これまでデザインに関わってきた絵本を、作家の思い出や制作時のエピソードと共に一冊ずつ紹介しています。絵本との出会い、子どもと絵本、絵本と音楽の共通点、などについても。
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絵本の仕事・1〜14

絵本についてほとんど何も知らない状態で作った、矢野顕子さんのコンサートパンフレットのための2冊の絵本。それから約10年後、絵本作家の中川ひろたかさんとの出会いをきっかけに、“本物の”絵本の仕事に関わることになりました。

しなもん|Wataru SHIMOYAMA|品門堂本舗 @utsuwa

📚絵本の仕事・1『わたしはラーラ』矢野顕子/作 上田三根子/絵(スタマック)[1999] 最初の絵本仕事。さとがえるコンサートのパンフレット(朗読CD付)。当時は絵本について何も知らず、青山のクレヨンハウスで実物を沢山見て形から学んだ。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/9VvcAPav3x

2020-05-16 13:00:54
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しなもん|Wataru SHIMOYAMA|品門堂本舗 @utsuwa

この仕事は、ぼくにとって2つの大きな原点となりました。ひとつは、上田三根子さんと出会ってイラストレーターを目指すきっかけになったこと。もうひとつは、この絵本の長年のファンだったシーモアグラス店主の坂本織衣さんとのちに知り合い、絵本とより深く友だちになれたこと。📚

2020-05-16 13:01:30
しなもん|Wataru SHIMOYAMA|品門堂本舗 @utsuwa

📚絵本の仕事・2『はたらくラーラ』矢野顕子/作 上田三根子/絵(スタマック)[2000] さとがえるコンサートのパンフレットとして制作された絵本第二弾。前年の『わたしはラーラ』を矢野さん自身がとても気に入り、同じテーマで続編を制作することになった。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/aDM5fsX179

2020-05-17 11:54:54
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上田三根子さんはイラストレーターなので、2作とも絵本画家的な依頼のしかた(自由に任せる)ではなく、こちらで最小限の要素や設定を考え、ページごとにラフを書いてディレクションした。上田さんがそれに完璧に応えてくれて、矢野さんのお話のユニークさとも相まって、面白く仕上がったと思います。 pic.twitter.com/Pbeo5zS4le

2020-05-17 11:55:57
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この時まで絵本はまだ自分の外側にあって、いわばパロディの題材のひとつに過ぎなかったけど、この2冊の仕事を通して絵本の面白さ、とりわけ音楽との共通項みたいなものに深く触れることができた。絵本の仕事に本格的に関わるようになるのは、ここから10年以上先の話です。📚

2020-05-17 11:56:34
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📚絵本の仕事・3『おたんじょう月おめでとう』シリーズ 中川ひろたか/文(自由国民社)[2011] おたんじょう月を迎える子どもへの贈り物として、一年にわたって毎月刊行されたシリーズの、カバー・表紙とシリーズロゴを担当。12人の絵本画家が、それぞれの月にちなんだお話に絵をつけた。 pic.twitter.com/pb2vkOJcp4

2020-05-18 11:33:20
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中川ひろたかさんには、音楽事務所の社員を辞めて独立した直後から、いろんな仕事に誘っていただいた。絵本で声がかかったのはこの時が初めて。このシリーズは表紙、本文、見返し(歳時記)と帯のデザイン担当がそれぞれ別だったので、一冊丸ごと絵本を担当することが次の目標となりました。📚

2020-05-18 11:33:54
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📚絵本の仕事・4『あかちゃん たいそう』鈴木まもる/作・絵(小峰書店)[2011] あかちゃんがいろんな動物と触れ合う様子を描いた、親子でスキンシップが楽しめる絵本。 pic.twitter.com/NPWiJhkum3

