古代の都城から近代の殖民都市までを「正方形街区」という切り口で語る都市史。豊臣と徳川の正方形への向き合い方の違いが面白い。 日本の正方形街区の変遷 | hira-ei-blog ①古代 ameblo.jp/eiji-hira/entr… ②近世・近代 ameblo.jp/eiji-hira/entr…
2021-08-26 16:00:12古代都城の宅地班給も現代のネカフェも、空間を細分化して割り当てるという点では同じか。空間を貸す時間が長い/短い、貸す空間が大きい/小さい、政治原理/経済原理と、あらゆる点で対照的ではあるが、共通性は確かにある。
2021-08-26 17:21:19「空間」を断片化し、「空間」をどう配分するかを決定する(空間を使用価値ではなく交換価値によって評価する)という権力の働きを指摘したルフェーヴルの「空間の生産」論はもっぱら近代都市との関わりで論じられてきたけれども、古代から現代までの都市史を見通す軸としての可能性も持っていそう。
2021-08-26 17:32:39まあ似たような話はすでにされているけれども。 伊藤毅「都市史の所有観」(伊藤毅+陣内秀信 司会・青井哲人)『すまいろん』2010年夏号 2010年7月 itolab.org/wp-content/upl…
2021-08-26 17:35:45現代においてはデジタル化の進展によって、より細かく区切った時間・空間を貸すことへの管理コストが格段にさがった、という理解。 twitter.com/Naga_Kyoto/sta…
2021-08-26 18:04:02都市社会(地理)学の議論はあまり前近代は視野に入ってこないし、逆に都市史(ここでは主に建築史・歴史学をイメージ)の側も地理学・社会学の知見はそんなに見ていない印象があるので、その間を繋ぎたいなーという思いがある。
2021-08-26 17:41:49伊藤毅さんの「境内・町・グリッド」論は前近代の都市を念頭に置いた議論でありながら、現代の都市内部構造と資本主義の関係に関する議論とかなり親和性が高いよううに思う。 twitter.com/Naga_Kyoto/sta…
2021-08-26 17:47:00「境内」と「町」という空間類型についてはこちらの資料が参考になる↓ 伊藤毅「空間/類型 都市建築史の視点と方法」 ※pdf itolab.org/wp-content/upl… 「グリッド」は後から追加された類型。もちろん明確に区分できるものではないが、モデルとして非常に分かりやすい。 pic.twitter.com/1Qy7QGmv5w
2021-04-23 23:09:54考えてみると、「空間の時間貸し」ってすごい表現だな。空間を貸すことは同時に時間を貸すことでもあるのか。「貸間業」という表現はダブルミーニングなのかもしれない。 twitter.com/Naga_Kyoto/sta…
2021-08-26 18:26:14ソジャが時間・空間・社会の三元弁証法みたいなこと言ってたけど、日本語の語呂的には「時間・空間・人間」に「歴史・地理・社会」を対応させたいよね(?)
2021-08-26 18:41:35ハーヴェイは非正規雇用を労働力のジャストインタイム化と指摘していたが、これは人間を時間的に断片化することと言える(?)
2021-08-26 18:47:20テレワークを労働空間による生活空間への侵食と見なして批判する向きがあるが、これは同時に労働時間の生活時間への侵食でもあって、そうした時間・空間の断片化は人間そのものの断片化でもあるということなのだろう
2021-08-26 18:52:10違うか。生活時間・生活空間の単位が細かくなること自体は問題ではなく、時間・空間を分ける・割り当てる決定権が奪われることが問題なのか。
2021-08-26 19:07:41