恋は大騒ぎ（１６）

るな@ドール @runadolls7

【番外編】2 聡太（瑠璃ちゃんに嫌われたら） 聡太（俺どうやって生きていこう…） 聡太（昨日は「生きててくれて良かった」だけ） 聡太（言ってくれたけど） 聡太（今後どうしたいとか言ってない） 聡太（なんか、今更怖くなってきた） 聡太（彼女はどう思ってるんだろう） 聡太（4日も放置して） pic.twitter.com/T1djPf1cHb

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438-1 （高校、放課後） 瑠璃「シーン1-1、読み合わせ始め！」 生徒A「たのもう、我が名はイーサン」 生徒A「お主が、ここの領主か」 逸海「…？」 生徒A「ここは、世に目立たず」 生徒A「隠れ住むのに良い」 生徒A「幸い、お主もよすがのある身には見えぬ」 生徒A「我らを助けてはもらえぬか」 pic.twitter.com/zdnous28iP

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438-2 生徒A「お主、名はなんと言う？」 逸海「名前」 逸海「そんなものはない」 生徒A「名がないと申すか」 逸海「生まれてすぐに親が死に」 逸海「以来下働きで生きてきた身」 逸海「私には名などありませぬ」 生徒A「そうか」 生徒A「姫に、名の無いものを見合わすわけにもいかぬ」 pic.twitter.com/N8dJTS0lSL

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438-3 生徒A「ここは、オリーブの木が茂る地」 生徒A「お主はオリヴァの名乗るが良い」 生徒A「リリー、姫君をお連れしろ」 生徒B「お連れしました」 生徒A「こちら側が西の国の姫、セレナ姫である」 逸海「西の国…ずいぶん遠くから…」 美晴「そなた、名はなんと申す」 逸海「…オリヴァ…」 pic.twitter.com/xvTWLppyzW

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438-4 実里「いいんじゃない？」 実里「イメージ通りで」 瑠璃「イーサン、ちょっと言葉硬いかしら？」 実里「だって偉い人なんでしょ？」 実里「下々のオリヴァにはもっと偉そうにして」 実里「いいくらいじゃないかしら」 瑠璃「そうねぇ…」 実里「Aくんもカッコいいし」 実里「イメージ通り」 pic.twitter.com/emE8RT1qww

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438-5 実里「主役のオリヴァ」 実里「カッコよくなりそうじゃん」 瑠璃「うちのクラスイケメン多いけど」 瑠璃「別にそういう人で固めなくても」 瑠璃「良かったのにねぇ…」 実里「カッコいい子の方が人が呼べる」 実里「総意よ」 瑠璃「まぁ、彼らファンも多そうだしね…」 pic.twitter.com/R6hewgxHyj

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438-6 実里「ほら、あそこにいる子たち」 実里「逸海くんのファンらしいよ」 瑠璃「えっ、5人くらい見てるよ？」 実里「そういうものらしいよ…」 瑠璃「みはるんの身が危なくない？」 瑠璃「もちろん演技でだけど」 瑠璃「この話、最後キスまでするよ？」 実里「まぁ、妬まれくらいはするかしら？」 pic.twitter.com/UwayxraQI5

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438-7 美晴「えーん、2人ともー」 美晴「私、こんなでいいのかなぁ」 美晴「自信無いー」 瑠璃「…まだ読み合わせしかしてないよ？」 瑠璃「大丈夫じゃない？」 実里「みはるん可愛いよー」 美晴「お姫様なんて柄じゃなくない？私」 瑠璃「えー、柄だよー？」 実里「可愛いドレス用意するからね」 pic.twitter.com/9vTzqSFbt7

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438-8 逸海「…これ、ホント俺でいいの？」 瑠璃「きみら仲良いね」 瑠璃「おんなじこと言いにきて…」 美晴「逸海くんは問題ないでしょー」 逸海「みはるんこそ」 実里「ホントあなたたち仲良いね…」 実里「なんで付き合ってないのか謎だわ」 瑠璃「…ホントよねー…」 pic.twitter.com/gewtGCb4ip

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438-9 美晴「ところで瑠璃ちゃん」 美晴「聡太さん、見つかった？」 瑠璃「うん、連絡来た」 実里「行かなくて大丈夫？」 瑠璃「大丈夫」 瑠璃「無事なのはわかったし」 瑠璃「ひとりでいたいなら」 瑠璃「いさせてあげたい」 美晴「そんなもんなの？」 瑠璃「そんなもんなの」 実里「そっかー」 pic.twitter.com/vwGStUu3yr

