恋は大騒ぎ（１９）

るな@ドール @runadolls7

528-1 （長山家のダイニング） 修二「お待たせ」 実里「えーっと」 実里「別にもう驚かないけど」 実里「それ、修二くんが作ったんだよね…？」 修二「うん」 修二「わりとよくできたと思う」 実里「…もう驚かないよ…」 実里「普通にお店で売ってるのより」 実里「すごいの出てくるよ…」 pic.twitter.com/HlJ0TGB5GT

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528-2 修二「それは光栄」 修二「実は2台作ってて、こっちは出来がいい方」 修二「もう一つの方は家族で食べる」 実里「去年も色々作ってくれたし」 実里「すごいよね、修二くん…」 修二「趣味ですから」 修二「それに」 修二「みのりんが驚いてくれるの嬉しい」 修二「喜んで食べてくれるのも」 pic.twitter.com/rThpMytCvG

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528-3 実里「間違いなく美味しそうだし」 実里「私としては嬉しい」 実里「けど…」 修二「けど？」 実里「私はお料理とか苦手で恐縮しちゃう」 修二「いいじゃん」 修二「得意な方がやればいいんよ」 修二「みのりんには得意なこともあるし」 実里「私の得意なこと？」 pic.twitter.com/miX4RO7txF

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528-4 修二「みのりんがいると俺が嬉しい」 実里「え、でもそれって」 実里「私、いるだけじゃん」 修二「いるだけでいい」 修二「いてくれれば嬉しい」 修二「それじゃダメ？」 実里「…え」 実里「えっえっえっ」 実里「そんなこと、言ってもらったら…」 実里「どうしよう…」 pic.twitter.com/3RAo3AQAaT

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528-5 修二「ごめん、言い慣れてないこと言った」 修二「言ってみて俺も困ってる」 実里「そこでスンってするのやめてー」 実里「そのあとなんか言うことあるでしょー」 修二「え」 実里「…私は欲張りなのかな…」 実里「こんなに優しくしてもらって」 実里「まだ言葉が欲しいって」 pic.twitter.com/0qZy6caZcV

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528-6 修二「…ごめんね…」 修二「いつも言葉足らずで…」 修二「言いたいことが渋滞しちゃって」 修二「頭の中が整理できないんだ」 修二「…でも」 修二「普通にいつでもみのりんのことが好きだし」 修二「一緒にいられるの楽しいし」 修二「そのためにはなんでもしたいって思うよ」 pic.twitter.com/iRCtWqEGJY

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528-7 実里「…」 実里「もう一回言って」 実里「録音するから」 修二「だめー！無理無理ー！」 実里「だめ？」 修二「だめ！」 実里「じゃあまた言ってね」 実里「録音いらないくらい」 実里「何度も言ってね」 修二「…言えるときには言う…」 実里「えー」 pic.twitter.com/7I1Nx7KPdZ

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528-8 実里「…まぁいいや」 実里「ありがとう、修二くん」 実里「耳貸して」 修二「え？」 実里「あのね」 実里「あなたのこと、とーっても好きだよ」 修二「…っ！」 修二（え、あ、う？） 修二（…腹の底からゾクゾクした…） 実里「…修二くん、顔赤い」 修二「やだ、見ないで」 実里「くふ」 pic.twitter.com/24n5cirI0V

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529-1 （528の続き、帰り道の公園） 実里（楽しかった！） 実里（ケーキ、めっちゃ美味しかったし） 実里（色々お話ししたし） 実里（修二くん、やっぱり大好き） 実里「♪昔隣のオシャレなお姉さんが♪」 実里「♪クリスマスの日私に言った♪」 実里「♪今夜8時になればサンタが家にやってくる♪」 pic.twitter.com/gE5bgVZ3Uq

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529-2 実里「♪恋人がサンタクロース♪」 実里「♪本当はサンタクロース♪」 実里「♪つむじ風追い越して♪」 実里「♪恋人がサンタクロース♪」 実里「♪背の高いサンタクロース♪」 実里「♪雪の街から来たー♪」 実里「…違うな」 実里「♪隣町から来たー♪」 ？？？「くすっ」 pic.twitter.com/EIhQTqVzeI

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529-3 実里「…あ」 ？？？「落としましたよ？」 実里「ありがとうございます…」 ？？？「随分と楽しそうだね」 実里（男の人…？） 実里（背が高い女の人…？） 実里（声は…男の人かな…） ？？？「いいクリスマスだったんだね」 実里「…はい！」 ？？？「なにしてきたの？」 pic.twitter.com/JdgR4niHtF