2020-05-19 11:33:12
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絵本で、著者と編集者の間で進行済みの素材(絵やタイトル文字など)を渡されてデザインする場合、そこにデザイナーが加わる意味ってなんだろう…と考えていました。力不足もありつつまだ模索していた時期。この頃はフォントを選ぶことがほとんど唯一のこだわりでした。

2020-05-19 11:34:08
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2012年の夏、大きな転機となる出来事がありました。家族で滞在した友人宅の本棚で見つけた、沢山のお宝絵本との出会い。その時わかったのは、絵本においてデザイナーとして自己主張しようと焦る必要はない、なぜなら絵本それ自体が既に「デザイン」なのだから、という事実でした。 pic.twitter.com/hfFKOWpFlx

2020-05-19 11:34:58
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神の手の中にあるのなら その時々にできることは 宇宙の中で良いことを決意するくらい ──小沢健二「流動体について」 神・宇宙 = 絵本。良いこと = デザイン。 後から振り返るとそんな感じ(?)。 絵本講座を自ら聞きに行ったりして、絵本の仕事がもっとしたいと強く願った時期でした。📚

2020-05-19 11:36:02
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📚絵本の仕事・5『はなねこちゃん』竹下文子/作 いしいつとむ/絵(小峰書店)[2013] クレヨンで描いたねこがスケッチブックの外へ飛び出すお話。タイトル文字を自作したり、表紙絵のトリミングや着色について提案したりと、自分の仕事の可動域がだんだん増えてきた。 paragraph.jp/2013/07/ehon-h… 📚 pic.twitter.com/nbhNyx3b66

2020-05-20 10:07:21
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📚絵本の仕事・6『九九をとなえる王子さま』はまのゆか/作・絵(あかね書房)[2013] 算数嫌いの王子さまが、魔法で消してしまった九九を取り戻すため、数字の森へ。冒険しながら、ゲームのように九九が覚えられる絵本。重版を重ね、各国語版にも翻訳された。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/yuy2mDH0G1

2020-05-22 13:25:13
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ゲーム感覚を取り入れるため、お話の囲み枠をRPGのメッセージウィンドウ風にした。枠の色は王子のステータス(心理状態)に応じて変化していく。カバーなどの数字が飛び散るイメージは、当時来日公演で観たクラフトワーク「Numbers」の映像からの影響。 youtube.com/watch?v=HTBxnO… pic.twitter.com/Wk3HVnPXYB

2020-05-22 13:28:00
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はまのさんは、絵本刊行のタイミングで必ず原画展を開いたり、刊行後も絵本の世界を盛り上げるためのアイデアを考え続ける作家さん。仕事や作品をずっと大切に思う姿勢は見習うべきところが多いです。公開されたばかりの、絵本にちなんだ「かけ算表」がDLできます。 blog.hamanoyuka.net/?eid=1028023 📚

2020-05-22 13:28:43
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📚絵本の仕事・7『たべものたべたら』中川ひろたか/文 藤本ともひこ/絵(保育社)[2013] からだ絵本「すごいぞ!ぼくらのからだ」シリーズ第一弾。消化や排泄をテーマに、藤本ともひこさんの自由自在な絵とともに体内を旅する絵本。シリーズロゴも藤本さんと共作した。 pic.twitter.com/irRedUqwv7

2020-05-22 13:30:37
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絵本の中に歌(歌詞)のリフレインの楽しさを取り入れたことと、もうひとつ、このシリーズのように普通の文章では説明が難しい学問のお話を、絵本のしくみを使って簡潔な言葉でまとめる力も、中川ひろたかさんの絵本作家としての魅力だと思います。📚 pic.twitter.com/VIrBa3K6Ia

2020-05-22 13:31:26
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📚絵本の仕事・8『ぼくの手 わたしの手』中川ひろたか/作 斉藤美春/写真(保育社)[2013] からだ絵本「すごいぞ!ぼくらのからだ」シリーズ第二弾。手にまつわるさまざまな動作を集めた写真絵本。中川さんが1980年からずっとあたためていた企画を絵本化。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/V5Rw9f8XBK

