【筋トレ】ぶぜくわ140字SSと一コマ漫画まとめ

澱味太郎🌾 @yodomi3taro7

今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「どんな喧騒の中でも貴方の声を見つけられる」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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『君は風だからどこにいてもわかるよ』 ふと言葉が脳裏をよぎる。 こんな時代でも渋谷は相変わらず人ばかりで、僕はコンクリートに埋もれた大地を憂いた。 「桑名」 そう呼ばれた気がして振り返る。 その名前で呼ばれたのはいつのことだっただろうか。 風の匂いがした。 君はそこにいたんだね。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「指輪はまだつけられずにいる」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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約束をしたんだ また必ず巡り巡って出逢うんだって 君がどこかに行ってしまっても土に還ってしまっても ねえ、まだやるべきことがあるからもう少しだけ待っていてくれるかな ああ、君は待ってはくれないね、でも僕は追いかけるよ だからこの環はまだつけない 大地にしっかりと足をつけて刀を握った

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「砂浜に書いたラブレター」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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夏の連隊戦が終わり、夜は皆浜辺でにぎやかに疲れを癒やしていた 桑名の姿が見えず、豊前は暗がりの方へ探しに行った 「なにしとん」 人気のない岩山の裏に彼はいた 「畑の肥料になると思って貝殻を集めていたんだ」 迷子になるからと手を引くと、豊前は自分の名前が砂に書かれているのを見つけた

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「結婚式には呼ばないで」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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はい、と桑名から手渡されたのは白い封筒で、差出人には桑名と見知らぬ女性の名前があった。嫌な予感しかしない。 「そんなの聞いてない」 「仕方ないよ、家の事情だからね」 自分の希望じゃないのかと呆れながら顔を見れば、への字に曲がった口元で悟った 「呼ぶなよ、あとで迎えにいくからさ」

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「満天の星空を閉じ込めた瞳が眩しい」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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「綺麗だな」 海に足をつけて空を見上げる。たくさんの宝石が夜空に広がって辺りはさほど暗くない。 「そんなに入ったら錆びちゃうよ」 心配する桑名ににやっと笑い返しながら、豊前は更に深みへ足を進める。 「来るか？」 振り返った彼の瞳は夜空をすべて吸いこんで、まるで宝箱のようだった。

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貴方は澱味太郎本丸のぶぜくわで『どうでもいいよ、そんなこと』をお題にして140文字SSを書いてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/375517

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出陣から戻ってくるなり、ゴーグル越しに情欲を抱いた男が駆け寄ってきた。 察した俺は彼の手を引いて人影のないところへ連れて行く。 「痛っ」 「わりっ！大丈夫か？」 ふと触れた腕から血が滲んでいる。 「どうでもいいよ、そんなこと」 早くして、と言わんばかりに口を塞がれた。

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貴方は澱味太郎本丸のぶぜくわで『愛を囁け、恋を論ぜよ。』をお題にして140文字SSを書いてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/587150

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「好きだよ」と、豊前は言葉少なめに、しかし情熱的に桑名を見つめる。 「僕は豊前のことを見るととても胸が苦しくなる。畑にいても君の事ばかり考えてしまう。……これが恋なのかな」と言葉にすることで、桑名は目の前の男とはもう今までの関係ではいられないことを悟った。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「背中越しの体温が優しくて泣きたくなった」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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僕は畑を守るために戦っているだけで戦なんて好きじゃない。 それでも毎日出陣しては敵を土に還し、畑に向かっては作物を収穫してを繰り返している。 それが最終的に何を意味するのか考えれば考えるほど深みに嵌ってしまうのだ。 ふと、背中に誰かが寄りかかる。 大好きなその温度に目頭が熱くなった。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「さよならだけど最後じゃない」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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夕暮れに鳴り響く放送音が今日の終わりを告げる。 歪んだ音から漏れるノスタルジーが僕を包んで、彼が明日からいないという悲しみを助長した。 「泣くなよ、桑名」 夕焼けと同じ色の目が輝く。 「きっとまた会えっからさ」 その根拠はどこから出てくるのかわからなかったけれど、僕は静かに頷いた。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「貴方が望むなら何にだってなれるのに」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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豊前が誉を取って帰ってきた。ただし重傷で。 どうやら先陣を切って敵に突っ込んでみたり短刀たちを庇ったりと相当無茶をしていたようだった。 何が君をそうさせるんだろう。 僕は手入れ部屋の前で粥を手にしてあと数分をじれったく思った。 （君が望むなら僕はいつでも盾にでも槍にでもなれるのに）

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「額に押し付けた唇に高い体温が馴染む」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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「顔赤くね？」 「えっ、別に大丈夫だよぉ」 「ほら、でこ出せ」 ぺらっと前髪をめくって調子を確認しようとすると、目の前の男は慌てて前のめりになった。瞬間、自分の唇が代わりに彼の体温を測る。熱い。 わわわ、と慌てて彼は飛び出していく。 「……あっつ」 熱の移った唇をそっと指でなぞった。

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貴方は澱味太郎本丸のぶぜくわで『終末の、過ごし方。』をお題にして140文字SSを書いてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/587150

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「世界の終わりに何を食べるのか、ってよく言うよねぇ」 「あー俺だったら断然肉だな」 「そこは僕の作った野菜って言ってくれないんだ？」 「確かにお前の付け合わせには必要かもな」 「それなら、肉じゃなくて鋼じゃないかなぁ」 ただ緩やかに日の光が落ちるように俺たちは静かに目を閉じた。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「隣で眠る貴方の鼓動まで聞こえそう」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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真夏の畑は暑すぎる。 さすがの桑名もしばらく休憩しようと部屋に戻った。 熱からくる目眩なのかぼんやりとした頭で部屋に入るなり倒れ込む。 「いでっ」 「ああ豊前かぁ……ごめん寝てた？……ぐぅ」 倒れた先は豊前の胸の上。どくんどくんと波打つ音が聴こえそうなところで意識を手放した。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「無防備に反った白い喉を伝う汗」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823 あれな140字なのでふせったー行きになり… fse.tw/wE4CuHpM#all

