恋は大騒ぎ（１３）

るな@ドール @runadolls7

337-6 薫「多分、人生で初めて」 薫「背負いたいものができたんだ」 薫「だから、力の限り」 薫「背負うんだ」 薫「でも、そのためにはご褒美が必要で」 薫「ご褒美はきみ」 薫「だから、この時間は僕の癒しの時間」 薫「こっからまた頑張れる」 美晴「くんちゃん…」 薫「だから、気を使わないで」 pic.twitter.com/IcHUfWgXHx

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337-7 美晴「…うん…じゃあ、」 美晴「甘える…」 薫「そうしてくれると嬉しい」 薫「学校の話とかもしてよ」 薫「僕もするから」 薫「好きなんだよ、みはるん」 薫「だから、きみのことも離さずに」 薫「夢も掴むんだ」 薫「…なんて、かっこいいこと言うけど」 薫「僕のことも甘やかして？」 pic.twitter.com/1JvTAidFky

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337-8 美晴「じゃあ」 美晴「食べちゃうよ？」 pic.twitter.com/cqbaekcFEO

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338-1 （薫くんの塾） 理人「おい、柴田」 薫「えっ…ああ生島か」 理人「お前みたいな軟派なやつに」 理人「負けたことがあるだけでも」 理人「汚点みたいで嫌なんだが」 薫「軟派？」 理人「普通クラスの女子と仲良くしてると思ったら」 理人「帰りには別の女の子待ってて」 理人「何なんお前」 pic.twitter.com/veBfx8w9bC

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338-2 薫「何あんた…僕のこと観察してんの？」 理人「普通に目立つって…二股か？」 理人「顔がいいからって人の道に外れるなよ」 薫「誰が外道だよ…」 薫「普通クラスの女子…三好は」 薫「ただの幼馴染だよ」 理人「じゃあ帰りに待ってた可愛い子は！？」 理人「めっちゃ可愛いんだけど」 pic.twitter.com/9f4BwuZMHD

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338-3 薫「そっちは彼女だよ」 理人「…えっ」 薫「彼女」 理人「お前、彼女がいながら…付き合いながら」 理人「あんだけ点数取れんのかよ」 理人「ってかウチの高校で」 理人「どうやって彼女なんか作れんだよ」 理人「…ってかお前ムカつくなぁ」 薫「そんなことでムカつかれても…」 pic.twitter.com/CKgJNxoQ0f

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338-4 薫「あんた」 薫「…無駄にストレス溜まってね？」 理人「無駄言うな」 理人「俺にはやりたいことがあるんだ」 理人「だから今頑張る」 理人「それだけだ」 薫「ふーん…」 薫「何やりたいの？」 理人「なんでお前に言わなきゃならんの？」 薫「まぁそれもそうか」 薫「僕も同じだ」 pic.twitter.com/WcPfDdA7gn

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338-5 理人「ふん」 理人「まぁアレだ」 理人「せっかくトップ取ってたのに」 理人「邪魔されるのは気に障る」 理人「しかも軟派なヤツに」 薫「彼女がいるだけで軟派なのか」 理人「そりゃそうだろう？」 薫「好きな人くらいいたっていいんだぜ、あんたも」 理人「…」真っ赤 薫「お、誰かいるな」 pic.twitter.com/7aP5kvHX2i

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338-6 理人「うるさい」 理人「いいなと思う人くらいはいる」 理人「…どこの誰だか知らないけど…」 薫「…あんた案外可愛いヤツだな」 理人「うるさい」 理人「お前に何が分かる」 薫「まぁそうだな」 理人「とにかく」 理人「次は塾も学校もトップ取り返してやる」 pic.twitter.com/xNZ3KeaomY

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339-1 （メットは心の目で見てください） 聡太「さて」 聡太「ちゃんとつかまっててね」 瑠璃「はーい！」 聡太「それではこれから海へと」 瑠璃「わーい！」 瑠璃「嬉しいなー」 瑠璃「テスト終わって」 瑠璃「気分よく遊ぶの」 聡太「ホントにねー」 瑠璃「今日は暑くなりそうね…」 pic.twitter.com/nU1KakTCx7