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439-1 （438の夜） 瑠璃「あ、聡太さんから連絡！」 聡太LINE『こんばんは』 瑠璃LINE『元気？』 聡太LINE『元気だよ、今日は』 聡太LINE『植物の観察とかしてた』 聡太LINE『そろそろ萩が咲き始めてる』 聡太LINE『秋だね』 瑠璃LINE『のんびりできてるみたいで』 瑠璃LINE『良かったよ』 pic.twitter.com/ic0X8jFMrv

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439-2 聡太LINE『心配かけたけど』 聡太LINE『少しずつ楽になってる』 聡太LINE『今度、ちゃんと話すよ』 瑠璃LINE『うん』 聡太LINE『んでさ』 聡太LINE『俺、日曜の夜には帰ろうと思う』 瑠璃LINE『帰ってきてくれるの？』 聡太LINE『うん、帰る』 聡太LINE『でさ』 聡太LINE『最後の日あたりに』 pic.twitter.com/2Oj3YCpBha

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439-3 聡太LINE『こっち来ない？』 瑠璃LINE『…行ってもいいの？』 聡太LINE『何もしてあげられないけど一緒にいたい』 聡太LINE『それだけで呼んでもいい？』 瑠璃LINE『もちろんよ！』 聡太LINE『ホントにいるだけだよ？』 瑠璃LINE『いてくれればいいよ！』 瑠璃LINE『私も一緒にいたい』 pic.twitter.com/PgkzP7P1Lj

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439-4 瑠璃LINE『私に気を使うの良くないと思いますが』 聡太LINE『良くないですか？』 瑠璃LINE『当たり前じゃん』 瑠璃LINE『ずっと一緒にいるじゃない』 瑠璃LINE『お互い、よそ行きから全裸まで』 瑠璃LINE『見ちゃってる仲じゃない』 聡太LINE『見てますね…全裸』 瑠璃LINE『モノの例えよ！』 pic.twitter.com/vOs5e78Df6

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439-5 瑠璃LINE『呼ばれるの、待ってた』 瑠璃LINE『あなたのこと、放っておいて』 瑠璃LINE『あげなくちゃって思ってた』 瑠璃LINE『でも、呼ばれるの待ってたよ…』 聡太LINE『ありがとうね』 聡太LINE『心配かけちゃったね』 聡太LINE『もう大丈夫だから』 聡太LINE『ありがとう』 pic.twitter.com/qipgzK1tQM

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439-6 瑠璃LINE『私、来週17歳になる』 聡太LINE『知ってる』 聡太LINE『16日』 瑠璃LINE『あなたに初めて会ったのは』 瑠璃LINE『去年の10月、まだ16歳になったばかりの頃』 瑠璃LINE『1年大人になったから』 瑠璃LINE『少しは私にも甘えてほしい』 瑠璃LINE『あなたとはしばらく2つしか違わない』 pic.twitter.com/xtxv3HaeH0

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439-7 瑠璃LINE『辛いことがあったら話してほしいし』 瑠璃LINE『泣いてくれてもいい』 瑠璃LINE『私もしちゃうと思うから』 瑠璃LINE『あなたにもそうしてほしい』 聡太LINE『うん…わかった』 聡太LINE『瑠璃ちゃんには遠慮しない』 聡太LINE『瑠璃ちゃん』 聡太LINE『自分、こんなだけど』 pic.twitter.com/pXwAgVYJAc

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439-8 聡太LINE『嫌になってない？』 瑠璃LINE『…なんで？』 瑠璃LINE『私の大事な人が』 瑠璃LINE『自分を取り戻そうとするのに』 瑠璃LINE『私が嫌になる理由がありますか？』 聡太LINE『…うん』 聡太LINE『ありがとう…』 聡太LINE『愛してる』 瑠璃LINE『うん』 pic.twitter.com/zWLEcXf9qy

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440-1 （藤崎家） 瑠璃母「まぁ、そんなことがあったのね」 瑠璃母「あの子、真面目そうだもんね」 瑠璃「真面目だと突然1人になりたくなるもの？」 瑠璃父「そりゃそうだよな」 瑠璃父「俺なんかは行き詰まると酒に走るが」 瑠璃父「行き詰まった時に1人になりたくなるのは」 瑠璃父「理解できる」 pic.twitter.com/Ojmre6eSsc

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440-2 瑠璃父「真面目すぎるとな」 瑠璃父「自分を追い詰めるような考え方するから」 瑠璃父「行き詰まりやすいだろ」 瑠璃「そんなものか…」 瑠璃父「まぁ、よくない癖だから」 瑠璃父「学生のうちに制御を学べれば」 瑠璃父「社会に出た時楽になる」 瑠璃父「真面目なりゃいいってもんじゃない」 pic.twitter.com/fGqVNg08qd