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「一つだけわがまま言わせて」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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「一つだけわがまま言ってもいい？」 「うん？いい……んんっ」 返事が終わるよりも先に唇を塞がれた。向きを変えたり舌でなぞられたりしばらくいいように弄ばれた。 「よし、ありがとう」 「……言ってねーじゃねーか……」 息を上げる豊前にきょとんとした顔で桑名は言った。 「え、今話したよ？」

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「貴方とならどこまでも行けそう」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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役目が終われば自由にしていいと言われた。 僕たちは数日考えた末、旅に出ることにした。 最後に弾んでもらった給料で一台の真っ赤なバイクを買った。 「どこまでも行けそうだな」 「うん」 豊前は遠くの海の先を眺めている。 一息ついてアクセルを踏みこんだ彼を僕は強く抱きしめた。

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貴方は澱味太郎本丸のぶぜくわで『朝四時、ランデブー』をお題にして140文字SSを書いてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/587150

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朝霧の中で土の濡れた匂いとサクサクと耕す音が聞こえる。 いつもは目が覚めない時間なのに今日は誰かに呼ばれた気がして、豊前江は畑の方へ向かった。 「桑名」 霧で姿が見えないのに、なぜか彼がそこにいるとわかる。 「豊前、おはよう」 他には誰もいない朝がまるで二人だけの世界のように思えた。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「葡萄色の夕焼けが貴方の髪を染めていく」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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遠くから夕餉の時間を知らせる声が聞こえて、二人は畑当番を終わらせた。 振り向けば、空一面が葡萄色の夕焼けに染まっていた。 「桑名行くぞ」 豊前江の真っ黒な髪の毛がちょうどグラデーションのように空に溶けていく。 彼が一人で行ってしまわないように、桑名江は強く豊前江の腕を掴んだ。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「首筋に残った熱は血管を巡って、やがて心臓を刺すだろう」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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「ぶじぇん〜」 酔っ払った桑名が俺の肩に顎を乗せる。 「珍しく酔ったんか？」 「んん〜よっとらんよ？？あ、豊前、首に胡麻ついてる……」 「胡麻？ほくろの間違、いだっ！」 桑名の歯が首筋に食い込む。そのまま桑名は眠ってしまった。 首元が熱い。この熱は巡っていつか俺の心を乱すのだろう。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「冷たい風が頬を刺すから、貴方の肩に顔を埋めた」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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初めての戦は怖いとか辛いとかそういうことではなく、ただ「そういうもの」だった。 僕は確かに刀だったのだ。 切れてしまった頬に風が触れるたび、それを思い出しては痛いと感じた。 「おつかれ」 ただ一言だけ労いの言葉をかけてくれた豊前を見て、僕は思わずほっとして彼の肩に顔を埋めた。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「貴方の声で紡がれる私の名前がまるで魔法のようで」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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「桑名、久しぶり」 初めて顕現した日、豊前はそう言った。 自分も「桑名江」と名乗ってここに現れたけれど、「桑名」というこの二文字で僕の名前を最初に呼んだのは彼だった。 親しみのこもった声を聞いて胸の中が熱くなる。この感覚をなんと名付ければいいのか、この時の僕にはまだわからなかった。

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「1時間手を繋がないと出られない部屋」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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「さすがに30分も握ってっとあれだな……」 「汗でべちょべちょだぁ」 1時間手を握っていないと出られない、と言われ、握手してみたり腕相撲してみてもなかなか時間にならない。が、 ぐちゅっ、と汗の音がした瞬間、部屋の空気が変わった。 「……なぁ、別に手を繋ぐだけじゃなくていいんだよな？」

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「9分2秒のビデオレター」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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桑名の結婚祝いにビデオレターを9分。 向こうがそう要求してきたから、と友人が伝えた。 式には呼ばず、長々と「おめでとう」と画面の向こうで言ってもらうことで自分を納得させたいのだろう。 9分ジャストで話し終えたあと、切れたかどうかわからないテープに呪いを吹き込んだ。 「愛してるよ、桑名」

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「落ちていくような不安定な世界の中で貴方の手だけが確かだった」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823

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戦の終わりは見えず。 この先に何が待っているのかおそらく誰も知らない。 戦うことが己の証明か、畑を、大地を愛する自分は果たして何者なのか。 まるで大地に拒まれたように足元がぐらつく。 「桑名」 豊前が僕を掴む。瞬間、彼の存在が確かに僕たちが今ここにいることの証明であるとわかった。

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貴方は澱味太郎本丸のぶぜくわで『ね、狸寝入りさん』をお題にして140文字SSを書いてください。 #shindanmaker shindanmaker.com/587150

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桑名の背を借りて一眠りしていると加州の声が聞こえた。 「桑名って豊前のこと好きなんだ」 「へ、変なこと言わんとって」 「でもそうなんでしょ？」 背で誰かの鼓動が速くなっているのを感じながら、俺は彼の退室を待つ。 「ね、狸寝入りさん」 桑名がこちらを見て言った。 「顔が赤いよ？」

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今日の澱味太郎本丸のぶぜくわのお題は 「夏色の空を見上げたら」 #創作のお題を決めましょう #shindanmaker shindanmaker.com/804823