恋は大騒ぎ（１６）

るな@ドール @runadolls7

454-7 修二「あ、俺、女の子と付き合うの初めてなんで」 修二「失礼なこととかあったら」 修二「言ってくれると助かる…」 実里「私も…初めてなんで…」 実里「あの、よろしくお願いします」 ぺこり 修二「あ、んと、こちらこそ」 修二「よろしくお願いします」 ぺこり pic.twitter.com/rHsimseH1a

拡大

るな@ドール @runadolls7

454-8 （今日） 修二「一年、経ったね」 実里「うん」 実里「楽しかったし、今も楽しい」 実里「あのとき、告白してくれて」 実里「ありがとう」 実里「お付き合いしはじめてから」 実里「あなたのことを知って」 実里「好きになったんだけど」 実里「今はあなたが大好き」 修二「あ、ありがと」 pic.twitter.com/xeX2aLKDUi

拡大

るな@ドール @runadolls7

454-9 実里「あなたが私を好きでいてくれるのよりも」 実里「ずっとずっとあなたが好き」 修二「え、それはどうだろう」 実里「ん？」 修二「あ、えっと、うん…」 実里「ん？」 修二「…ええ、好きですよ…」 実里「よしよし」 実里「さて」 実里「お店着いたよ」 修二「うん」 実里「楽しみー」 pic.twitter.com/6ez0PN5MDl

拡大

るな@ドール @runadolls7

455-1 （454の続き、カフェにて） 実里「うわぁ！」 実里「きたきた！」 実里「アフタヌーンティーセット！」 実里「やってみたかったんだー」 実里「ここのアフタヌーンティー」 実里「贅沢ー！」 修二「美味しそうだね…」 実里「ね、いいでしょここ？」 修二「うん…」 修二「すごいね…」 pic.twitter.com/j4Ju0K8rIV

拡大

るな@ドール @runadolls7

455-2 実里「お付き合い一周年記念ー！」 実里「わーい！」 修二「…」ｸｽｯ 実里「あ、なんか笑われた」 修二「そうじゃなくて」 修二「みのりん、変わったよね」 実里「変わった？」 修二「うん、明るくなった」 修二「よくお喋りするようになったし」 実里「可愛い？」 修二「…うん…」 pic.twitter.com/OKwfuNqpCA

拡大

るな@ドール @runadolls7

455-3 修二「俺に何かしてほしいことある？」 実里「今週の『愛してる』がまだ」 修二「えっ、あ」 修二「…愛してる…」 修二「…でも、ほんとにそれでいいの？」 実里「あともう一つ」 実里「嘘はつかないでほしい」 修二「…つまり、口先で好きだの何だの言うなってことだね」 修二「了解」 pic.twitter.com/rBYB8yHA2Q

拡大

るな@ドール @runadolls7

455-4 実里「じゃああなたは私に何してほしい？」 修二「…離れないでほしい…」 実里「え」 修二「俺のことはみのりんが全部知ってるし」 修二「これからもそうなんだと思う」 修二「…俺には多分、みのりんしかいないんだ」 実里「うん、離れない」 実里「意地でも離れない」ﾆｺｯ pic.twitter.com/dZVffocYRk

拡大

るな@ドール @runadolls7

455-5 実里「私達、無欲だね」 修二「そう？」 修二「だいぶ欲深いと思うけどね」 実里「あー、美味しいものは一緒に食べたい」 実里「それがすごく楽しい」 修二「うん、そうだね」 修二「…これからも、よろしくね」 実里「わーい！」 実里「こちらこそよろしくね」 pic.twitter.com/Fn1LCypikK

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-1 （高校、放課後） 実里「いろんなお洋服お借りしてきたよ」 実里「この中から劇の衣装決めまーす」 実里「相田くんの親戚の人の結婚式のスーツ」 実里「ライアンの衣装にどう？」 実里「マントは作るとして」 実里「修二くん、ちょっと体貸して」 修二「え」 実里「合わせてみるよー」 pic.twitter.com/zhV2scQYjw

