劇場鑑賞履歴

わさ @e_ilawyc

ゴールデンカムイ 2024公開/日本🇯🇵 鑑賞日：2024年2月12日 原作知識は一話だけ。アシㇼパさんが原作では子供だというのは知っている。一攫千金狙う話と雑に認識していたので、冒頭の二〇三高地がしっかり尺を取って描かれていることに驚いたし、とても良かった pic.twitter.com/LruA5qEGyd

拡大

わさ @e_ilawyc

今の杉本を構成する原体験があの高地とそこから想起する記憶に詰まっていて、彼の行動にとても説得力があった。原作未読故本来のアシㇼパさんを知らないが、映画の彼女も大人には見えず良かったのではと思ったし、この言動を子役にさせるのは少し難しいのではないかとメタ的な感想がよぎったりもした

わさ @e_ilawyc

時間があいたので観念して見ておくかくらいの熱量だったんですけど、始終楽しく見られて良かったです。出てくるお鍋が美味しそうだった。アイヌの知識をほとんど持っていないので、これを機にちゃんと調べてみたいなと思いました

わさ @e_ilawyc

生きるために相手を殺すという同じ言葉の意味が杉本とアシㇼパさんとの間で絶望的なくらい違っていて、けれどもそれで相手を理解できない違う生き物だと切り捨てるのではなく、お互いに価値観をすりあわせて気の置けない相棒になっていくのが素敵だった

わさ @e_ilawyc

終盤立て続けにいろんなことが起こるが、軍の人間だいたい人間性に問題がありそうなひとしか出てこなくて、この組織は大丈夫か？と思うなどしました。壮大な話の序章という感じだったので、続編の制作予定があるのかな？　公開されるようなら次も観にいこうと思いました

わさ @e_ilawyc

あとは別の場所で得た知識と知識がつながる瞬間がすきなので、和泉守兼定の名前が出てきた瞬間何が起こるのか・起こったのかがパッと連想できたの楽しかったな

わさ @e_ilawyc

哀れなるものたち/Poor Things 2024公開/イギリス🇬🇧 鑑賞日：2024年2月12日 画面に収まる色彩や世界観がうつくしいなと思う。個人的に話の内容は好みではないが、自由と解放は存分に伝わってきた。モノクロの世界から色彩あふれる外の世界へ飛び出す演出は、ベラの喜びの度合いが伝わってきて pic.twitter.com/SSD4FJDS9a

拡大

わさ @e_ilawyc

とてもわかりやすかった(そしてちょっと面白くもある)。そしてカラフルな世界の街並みに到達してやっと「これSF的な世界観なんだ！？」というのに気づいた。我ながら遅い ダンカンが非常に有害な男だが、彼への腹立たしさはあまり持続しない。当事者のベラが何とかするから哀れでもあり愉快でもあった

わさ @e_ilawyc

「俺に惚れるなよ」と言う彼におまえ何様のつもりやねんと思ったものだが、ダンスやバー、財産であったりと、ダンカンがベラに振り回されてるのが面白すぎて笑ってしまった。財産についてはちょっと別軸で思うところがあるが

わさ @e_ilawyc

しだいに不安定になる彼が求愛行動の直後理想の返事を得られなくて暴言を吐き散らかすの、心底哀れだった。なるほど彼は″哀れなるもの″だな、と得心がいく ダンカンで有害な男性は終わりだと油断していたら次に非常に残虐なベラの身体の夫が登場して、冒頭で自死を選ぶに至った理由を連想する

わさ @e_ilawyc

将軍のターンが長尺だったらしんどかったので、さくっと描かれていて良かったと思う ロンドンへ帰ってきてベラがマックスと歩いてるところで「性病の検査だけは受けとく」って感じの会話をしてるのがなんだかすきだなとおもった

わさ @e_ilawyc

劇場版ハイキュー!!　ゴミ捨て場の決戦 2024公開/日本🇯🇵 鑑賞日：2024年2月16日 ランタイム85分。間延びせず必要な話が必要なだけ入り進行するのでとても見易い。人々の記憶からザファの記憶が褪せる前に一試合に焦点を絞ったジャンプ作品の映画が来たので、絶対比較対照に挙げられるだろうなと思った pic.twitter.com/Vs2Swpg90q

拡大

わさ @e_ilawyc

この作品も原作の主人公とは別の人物を主とした視点で作られている。バレーが大好きで、環境がなくても直向きに走り続けた日向翔陽とは対称的に、情熱はないが環境だけはずっとあった孤爪研磨を軸とした展開が描かれるのは、劇場作品として完成させるにあたってとても良かったと思う

わさ @e_ilawyc

原作は途中まで。この話は原作で読んだことがあるかもしれないし、読んでないかもしれない。ちなみに全巻所持して積んでいる状態だが結末もぼんやりと知っているので、黒尾の進路も知っている。黒尾の中に残る猫又監督との原体験がその未来に繋がっているのだなとおもうと、よりこみ上げるものがある

わさ @e_ilawyc

また、研磨にとって黒尾・日向との出会いがどれだけ大きなものだったのかがとてもよく伝わってきて心をかき混ぜられた。青春の煌めきとは得難く尊いものだと強く感じる。研磨が面白いと口にした瞬間は日向と一緒に全力で喜んだ。その辺りの描写が日向の視点に寄っているので、