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440-3 瑠璃母「で、聡太さん、今キャンプ場にいるの？」 瑠璃「電車で15分くらいのところにいた…」 瑠璃父「ああ、あそこか」 瑠璃母「何食べてるのかしら？」 瑠璃父「キャンプ場で食うものなんか」 瑠璃父「BBQとかか？」 瑠璃「カップ麺たくさん持って行ってるって」 pic.twitter.com/x0CqZSz5rs

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440-4 瑠璃父「…栄養不足で口内炎できそう…」 瑠璃父「ビタミン剤でも持って行ってやれ」 瑠璃母「違うでしょ」 瑠璃母「焼けばいいように食材用意してあげるから」 瑠璃母「瑠璃、焼く支度くらいできるでしょ？」 瑠璃「ありがとう…」 瑠璃「そうしてあげたい…」 pic.twitter.com/Za3IxIbH1h

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440-5 瑠璃父「今日木曜か」 瑠璃父「じゃあ明日の夜、車で送ってやる」 瑠璃「明日？」 瑠璃「聡太さん、日曜に帰るからその頃って言ってた」 瑠璃父「テントあんだろ」 瑠璃父「お前もついでに楽しんで来い」 瑠璃「あっ、あの」 瑠璃「それ、ふたりでお泊まり…？」 瑠璃「親が推奨すること？」 pic.twitter.com/3nCivoyfxE

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440-6 瑠璃父「あいつなら大丈夫、信頼してる」 瑠璃父「明日から泊まってこい」 瑠璃父「修復が効く程度なら間違ってもいいから」 瑠璃「どういう信頼！？」 瑠璃父「体の関係くらい、高校生になったらあるだろ」 瑠璃父「ただ、瑠璃の心や体を傷つけることは」 瑠璃父「やつはしないと思ってる」 pic.twitter.com/i0k2UUmnsk

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440-7 瑠璃「パパ！」 瑠璃「正論だけど！」 瑠璃「親としてそれ言っちゃっていいの！？」 瑠璃父「俺も高校の時はあったし」 瑠璃父「娘だけ神聖視する馬鹿親には」 瑠璃父「なりたくないんでな」 瑠璃母「…瑠璃は誰にもやらんって」 瑠璃母「こないだまで言ってたくせに」 瑠璃父「うるさい」 pic.twitter.com/uMDVJxJgVF

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440-8 瑠璃父「相手があいつならいいと思っただけだ」 瑠璃母「必ずあの子と結婚するわけじゃないわよ？」 瑠璃母「まだ若いんだし」 瑠璃父「あいつじゃないと許さん」 瑠璃父「別れるようなことがあったら俺に言え」 瑠璃父「交渉してやる」 瑠璃「パパ、おかしいよ…？」 瑠璃「でも…ありがと」 pic.twitter.com/LfrrEa4DRB

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441-1 （生島家、理人くんの部屋） ﾌﾞﾙﾙ… 理人「あ、LINE…」 理人「うわ、ミハルさんだ！」 美晴LINE『こんばんは』 美晴LINE『今大丈夫ですか？』 理人「もっもちろん大丈夫だけどっ！」 理人LINE『大丈夫ですよ』 理人LINE『どうしましたか？』 美晴LINE『なんか心細くなっちゃって』 pic.twitter.com/61eR9HgoHf

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441-2 美晴LINE『11月の文化祭で』 美晴LINE『クラスの出し物で演劇やるんですけど』 美晴LINE『私が主役やるんです』 理人「えっ」 理人「見たい…すごい見たい…」 理人LINE『すごいじゃないですか』 美晴LINE『でも、私目立つタイプじゃないし』 美晴LINE『大丈夫なのか不安で』 pic.twitter.com/i5cge8vpaI

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441-3 理人LINE『「素敵じゃないですか』 理人LINE『みんながミハルさんを選んだんでしょう？』 美晴LINE『そうなんですけど…』 理人LINE『じゃあ、みんなが』 理人LINE『ミハルさんで大丈夫だと思ってるんですよ』 理人LINE『緊張しないで頑張って』 美晴LINE『ありがとうございます』 pic.twitter.com/Lr9OK1fZCg

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441-4 理人LINE『…でも』 理人LINE『ミハルさん、彼氏いるでしょう？』 理人LINE『彼氏に話してみればいいのに』 美晴LINE『そうなんですけど…』 美晴LINE『実は、私の彼の受験日』 美晴LINE『うまく行けばちょうど』 美晴LINE『文化祭の日と重なるんです』 美晴LINE『話しづらくて…』 pic.twitter.com/rl1QPFw9qH