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529-4 実里「え、あの…」 ？？？「あ、ナンパじゃないよ」 ？？？「僕、ゲイだから」 実里「あ、ごめんなさい」 実里「彼がクリスマスケーキ作ってくれて」 実里「それがすごくおいしくって」 実里「楽しかったんです」 ？？？「そっかー」 ？？？「いいな、素敵な彼じゃん」 pic.twitter.com/5lN9y4IgpO

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529-5 ？？？「もし良かったら座らない？」 ？？？「僕の名前は小野青樹」 青樹「近所に引っ越してきたんだ」 実里「引っ越してきたばかりなんですか」 青樹「うん、大学が3年生からこっちでね」 青樹「近くに引っ越してきたの」 実里「えっと、そうすると」 実里「…◯◯美術大？」 青樹「うん」 pic.twitter.com/i7esvPP8SL

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529-6 実里「美術って、なにをやってるんですか？」 青樹「僕は、彫刻」 実里「へえ！」 実里「…駅前のアレみたいなやつ作るんですか？」 青樹「あはは」 青樹「あんな大物になれたら嬉しいな」 青樹「君の名前は？」 実里「あ、斉藤実里です」 青樹「みのりちゃんか」 pic.twitter.com/leZOVtSmpG

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529-7 青樹「…あれ、斉藤さんって」 青樹「あそこの角の家？」 実里「はい」 青樹「僕、その隣のアパートの2階」 実里「お隣さん！？」 青樹「そうみたい」 実里「そういえば昨日、引っ越しのトラック来てた」 実里「来たばかりなんですね？」 青樹「うん」 青樹「よろしくね」 実里「こちらこそ」 pic.twitter.com/MsAFa5jguS

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529-8 青樹「実里ちゃんは高校生？」 実里「2年生です」 青樹「僕、大学の2年」 青樹「3月になると引っ越し業者埋まっちゃうし」 青樹「早めにこっちに引っ越してきたんだ」 青樹「3年生からこっちの校舎に通うの」 青樹「仲良くしてね」 実里「はい、よろしくお願いします」 pic.twitter.com/ETtzybs1Cb

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530-1 （スケートリンク） 聡太「俺…なんでここに来ちゃったんだろう…」 聡太「怖いんですけど…」 聡太「足首変な方向に曲がりそう…」 瑠璃「大丈夫、人体そんなにヤワじゃない」 瑠璃「足首を意識だけしてれば大丈夫」 瑠璃「まずはスケート靴の刃を平行にして」 聡太「へ、へいこう？」 pic.twitter.com/aYAgR4Fh7Y

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530-2 聡太「こ、こう？」 瑠璃「そのまま引っ張るから」 聡太「そんなことしたら前に動いちゃうじゃん」 瑠璃「スケートって前へ進む遊び」 聡太「だいたい瑠璃ちゃんそんなに力が」 瑠璃「氷の上では抵抗が減りますよね先生？」 聡太「やだ引っ張らないで怖いー」 瑠璃「ほら子供が見てるよ？」 pic.twitter.com/plvbsUdoqm

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530-3 瑠璃「聡太さん顔が怖いよ？」 聡太「顔怖い？」 瑠璃「いつもの300倍くらい怖いよ」 瑠璃「…でもゼロにいくつ掛けてもゼロはゼロか」 瑠璃「怖みゼロ」 聡太「ゼロって言わないで…なんか不名誉な気がする…」 瑠璃「ほら、あの出入り口からここまで進んだ」 聡太「手すりが遠くなったー」 pic.twitter.com/VyJA2lPMrZ

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530-4 瑠璃「腰が引けてるとかえって転びやすくなるから」 瑠璃「もうちょっと前のめりに」 聡太「無理！怖い！」 瑠璃「だからその体勢の方が怖いの！」 聡太「えーん」 聡太「俺の運動音痴は筋金入りなんだよー」 聡太「助けてー」 瑠璃「運動してないだけでしょ」 瑠璃「ほら、足を逆ハの字に」 pic.twitter.com/w5WRW4zlxa

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530-5 聡太「え、こう？」 瑠璃「それで、右足で氷を蹴って」 聡太「え、だからそれ前に進んじゃう」 瑠璃「進むの！」 瑠璃「ほら、手を離すから」 瑠璃「こっち来て」 聡太「待ってー！！！」 聡太「…あ」 瑠璃「ほら、平気」 聡太「…脂汗かいてますが俺」 瑠璃「でもできたでしょ」 pic.twitter.com/R7zGeNz7JI

