【魔法少女（笑）】ネタ

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 「あー…数学わっかんねぇ…もう無理だ…」 「何言ってんだおめーは。数学ほど面白いもんはねぇよ。どれ、俺様が教えてやろう」 「ダメですよ、五百川さん。先輩の担当は俺です」 「出たな…セコムめ…」 「もう誰でもいいから、俺にわかるように説明してくれ…」

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@sousakuTL 「本当に流菜は勉強ができないんだなぁ」 「うるさいな…」 「可愛い顔してんのにな」 「それは関係ないだろ！！ぶん殴るぞ！！」 「つーか涼白、お前受験に数学いんの？」 「いらない…これは期末対策…。少しでも成績あげないと…」 「今更だろ」 「ほっとけ！！」

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@sousakuTL 「皆さんあまり先輩のモチベーションを下げるようなことを言わないであげてください。手遅れなのは本人が一番わかっているんですから」 「お前が一番モチベーション下げるようなことを言ってるぞ」 「鬼だな」

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@sousakuTL 「手遅れだの何だの好きに言ってろ…俺は絶対に受かってみせる！！」 「おぉ…珍しく流菜が強気だ…」 「どうしたんだ、涼白」 「いいことだと思うけど」 「トラ、お前他人事のように言ってるけど、お前も頑張らないとダメだからな」

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@sousakuTL 「さすが先輩。この調子でちゃちゃっと期末対策を終わらせてしまいましょう」 「頑張る」 「はぁ…俺も受験勉強すっかぁ…」 「颯。俺にも数学教えてくれ」 「はいはい…」 「五百川ー俺もー」 「トラは文系科目だろう！」 「えー…」 「えーじゃない！」

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@sousakuTL 「そーいや明日葉、カナちゃんカナちゃん言ってるけどそのカナちゃんはどこの大学受けんの？」 「トラ…なんつータイミングで…」 「その話題はタブーだろ…」 「知っていたら苦労しない！こっちが聞きたいくらいだ！」 「何だ知らねぇのかよ」 「教えてくれないんだよ！」

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@sousakuTL 「どんまい」 「うるさい！」 「なんだ、ただの冷やかしか」 「千景可哀想」 「けどよ、明日葉ぁ。友達として言っておいてやるけど、ほどほどにしとかねぇとお前が辛い思いをするだけだと思うぞ」 「はぁ？なんだ、それは…」

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@sousakuTL 「なんかあいつ…正論言ってるぞ…」 「何も知らないはずなのに何かを察したのか…」 「突然何を言い出すのかと思いきや…よけいなお世話だ。トラには関係ない」 「関係ないだろうよ。ただ友達として助言してやっただけだ。悪い方へ転がるような気がしてな」

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 「失礼な…俺が何をしようと勝手だろう」 「勝手だとも。けどお前はカナちゃんの何を知っているんだ？」 「え？」 「何も知らないんじゃないのか？」 「いやいや。そんなことはないぞ、トラ！俺はカナちゃんのことなら何でも知っているぞ！まずは住所！」

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 「いきなりストーカー発言か」 「違う！あとは身長体重、好きな食べ物嫌いな食べ物…趣味…」 「…ストーカー？」 「だからそう言ってるだろうが。今更何を」 「断じてストーカーではない！」 「じゃあカナちゃんの誕生日は？」 「え？」 「血液型は？」 「え？」

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@sousakuTL 「え…明日葉クン…まさかそんな基本的なパーソナルデーターも知らないの…」 「そう…いえば……俺はカナちゃんの誕生日を知らない…」 「今頃気づいたのかよ」 「ますます可哀想になってきた」 「なんてことだ！これじゃあお祝いできないじゃないか！！俺としたことが ！

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 今すぐにでも聞かねば！…あああ！！カナちゃんのメアドも電話番号もわからない！！手紙だと何日かかるかわからない！どうすればいいんだ！！(ｶﾞﾀｯ」(立ち上がる) 「アホだ…」 「アホだな…」 「超ウケる」 「こうなったら…直接家に…」

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 「さすがにやめろ。マジでストーカーになるから」 「そうだな…手紙をもう一度書こう…仕方あるまい…帰りに便箋を買って帰ろう…12月だし、クリスマス柄とかにしよう…」 「女子か」

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@sousakuTL 「まぁ座れよ。恥ずかしいから」 「すんげー見られてるし」 「落ち着こうぜ」 「あぁ…そうだな………………ん？」 「どうしたんだ、千景……………あ。」 「なんだお前……ら……」 「─────カナちゃん！！！！」 「うわぁぁぁぁ何でお前おんねんんんん！！！！」

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@sousakuTL 「なんという偶然！運命！？運命なのか、これは！！」 「そんな運命呪うわ！文化祭といいお前は何で俺の前に現れんのや！ストーカー！？」 「ストーカーじゃない！！本当に偶然だ！」

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@sousakuTL 「……なるほど……」 「あ？なんだよ、野々原」 「さっきの写真見たことあると思ったら……ここだったんだ」 「……あぁ……そういうこと……しっかし、明日葉のやろう…間が悪いと言うかなんというか…」 「本当にな…これはどう見てもデート…」

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@sousakuTL 「…うん？そちらの彼女は…この間の文化祭のときの…」 「颯、これはまずいぞ」 「修羅場になるか…！？」 「……カナちゃん」 「な、なんや」 「誕生日を教えてくれまいか」 「お前バッカじゃねーの！！！！」 「颯！落ち着け！」