2020-05-23 12:30:47
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手だけの写真と極端に少ないテキストをどう構成するか、ぎりぎりまで苦心した。文字サイズを極端に上げて広告的な見え方を目指すとともに、文字の置き方(置き場所)の呼吸で絵本的=音楽的リズムを強く意識した。クールになりすぎないよう、タイトルロゴだけは自分の「手」書きにした。 pic.twitter.com/mipEOkYEYZ

2020-05-23 12:30:48
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関わった絵本で最高傑作は?と尋ねられたら、最新作とこの『ぼくの手 わたしの手』を選んでいた時期がありました(現在ではもっと増えていますが)。音楽の仕事でずっとやってきたことを、この本の中にすべて投入しました。書店やネットストアで見かけたら、ぜひ手にとってみてください。📚 pic.twitter.com/4SSzoU0Z0c

2020-05-23 12:30:49
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📚絵本の仕事・9『ほね・ホネ・がいこつ!』中川ひろたか/文 スズキコージ/絵(保育社)[2013] からだ絵本「すごいぞ!ぼくらのからだ」シリーズ第三弾。骨がテーマ。表紙〜見返しから全力で始まるスズキコージワールド。 paragraph.jp/portfolio-item… 📚 pic.twitter.com/TaIc5iNxdm

2020-05-24 14:10:37
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絵本の仕事、今日でやっと3分の1です。ここまでで思うのは(音楽の仕事でもそうだったけど)つくづく仕事相手に恵まれていたな、と。ぼくにとってデザインの仕事とは、自分固有の爪跡をそこに残すことでは決してない、ということが、日々の述懐を通して少しずつわかってきたところです。

2020-05-24 15:07:06
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📚絵本の仕事・10『あしってエラい!』中川ひろたか/文 大島妙子/絵(保育社)[2013] からだ絵本「すごいぞ!ぼくらのからだ」シリーズ第四弾。足がテーマ。このシリーズでは、作者の文・絵の囲みをテーマにちなんで変えていた。📚 pic.twitter.com/gBGhO8rUM0

2020-05-25 13:55:27
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📚絵本の仕事・11『こころと しんぞう』中川ひろたか/文 村上康成/絵(保育社)[2014] からだ絵本「すごいぞ!ぼくらのからだ」シリーズ第五弾で最終作。器官に属さない「心」と器官である「心臓」との関係がテーマ(医療系書籍を扱う出版社が編集部だった)。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/Jo0Hu7Vd5l

2020-05-26 11:39:38
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村上康成さんは(和田誠さんタイプの)絵本のレイアウトまで想定して描く、グラフィックデザインもわかる画家さん。絵本において大切な「余白」がもたらす効果についてよく理解している。📚 pic.twitter.com/JUgUCFqTIr

2020-05-26 11:44:17
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📚絵本の仕事・12『ぺったん!サンドイッチ』鈴木まもる/作・絵(小峰書店)[2013] 低年齢から楽しめる、あそび絵本。食パンにいろいろな食材をのせて「ぺったん!」と閉じると、次のページでサンドイッチができあがる。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/CD2bYuzw5o

2020-05-27 11:34:28
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表紙の罫を食パンの形に、とか、タイトルロゴなど、編集者と戦っていろいろ勝ち取った記憶がある(蛍光シールは編集からのアイデア)。絵本は伝統的に、著者と編集者のコンビネーションで作られてきた経緯があったが、その輪にようやくデザイナーも加われたという思いがあった。📚

2020-05-27 11:37:10
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📚絵本の仕事・13『おはなみ』くすのきしげのり/作 まるやまあやこ/絵(あかね書房)[2014] おはなみに来た大人たちが公園に残していったごみを片付ける、女の子と男の子のお話。 表紙と帯で使った文字を際立たせる加工のやり方は、別の本でもたびたび活用している。 paragraph.jp/portfolio-item… 📚 pic.twitter.com/dsJnXwhAgq