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530-6 聡太「…進んだ…」 瑠璃「怖くないでしょ」 聡太「うん」 聡太「追いついた」 瑠璃「よしよし」 瑠璃「あんまり私にしがみついてると」 瑠璃「小学生にバカにされるよー」 聡太「ちょっと休ませて…」 聡太「…でも…楽しいかも」 瑠璃「そうでしょー！？」 聡太「瑠璃ちゃんありがとう…」 pic.twitter.com/mvc1HP05wt

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531-1 （塾） 理人「…あれ？」 理人「三好じゃん？」 理人「なんで特進クラスにいるんだ？」 莉里「やっほー生島」 莉里「莉里ちゃん賢いから冬休みからこっちなの」 莉里「…ってのは半分冗談で」 莉里「成績が上がってきたからこっちで刺激を受けるって話」 理人「すごいじゃん」 pic.twitter.com/f6yIHeDxLV

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531-2 理人「アホの莉里ちゃんが」 莉里「アホ言うな…」 莉里「莉里ちゃんが本気出せばこんなもんよ」 理人「なぜ今まで本気出さなかったのか」 莉里「本気は倉庫の奥深くにしまわれてたのよ…」 莉里「莉里ね」 莉里「なんでもっと前にここに来なかったのかな…」 理人「柴田のことか」 pic.twitter.com/7QZ1TLxeuD

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531-3 莉里「柴田と同じクラスで勉強したかったな」 莉里「柴田には迷惑だったかもだけど」 理人「…」肩ポンポン 理人「お前の気持ちは少しだけわかる」 莉里「片想い同士かぁ」 理人「だな…」 莉里「生島はあの子のこと」 莉里「奪っちゃおうとは思わないの？」 理人「そういうんじゃないんだ」 pic.twitter.com/CACVY3aNam

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531-4 莉里「まぁそうよねー」 莉里「莉里も柴田のこと無理矢理どうのこうのとは」 莉里「思わないんだよねー」 理人「お前は、もう罪悪感抱く必要ないと思うよ？」 理人「流石に時効だし」 理人「和解はしたんだし」 莉里「でもねぇ」 莉里「私は、柴田をいじめた私を一生許さないんだ…」 pic.twitter.com/G3FZTwfdv9

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531-5 理人「お前、ホントはいい奴なんだよな」 莉里「ホントはってなによ」 莉里「莉里ちゃんは究極で最高に可愛いよ？」 理人「お前のその自信、茶匙の先でいいから欲しいわ」 理人「だいたいお前、前にも増して」 理人「ヤバそうなファッションになってる」 莉里「可愛いでしょー？髪型変えたの」 pic.twitter.com/FRFbm2KCBu

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531-6 莉里「可愛くなってテンションアゲアゲにして」 莉里「勉強頑張るんだー」 理人「まぁ、いいんじゃないか…？」 理人「俺の好みとは違うけどな」 莉里「生島に好まれなくてもいいよーだ」 莉里「莉里も生島タイプじゃないし」 莉里「だいたい何そのロン毛」 理人「切りに行く暇がないんだよ」 pic.twitter.com/5JLq62DebD

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531-7 莉里「だからって、長っ！」 理人「…実は、願掛けだ」 莉里「願掛け？」 理人「狙ってる大学に入れるように」 理人「入れるまでずっとこうしてるつもり」 莉里「そのまま妖怪みたいに髪が伸びていくのね」 理人「それは…嫌だな…」 莉里「ま」 莉里「お互い頑張ろうね」 理人「おう」 pic.twitter.com/VhQMmMOohG

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532-1 （スタジアム） 瑠璃「え、逸海くんどこにいる？」 康太郎「あの走ってる背番号10番、そうだろ」 瑠璃「あ、ホントだ」 実里「逸海くんのチーム、負けてるね」 修二「このくらいの点差なら大したことないよ」 修二「取り返せる」 康太郎「逸海、サッカーやってるとカッコいいな…」 pic.twitter.com/IMNnnkf7W8

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532-2 美晴「あ、逸海くん動いた！」 瑠璃「速っ」 修二「よーし取った！」 康太郎「そのまま行くのか？」 修二「いやこれ捕まるだろ」 実里「あっちからきた人ガラ空き！」 実里「パスだよパス！」 修二「よっしゃ」 康太郎「やったー、ゴール！」 瑠璃「逸海くんカッコいい！」 実里「キャー！」 pic.twitter.com/hQzQLhZsnn

