恋は大騒ぎ（１３）

るな@ドール @runadolls7

330-1 級友A「おい修二」 級友B「この頃藤崎さんと一緒に下校してるけど」 級友B「どういうことよ」 修二「説明しにくいなぁ…」 級友A「お前あの可愛い実里ちゃんを差し置いて」 級友A「やっぱり可愛い藤崎さんと」 級友B「なんかけしからんのだが」 逸海「藤崎さんと修二はそういうのじゃないよ」 pic.twitter.com/KV3Lg6YB3N

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330-2 修二「んーとねー」 修二「話していいのか…」 康太郎「よくね？」 康太郎「るりちーはこいつの」 康太郎「めっちゃかっこいい兄さんと」 康太郎「付き合っててな」 級友B「えー！？」 級友B「藤崎さん彼氏いるの！？」 康太郎「残念ながらいる」 級友B「…めっちゃ残念」 康太郎「だよな…」 pic.twitter.com/BoklbQllaP

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330-3 級友A「それでも」 級友A「めっちゃ仲良さそうだし」 級友A「目立つよお前ら」 級友A「実里ちゃんどう思うよ？」 修二「事情は話してあるし」 修二「大丈夫だと思うんだけど…」 康太郎「あの実里ちゃんが」 康太郎「それしきのことで揺らぐわけが…」 康太郎「場合によってはあるか…」 pic.twitter.com/4anPr5Q7bs

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330-4 逸海「怖いこと言うなよ康太郎…」 康太郎「怖いな、確かに…」 修二「大丈夫だから！怖がらせないでよマジで」 修二「真夏の怪談かよ」 実里「なんか怖い話してるのー？」 康太郎「うわっ」 逸海「いやなんでもないです！」 修二（一瞬冷気が漂ったな…） pic.twitter.com/ZZs9C8gHK4

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330-5 実里「えー、瑠璃ちゃんのこと？」 実里「知ってるよ？」 実里「あのね、修二くんのお兄さんと」 実里「瑠璃ちゃん、修二くんのお家で」 実里「一緒に勉強してるの」 実里「だから、一緒に帰っても問題ないでしょ？」 級友A「実里ちゃんが知ってるなら…」 級友B「そうだな…」 pic.twitter.com/bCRq2UNJor

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330-6 逸海「実里さんは修二の家に行かないの？」 実里「私はカフェで美味しいもの食べながら」 実里「勉強するの好きなんで」 実里「修二くんにも時々付き合わせてる」 逸海「ほう」 康太郎「いいなーそういうの」 逸海「お前もエミリちゃんと勉強してきたら？」 康太郎「俺が遊んじゃうから無理」 pic.twitter.com/Hj6O0jHlYE

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330-7 実里「ところで修二くん」 実里「今日付き合ってくれない？」 修二「放課後？」 実里「うん、例のカフェ」 修二「いいけど…」 実里「明日は英語の試験です」 実里「あなたは歩く参考書です」 修二「…」笑 修二「いいよ、一緒にやろう」 実里「わーい」 pic.twitter.com/dft9DHOM9L

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331-1 実里「ねーねー」 実里「テスト終わって夏休みに入ったら」 実里「私、カナダ行っちゃうよ？」 修二「何日からだっけ？」 実里「24日…だからあと2週間」 修二「帰りは？」 実里「8月13日」 修二「長いなー」 修二「そんなに会わないことって今まで無いもんね」 実里「そうだよねぇ…」 pic.twitter.com/bLqoaGmpq4

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331-2 実里「修二くんのボランティアは？」 修二「8月1日から22日までの月水金」 実里「そうすると私が帰ってきても」 実里「しばらくはお仕事続くね」 修二「うん」 実里「大人になっていくと」 実里「こういうことが増えてくるのかなぁ」 実里「お仕事で会えない、とか」 修二「そうかもねぇ」 pic.twitter.com/koaxLIuvCI

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331-3 実里「寂しいな…」 実里「望んでこうなったこととはいえ」 実里「いつも一緒にいる人と」 実里「離れるのって寂しい」 修二「うん…」 実里「寂しいよー」 実里「寂しいよー」 実里「寂しいよー」 修二「大事なことなので3回も言いますか…」 修二「俺も寂しいよ…？」 pic.twitter.com/5TdwgmmNKH

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331-4 実里「だからね」 実里「これ」 修二「え？」 実里「指輪」 修二「ええ！？」 実里「大丈夫、雑貨屋さんで300円で買ったやつだから」 実里「私がいない間のお守りね」 実里「私もおんなじの持ってるから」 実里「あ、サイズ調整できるから」 実里「この指にね」 修二「左手の薬指ですか！」 pic.twitter.com/IAvpOWbLuG