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339-2 瑠璃「久しぶりだなー」 瑠璃「海で泳ぐの」 瑠璃「小学生の頃以来かもしれない」 聡太「そうなんだ？」 瑠璃「私泳げないから」 瑠璃「溺れたら助けてね」 聡太「あ、俺泳ぐのだけならなんとかなるよ」 聡太「平泳ぎ限定で」 聡太「運動音痴がすぎて他なんもできないけどさ」 pic.twitter.com/nykGUHtgOV

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339-3 聡太「それより俺、日焼けが火傷になるタイプ」 聡太「日焼け止め必死で塗ってるかも」 瑠璃「必死にならなくても」 瑠璃「お手伝いするよ？」 瑠璃「私は美容上の問題で焼きたくないし」 聡太「こんがりしてても可愛いかもなんだけど」 瑠璃「後でシミになったりするかもしれないし…」 pic.twitter.com/BUXxVVkVpB

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339-4 瑠璃「これからもずっと」 瑠璃「こんなふうでいられたらなぁ…」 聡太「ん？」 瑠璃「こうやって、抱きついて」 瑠璃「仲良くお出かけして」 瑠璃「おしゃべりしたりして」 聡太「へ？」 聡太「ずっとこうなんじゃないの？」 聡太「何も疑わずに思ってたけど」 瑠璃「…うにゃん」 pic.twitter.com/tj8cGOx2Nv

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339-5 瑠璃「疑ってるわけじゃないんだ」 瑠璃「ただ楽しくて」 瑠璃「…うーん」 瑠璃「なんかカナダ行きたくなくなってきたぞ」 聡太「3週間もいなくなっちゃうもんなぁ」 瑠璃「離れたくないよう」 聡太「…ありがと」 聡太「そう思っててくれるだけで」 聡太「ちゃんと送り出す気持ちになれる」 pic.twitter.com/MfsuQyW818

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339-6 聡太「…さてお嬢さん」 聡太「そろそろ着きますよ」 瑠璃「うわぁ、海…」 瑠璃「キラキラしてる…」 瑠璃「ワクワクするなぁ」 聡太「ところで水着、こないだの？」 瑠璃「うん、ビキニ」 聡太「…誘拐されたりしないようにね…」 瑠璃「ナンパじゃなくて誘拐？」笑 聡太「よし、着いた」 pic.twitter.com/qVxk4MeMiG

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340-1 聡太「えーっと、ですね？」 瑠璃「はい」 聡太「可愛いです」 聡太「めちゃくちゃ可愛いんですが」 聡太「結構刺激的です」 瑠璃「え、そ、そうですか…」 聡太「まぁいいんですけど」 聡太「くれぐれも誘拐されないでください」 聡太（主にロリコンのみなさんに…） pic.twitter.com/nUOsgSeLSe

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340-2 瑠璃（えー、だって） 瑠璃（あなたに見てもらうために） 瑠璃（買ったんだよー） 瑠璃（見て見てー！） 瑠璃（…なんて言ったら） 瑠璃（海遊びどころじゃなくなるか…） 瑠璃「海気持ちいいねー！」 聡太「気持ちいいねー！」 聡太「よく晴れて良かったねー」 瑠璃「良かったー！」 pic.twitter.com/eKFG94nyg9

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340-3 聡太（可愛いなー） 聡太（可愛いなー） 聡太（可愛いなー） 聡太（さっきから頭の中が） 聡太（「可愛い」に支配されてて） 聡太（こっちが変質者になりそうだ…） 聡太（違う） 聡太（この子は9月には17歳になる） 聡太（そう…ハイティーンだ） 聡太（けっして幼女ではない…） pic.twitter.com/IBnv23KYiO

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340-4 瑠璃「きゃ」 瑠璃「波、大きいね」 瑠璃「さらわれるー」 聡太「おっと」 聡太「流されないでよ」笑 瑠璃「…あ」 聡太「…え、」 聡太「っと…」 聡太「えーっと、可愛くて大変よろしい」 瑠璃「うわーい！」 瑠璃「可愛いって言わせたー」 聡太「なに、言わされたの俺！？」 pic.twitter.com/JCoCgz0tUd

