2020年10月3日
大分県竹田市直入町の長湯温泉にある建築のうち、御前湯(象設計集団)と長生湯(山口隆史)について。
0
タケ@ALL-A @take_all_a

ご存じの通り大分県は国内屈指の温泉地帯だ。同県竹田(たけた)市には長湯温泉、久住高原温泉郷、竹田・萩温泉の大きく3ヵ所があって竹田温泉群と総称されている。特に長湯温泉は「日本有数の炭酸泉」とまでいわれる泉質で知られる。 pic.twitter.com/YUktYyBxeb

2020-10-02 22:59:34
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

長湯温泉は戦前から、炭酸泉という特色を入浴はもちろん温泉療法や飲用など多様な方法で活用してきた。また、温泉建築についても和風だけでなく洋風も建てるなど、新しいものを積極的に取り入れる気風がある。 pic.twitter.com/SqVoGIhZwv

2020-10-02 23:00:33
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

そういう歴史的背景から、長湯温泉には建築家が手掛けたユニークな温泉建築がいくつも存在するのだ。今回はそれらを紹介していく。まずは長湯温泉療養文化館 御前湯(象設計集団、1998・H10)。竹田市と合併する前の旧直入町が建設した公衆浴場で、現在は竹田市営。 pic.twitter.com/qIKi6PqZEX

2020-10-02 23:01:39
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

御前湯の始まりは、江戸時代に今の竹田市一帯を治めていた岡藩が普請した新湯とされる。昭和初期には川に面するバルコニーを持った洋風建築が建てられた(御前湯に展示された古写真から引用)。 pic.twitter.com/sNBJvj79eF

2020-10-02 23:06:54
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

たぶんこれを踏襲したのだろう、象設計集団による建築も川側にバルコニーがある。湯船で暖まった後、バルコニーで涼むというわけだ。なお、川側の立面が見られる場所は別の温泉旅館の駐車場くらいしかない。しかも遠いので望遠レンズが必要となる。 pic.twitter.com/bKJAN770hI

2020-10-02 23:12:28
拡大
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

もうひとつ、川に降りるという手もあるのだが、足場が不安定なのでトレッキングブーツを履かない限りはお勧めできない。 pic.twitter.com/B2gy4mw4lH

2020-10-02 23:13:40
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

川沿いギリギリに建っている。7月の豪雨災害で1階が浸水して設備も被害を受けたものの、7月末には再開した。営業時間は6〜21時。早朝から入れるのはありがたい。 pic.twitter.com/fAK0MkD3V5

2020-10-02 23:22:55
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

御前湯の道路側立面。こちらは閉鎖的だがタイルや手すりに特徴を出している。エントランスの横に川へ降りる階段がある。 pic.twitter.com/vHClsOg6cd

2020-10-02 23:26:51
拡大
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

浴場は1階と3階にあって日毎に男湯・女湯を入れ替える。どちらも屋内の大浴場と屋外の露天風呂を備える。私が訪れた日は3階が男湯だった。天井が高くて気持ちの良い空間。 pic.twitter.com/8sdCVl4MBn

2020-10-02 23:33:21
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

2020年6月に訪れた長湯温泉(大分県竹田市直入町)で見た建築の続き。昨夜述べた御前湯の近くに、同じく公営の共同浴場「長生湯(ちょうせいゆ)」がある。設計 山口隆史、竣工 1998・H10。 pic.twitter.com/GeqjwhKf5M

2020-10-03 22:07:29
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

昔の長生湯(御前湯の展示から引用)。昭和初期の撮影と思われるが正確な時期は分からない。 pic.twitter.com/ZBvwNIMnkJ

2020-10-03 22:08:26
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

現在の長生湯と御前湯は共に1998・H10の竣工だ。竹田市と合併する前の直入町が温泉街の再整備に積極的だったことがうかがえる。建物は木造平屋建て。中心に通り抜けの出入り口があって、左右に男湯・女湯が配置されている。 pic.twitter.com/FSn4V1Jz4D

2020-10-03 22:10:47
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

鋼板葺きで屋根の軽量化を図りつつ、形状や葺き方に変化を付けて特徴を出している。瓦屋根の町並みの中での調和と個性のバランスが上手い。 pic.twitter.com/iAAZUfHrkz

2020-10-03 22:11:45
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

出入り口。普段は無人で、硬貨を入れて回転式ゲートを通過する仕組み。ただ、早朝から営業のはずだが、私の訪問時は開いていなくて入浴できなかった。 pic.twitter.com/SCAXX5THke

2020-10-03 22:12:49
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

設計者の山口隆史氏は東京藝大 吉村順三研究室出身、三菱地所設計部を経て大分市に事務所を開き、大分県を中心に活動、2013・H25に亡くなられた。詳しくは下記リンク先を参照。 MCS環境計画 > 山口隆史ノート mcs-oita.com/single-post/20… pic.twitter.com/9MqktbM9ME

2020-10-03 22:14:57
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

山口隆史氏は長湯温泉では国民宿舎直入荘の浴場棟(1999・H11)も手掛けたが、直入荘は閉鎖・解体された。画像はストリートビューのキャプチャから。そして跡地に建てられたのが坂茂氏によるクアパーク長湯である。 pic.twitter.com/6wj5eRShmc

2020-10-03 22:18:11
拡大
タケ@ALL-A @take_all_a

この他、竹田市内では直入町の観光施設「水の駅おづる」(2003・H15)と久住町の白丹交流センター / 白丹公民館(2001・H13)も山口隆史氏の設計だ。どちらも建設は合併前。写真は前者。偶然立ち寄って撮影した。 pic.twitter.com/iWpcUfDMAp

2020-10-03 22:21:46
拡大
拡大
0
まとめたひと
タケ @take_all_a

福岡県を中心に、建築・団地・土木・産業遺産などについて、ツイッターにつぶやいたことをまとめています。個人サイトの方は放置中。

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?