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331-5 実里「いずれ将来」 実里「ホンモノを交わし合いましょ」 実里「私、本気だからね」 修二（うわあああ） 修二（めっちゃドキドキする！） 修二（どうしよう） 修二（ヤバい） 実里「約束よ？」 修二「うん」 修二「約束する」 修二「めっちゃ約束するから」 修二「だから…一緒にいて」 pic.twitter.com/EAaWDMoSXV

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331-6 実里「うん」 実里「分かってる」 実里「離さないよ」 実里「覚悟しててね」 修二（うわぁぁぁ） 修二（どうしよう…） 修二（語彙力が…） 修二（語彙力が…） pic.twitter.com/Wz5CsxHgtK

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302-1 pic.twitter.com/Xt0jP8ZTAk

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302-6 聡太（…いかんいかん） 聡太（何してんだ俺） 瑠璃（いかんいかん） 瑠璃（勉強しなきゃ） pic.twitter.com/97ngVuMtH6

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333-1 （薫くんの塾） 莉里「こないだのテストの順位表か」 莉里「今回は2位なのね柴田」 薫「…」 莉里「めっちゃ悔しそう」 薫「うるせー」 莉里「仕方ないよ、この1位の人」 莉里「ずっとトップ張ってたもん」 莉里「生島理人」 薫「生島…ってか、ウチの高校か」 莉里「ホントだ、書いてある」 pic.twitter.com/qlSnb6t9rA

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333-2 薫「でも特進クラスでも見たことないよこいつ」 莉里「あー、この人は海外受験クラスだね」 薫「へ、そんなのが」 莉里「海外の大学受けるための特別クラス」 莉里「ほんの数人しかいない小さなクラスだから」 莉里「新しく入ってきた柴田は」 莉里「知らなくて当然」 薫「ふうん」 pic.twitter.com/s3RqewJP0z

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333-3 莉里「どんな人か気になって見に行ったことあるけど」 薫「野次馬根性」 莉里「うるさいわね」 莉里「いけすかない感じの秀才くんね」 莉里「あんたのほうがまだマシよ」 薫「いけすかなくてすみませんね」 莉里「あんた自覚くらいあるでしょ？」 莉里「こいつ、気になる？」 薫「うるさい」 pic.twitter.com/ONj0NDqzkK

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333-4 莉里「柴田きゅん可愛いねぇ」 莉里「わかりやすく気になってるじゃん」 薫「そりゃ…悔しいし」 莉里「莉里はお馬鹿さんクラスだから」 莉里「特進の柴田とは感覚が違うんだろうな」 莉里「トップ張ってる連中なんて」 莉里「正気の沙汰じゃないって思うわ」 莉里「あんたも」 薫「ふん」 pic.twitter.com/QOZVxZe9SV

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333-5 莉里「まぁ、同じ高校なら会うんじゃない？」 莉里「ってか、生島って人」 莉里「おたくの制服着てんの見たことないけどな」 薫「ウチは、着ても着なくてもいいの」 莉里「自由度高いー」 薫「僕は楽だから着てるけど」 薫「着てないやつがほとんどだ」 莉里「あの制服オシャレでいいのにな」 pic.twitter.com/9PSRuU9RgY

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333-6 莉里「ところで」 莉里「彼女とはうまく行ってる？」 薫「…！」 莉里「こないだ見たよ」 莉里「サラサラロングヘアの美人」 莉里「塾の終わりに迎えにきてたじゃない？」 薫「まぁ…ボチボチ」 莉里「ボチボチって雰囲気じゃなかったなぁ」 莉里「めっちゃ大事にしてる感じ」 莉里「ふふ」 pic.twitter.com/Fq5dzo3ot3

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333-7 薫（…さて） 薫（どうにかしてトップを奪還しないと） 薫（海外受験組のやつとは） 薫（推薦取得には関係ないけど） 薫（悔しい…！） 薫（同じ高校のやつにトップ取られるのは） 薫（ものすごく悔しい…！） 薫（みはるんと会いながら） 薫（睡眠とりながら） 薫（どうやって取り返すか…） pic.twitter.com/cDTDmQyKnI

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334-1 瑠璃「テスト終わったよ」 瑠璃「やっと自由の身だー」 聡太「おつかれー」 瑠璃「聡太さんは？」 聡太「2日前に終わってる」 瑠璃「あれ？」 瑠璃「昨日も一昨日も一緒に勉強してた気が」 聡太「その方が一緒にいられるじゃん」 聡太「勉強はしなくちゃいけないし」 聡太「嫌いじゃないし」 pic.twitter.com/mhJfNChxhv

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334-2 瑠璃「私…積極的に勉強好きって境地には」 瑠璃「まだ行けてないよ…」 聡太「俺の場合、ゲームの代わりだから」 聡太「気にしないで」 聡太「攻略して楽しんでるだけだから」 瑠璃「ゲーム…ゲームなの…？」 瑠璃「全く理解不能だ…」 瑠璃「なんかすごい…」 pic.twitter.com/gC0rUmfnOm