2020-05-28 13:57:26
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📚絵本の仕事・14『いしをつんだおとこ』あきやまただし/作・絵(ハッピーオウル社)[2014] 「はなかっぱ」のあきやまただしさんが、自身の半生と重なるような「町の真ん中に無心で石を積み続ける男」を描いた異色作。2015年、産経児童出版文化賞美術賞を受賞。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/HzIMFenEJZ

2020-05-29 11:50:56
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「優れた作品(絵やお話)の前でデザインは黙り込むしかない」と感じる時があって、この絵本はまさにそれです。「美術賞」はほとんど作者の功績に対して与えられたもので、自分の仕事は、粗く加工した石を積み重ねたようなタイトルを作ったことと、文字を無機的に組んだこと。この2つだけでした。 pic.twitter.com/wMp8Z2te0d

2020-05-29 11:52:38
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音楽の仕事の時と同じ気持ちですが、優れた作品に関わり、作者や読者が喜んだり驚いたりする様子を端から見るのは幸せな経験です。その幸せに一回でも多く関わることができれば、と。産経児童出版文化賞の贈賞式に参加した時のレポート⇒ paragraph.jp/2015/06/ishi-o…

2020-05-29 11:54:02
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自分の中でのデザインの基準として「新しいのに2~30年前からそこにあるように見えること」というのがあって(音楽の仕事だと『Non Vintage|林立夫セレクション』、黒沢健一『Focus』など)、この絵本もそこに含まれます。デザインの口数、手数がどんどん減っていく。📚

2020-05-29 11:55:17

おまけ1:絵本を教えてくれた本

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📚おまけ・絵本を教えてくれた本 最初に述べたように、絵本との出会いは『わたしはラーラ』の仕事が初めて。親から絵本を読んでもらった記憶もなく、ひとりでも読めるマンガから無駄な知識と編集的構成を学びました。中でもムーミン・コミックスは幼い自分に人生の虚無と喜びを教えてくれた。 pic.twitter.com/BDYDoDDVlR

2020-05-30 11:54:43
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絵本に自ら興味を持ち始めたのはゼロ年代初期の古書店・カフェブームと学研『Pooka』の影響が大でした。Pookaはイラストと絵本の世界をつなぐ役割を果たした雑誌。古書店ブーム(代官山ユトレヒト、海月書林etc.)は音楽のレアグルーヴ同様、絵本の歴史を遡り、世界の絵本に触れる機会を与えてくれた。 pic.twitter.com/jHuTG4KHWJ

2020-05-30 11:57:00
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中でもバイブルとして愛読したのは『イメージの冒険2・絵本』(河出書房新社)。世界の絵本を多角的に紹介するムック。面白いのは、冒頭でブルーノ・ムナーリの有名な『きりのなかのサーカス』をトレペでそのまま再現しているところ。ここで見つけて外国の古書サイトで実際に入手した絵本もあった。 pic.twitter.com/378iZJ0jOw

2020-05-30 11:58:34
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『イメージの冒険2・絵本』の続き。このあと第2波としてゼロ年代終盤以降に、自分の娘に読み聞かせる目的での、よりリアルな絵本との出会いがありました。長くなるので、また後半に機会を設けて語ろうと思います。📚 pic.twitter.com/UaIssesyzO

2020-05-30 12:00:00
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絵本の仕事・15〜19

企画から関わり、決まったゴールの見えないスリリングな仕事だった『よめる よめる もじのえほん』と『わかる わかる じかんのえほん』。一冊の絵本にかける熱量が次第に熱く、深くなっていきました。

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📚絵本の仕事・15『あいうえほん』中川ひろたか/作・絵(ソングブックカフェ)[2015] 中川さんが個展で展示した絵本企画を自社レーベルから刊行。ひらがなとカタカナのモノが五十音順にペアで描かれた、シンプルな発想の絵本。デザインと共に編集も担当した。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/Zwwjt2z82i