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441-5 理人LINE『俺が彼氏なら、話してほしいと思いますよ？』 理人「俺が彼氏なら、だって」 理人「調子に乗ってんなー俺」 美晴LINE『そう…ですよね』 美晴LINE『推薦もらえるかどうかが10月にわかるから』 美晴LINE『受験の邪魔にならないか」 美晴LINE『なんか遠慮しちゃうんです』 pic.twitter.com/OrcU0WR9a3

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441-6 理人「なんか、俺の知ってる柴田じゃないぞ？」 理人「もっとあいつ話しやすいと思うが…」 理人LINE『ミハルさん、彼氏に遠慮しすぎてない？』 美晴LINE『…やっぱりそう思いますか…？』 理人LINE『うん』 理人LINE『それじゃ、なんのために付き合ってるのか』 理人LINE『わからないですよ』 pic.twitter.com/nw3O9RezBS

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441-7 理人LINE『彼氏ともっと楽に話せるといいよね』 理人LINE『きっと受け止めてくれますよ』 美晴LINE『ありがとうございます』 美晴LINE『ヒカリさんに話して良かった』 理人「…なんで俺、柴田の味方してんだよ」 理人「あんなやつ振られりゃいいのに」 理人「…なんて、思ってないから困る」 pic.twitter.com/2ErpwLvtA3

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441-8 理人「俺、陰ながら見てる『ヒカリさん』であれれば」 理人「それでいいんだ」 理人「ミハルさんが幸せなら」 理人「それでいいんだ」 理人「柴田、漢気あっていい奴だしな…」 pic.twitter.com/S4VOPrztoM

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442-1 （キャンプ場） 瑠璃父「行ってこい」 瑠璃父「きちんと話してこい」 瑠璃「ありがとうパパ」 瑠璃父「行きは荷物多いし車で送ってやれたけど」 瑠璃父「帰りはあいつと一緒に電車で帰ってこい」 瑠璃「うん」 瑠璃LINE『聡太さん』 瑠璃LINE『今キャンプ場に来てる』 瑠璃LINE『待ってて』 pic.twitter.com/qgFJ7oJgQl

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442-2 聡太「えっ」 聡太「あれ…今日、金曜日…だと思う…」 聡太「日曜日に来るんじゃ…？」 瑠璃「来ちゃった」 聡太「…来ましたね…」 瑠璃「なんか…スナフキンみたいですね…」 聡太「憧れますね…」 聡太「あの、こんな遅くに来ちゃって」 聡太「帰り、お送りするにはかなりシビアですが」 pic.twitter.com/BabFEFuVxH

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442-3 瑠璃「ここに宿泊施設があるじゃないですか」 聡太「えっ、泊まるんですか！？」 瑠璃「ダメですか？」 聡太「お父さんとかお母さん、反対しなかったの！？」 瑠璃「むしろお父さんに送ってもらってきた」 聡太「…2人だけで泊まるの、初めて…じゃない…？」 瑠璃「大丈夫、襲わないから」 pic.twitter.com/orEn8cGEYS

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442-4 聡太「襲う、って…」 聡太「あの…」 聡太「逆のことは考えていただけないんですか？」 聡太「さすがにここでは無理ですが」 瑠璃「あなた、何食べてた？」 聡太「えっ」 聡太「カップ麺…」 瑠璃「カップ麺で1週間やってたの？」 聡太「うん」 瑠璃「口内炎できるよ…？」 pic.twitter.com/tqzgpWJS67

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442-5 瑠璃「今日は夕飯食べた？」 聡太「まだ」 瑠璃「それは良かった」 瑠璃「んとね、お肉！あなた絶対足りてないでしょう？」 瑠璃「これ、お野菜とか！」 瑠璃「親が切ってくれたの持ってきた！」 瑠璃「焼くしかしないけど一緒に食べよう」 聡太「…えっと」 聡太「マジで帰れなくなるよ？」 pic.twitter.com/fTVzxdO5Oj

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443-6 瑠璃「だから、帰らないの！」 聡太「お父さんお母さん」 聡太「マジで泊めていいと…？」 瑠璃「あなたのこと信じてるって」 聡太「信じてるもなにももうアレがナニですが」 瑠璃「そんなの分かってるって」 聡太「え」 瑠璃「あなたは私を傷つけない」 瑠璃「そのことを信じてるって」 pic.twitter.com/AnFNikwsDS