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334-3 聡太「ところで」 聡太「お互い体が空いたんで」 聡太「海行こ海」 瑠璃「うわああい」 瑠璃「いつ行く！？」 聡太「いつでもいいけどなるべく早く！」 瑠璃「じゃあ今度の週末行こう！」 聡太「怖くなければ」 聡太「バイクの後ろ乗っけてくよ」 瑠璃「わあああい！」 pic.twitter.com/U8C54MlTyU

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334-4 聡太「そうそう」 聡太「テストの出来はどうだった？」 瑠璃「幸いなことに」 瑠璃「知ってる問題がバンバン出ましてね」 聡太「瑠璃ちゃん変わったねぇ」 瑠璃「へ？」 聡太「なんか、自信がついたというか」 聡太「顔が明るい」 瑠璃「だって」 pic.twitter.com/VnnMXQ1jWF

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334-5 瑠璃「目標を与えてもらって」 瑠璃「ひとりにしないでもらえて」 瑠璃「甘えさせてももらってたら」 瑠璃「欲しいものはみんな『ここ』にあるんだから」 聡太「え」 瑠璃「不安とかだいぶなくなった」 瑠璃「あなたに会ったばかりの頃」 瑠璃「不安しかなかった」 瑠璃「将来が見えなくて」 pic.twitter.com/DwdbNIWtTu

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334-6 瑠璃「でも」 瑠璃「今は全然違う」 瑠璃「時々気持ちがこんがらがって」 瑠璃「わからなくなることがあるけど」 瑠璃「あなたがいてくれれば」 瑠璃「それだけで元気になる」 瑠璃「ありがと」 聡太「え、嬉しい」 聡太「俺なんか、ただ息してるだけの生物なのに」 瑠璃「生物って」笑 pic.twitter.com/P5YGRjHkg1

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334-7 聡太「俺だって」 聡太「分不相応な幸せをもらってる」 聡太「ありがとう」 瑠璃「えへ」 聡太「さて」 聡太「お茶でもしてく？」 瑠璃「お家遊びに行くー」 聡太「ウチ？ここんとこずっとやん？」 瑠璃「じゃなくて、あなたのお部屋」 聡太「あー、ね」 聡太「…相変わらず汚いけどどうぞ」 pic.twitter.com/siBUgeEDmk

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335-1 実里「はー、開放感」 修二「テスト終わりの日っていいよね」 実里「かき氷も美味しく食べられるというもの」 修二「…いつも美味しそうに食べてるよねあなた…？」 修二「テストどうだった？」 実里「うふ」 実里「みのりんにしては優秀」 実里「みのりんにしては、ね」 修二「おー」 pic.twitter.com/EPvplDlXA4

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335-2 修二「頑張ってたもんね」 修二「去年の今頃のみのりんに」 修二「教えてあげたいくらいの変化…」 実里「だって」 実里「私、置いていかれたくないもん」 修二「え？」 実里「みんな頑張ってるし」 実里「私だけ置いていかれるのは嫌だ」 修二「そんなこと考えてたの…？」 pic.twitter.com/MPm1RO3s8I

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335-3 実里「私、いつもそうよ」 実里「みはるんに置いていかれたくなくて」 実里「高校同じところ受けて」 実里「…正直学力足りてなくて」 実里「必死で勉強して」 実里「無理って中学の先生に言われても」 実里「意地でここに来たんだし」 修二「そうだったんだ…」 実里「いまもそうよ」 pic.twitter.com/O2kqwK3yDN

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335-4 実里「今は、あなたについていきたい」 実里「そりゃ、お勉強ではかなわないし」 実里「あなたがみんなに好かれてるのにもかなわない」 実里「でも」 実里「せめて、あなたのことを好きな他の女の子に」 実里「私があなたと一緒にいるのを」 実里「残念には思われたくない」 pic.twitter.com/GO3rePduVt

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335-5 修二「…頑張るのはいいけどさ」 修二「誰かと比べなくてもいいんだし」 修二「人の目なんか気にしなくていいと思うけどな」 実里「別にすごく気にしてるんじゃないの」 実里「ただ、あなたに対してだけは」 実里「恥ずかしい女の子でいたくない」 実里「今はそれが一番かな」 pic.twitter.com/DSkXLXxLs7

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335-6 修二「…」 修二（マイペースでやってるように見える） 修二（みのりんでも） 修二（そんなこと考えてるんだな…） 修二（俺、この人大事にしなかったら） 修二（いい死に方しないわ…） 修二（ホントに大事にしないと…） ぎゅ pic.twitter.com/C2b6xZx5uu