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532-3 瑠璃「すごいなーカッコいいなー！」 康太郎「…あんまり黄色い声あげると」 康太郎「兄さんが泣くよ？」 瑠璃「大丈夫」 瑠璃「昨日いっぱい褒めてきたから」 修二「確かスケート行ってきたんだよね？」 修二「スポーツ系で兄貴に褒めるところってある？」 瑠璃「ない」 瑠璃「褒めて伸ばす」 pic.twitter.com/1kPmNgvLYe

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532-4 康太郎「美晴ちゃん、なんで本当に」 康太郎「逸海振っちゃうん？」 康太郎「あいつかっこいいし優しいし」 康太郎「しかも美晴ちゃん一筋やぞ」 美晴「…うん…」 美晴「ごめんなさい…」 康太郎「責めてないよ、そんな顔しないでよー」 修二「人にはそれぞれ事情があるからね…」 pic.twitter.com/wA1kM0PIH0

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532-5 修二「俺ら、仲間だから逸海のことを推しがちだけど」 修二「薫…みはるんの彼氏な」 修二「××大学推薦合格してるんよ？」 康太郎「…えっ！？」 康太郎「日本でも指折りやん…」 康太郎「そんなガチなのと付き合ってんのか」 康太郎「逸海じゃ勝てん…」 美晴「そういうのじゃないよ…」 pic.twitter.com/9afBczCeIA

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532-6 瑠璃「わー！！！」 実里「すごい、同点に追いついた！」 瑠璃「逸海くんが決めたよ！」 修二「えっ！？」 修二「見てなかった！！！」 康太郎「くそー！」 康太郎「あいつこそ、どっか大学とか」 康太郎「実業団とかがスカウトに来たり」 康太郎「ないのかなー？」 修二「ありそうだよな…」 pic.twitter.com/R7tc7ZILs9

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533-1 （大学ゼミ室、忘年会） 篤志「かんぱーい」 篤志「あ、そこの未成年達はジュースな」 聡太「なんかいつも子供扱いされんな俺」 淳奈「長山さんお誕生日いつなんですか？」 聡太「3月」 淳奈「篤志さんとほぼ一年違いですか」 淳奈「子供扱いは妥当ですね」 聡太「11ヶ月しか違わないよー」 pic.twitter.com/txp6UGq471

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533-2 篤志「ところでさー聡太」 篤志「こいつに喝を入れてやってくれ」 篤志「倉沢啓」 篤志「ぜんっぜん使えねぇの」 聡太「待て篤志」 聡太「啓はまだ1年だぞ」 聡太「お前がサポートして論文書いてるとこだろうけど」 聡太「できなくて当然だよ？」 啓「長山さんー！」 pic.twitter.com/kR9IXsDahl

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533-3 啓「俺も長山さんに付きたかった…」 啓「長山さん優しい…」 篤志「俺だって優しいぞ？」 篤志「お前ができないだけで」 淳奈「無茶言わないでよ、篤志さん」 淳奈「あなたのやり方はスパルタすぎて」 淳奈「啓くん可哀想」 篤志「えー、そうなの？」 淳奈「当たり前じゃないですか」 pic.twitter.com/cDtrB7e5mM

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533-4 聡太「そうだよなぁ」 聡太「篤志、天才だからなぁ」 篤志「俺なんかなんでもねぇだろ」 篤志「聡太の方がよほど地道で真面目」 聡太「地道で真面目をやらなくてもいいから」 聡太「天才っていうんだよ？」 啓「俺、凡人も凡人っすよ」 啓「お手柔らかにお願いしますよー」 pic.twitter.com/z2GGXaLJI3

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533-5 篤志「だいたい啓はさ」 篤志「図体ばかりデカくて堂々としてないのが良くない」 淳奈「確かに啓くんめっちゃ背高い」 淳奈「何センチあるの？」 啓「193cm…」 聡太「え、俺より13cmも高いんだ！」 淳奈「長山さんだってスラっとしてるのに」 篤志「聡太はガリガリでな」 聡太「うるさい」 pic.twitter.com/Jje5vyrapt