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@sousakuTL 「た…誕生日…？」 「俺はカナちゃんの誕生日を知らないということに今さっき気がついた。なので教えてほしい。そして祝わせてくれ」 「遠慮します」 「なぜだ！！！」 「別にお前に祝われたない！やから教えん！」 「そう言わずに！」 「嫌じゃアホ！」

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 「カナちゃんがこの世に誕生した日を喜び祝うことの何が悪い！」 「メアド、電話番号の次は誕生日か…何がしたいねん…お前は…」 「カナちゃんのことを知りたいだけだ」 「お前の知りたいは下心がありすぎる」 「そんなことはない！」 「そんなことあるやろ」

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@sousakuTL 「なぜそんなことを言うんだ。知りたいと思うのはおかしなことか？俺にとってカナちゃんは特別な存在なんだ！」 「いや、あの、千景さん？」 「そうだ…そうなんだよ！！特別なんだ！カナちゃん！いっそのこと俺とっ…ふがっ！？」 「…俺と？」 「野次馬は黙っとれ！」

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@sousakuTL 「ふがふが…ふがふがふがふがふが(カナちゃん…手をどけてくれないか)」 「あのな…よー聞けや千景…もうすぐ受験やろ…？俺は今勉強してんねん…言いたいことわかるよな？」 「全く！明日葉はバカだなぁ！悪いな！カナちゃん！」 「千景も悪気があるわけじゃないんだ」

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@sousakuTL 「マジで邪魔してごめんな！このバカは押さえておくから！」 「おい！離せ！五百川！ノノまで！」 「騒ぐな千景」 「静かにしてろ！」

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@sousakuTL 「えーっと、お話し中すみません。綾崎さん。ふぅちゃんは元気ですか？」 「…お前…九龍の…」 「九龍雷火。風火のいとこです」 「あー…元気やけど。身内やったらんなもん自分で確認せぇや」 「それがメールとかしても全く返事をくれないので」

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@sousakuTL 「思いっきり嫌われてるじゃねぇか…」 「やめてくださいよぉ、先輩。俺はこんなにもふぅちゃんのこと心配しているのに」 「…お前ら双子って言われても何の違和感もないくらいそっくりやのに、性格は全然ちゃうのな。そらコンプレックスにもなるわな」

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@sousakuTL 「ほら…やっぱり他の人からも言われるじゃん…」 「えー俺は本当、仲良くしたいだけなんだけどなー昔みたいに」 「昔から嫌いやった言うてたぞ」 「わー…それはちょっとショックかもー…」 「あんまりいじめんといたってくれや。見てて不憫やわ」

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@sousakuTL 「いじめるなんて…俺はそんなつもりないんですけどねー…」 「端から見てもそう見えるんだから、そっとしておいてやれよ」 「まさか先輩に諭されるなんて」 「どういう意味だよ！」

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@sousakuTL 「…あー…白木さん、ごめんな。こんなことになって。そろそろ出よか」 「え、あ、うん。私は大丈夫だけど…」 「か、カナちゃん！」 「しつこいやつは嫌いやで、千景」 「んぐっ…」 「行こう、白木さん」

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL 「行っちゃった……」 「カナちゃん…なぜだ…なぜ誕生日を教えてくれない…」 「落ち込むとこそこ？」 「いやービックリした。あれ、彼女？」 「彼女になる人かもよ」 「彼…女…！？」 「なぜ今になって衝撃を受けるんだお前は」

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@sousakuTL 「明日葉どーすんの？女子がライバル？」 「トラ…千景は真剣に悩んでいるんだよ…」 「うん。ごめん。でもなんか笑えてきた…」 「最低か。ほら、お前がそうやって茶化すから明日葉がますます……」 「千景ー？大丈夫かー？おーい」 「……カナちゃん……」

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@sousakuTL 「とりあえず大丈夫そうだな。おらおら、勉強の続きだ」 「五百川ー明日葉が使い物にならないから俺も数学教えてーー」 「五百川！雷火がうざいから俺も数学！」 「先輩ひどい！！」

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@sousakuTL 暴れ回るゾンビ化した人間たち。 そこへ颯爽と現れる三つの影。 「悪事はぼ、僕たちが許しません！」 真ん中に立った一番背の低い人物がそう叫ぶと、ゾンビたちを取り仕切っていた二人はヒソヒソと話し始めた。 「おい…来たぞ…噂の…」 「ああ…今年ナンバーワンの…」

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@sousakuTL しかし三人組の方の様子はおかしい。 「えーと、えーと………何でしたっけ？何て言うんでしたっけ？」 身長が一番低い人物だけが何やら一人慌てている。 「なんだ、あいつら…」 二人は呆然とする。 「えっと、悪者さんたち！今すぐやめないとお仕置きしちゃいますよ！」

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@sousakuTL 安っぽいエロ漫画みたいなセリフだな…と、誰もが思ったがつっこまなかった。 「つーか何だよ！？後ろの二人超やる気なさげじゃね！？」 一人が叫ぶように言った。 確かに彼の言う通り、真ん中で一人頑張って決め台詞を思い出そうとしているにも関わらず、残りの二人はこちら

ナナシ @darkmoon_souji

@sousakuTL に見向きもすることなく、視線が明後日の方向に向いていた。 「目が死んでるな…」 「これがナンバーワンかよ！俺たちもなめられたもんだぜ！」 悪態をついて、さらには地面に唾を吐き捨てた。 「わっ…なんかすごく怒ってる！？ふ、二人とも！いきますよ！」