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火神くんのことは、世界のはての真理に最短距離でたどり着くところ、その自覚がないところ、わりと垣間見える育ちのよさ……？などが好きだよ。まぶしい。

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黒子くんが見せる雄々しさ、負けん気の強さ、悔しがるこころ、が相変わらずとても好きだ。

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【高尾】通し番号を一瞥し、返却処理済のそれらを棚に納めていく。声はかけず、慣れた手つきを眺めた。「えっ居たの！」俺の姿にうわずる第一声、あわてて口を塞ぐ仕草、うれしくて笑ってしまう。集中してたなぁ。「驚かさないでよ」膨れる頬に手を伸ばす。こっちも終わったし、帰ろ。 #彼女の委員会は

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慣れない静寂に気後れして、戸口からなかを覗いた。受付うしろ、おおきな窓から見える空は快晴、影になったその表情は読めない。「黄瀬くん」呼ばれた名に、どくん、と心臓が跳ねる。「めずらしいね」弾む声に、そんなとこ、なんて答えながら敷居を越える。そうだよ、柄じゃないのに。 #彼女の委員会は

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背中、引っ張られた生地の抵抗に驚く。「暑くねーの？」後ろの席、襟元はだけたひとがわたしのカーディガンを摘まんでいた。まだ寒いし、わたしの答えにきみは目を瞠る。「マジか。もうあちーよ」青峰くんは春って感じしないね。「何だソレ」きみはもっとつよく眩しい、なんて、内緒だ。 #黒バスプラス

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【緑間】「口は上手い方じゃない」くやしげに語尾を濁す、困惑の顔に笑ってしまった。いつしか口喧しくてお節介、人情味はもう知っている。落ち込むわたしの隣にあなた、それだけで元気になると言ったら疑うね。でも、あなたに見届けられている。こんなにも心強いことって、ない #愛の言葉が聞こえない

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【高尾】からかい気味にぴっと指先をつかんでは離す。冷てーな冷たいねって頷くわたしたちは、さっきから木枯らしをぼやいてばかりいる。定刻になっても現れないバスを待ち、きつい西日に照らされた頬だけが熱い。寒いね、の合図に気づいてよ。いっそ口走れば、一足はやく春が来るかな。 #黒バスプラス

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袋につめた山盛りのセミを笑顔で見せてくれる小学生男子あおみねくんに悲鳴をこらえたい。あんまりにも得意満面なので、へんな反応するのも悪くて平気なふりをしたい。高校生になるくらいまで「虫のはなしがわかるやつ」として誤解されたまま、俺の捕まえたカブトムシのはなしを聞く友だちでありたい。

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【宮地】帰宅直後、よれた外着のまま抱きつくのは気が引けた。気が弱る夜でさえ、生活リズムのちがう恋人に多くは求められない。「どうした？」 ちからのない「ただいま」に気付いてしまう、その何気ない声がわたしのなかに溶けていく。毎日たまに会う、あなたのことを愛と呼びたい。 #黒バスプラス

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【氷室】帰宅時刻はバラバラでも寝室は一つ、とりあえずはそう決めた。スプリング音を立てぬよう潜ったベッドシーツ、規則正しい呼吸が近くて遠い。部屋は分けた方が？迷いまどろみ寝入る寸前、となりの気配が色濃く香る。「おかえり」夜と朝の狭間に二人、しばらくは様子を見ようか。 #黒バスプラス

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【火神】かすかな衣擦れにふと目が覚める。羽毛布団のなかには自分の体温と自分でないものの気配、それもそのはず、向かいには慌てて目を閉じたきみが強ばったままだ。あれ？と思った瞬間、こっちをトロンと見つめ居直ったひとに抱き寄せられて唇を奪われた。夜這いかな？「そうだよ」 #黒バスプラス

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【緑間】「こんなとき、目は瞑るものだろう？」絞り出される声に従って、一、二、三。その時がやってこない。思わず薄目を開くとそこには、頬を染め上げるきみが朦朧然と佇む。ぱちり、わたしの瞬きの音だけが響いた。「……瞑れと言ったろう！」出来るわけない、そんなきみを残して。 #黒バスプラス

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【わ】割れたグラスの破断面、注意深くつまみ上げれば怪我なんかしない。きらり光る欠片の曲面、覗き込むきみの顔が大きく歪む。「危ねぇだろ、貸せ！」素手のわたしに慌てた口調がくすぐったくて、ヘラリと笑った。継げない不燃物をまとめたシンクの横、注がれたのはきっと愛だ。(火神) #夏かるた

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【へ】平然と方角を偽った。湿り気帯びた細長い街を歩き出す、一角に開けた空も今宵は曇り。「最終、出ちゃうな」手元の文字盤をちらり見たきみは俺の手をまだ繋いだままで立ち尽くす。体裁取り繕ったって、交わした視線に宿る生気に吹き出した方が負け。「ばれたか」俺の嘘もね。(氷室) #夏かるた

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【い】勢い余って取った手に、はぐれないようにと言い訳をした。「あれ乗りたい！」地上の賑わいを物ともせず、空高く旋回するコースターはパーク内とびきりの怪物。挑むきみの横顔がいつになく明るい。掌の熱が例え一瞬でも、この高揚を今日だけにしたくない。仕掛けるなら今だ。(伊月) #夏かるた