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340-5 聡太「うわっ」 聡太「足元取られる！」 瑠璃「…流されないでねマジで…」 瑠璃「たのしー！」 瑠璃「えーい、とりあえず」 瑠璃「水かけるでしょ！？」 聡太「うわっ」 聡太「やられた」 聡太「やり返してやる！」 瑠璃「きゃー！」 バシャバシャ 瑠璃「たのしー！」 聡太「楽しいねー！」 pic.twitter.com/jrE5IcujnG

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340-6 pic.twitter.com/708K8aUN3W

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340-7 聡太「だいぶ暮れてきたね」 瑠璃「1日が短いよー」 聡太「そろそろ帰ろうか」 瑠璃「待って」 聡太「ん？」 瑠璃「すっごい勝手なこと言ってもいい？」 聡太「何？」 瑠璃「私が行くって決めたんだけど」 瑠璃「カナダ本当に行きたくないー」 瑠璃「あなたと一緒にいたい」 聡太「…うん」 pic.twitter.com/FZwXvak4ra

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340-8 聡太「元気に行っておいで」 聡太「いい体験になるよ、きっと」 聡太「大丈夫」 聡太「毎日連絡取ろう」 聡太「顔見て話そう」 聡太「その日1日何があったか教えてよ」 瑠璃「うん…」 聡太「待ってるから」 瑠璃「うん…」 瑠璃「…聡太さん…」 聡太「ん？」 瑠璃「好き…」 聡太「ん」 pic.twitter.com/gpVZXhcGXf

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341-1 実里「おはよー」 実里「…あ、なんか瑠璃ちゃんが日焼けしてる」 瑠璃「やっぱ！？やっぱ焼けちゃってるよねー」 瑠璃「焼けないように気をつけてたのに…」 美晴「なに、プールでも行ってきたの？」 瑠璃「ううん、海」 美晴「…いいなー！！！」 実里「いいなー！！！」 pic.twitter.com/s6gemXCLZL

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341-2 美晴「えー、聡太さんと？」 瑠璃「…うん」 美晴「いいなー！！！」 実里「いいなー！！！」 美晴「大学生はデートの幅が広い…」 実里「大学生って言ったって所詮聡太先生だけどね」 瑠璃「みのりん、聡太さんへの評価低いよね…」 実里「ごめん、いじってるだけ」 pic.twitter.com/XGrYT3QBJ2

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341-3 実里「私もどっか行きたいなー」 実里「あと1週間でカナダ行っちゃうのにぃ」 美晴「ほら、高校生はお金もないしさ…」 美晴「同じものを求めたら可哀想だよ…」 瑠璃「精神年齢は同じくらいだけどね…」 瑠璃「あ、そうだ」 瑠璃「バーベキューでもやる？」 美晴「え？」 pic.twitter.com/Wfp7ZY2S2j

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341-4 瑠璃「うちの庭でだけど、やらない？」 瑠璃「ビニールプールも出すよ？」 実里「えっ」 実里「お庭でバーベキューができてプール出せるの…？」 美晴「あー、瑠璃ちゃん家、お父さん社長さんだもんね…」 瑠璃「言っても中小企業だよ？」 瑠璃「庭、無駄に広いから遊べるよ」 pic.twitter.com/ib8KgYzTzM

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341-5 実里「聡太先生、逆玉の輿か…」 瑠璃「だからそんな家ではないってば」 美晴「遊びに行ってよければぜひ」 美晴「私も今年は」 美晴「夏らしいことなんかできなさそうだし」 美晴「嬉しいな」 瑠璃「そしたら他に誰呼ぶ？」 瑠璃「修二くんは呼ぶかな」 美晴「とりまここへ呼んでこようか」 pic.twitter.com/uGk7rmk8WW

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341-6 修二「楽しい話？」 美晴「瑠璃ちゃんのプール付きの豪邸で」 美晴「バーベキューやろうって話」 瑠璃「誤解を生むからやめてー」 修二「マジ！？」 修二「俺も話に混ぜてもらえるの？」 美晴「そのために呼んだんだけど」 修二「すげー楽しみ！」 瑠璃「あと数人大丈夫だけど誰か呼ぶ？」 pic.twitter.com/lSViDsC0mx