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-2 美晴「あ、サイズ感いいね」 修二「相田…蔵人の親戚？」 蔵人「うん、ウチのいとこ」 蔵人「背格好はお前に似てるわ」 実里「うん、いい感じ」 美晴「じゃあ、相田くんが演る」 美晴「イーサンの服は？」 蔵人「あ、蔵人って呼んでよ」 実里「あ、うん」 実里「あ…蔵人くんは」 pic.twitter.com/p1LHDfuj6n

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-3 実里「修二くんに、お兄さんの服を」 実里「借りてきてもらいました」 蔵人「少し丈が長いな」 修二「折れば履けるっしょ」 蔵人「お前ん家、兄貴も背ぇ高いのな」 美晴「ライアンが白で」 美晴「イーサンが黒のイメージなのね」 実里「そうそう！」 実里「ここまでは大丈夫そうね」 pic.twitter.com/klohCVYsn8

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-4 実里「あと、オリヴァの服」 実里「これはふたりみたいにカッチリしてないのが」 実里「望ましいから…」 実里「これいいじゃん」 実里「ブラウス」 美晴「え、これ、色気ある…」 実里「色気のいる役柄じゃないけどね…」 実里「下は適当で良さそう」 逸海「これか…」 pic.twitter.com/vQeArXW4sz

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-5 実里「で」 実里「女子だけど」 実里「リリーをやる鳥屋野さんは」 実里「このワンピースとかいいよね」 美晴「あ、それいいと思ってた！」 美晴「鳥屋野…まつりちゃんによく合いそう」 まつり「可愛いねー、誰の？」 実里「…私の…」 実里「それから」 実里「セレネなんだけどね」 pic.twitter.com/m2wQqv6Y3a

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-6 実里「みはるん」 実里「これあててみて」 美晴「あ、これ」 実里「そう、うちのお母さんの結婚式のカラードレス」 実里「スカート部分長くて引きずるから」 実里「動きづらいかもだけど」 実里「お姫様だからねぇ」 まつり「わぁ、可愛い！」 逸海「…可愛い…」 pic.twitter.com/Mt4kUcx0RJ

拡大

るな@ドール @runadolls7

456-7 実里「あと、ライアンとイーサンは」 実里「マント着てもらうから」 実里「衣装係総出で頑張って作る！」 修二「なんか…偉そうだな」 美晴「そりゃ皇帝の役なんだから」 美晴「偉そうじゃないと…」 逸海「俺も偉そうじゃ…」 実里「姫様付きの高官なんだから」 実里「偉そうじゃないと」

るな@ドール @runadolls7

456-8 実里「あとはこの役がこれで…」 実里「だいたい決まったかな」 まつり「すごーい、みんなで力合わせると」 まつり「こんな豪華になるのねー」 美晴「私、このドレスかー」 美晴「…重っ」 美晴「頑張らないとなぁ…」 pic.twitter.com/Mhj9MlKC0L

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-1 pic.twitter.com/TQ7OwB5Cgh

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-2 美晴（私は…） 美晴（どうしたらいいんだろう…） 美晴（このタイミングで…） 美晴（くんちゃんには） 美晴（正直に言うべきよね…） 美晴（いや、言わなきゃ…） 美晴（でも） 美晴（こんな時に…動揺させたらどうしよう） 美晴（どうしたら…） pic.twitter.com/au5bLhXD41

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-3 薫「待たせてごめん」 薫「来たよー」 美晴「くんちゃん…」 薫「あ」 薫「また何か悩んでそう」 美晴「わ、わかるの？」 薫「そりゃ、こんだけ顔見続けてきたらね」 薫「わかるよ」 薫「黙ってるの、良くないよ？」 薫「ひとりで抱えるのはダメ」 薫「言ってごらんよ」 美晴「…あの」 pic.twitter.com/TiNA0apQol

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-4 美晴「…あのね」 薫「ん？」 美晴「…遅れてるんだ」 薫「へ？」 美晴「…生理」 薫「…えっと」 薫「どんくらい？」 美晴「半月くらい…」 薫「それは…心配だよね…」 薫「多分、僕との関係で言うなら」 薫「95%くらいは大丈夫だと」 薫「思うんだけどな…」 薫「気をつけてるから…」 pic.twitter.com/7o5yuYD1z8

