そして土手を一つ越えればさらに向こうにもわさび田が広がっている。見果てぬ程の大河であり、わさび田なのである。 pic.twitter.com/H4IAojiCPh
2023-04-22 21:57:34農場内には食堂やお土産処は勿論、彫刻や記念碑、そして神社まである。農場というより一つの集落のようですらある。 pic.twitter.com/JLR9Vwp4Ei twitter.com/lousism/status…
2023-04-22 22:06:49もう一ヶ所を諦めた甲斐があった。この広さは軽々に急いで回れるものじゃない。 pic.twitter.com/5ClIVEPDj1
2023-04-22 22:14:31HPの解説に依れば農場の誕生は大正時代、この土地の豊富な湧水に着眼した初代所有者が原野を切り開いていちから開拓した農場なのだという。しかしこれだけ広大なわさび田、もう田畑というより雄大な大河を丸ごと「開拓」したようなものなのではないか…… daiowasabi.co.jp/history/
2023-04-22 22:26:51さらに農場を探索。 pic.twitter.com/n7LlMPnti9 twitter.com/lousism/status…
2023-04-22 22:29:47正直広大過ぎて全容が掴めなかった……マップによれば古畑、新畑、大王畑、北畑、東畑の五つのエリアがあって、各エリアにそれぞれの景観があったのだけど流石に午後三時を過ぎると寒さで注意力が散漫になってしまう。またいつかもっと暖かい時期に腰を据えて探索したいな…… pic.twitter.com/h7MHOFuBbL
2023-04-22 22:43:56このあたりでスマホのストレージ容量が危なくなってくる。今後のためにも、USBに写真を移してストレージ容量を確保しなければならない。既に日が傾いてすっかり寒くなった安曇野の片隅で、ぶるぶる震えながら俯いて地味な作業をしている無様な旅人だ。それでも安曇野の景色だけはずっと美しかった。 pic.twitter.com/Yj0JJqDp4y
2023-04-22 23:05:49さぁ、もう日も沈みかけている。さっきは駆け足だったけど帰りはもうちょっとゆっくりと歩こう。一面の清々しい田園風景だけど、せいぜい最低限の標識があるぐらいで、視界を遮るノイズが徹底的に取り除かれた景色である。そもそも「何もない」を維持するのは実はとても難しいことなのだと思う。 pic.twitter.com/a90IUy7pAx twitter.com/lousism/status…
2023-04-24 20:51:23道中に景観形成住民協定区域という看板があったけれど、この素晴らしい見張らしを維持するためには住民の協力も欠かせなかったはずだ。例えば電柱、ガードレール、不要な標識や看板などについては行政の判断で取り除くことが出来るだろうが、手入れされた農地を維持するのは農家の皆さんの努力である。 pic.twitter.com/6NmDfkmPmT
2023-04-24 21:04:18果てがあることはこうも明らかなのに……だって行き止まりの山並みがこうも詳らかに聳えているのだから……果てしない場所を歩いているような気分になるのは何故だろう。車通りも人通りも殆んどないからここの景色は独り占め。青空の底に落とされて、手応えのない足取りで心地好く空回りをしている…… pic.twitter.com/EsXbDbs6MO
2023-04-24 21:12:01写真が捗るのです…… pic.twitter.com/Pl1kI6eLwY twitter.com/lousism/status…
2023-04-24 21:13:24さて市街地へ。ちょっと道を間違えたりもしたけど、見慣れぬ景色の冴えきった夕空を眺めながら次の目的地へ…… pic.twitter.com/H6EZqTM27e
2023-04-24 21:17:21穂高神社。 pic.twitter.com/pAisLNQvlR twitter.com/lousism/status…
2023-04-24 23:07:02安曇野という地名の由来となったとされる安曇族は海運を司っていたそうで、その由縁もあって、長野には海がないにも関わらず九月には船型の山車を曳き回す御船祭という祭典があるそうな。 hotakajinja.com/about.html
2023-04-24 23:42:15再び駅前に戻ってきたわけですが……午後四時半である。夕暮ればかりが美しい。まだもうちょっとだけ探索を続けよう。 pic.twitter.com/S7eeQxOO0L twitter.com/lousism/status…
2023-04-24 23:51:00今回のもう一つの目的地。碌山公園を横断したところにある碌山美術館。近代彫刻家、荻原守衛の作品を保存・公開している美術館で、今井兼次設計の碌山館は登録有形文化財。以前読んだ日本近代建築ガイドで紹介されてて是非訪れたいと思ってたのだけど……やっぱり閉館時間には間に合わなかったよ…… pic.twitter.com/c0wLKBgpti