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443-7 聡太「…ごめん」 聡太「説明もせずにこんなことして」 聡太「心配かけて…」 聡太「傷つけてるじゃん俺…」 瑠璃「ううん」 瑠璃「野生動物だって自分が調子悪かったら」 瑠璃「ひとりになるもんね」 瑠璃「心配はしたよ？でも」 瑠璃「気持ちはわかったんで大丈夫」 聡太「瑠璃ちゃん…」 pic.twitter.com/9FYwhwRFpJ

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443-8 瑠璃「ご飯、食べよ」 瑠璃「自分の傷は癒えた？」 聡太「わからない」 瑠璃「話したくなったらでいいんだけど」 瑠璃「私じゃわからないって思わないで」 瑠璃「私、あなたのお嫁さんになるんだから」 瑠璃「いつまでも『生徒さん』じゃないんだから」 聡太「…うん」 瑠璃「私を頼ってよ」 pic.twitter.com/Bo3rVoLDad

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443-9 瑠璃「お兄さんぶって」 瑠璃「誰にも言わないで悩むの」 瑠璃「良くないよ？」 瑠璃「私はなんのためにいるの？」 瑠璃「私がしてもらったように」 瑠璃「私もあなたの道を示したい」 瑠璃「頼りにされたい」 瑠璃「大好きだから…」 聡太「…ありがとう…」 聡太「…大好きだよ…」 pic.twitter.com/fHTaH5VQwO

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【番外編】1 聡太「にしても」 聡太「瑠璃ちゃんのお父さん」 聡太「理解ありすぎじゃない？」 聡太「その、娘の貞操について」 聡太「どーなのよ…」 瑠璃「あ、うちのパパ」 瑠璃「元ヤンキーだから」 聡太「…元ヤンキー？」 瑠璃「中学くらいから酒タバコ当たり前」 瑠璃「喧嘩上等だったって」 pic.twitter.com/Wo3K2LEM7s

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【番外編】2 瑠璃「女性関係は中学2年からって」 瑠璃「言ってたわ…」 瑠璃「ま、35年とか前の話らしいけど」 瑠璃「ギリギリ昭和だって」 聡太「…なんで俺」 聡太「そんなお父さんに気に入られてるんだ…？」 瑠璃「めっちゃ気に入ってますね」 聡太「…嬉しいけど、」 聡太「なぜ…？」 pic.twitter.com/HeZFEIzfZ7

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443-1 （キャンプ場、テントの中、442の翌日） 瑠璃「ねぇねぇ」 聡太「ん？」 瑠璃「ビスケット私にも頂戴」 聡太「ん」 瑠璃「ねぇねぇ」 聡太「ん？」 瑠璃「膝枕して」 聡太「どうぞ」 瑠璃「ねぇねぇ」 聡太「ん？」 瑠璃「好き」 聡太「こんな酷いことしたのに」 聡太「俺の何が好きなの？」 pic.twitter.com/QS8rQxqdgD

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443-2 瑠璃「言ってなかったっけ、存在の全てが好きなんだって」 瑠璃「一挙手一投足」 瑠璃「頭のてっぺんから足の指先まで」 瑠璃「ぜーんぶ好き」 瑠璃「…特に、一生懸命なところは大好き」 瑠璃「私を刺激して、行く末を示してくれる」 瑠璃「今回だって酷いことされたと思ってない」 pic.twitter.com/LiSkdHybmy

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443-3 瑠璃「…でも」 瑠璃「辛い思いを抱えたまま話してくれないのは」 瑠璃「ちょっと酷いかしら」 聡太「そうだよね」 聡太「俺さー」 聡太「頑張ればなんでもできるって」 聡太「思ってたんだよね」 瑠璃「頑張れば？」 聡太「うん」 聡太「勉強は、どの科目も」 聡太「なんとなくできてたし」 pic.twitter.com/uwltHpoCrL

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443-4 聡太「行きたい中学も…高校は内部試験だけだけど」 聡太「大学も頑張って入れちゃった」 聡太「だからなんでも『頑張ればできる』って」 聡太「思い込んじゃったんだよね」 聡太「うちの大学のゼミ」 聡太「忙しくて難しいんだ」 聡太「本来、バイトなんかしてらんない」 聡太「でも」 pic.twitter.com/qXVdJFrD4T

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443-5 聡太「教職もとって、バイトもして」 聡太「全部面白いけど」 聡太「本来無茶苦茶なんだよね」 聡太「それで、ゼミも一生懸命やって」 聡太「頑張れば思ったような成績」 聡太「取れると思ってた」 瑠璃「…」 聡太「ところが」 聡太「俺の仲間で、天才がいてさ」 pic.twitter.com/PVD7JmaJtQ

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