蛇穴 典雅｜サラギ フミカ
@Saragi_official
＊夜。今日のディナーはステーキだった。 ＊貴方を案内できたのが嬉しかったのか、やたらとウィルはご機嫌だ。 ＊ミアは黙って空になったグラスへワインを注ぐ。
2021-05-23 20:30:33
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＊ウィルはオスカーへ手紙を書きに自室へ戻った ＊貴方とミアは食堂に残される ＊貴方が話しかけるよりも先に声がかかる ＊ミアだ 「食事がお口に合うと良いのですが」 「それより」 「昼間、どこに行っていたんですか？」 pic.twitter.com/j8muFM6hz7
2021-05-23 21:23:44
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＊嗚呼、温度のない瞳とはこの事を指すのだろうか。 ＊その視線が痛い。何故、質問されているのかもわからない。 ＊貴方は……
2021-05-23 21:23:44
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＊貴方は逃げる事はしなかった ＊貴方はミアを見つめ返した 「ははははっ！」 「恐れを知らぬ愚かな人の子」 「嗚呼、哀れだなァ」 ＊瞬間、意識が遠のいていく ＊最後に見えたのは ＊あの気味の悪い赤ではなく緑の瞳 違う！ 違う！ ――████が違う！ ＊どこか遠くで悲鳴が聞こえた様な気がした pic.twitter.com/rrzLqFXEEG
2021-05-23 22:37:25
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▼これまでの記憶を記録しました ▼貴方は呪いを受けました ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＢＳ『悪魔の呪い』 7月20日迄に この呪いを解呪できなかった場合、 貴方は████との縁を失う ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ▼行動能力の残量がありません ▼回復予定時刻→05/24 08:00
2021-05-23 22:44:10４日目
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＊気がつくと朝だった ＊客室に寝かされていた貴方は目を覚ます ＊体が重い ＊サイドベットにはベルが置かれている ＊貴方は……
2021-05-24 10:40:43
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＊ベルを鳴らす ＊しばらくして足音が聞こえてきた ＊ノックのあと、扉を開けたのは ＊ウィルだった 「やァ、大丈夫かい？倒れたって聞いたよ ミアは今日『使い物にならない』から 何かあったら私に言ってくれ」 ＊とりあえず食事でもする？ といって ＊ウィルが持ってきたのはポリッジだった twitter.com/Saragi_officia…
2021-05-24 12:09:00
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＊ウィルが食に拘らないというのは本当らしい ＊ポリッジはあまりにも味気なかった ＊ブランチを食しながら貴方達は問いかけた
2021-05-24 12:17:06
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＊『ミアが使い物にならないとはどういう意味？』 ＊ポリッジを食しながら、貴方は問いかけた。 ＊すると、ウィルは頬を書きながら応答する。 「昨夜、ミアからの襲撃に会った。それは覚えているかな。何かが気に入らなかったらしい。『アイトワラス』の概念のうち、片方が露出してね……」 twitter.com/Saragi_officia…
2021-05-24 13:59:58
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「……アンヌンに一度運ばせている。ミアの場合はだいぶ汚染が進んでいるから効くかはわからないけど、アンヌンに居れば多少は原型を取り戻すだろう」 ＊汚染とは何か問いかけると、ウィルは笑う 「概念の浸食というやつさ」 ＊まったく答えになっていない。 ＊けれど――どこかで聞いた覚えもあった
2021-05-24 13:59:58
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＊『概念の侵食』 ＊その意味を聞く前にウィルは部屋を去る ＊貴方は安静にするよう言われたが ＊その言葉は本心からのものではないように感じられる ＊貴方は……
2021-05-24 16:11:20
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＊貴方は庭に出た。 ＊庭には『大木』『薔薇園』『テーブル』『椅子』『裏口』がある。 ▼19:00まで自由行動が可能です。 ▼自由行動の結果 ▼情報が得られる事もあります twitter.com/saragi_officia…
2021-05-24 17:45:58
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@4omy_ ＊裏口の先は森になっているようだ。 ＊赤子ほどの大きさの足跡がある。 ▼選択肢決定が『庭』のため、 貴方はそれ以上は外へ出ることはできない。
2021-05-24 18:10:13
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@Aoi__Art ＊大木は一昨日のままそこにある ＊その木がなんの木かはわからないが ＊両手では抱えられないほどの大きさだ
2021-05-24 18:37:34
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@Aoi__Art ＊高さや大きさに規則性はないようだ ＊けれど、不揃いな石をここまで積むのは 普通はなかなか難しいだろう。 手先がよほど器用なのだろうか？
2021-05-24 18:45:17
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@Aoi__Art ＊周囲を注意深く見る ＊しかしそれらしきものはない ＊ふと、貴方は指がざらついた感触を受けた ＊貴方は粉のようなものを見つけた ▼調査事項『謎の粉』を入手
2021-05-24 18:51:12
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@Noack_IRIAM ＊バラ園には美しい薔薇が咲き誇っている。種別は調べてみないとわからないが、とても香りが良い。剪定もされているらしく、そのどれもが美しい。 ＊ふと、気が付いた ＊枯葉も虫食いも朽ちかけた薔薇のひとつもない。 ＊管理が行き届いていると言っても ＊ここにはミアしか居ない。そのはずだ。