2023-04-25 00:04:01ああ、早くも月が登っている、安曇野の夜が始まる、僕は駅に向かう…… pic.twitter.com/MCPpoJ6ehc
2023-04-25 00:06:24さぁ、さらば安曇野、さらば松本。大糸線で松本駅まで戻り、篠ノ井線に乗り換えて長野駅前のホテルまで……おおっと? これはまさか? 姨捨駅で途中下車だと? pic.twitter.com/RdXHJTqDcS twitter.com/lousism/status…
2023-04-25 00:11:23なんで途中下車したかといいますと、夜景のスポットとして有名なんだそうです。確かに素晴らしい夜景。ホームには僕の他にも本格的なカメラを構えた人達が数人いた。確かに素晴らしい夜景。次の電車が一時間後であることと、めっちゃ雪積もっててめっちゃ寒いことを除けば…… pic.twitter.com/CxI5ecDBDP
2023-04-25 00:20:02姨捨駅は山中の無人駅であるが、眺望の素晴らしさや周辺住民のもてなしなどにより観光名所としても人気を博す。近隣には「田毎の月」で知られる姨捨棚田、姨捨山の俗称で知られる冠着山があり、さらに数少ないスイッチバック方式の駅でもあるなど見所満載。 ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%A8…
2023-04-25 00:34:38駅名看板がスイッチバック方式に合わせて書かれていたりするのも興味深く、途中下車した甲斐はあったと思うのだが如何せんこの寒さでは次の電車を待つのがつらい。僕の他にも途中下車したカップルがいたけどやはり時間を持て余した様子で、駅構内の音声案内で姨捨伝説の昔話を流したりしていた。 pic.twitter.com/i0et4SSEab twitter.com/lousism/status…
2023-04-25 14:32:22折角なんで近隣を探索してみよう、もしかしたら姨捨棚田が観れるかもしれない……と夜道に歩き出したものの当然のように遮断機すらない踏切が二連続、それから斜面に沿って斜めに折れていく坂道は凸凹と雪が積もったままで外灯も疎ら、おっと、これは危険なうえに暗くて何も分からんと早々に気付く。 pic.twitter.com/6uc7CySSac
2023-04-25 14:39:10うーん、この斜面は棚田? ただの崖? 何も分からん。ちょっと歩いたところで早々に探索を切り上げて駅に帰還する。北陸のド田舎に産まれた人間ではあるが、これぞ棚田! という田園風景を観たことは実はなくて、ちょっと期待していたのだけど……冬に来るべき場所ではないよなぁ…… pic.twitter.com/n6Mh1zsWSc twitter.com/lousism/status…
2023-04-25 14:56:05午後七時。長野行きの電車が到着。これにて長野旅行の二日目が終わる。 pic.twitter.com/Y94M0FkM7k
2023-04-25 15:01:02長野駅に到着。長野駅のいいところ、駅ビルに魅力的な飲食店が幾つも並んでいること! いや、そんなの当たり前ではあるのだけど、一日目は行程がタイト過ぎてろくに食事を選ぶことが出来ず、二日目のお昼も殆んど滑り込み……ここまで来てやっと落ち着いて信州のお蕎麦を食べることが出来る…… pic.twitter.com/sFDI6K4czJ
2023-04-25 15:06:52長野駅。去年の仙台駅のときもそうだったけど、遥々遠くの県庁所在地を訪れたときの、自分の知らない土地のきらびやかな繁栄を眼の当たりにした眩しさというものがある。疲労、寒さ、寂しさなどを詰め込んだこの一個の身体で、その冴えた眩しさのなかをホテルに向かってとぼとぼ歩いていくのである。 pic.twitter.com/iwKOLziVFS twitter.com/lousism/status…
2023-04-25 15:13:25……はい、これにて長野旅行の二日目が終了したわけですが、三日目に入る前に重要な問題が発覚する。いや最初から明らかではあったのだけど、二日目を常に苛み続けていた足の裏の豆だ。ぶっちゃけ途中からまともな歩様で歩けない程の痛みだったわけですが、特に右足の裏がちょっとしたグロ画像に……
2023-04-25 15:19:44グロ過ぎてとても写真を挙げらんないんですが、手の親指の爪ぐらいの大きさ、強いて言えば柿の種……お菓子の柿の種ではなく、果物の柿の種のような巨大な豆が出来ていた。取り敢えず破いて水を抜き、三日目は「防菌のため靴下のなかにホテルの使い捨てスリッパを履いたままで」旅をすることに……
2023-04-25 15:25:30