わさ @e_ilawyc

完全に研磨視点でもない映画だなという印象があるのだが（そしてそこが良いところでもあり、すこしブレる部分でもある）、この感動の前では些事だ

わさ @e_ilawyc

最後のラリーが研磨の視点で映し出される演出が最高だった。決してボールに食らいついていくような性格ではない彼が、身体全体でボールを追いかけている。過去にみんなで練習した体育館が見えて、この時間が永遠になる予感がした。終わらないラリーの途方もなさと、終わらないわけがない現実が交差する

わさ @e_ilawyc

その演出がとてもすきだと思った。思い出すだけで涙がでる 劇場特典の短編も良かった。こんなすてきな話が先着順の限られた人間しか読めないのは本当に惜しいと思います。再配布が決まって本当によかった

わさ @e_ilawyc

夜明けのすべて 2024公開/日本🇯🇵 鑑賞日：2024年2月23日 苦手の沢山入っていることが多い邦画をあまり得意としていなかったため、こんな映画もあるんだと感嘆した。観ようと決めたのは題材が気になったこと、メインビジュアルの雰囲気が好みだったからだが、上白石さんが出演していたのも要素の一つだ pic.twitter.com/mxnkZCfWzR

拡大

わさ @e_ilawyc

【感想】夜明けのすべて privatter.net/p/10838158

わさ @e_ilawyc

マダム・ウェブ/Madame Web 2024公開/アメリカ🇺🇸 鑑賞日：2024年2月23日 前評判等を全く知らず、ミステリー＆サスペンスを宣伝文句に使っていることもあまり認識していなかった。推理要素を楽しむ感覚はなかったため、個人的にはミステリではないと思うが、好きな話ではありました pic.twitter.com/WIal4j0cV4

拡大

わさ @e_ilawyc

近年マーベルは予習必須で作品数が多く、フェーズ4あたりからはすっかり足が遠のいていた（シャン・チーは観た）のだが、久々に単発で見られる作品が公開されたぞと思い、それも嬉しかった。 三人娘たちに超人的要素が付与される前に殺してやろうという敵なので基本的にやることがみみっちく、

わさ @e_ilawyc

小者だなあという印象は拭えない。とはいえヒーローものを楽しむというより、ファンタジー要素のある人間ドラマを見に行った向きが強いため、満足している。彼女たちが今持っているありったけのものだけで、生身で対峙するには強すぎる敵と渡り合っていくのも新鮮で面白かった

わさ @e_ilawyc

あとはキャシーがずっと手放せずにいた恨みを手放せた瞬間が大好きだ。少しずつ三人娘たちと心を通わせていくのもすごくよくて、最後キャシーがもう寂しくはないことに安堵した。続きがあるなら観たいなと思った。ところでヒーローは身体に沿った絶対ピタピタスーツの決まりでもあるんでしょうか……

わさ @e_ilawyc

あの手のビジュアルが個人的にあまりすきではないのでダボダボスーツがあればいいのになとはずっとおもっている マーベルで蜘蛛だから、スパイダーマンとどう差別化するのかな、それとも何か関係あるのかなとおもっていたら、悪いスパイダーマンみたいなのが出てきてスパイダーマンやなあ…と思った

わさ @e_ilawyc

ソウルメイト/Soulmate 2024公開/韓国🇰🇷 鑑賞日：2024年2月23日 今月のベスト映画。おれのすきなやつ 早死にしそうな方が生き延びて、堅実に長生きしそうな道を歩んでいた方が刹那的に消えていく。一枚の絵を前に、ミソは非常に他人行儀な言葉でハウンを語る。思い出のなかを漂いはじめる pic.twitter.com/O15xNU7nHv

拡大

わさ @e_ilawyc

【感想】ソウルメイト privatter.net/p/10838647

わさ @e_ilawyc

風よ あらしよ 劇場版 2024公開/日本🇯🇵 鑑賞日：2024年2月23日 お勉強枠。伊藤野枝という人物のことをこの映画で初めて知った。アナキストや無政府主義などといった言葉の印象が非常に過激であまりよくないものとして刷り込まれているのだが、ずいぶん誤解していたようだな、という印象 pic.twitter.com/nuh20WLw1G

拡大

わさ @e_ilawyc

【感想】風よ あらしよ 劇場版 privatter.net/p/10823616 不真面目な学生だったので感想がアホ丸出しです

わさ @e_ilawyc

火の道/Agneepath 2012制作/インド🇮🇳 鑑賞日：2024年2月24日 リティクさんが大変すてきだ。いつもやさしい顔をしている。幼いヴィジャイと母の会話、「（復讐をして）父さんが生き返るかい？」「僕が安らかに死ねる」がめちゃくちゃ良い。大好き。この言葉が結末に連なってゆくのが良い pic.twitter.com/3bKbyWVOxs

拡大

わさ @e_ilawyc

コット、はじまりの夏/An Cailin Ciuin 2024公開/アイルランド🇮🇪 鑑賞日：2024年2月25日 とても繊細な映画。画面全体に優しさと誠実さが織り込まれている。とても良かった。スタンダードサイズの画面で、どこか郷愁が漂う。このサイズはすこし閉塞感があって、雰囲気出るなと思う pic.twitter.com/DzpYsaIXKO

拡大

わさ @e_ilawyc

親戚夫婦とコットの思い出が宝物みたいだった。最後の「パパ」がめちゃくちゃ胸にきたよ……だいすきだ……