四境戦争 芸州口編

シービー @MrCB_Harukaze

勝海舟と広沢兵助らの会談は、9月2日に宮島の大願寺で行われた。長州藩は、和議は拒否したが、征長軍の撤収に対して追撃はしないと約束し、四境戦争休戦協定が締結された。これを受けて征長総督徳川茂承は、4日、芸州口、石州口の征長軍に解兵を命じ、海路で帰阪する。

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四境戦争での長州藩の勝因。①ミニエー銃を中心とした小銃隊を基本単位に編成され戦闘を行う。②戦術は、散兵戦術を駆使し、③山岳地形を利用した制高（上からの銃撃）の作戦を展開。④近代戦の如く、軍夫の動員体制を確立し、民衆を味方につけて兵站を確保。

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⑤武器の優秀さ、兵の多さ、海軍の強さでは幕府軍が勝っていた。従い、長州藩が西洋式兵器により勝利したというのは正しくない。西洋式戦術に習熟し、使いこなした点が勝因。西洋式軍隊は兵士に銃を持たせれば済むものではなく、組織や兵士の改革があってはじめて有効になるものである。