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533-6 聡太「とにかく」 聡太「啓をあんまりいじめるなよ？」 篤志「いじめてんじゃねーよ」 篤志「鍛えてるんだ」 啓「助けてー長山さんー」 啓「杉山さん怖いよー」 淳奈「長山さんは渡さないよ？」 啓「淳奈ちゃん杉山さんの彼女でしょ？」 啓「変わってよー！」 pic.twitter.com/8DjpJTjxSR

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533-7 篤志「甘えるんじゃない」 篤志「その代わり淳奈よりいい論文書かせたる」 淳奈「あー、言いましたね？」 淳奈「負けませんよ？」 淳奈「ねぇ、長山さん？」 聡太「…まぁ、啓、ピザでも食えよ…」 啓「えーん」 pic.twitter.com/LNwr3Zj0tA

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534-1 （飯岡家） 咲「来てくれてありがとう」 瑠璃「うわぁ…」 淳奈「赤ちゃんだ…」 咲「美花里っていうの、よろしくね」 聡太「生まれてきたねぇ」 咲「長山くんには感謝しかない」 咲「この子を産めたのは長山くんの言葉のおかげ」 篤志「こいつ第二の父ちゃんみたいなもんだよな」 pic.twitter.com/4tZAIiGwyS

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534-2 健吾「女の子達は咲の面倒見てて」 健吾「男どもは鍋の支度手伝って」 聡太「はーい！」 篤志「うぃっす」 淳奈「ちっちゃーい…」 咲「まだ私も扱いに困ってるのよ」 咲「泣き出すと原因全部取り除いても泣き続けるし」 瑠璃「…疲れそう…」 咲「お産の疲れもあってね…疲れるよ…」 pic.twitter.com/Gad2wBaVlN

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534-3 咲「でもね、可愛いんだ」 咲「生まれた時から髪がフサフサしてるのは」 咲「健吾そっくりなんだって」 咲「髪の色も…」 淳奈「真っ赤に染めてるからよく分かんないけどね、飯岡さん」 咲「あはは」 瑠璃「お手手、触ってみてもいいですか？」 咲「どうぞ」 瑠璃「…うわぁ…握ってくれる…」 pic.twitter.com/j5IKVzytlK

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534-4 瑠璃「まだ自分の赤ちゃんって」 瑠璃「想像もつかないけど」 瑠璃「…可愛いよなぁ…」 咲「ものすごい甘いパパになりそうね、長山くんは」 瑠璃「えっ」 淳奈「ホント、娘を嫁に出せない系の」 瑠璃「それは困る」 咲「大丈夫よ、あの子なら」 咲「何があっても守ってくれると思うよ」 pic.twitter.com/IBYdotCYky

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534-5 瑠璃「え、でも、まだ私高校生ですし」 瑠璃「結婚もずっと先の話…」 咲「私もそう思ってたわよ」 瑠璃「…」 咲「私はなんとか産めたし、幸せだけど」 咲「ふたりはちゃんと計画して産んでね」 瑠璃「…」 淳奈「…」 咲「あ、二人とも赤くなった」 淳奈「やだー、咲さんったらー！」 pic.twitter.com/f3Q09maj1I

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534-6 健吾「盛り上がってるとこ大変恐縮ですが」 健吾「カセットコンロ置かせてね」 瑠璃「私達何もしなくていいんですか？」 健吾「いいのいいの」 健吾「たいしたおもてなしはしないから」 聡太「健吾さーん」 聡太「ポン酢どこー？」 健吾「あ、テーブルの上の袋の中！」 健吾「じゃ、戻るね」 pic.twitter.com/THokcYWZ0L

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534-7 聡太「はい、鍋」 淳奈「おー！」 瑠璃「すごーい！」 篤志「取り皿持ってくるわ」 健吾「箸も頼む」 瑠璃「なんとなく漏れ聞こえてはいたけど」 瑠璃「あの3人仲良しなんですね」 淳奈「全然タイプ違うのにね」 淳奈「不真面目な人達の中になぜか」 淳奈「超真面目な長山さん」 瑠璃「ふふ」 pic.twitter.com/XT7uUxq1uG

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534-8 篤志「不真面目とは人聞きの悪い」 篤志「俺らちゃんとしてるよ？」 篤志「彼女ちゃ…じゃなくて、瑠璃ちゃんが」 篤志「誤解しちゃうじゃん」 健吾「まぁ、俺は不真面目だしな」 健吾「篤志はもっと酷い」 篤志「えー」 咲「まぁまぁ」 咲「いただきましょうよ」 咲「みんなありがとう」 pic.twitter.com/okyTZuxW8O

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