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-5 薫「でも、絶対はありえないから」 薫「様子は見ておかなくちゃね」 美晴「…ごめん…」 薫「なんでごめんなの？」 薫「もしそういう話なら」 薫「ふたりとも責任を負わなくちゃ」 薫「ひとりで抱えようとしないで」 薫「不勉強で申し訳ないけど」 薫「薬屋さんでテスター買えるんでしょ？」 pic.twitter.com/hN3Q3kORhB

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-6 美晴「怖くて買いに行けない…」 薫「買ってこようか？」 美晴「ありがとう、でも」 美晴「…行くなら一緒に…」 薫「大丈夫だから」 薫「万が一のことがあっても」 薫「ちゃんとするから」 美晴「ちゃんとする…？」 薫「僕、来月18歳になる」 薫「みはるんは来年の4月だね」 pic.twitter.com/oiSBwFuYVF

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-7 薫「もしものことがあったら」 薫「4月にはきみと結婚するよ」 薫「そのつもりでいるから」 美晴「でも、大学…」 薫「それは次に考えることで」 薫「きみの体に何かあったら」 薫「いたわれてない僕の責任だから」 美晴「…くんちゃん…」 薫「あのさ、前から思ってたんだけど」 pic.twitter.com/pevbagJZvB

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-8 薫「その呼び方」 薫「そろそろ卒業させて？」 美晴「え」 薫「僕のこと『くんちゃん』って」 美晴「…どうして？」 薫「きみに対して、ちゃんと『男』でありたい」 薫「僕、もう可愛いくんちゃんじゃないよ」 薫「体も作ってきてるし」 薫「もっと大人の男として責任持ちたい」 pic.twitter.com/BTDTCdNERw

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-9 薫「ほら、筋肉」 薫「結構頑張ってるでしょ？」 美晴「うん」 薫「自分の欲しいものは」 薫「自分で掴む人になりたい」 薫「だから、僕のこと大人扱いして」 薫「『薫』って呼んで」 美晴「かおる…」 薫「そのかわり、きみのことも『美晴』って呼ぶ」 美晴「みはる…」 pic.twitter.com/UKlkiWbKeS

拡大

るな@ドール @runadolls7

457-10 薫「だからさ」 薫「お腹のことは」 薫「まずテスター使ってみようよ」 薫「それでなんでもなければ」 薫「…でも、病院には行ったほうがいいな」 薫「遅れてるのは事実なんだし」 薫「何があっても」 薫「心配はさせないよ」 薫「大丈夫だから」 薫「…美晴」 美晴「くn…薫…」 pic.twitter.com/HVrEWpeBFI

拡大

るな@ドール @runadolls7

458-1 （457の翌日） 美晴「あのね…くn…じゃなかった、薫…」 美晴「まだ呼びづらいね」 薫「そう？僕は美晴って呼びやすい」 美晴「ほら、習慣ってものもあるし」 美晴「…ちょっと照れちゃうのもある…」 美晴「あのね、」 美晴「昨日の夜…生理、来た…」 美晴「お騒がせしました…」 pic.twitter.com/bd0c5VUFKY

拡大

るな@ドール @runadolls7

458-2 薫「そっか」 薫「懸念してた方のはなくなったかな」 薫「でも、美晴の体は大丈夫なの？」 美晴「うん」 美晴「ちょっとしたストレスとかでも」 美晴「遅れることはよくあることみたい」 美晴「2週間くらいなら前にもあった…」 薫「そっかぁ」 薫「まぁ、とりあえずはほっとしていいのかな」 pic.twitter.com/Xl5wMjCLoi

拡大

るな@ドール @runadolls7

458-3 薫「でも、分かってて欲しいのは」 薫「僕の気持ちは本当だからね」 美晴「…薫…」 薫「性的な接触があるってことは」 薫「いつどうなるか分からないってことだし」 薫「きみを傷つけたくないから」 薫「最新の注意は払ってるつもりだけど」 薫「万が一の時は結婚して子育てする覚悟」 pic.twitter.com/mTC5JXza4e