2020-06-01 10:26:07
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つくづく絵本という容れ物の懐の深さを感じるというか、絵本に「こうでなければ」という王道はない。ことば、文字、色、科学、動物、平和、しかけ、etc…。日常に転がるどんな話題も絵本になり得る。音楽が持つ自由な発想に通じるところもあって、だからこそ強く惹かれるのだと思います。📚 pic.twitter.com/FP9t6QdyYN

2020-06-01 10:27:01
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📚絵本の仕事・16『よめる よめる もじのえほん』こくぼみゆき/さく しもだいらあきのり/え 下山ワタル/デザイン(あかね書房)[2015] 幼い子どもが文字を認識・習得し、ことばを通して世界を理解するまでの喜びを描いた絵本。妻にとって初めての著作でした。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/TL9iPDDXtl

2020-06-02 12:45:05
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最初、デザイン的な発想により子どもが文字に親しめる絵本を作りたい、と編集者からぼくに投げかけられた絵本の企画を妻が見て、文章と展開を考えたものがそのまま採用された。絵は、幼児向け絵本が初めての、画家・イラストレーターのしもだいらあきのりさんに自由な発想でつけてもらった。 pic.twitter.com/fg8ZNVeE1P

2020-06-02 12:45:50
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本当に地図のない道を歩くようなプロセスで作られた絵本。あかね書房の編集・木内さんの手記(月刊「こどもの本」)が、そのユニークな制作過程を物語っている。でもある意味、それまで関わってきたミュージシャン関連の仕事に非常に近かったと思います。 kodomo.gr.jp/kodomonohon_ar… 📚

2020-06-02 12:46:25
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📚絵本の仕事・17『おとうさん ぼくね…』長谷川義史/さく・え(保育社)[2015] MBS毎日放送「ちちんぷいぷい」の企画から生まれた絵本。南極に出張中の父(山中アナ)と息子の心の交流を描く。タイトル、本文はすべて(子どもの字をイメージした)長谷川さんの手書き。 paragraph.jp/2016/03/otousa… pic.twitter.com/X0wSz4orVm

2020-06-03 12:01:47
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長谷川さんから届いた墨1色の手書き文字を、子どもの気持ちで着色。本文が全部手書き文字というのも珍しく、よりいっそう思いが伝わる仕上がりになったなと思います。📚 pic.twitter.com/Q6aS42zTcx

2020-06-03 12:04:04
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📚絵本の仕事・18『わかる わかる じかんのえほん』こくぼみゆき/さく しもだいらあきのり/え 下山ワタル/デザイン(あかね書房)[2016] 前作の『よめる よめる もじのえほん』と同じチームで、こどもにとっての「じかん」をテーマに作られた絵本。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/h2hjpecaA5

2020-06-04 10:54:43
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時計やカレンダーで知らされるルールとしての時間と、子どもの心があるからこそ触れられる多様でスケールの大きな「じかん」について描く。前作と本作では「デザイン」として著者に並べていただいたが、実際は企画とデザインの中間くらいのポジションで、アイデアづくりの段階から参加している。📚 pic.twitter.com/R7oKO5Lh36

2020-06-04 10:55:46
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📚絵本の仕事・19『いのちのたべもの』中川ひろたか/文 加藤休ミ/絵(おむすび舎)[2017] 新潟在住の食育栄養士が立ち上げた絵本出版社の刊行第一弾。押し付けがましくなく、親子のちょっとした会話から「食」への関心を自然に促す食育絵本。 paragraph.jp/portfolio-item… pic.twitter.com/OJVRYIAo86

2020-06-05 11:29:38
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おむすび舎のホームページ(オンラインストアも)。 omusubisha.com 📚

2020-06-05 11:32:52