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335-7 ちゅ 修二「ん！？」 実里「メロンのシロップの味がする」 修二「あの、お店の中で！？」 実里「いいじゃん」 修二「まぁ…いいか…いや、なんか…」 実里「ね」にっこり 修二（ああ、こういうのをバカップルっていうんよ…？） 修二（まぁ、でも…） 実里「…」にこにこ 修二（いいか…） pic.twitter.com/lkwX5W9sCO

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336-1 （薫くんの高校） 薫「期末の順位表、もう出たのか…」 薫「うん、全体で一位」 薫「こっちは保ったな」 薫「よし」 ？？？「…チッ！」 薫（え？） 薫（見たことないやつだな） 薫（一度もクラス一緒になったことないな） 薫（めっちゃ悔しそうな顔してる） pic.twitter.com/CzN5Fiksih

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336-2 薫（まぁいいや） 薫（やっぱり社会の点数だけちょっと悪いな） 薫（ケアレスミスがあったからな） 薫（こういうの良くないな） ？？？「…お前が」 ？？？「柴田薫か？」 薫「え？」 薫「…そうだけど何？」 理人「俺、生島理人」 薫「…ああ…！」 薫（うわ、神経質そう…） pic.twitter.com/MsQb5W5wXW

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336-3 薫「あんたが生島か」 薫「同じ塾の」 理人「お前が来るまでは俺がトップだった」 理人「ってか、学校でもそうだったんだが」 理人「お前みたいなニワカに」 理人「負けられない」 薫「ニワカ？」 薫「順調に伸びてるだけだよ」 薫「伸びやなむとつらいよな」 薫「分からんでもない」 pic.twitter.com/IXGjMN7okL

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336-4 理人「伸び悩んでるんじゃない」 理人「たまたまだ」 理人「今回は2番しか取れなかったけど」 理人「次は挽回する」 薫「さぁ、それはどうかな」 薫「僕は譲らないよ？」 理人「お前、いけすかないな」 薫「あんたこそいけすかない」 薫「見てろ」 薫「僕は負けない」 理人「負けるもんか」 pic.twitter.com/9aRkPLDK3L

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336-5 理人「柴田」 理人「お前のツラは覚えた」 理人「また次の順位表の前で会うぞ」 薫「喜んで」 薫（うわー、自意識過剰タイプか？） 薫（三好が言ってたアレ） 薫（わかるわー） 薫（トップ張ってるようなやつは） 薫（正気じゃないって） 薫（…僕もその仲間入りか） 薫（正気じゃないな…） pic.twitter.com/YGODgZjADD

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337-1 （薫くん、塾の帰り） 美晴「くんちゃーん」 薫「みはるん」 薫「お待たせ」 美晴「今日はちゃんとご飯食べてる？寝てる？」 薫「うん、大丈夫！」 薫「もう倒れたくないもんね」 薫「この頃僕優等生よ？」 薫「そのかわり」 薫「トップ取られた…」 美晴「えー、そうなの？」 pic.twitter.com/C7551O2D4P

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337-2 薫「それがさー」 薫「僕の学校のやつなんだけど」 薫「妙に闘志燃やしてんのがいて」 薫「宣戦布告されたよ」 美晴「『した』んじゃなくて？」 薫「えっ」 美晴「そういうのくんちゃんがしそう」 薫「いや、あいつ僕よりヤバいって」 薫「僕、比較したら穏健派だよ？」 美晴「えっ」 pic.twitter.com/pY7gF2wDrs

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337-3 美晴「…嘘ついてるでしょ？」 薫「えっ」 美晴「絶対くんちゃんからも煽ってる」 薫「…よく分かるね…」 美晴「そりゃあ、彼女ですし」 美晴「ってかくんちゃんそういう人だし」 薫「僕、なんだと思われてるんだ…？」 美晴「精神的武闘派」 薫「えー」 pic.twitter.com/fgZzobtusr

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337-4 美晴「…ねぇ」 薫「ん？」 美晴「そろそろ塾からだいぶ離れたとこまで」 美晴「歩いてきたし」 美晴「…くっついてもいい？」 薫「あ」 美晴「あ、暑いからイヤだったらいいよ」 美晴「私も汗っぽいし」 薫「…」くすっ 薫「そうだね、もう塾の連中もいなくなっただろうし」 pic.twitter.com/NidVtIiVzl

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337-5 美晴「みゃ」 薫「こっちおいで」 薫「いつも気を使わせてごめんね」 薫「みはるんはお姉さんみたいに振る舞うけど」 薫「本当は甘えっ子なんだよね」 美晴「…うん」 薫「僕、何もかも完璧に決めるつもりだ」 薫「きみとの時間も、睡眠時間もちゃんと取って」 薫「勉強は集中力で頑張る」 pic.twitter.com/1dz5ediIpQ

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