拡大

るな@ドール @runadolls7

458-4 薫「口で言うのは簡単だけど」 薫「実際そんなことができるかは分からない」 薫「でも」 薫「そのつもりでいることだけは伝えておく」 薫「僕、美晴のことがとても大事だから」 美晴「薫…」 美晴「ありがとう」 美晴「ホッとしたよ…」 美晴「私、あなたについてく」 薫「おう」 pic.twitter.com/jH3S3LCO3C

拡大

るな@ドール @runadolls7

458-5 薫「僕みたいな、友達作るのも下手で」 薫「内気で、勝手にイライラしてたような奴を」 薫「見守ってくれてありがとう…」 美晴「この頃穏やかだし」 美晴「友達もできたし」 美晴「なんの問題もないじゃん」 薫「なんか、やっとマトモに歩けるようになった」 薫「今は楽しいなって思うよ」 pic.twitter.com/sxwVF8FWB1

拡大

るな@ドール @runadolls7

458-6 薫「来月には推薦取れるか決まる」 薫「そしたら再来月には受験」 薫「そのあとやっと自由になれる」 薫「今まで遊べなかった分」 薫「たくさん遊ぼう」 美晴「うん」 美晴「楽しみに待ってるよ」 pic.twitter.com/hoS7Mw9p0Q

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-1 （カフェ） 実里「ん？」 修二「どした？」 実里「指輪がちょっとキツくなったような…」 修二「フリーサイズだよね？」 実里「今まで入ってたサイズでキツい…」 実里「ちょっと太ったかな」 修二「よく食べるからね…」 修二「今日みたいな日、俺夕食米抜きだからね？節制するからね？」 pic.twitter.com/GVBhi55H9V

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-2 実里「私普通に食べるー」 修二「その巨大なパフェ食べた後でも？」 実里「うん」 修二「ってかむしろ普通に食べられるの？」 修二「お腹いっぱいにならない？」 実里「別腹」 修二「え」 実里「別腹」 修二「うん、太っても仕方ないよね…」 修二「別腹という名の腹は存在しないよ…？」 pic.twitter.com/ipuj4Ic1AL

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-3 修二「おやつ、ヘルシーなの作ってあげるから」 修二「しばらくはうちに食べにきなさい」 修二「ダイエットしよう」 実里「私から食べる楽しみを奪わないでー」 修二「だから奪わないじゃん…」 修二「俺、こう見えて中学時代に」 修二「40kgのダイエット成功してるんよ」 pic.twitter.com/Q0TH5eA07b

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-4 修二「相撲部から勧誘に来るレベルから」 修二「普通くらいに痩せたんだよ」 修二「…食う楽しみは残したまま」 実里「すごーい！」 実里「食べながら、なの？」 修二「もちろんおやつを替えるだけで」 修二「そんだけは痩せないから」 修二「米の代わりに野菜食ってたけど」 pic.twitter.com/gHkr1mylcb

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-5 実里「お米食べられないのは寂しい…」 修二「あなたはそこまで頑張らなくても」 修二「おやつのカロリー減らすだけで」 修二「簡単に元に戻ります」 実里「…ってことは」 実里「おやつ作っていただいて」 実里「おうちにお呼ばれするってこと？」 修二「うん」 実里「なにそのお姫様待遇」 pic.twitter.com/X61yyGhsWF

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-6 修二「…ずっとお姫様待遇してますが…？」 実里「それもそうか」 修二「毎日じゃないからね」 修二「気が向いた時だけ」 実里「ありがたいですわ」 実里「ありがとうですわ」 修二「変な語尾」 実里「お姫様っぽくしてみましたわ」 pic.twitter.com/eIxyMAUGwp

拡大

るな@ドール @runadolls7

459-7 実里「少し痩せなきゃねぇ…」 実里「ちょっとブラから」 実里「胸がはみ出るようになっちゃったような…」 修二（えっ、それは…期間限定で楽しいやつでは…） 実里「触る？」 修二「えっ！？」 修二「ちょっとここでは！」 実里「…ここでって言ってない…」 修二「あ、そうか…」 pic.twitter.com/axKGti41NN

拡大