2021-05-24 18:35:50
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@Noack_IRIAM ＊貴方は薔薇園の片隅に白い石が置いてあるのを見つけた ▼調査事項『白い石』を入手
2021-05-24 18:43:01
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@Noack_IRIAM ＊触れるとざらつく手触りだ ＊よくみてみると少し透明掛かっている ▼選択肢：持ち帰る／そのままにする
2021-05-24 18:55:58
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＊貴方は庭の調査を終えると屋敷に戻る。そういえば夕食はどうなるのだろうと思った時、ウィルが声をかける。外へ食事に行かないかという言葉に誘われて、貴方は馬車に乗り込んだ。 ▼ウィルへ質問が可能です ▼先着１つについて質問ができます
2021-05-24 20:46:02
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@Noack_IRIAM ＊貴方が見せた石を見てウィルは顎に手を当てる 「これは……ふむ。貸してもらっても？」 ▼選択肢：渡す／渡さない
2021-05-24 21:00:40
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@Noack_IRIAM ＊さまざまな方向から観察したのち ＊ウィルはたぶん、と貴方にその石を返す 「おそらくはカルセドニーの原石かな。ギリシアの方ではよく出るらしいが、この辺りで採掘されているとはあまり聞かないね」 ▼貴方は情報『カルセドニー』を入手した
2021-05-24 21:25:37
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@Noack_IRIAM 「石英とも言うよ。私は宝飾にそれほど詳しいわけではないが、カメオとして加工されることは多いね。こう言うのは多分、女性の方が詳しいと思うよ。あるいは、ツバメになりたがりの男とか」
2021-05-24 21:32:55
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@Noack_IRIAM 「うーん、とすれば誰かが落としたのかな。私に心当たりはないが」 ＊ウィルが不思議そうにしていると馬車が止まる。 ＊貴方達は食事を済ませるだろう。 ＊昼間のポリッジよりはマシだった。 ＊貴方は帰宅するも、まだミアは帰ってこなかった
2021-05-24 22:06:29５日目
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＊朝になった ＊ミアはまだ帰ってこない ＊朝食は変わらずポリッジだ ＊ウィルは貴方に問いかけた 「今日と明日、私はロンドンに用事があってね。必要ならば君達も連れて行こう。宝飾店とクラブに用事があってね。君たちはどうする？」 ＊貴方は……
2021-05-25 08:02:17
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＊貴方はロンドンに向かい、調査することにした ＊ウィルが用意した馬車に乗り込むが、今日はいつもと違った馬車だった。すこしデザインが派手である ＊どうやら、ここからロンドンへ行くにあたって見目が大事らしい 「次男とはいえ、一応曲がりなりにも貴族だからさ」 ＊ウィルは肩をすくめた twitter.com/Saragi_officia…
2021-05-25 09:11:40
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＊馬車は揺れる ＊外の景色が少しずつ変わっていく ＊気がつくと貴方は眠っていた …… ……… ………… 《おや、人の子がこの空間にいるとは》 《珍しいこともあるものだ》 ＊目の前には白い猫がいた ＊夢、だろうか？ ＊白猫は貴方に話しかけて来る 《人の子、貴方の名前は？》 ＊貴方は……
2021-05-25 09:51:30
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＊貴方は本名を告げた ＊すると白猫は笑う 《人の子、真名を明かすのは限られた者にした方が利口だ。トム・ティット・トットを知らないのかい？ふふ。けれど、打ち明けてくれたからには良い事を教えてやろう》 twitter.com/Saragi_officia…
2021-05-25 12:07:20
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《人の子よ 全の言の葉を焚べられし 個の言の葉を残せし君。 汝、"名に力を宿す権利を持つ者"よ 我々は容易く形を変えるのは何故か？ それは我々は個別の名を持たないからだ 呼び合う事はあれどそれは個ではなく 区別である故に我らは一が全である
2021-05-25 12:17:44
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全たる知識を有すれば 我らは変貌は容易いが 同時に一が全の変貌となる 幸いにして個の言の葉となった名は その場その土地その國のみに 呪いを刻む 故に我らは遥かなる地でも 千の名を呼ばれ 千の力を持つ者となる 概念の名を持つものが 生まれてから名付けられたとして 変貌のあり方は変わらぬ
2021-05-25 12:17:44
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しかして概念の名を持つ前に名付けられたならば、その名は全てを冠するだろう 概念の名をその後に刻めども 刷り込まれた名前は消えることが無い 上書きされ続けるしかなくなるのだ なればこそ、どこへ逃げようとも 呪いは蓄積し続けるのだ ……わからずとも覚えなさい》 ＊白猫はそう言って消えた
2021-05-25 12:17:45
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「おーい、ついたよ」 ＊肩を揺らされて目を覚ます ＊突然、耳ににぎやかな音が聞こえて来た ＊どうやらロンドンについたようだ ＊本屋や洋服店と様々なここなら ＊なにか道具なども手に入るかもしれない ＊ウィルは宝飾店に行くらしいが ＊貴方は……
2021-05-25 18:23:23
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＊宝飾店は貴族の客が多いらしく、店員は皆しっかりとした身なりをしていた。前に街の市場を回っていた時に比べると、平民と貴族の差が嫌でもわかる 「私は少し用事がある。君たちは店内を見て回るといい」 ＊ウィルは店員に連れられ、何やら予約していたらしい宝石を受け取りに奥に向かった
2021-05-25 23:33:13