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341-7 修二「じゃあ、また逸海と康太郎に」 修二「声かけてもいい？」 瑠璃「いいじゃん」 瑠璃「呼んできてよ」 康太郎「マジですか？」 康太郎「ビバリーヒルズにある」 康太郎「億万長者の藤崎邸で豪華なお食事とか」 瑠璃「話がめっちゃ大きくなったな」 瑠璃「冗談だってことは理解してる？」 pic.twitter.com/nj8JC27AD7

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341-8 逸海「なんかお邪魔しちゃって」 逸海「嬉しいけど」 逸海「藤崎さん、お家の人によろしく伝えてね」 瑠璃「ありがとう…渡井くん気遣いの人だねぇ」 康太郎「…あの」 康太郎「もうひとり、呼んでもいい…？」 瑠璃「誰？」 康太郎「あの…彼女なんだけど…」 修二「エミリか」 pic.twitter.com/zuJf0Gk2E6

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341-9 瑠璃「あー、あの時の！」 瑠璃「修二くんの幼馴染だっけ？」 修二「うん」 修二「兄貴もよく知ってる子だよ」 康太郎「…したらさ」 康太郎「兄さん来ないのおかしくね？」 実里「あー、そうかも」 美晴「それもそうだよね、あの人カラオケにも来たし」 美晴「みんな顔見知りだもんね」 pic.twitter.com/bBNBk9baNb

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341-10 瑠璃「来るかなぁ？」 修二「尻尾振って来ると思うよ…？」 瑠璃「じゃあ」 瑠璃「夏休み入ったらすぐやろうか」 逸海「場所はお借りするんだし」 逸海「食材は持ち寄りで行こうよ」 康太郎「いいね、俺あとで何が要るか書き出しとく」 康太郎「俺肉奉行やるから！」 修二「取り仕切りよろ」 pic.twitter.com/cE8xxtDq9s

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342-1 （薫くんの高校） 理人「おい、柴田！」 薫「今度はうちの教室にまで入ってきたな」 薫「なんだよ」 理人「お前の彼女、◯◯高校か！？」 理人「昨日見たけど制服がそうだったから…」 薫「そうだけど何？」 理人「…恥を忍んで聞きたいが」 理人「人を探している」 薫「人探し？」 pic.twitter.com/JrPzdQzyXP

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342-2 理人「前に、横浜駅で」 理人「人違いをされたことがある」 理人「後ろからポンと叩かれて」 理人「『間違えましたごめんなさい』って」 理人「その人を探している…」 理人「後ろ姿と声しかわからないんだけど」 理人「サラサラのロングヘアに」 理人「鈴が鳴るような美しい声だった」 pic.twitter.com/L98kt9grEJ

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342-3 薫「それが◯◯高校の制服だったんか」 理人「ああ」 薫「それだけじゃわかんないよ」 薫「場合によっては彼女に聞いてみてもいいが」 理人「あとは…」 理人「その人…俺はスズコさんって呼んでるが」 薫「センス無いな」 理人「悪かったな」 理人「スズコさんは仲間のところへ走ってった」 pic.twitter.com/hcIU70JyvV

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342-4 理人「私服の男が一人、小さい女の子が一人」 理人「顔はわからなかったけど女の子は同じ制服だった」 理人「俺は多分、その男に間違われたんだと思う」 理人「同じくらいの身長だったと思う」 薫「…」 薫「で、わりと声が高めなのね…」 理人「うん」 薫「…」 薫「…うーん…」 pic.twitter.com/nTv2dvB1U8

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342-5 薫（なんかイヤな予感がする…） 薫「う、うん、そしたら」 薫「彼女に聞いてみるよ」 薫「ってかそのスズコさんってあんた」 理人「…うるさい」 理人「俺がスズコさんをどう思ってるかなんて」 理人「カンケーねぇだろ」 薫「分かりやすいやつだな…」 理人「うるさい」 pic.twitter.com/mCujBaK781

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342-6 薫「でも、いくら男子校で女の子に飢えてるからって」 薫「会話もしてない、顔も見てない子…」 理人「だからどこの誰だかわからないんだ」 理人「わかってたのは制服だけ…」 理人「どんな人かわかればそれでいい」 理人「なんかわかったら知らせろ」 薫「人にものを頼む態度じゃねぇぞ」 pic.twitter.com/j5LcjqT5qV

