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Togi / 萠ひとし @Togi_tweet

地球ができたばかりの頃は、大気の中には酸素が非常に少なかったと考えられています。 やがて藍藻類というクロロフィルをもつ細菌が出現します。 クロロフィルは太陽のエネルギーを捕捉し、細胞の中でおこなわれる化学反応のエネルギーを供給することができます。 藍藻類は、炭酸ガスと水とを外から

2023-06-10 20:42:12
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取り込んで、太陽のエネルギーを使って栄養物を合成します。 そして廃棄物として、酸素を放出します。 アリストテレスの弟子であったテオプラストスは、彼の著書「植物の調査」で、約500種類の植物を経て、エビ、カニのような甲殻類、産卵生物、哺乳類、人という「自然の段階」に生物を並べることが

2023-06-10 20:48:17
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できると考えました。  17世紀の中頃、チャールズ1世の侍医であったハービーが雌鹿の子宮の中に小さな子鹿の胎児を見つけ、王様に献呈しました。 さらに、彼は交尾したばかりの鹿を解剖して、子宮の中にアリストテレスの言う霊魂がないことを示しました。 哺乳類である鹿の子供は、ある程度

2023-06-10 21:00:21
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大きくなるまで母親のからだの中で発育します。 したがって、卵を体の外に産み落とす鳥類などとちがって、卵は簡単には見ることができません。また、哺乳類の卵はひじょうに小さく、顕微鏡でしか見えないということもその発見をおくらせました。 実際に哺乳類の卵を最初に観察したのはフォン=ベアで、

2023-06-10 21:04:20
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1827年のことでしたから、ハービーの説は200年近くも時代を先どりしていたことになります。 どのようにして子供の胚ができるかということをくわしく観察して、最初に図解したのは「発生学の父」と呼ばれるイタリアのファブリキウスで、1600年のことでした。  生命の科学という考えをうち出したのは、

2023-06-10 21:19:59
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オパーリンによって1936年、「生命の起源」が著されたことに象徴される流れです。 すべての人間は、猿や豚の子孫ではなく、類人猿や鼠、鼠に似た生き物の子孫です。 プロトゥングラトゥム・ドンエナと呼ばれている我々のご先祖は、尻尾がふさふさのかわいらしい動物で、体重は300グラムにも

2023-06-10 21:24:28
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みたなかったようです。 直径10キロの小惑星が地球に衝突した直後の、いまから約6600万年前にはじめて姿をあらわしました。 大気中に破片が播き散らかされ、長いあいだ太陽が遮られました。 塵が落ちきると、大量の温室効果ガスによって気温が急上昇しました。 暗闇と高温というダブルパンチによって

2023-06-10 21:29:25
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すべての動植物のうち約75%が絶滅しましたが、生態系の地位が空いたことで、生まれたばかりの子が生き延びられるようになりました。 プロトゥングラトゥムの系統樹のうち1本の枝が、我々の類人猿や猿の祖先へ進化しました。 枝分かれして、原生近縁種であるチンパンジーやボノボ、人間が生まれました。

2023-06-10 21:33:54