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343-1 （342の続き） 級友「薫」 級友「お前が制服のズボン履いてないの珍しいな」 薫「だって暑いんだもん」 薫「…ところで」 薫「お前、うちの部に去年までいた」 薫「長山聡太先輩覚えてる？」 級友「覚えてるも何も俺らの部長だったじゃん」 級友「色々世話になった」 薫「じゃあ、」 pic.twitter.com/1DEn34TuIz

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343-2 薫「…あいつの後ろ姿見てみて」 級友「え、あ、あいつ？」 級友「…似てるな…」 級友「先輩の方がもっとこう」 級友「ヒョロガリ感溢れてたけど」 級友「あと、あんなピシッとしてなくて」 級友「なんかいつもヨレヨレの服着てたけど」 薫「似てるよね…後ろ姿…」 級友「うん」 pic.twitter.com/zLPjNGNFoS

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343-3 級友「なんか先輩彼女できたんでしょ？」 級友「続いてんのかな」 薫「続いてる」 級友「どんな子？」 薫「ちっちゃくて可愛い女の子」 級友「あの先輩にも彼女できたんだし」 級友「俺も大学デビューできるかな」 薫「『あの先輩』って言うけど、先輩垢抜けたよ？」 級友「信じられん…」 pic.twitter.com/WvZDLptIce

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343-4 薫（…う、やっぱり） 薫（生島が見た私服の男と制服の女の子って…） 薫（…いや） 薫（そんなことないって…） 薫（いや、後ろ姿で言ったら） 薫（よく似た弟おるやん先輩…） 薫（生島よりもガッチリしてるけど） 薫（なんでもありませんように…） pic.twitter.com/4b9qboqlZv

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…あ、去年じゃなくて一昨年の間違いです(^^;;

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344-1 薫「ねぇ、みはるん」 薫「怪談みたいな話をするけど」 美晴「え、何？」 薫「…そっくりな人って見たことある？」 薫「もちろん、君たちみたいな双子は除外するとして」 薫「よく似てる…」 薫「そう、後ろ姿とか…」 美晴「うーん」 美晴「あ、そういえば」 美晴「見たよ」 pic.twitter.com/QPa6b2tmuN

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344-2 美晴「横浜駅にね、ちょっと前だけど」 美晴「参考書を買いに行ったのよ」 美晴「聡太さんと瑠璃ちゃんと3人で」 薫「3人」 美晴「うん、3人」 美晴「でね」 美晴「駅前で手作りアクセサリーの販売やってて」 美晴「つい見ちゃったら2人とはぐれちゃって」 薫「…もう十分怖いです…」 pic.twitter.com/iiCyQSevoZ

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344-3 美晴「まだ本題に入ってないけど」 薫「ええ、続けてください…」 美晴「で」 美晴「聡太さん見つけて、背中ポンってやったら」 美晴「顔が違った」 美晴「後ろ姿がそっくりだったのよね」 美晴「ごめんなさいって言って」 美晴「本物は瑠璃ちゃんと端っこの方で待ってた」 薫「うわあああ」 pic.twitter.com/3hKsGJwGhR

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344-4 美晴「…これ、怖いの？」 美晴「あ、あれね」 美晴「ドッペルゲンガーとか？」 美晴「遭遇すると死んじゃうやつ」 美晴「危なかったねー」 美晴「その距離10mくらいだったし」 薫「ううううう…」 薫「マジか…」 美晴「…そんなに怖い…？」 pic.twitter.com/INCqNFqtdb

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344-5 薫（うわ…どうしよう…） 薫（マジか…） 薫（生島の『スズコさん』…） 薫（怪談どころじゃないぞ…） 美晴「あれ、実は怖い話苦手？」 薫「…あ、そういうことじゃないんだけど」 美晴「今の話そんな怖いかしら？」 薫「ううん、ありがとう、参考になった」 美晴「…参考に…？」 pic.twitter.com/nBXTDUxIKV

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344-6 薫（これは言えない…） 薫（あんなめんどくさいやつに） 薫（これ以上絡まれたらたまらない…！） 薫（また胃が痛くなりそう…） 薫（なんであんなやつに） 薫（お近づきになられちゃったんだ僕？） 薫（怖い怖い…マジ怖い…） pic.twitter.com/Djf1Z849lK

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