益田駅(島根県益田市)について。
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タケ @take_all_a

益田駅は、島根県のほぼ西端に位置する益田市の玄関口だ。山陰地方の日本海沿岸を通る山陰本線と、山口・島根を縦貫する山口線の2路線が乗り入れ、山口線は益田駅で終点となる。現在の駅舎は1961・S36に完成した2代目にあたる。 pic.twitter.com/b33OnFCXDq

2023-10-04 22:20:03
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益田駅が1923・T12に開業した当初の駅名は石見益田駅だった。これは当時、増田駅(宮城県)があったから。1963・S38に増田駅は名取駅と改称、そして1966・S41に石見益田駅も益田駅に改称された。 pic.twitter.com/sSr33Mgnc3

2023-10-04 22:21:50
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益田駅のホームは駅舎に接する単式ホームが1番、跨線橋を渡った島式ホームに2・3番という2面3線で構成される。跨線橋にエレベーターは未設置。時間がなくて島式の方には行かなかった。 pic.twitter.com/NE28dHllTW

2023-10-04 22:24:22
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エレベーター無しで車椅子利用者が2・3番のりばに行くにはどうするかというと、駅員が付き添ってスロープで線路に下りて渡るらしい(下記リンク先参照)。このスロープは見落としていた。 てくてく山陰 > JR益田駅 tekuteku-sanin.com/post_235/

2023-10-04 22:25:30
タケ @take_all_a

ああ、ここを横断するのか。右に写っているプレートは、ホームをピット状に掘ったスロープを覆っているのね。現地で撮影中に気づけなかったのは悔しいな。 pic.twitter.com/zfeKXVVK62

2023-10-04 22:26:47
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ちなみに、特急「スーパーおき」は鳥取・米子行き、新山口行きの両方向とも益田駅の1番ホームに停車する。これは観光客の分かりやすさはもちろん、跨線橋にエレベーターが無いことから、バリアフリー問題や荷物を抱えて階段を上り下りする負担を避けるのも理由かと思われる。 pic.twitter.com/xwWam6OamA

2023-10-04 22:29:11
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益田駅のホーム上屋の一部は古レールが使用されており、1番ホームで刻印を探してみた。ただし、柱はプレートで覆われて目視できず、調査は梁の部分に限られる(2・3番は柱も露出)。 pic.twitter.com/XxLw4wUSGo

2023-10-04 22:33:48
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塗膜が厚くて分かりにくいが 2606 と読める。 #皇紀レール だね。九州を中心に古レール調査を行っている下記ブログによると「30. A. (丸Sマーク). 2606 IIIII OH.」とのこと。 #益田駅 九州の古レール見て歩き > 益田駅の古レール krupp1902.livedoor.blog/archives/14430… pic.twitter.com/P7zkpCVqCA

2023-10-04 22:35:43
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丸印の中に S は当時の日本製鐵、2606 は皇紀2606年(西暦1946年・昭和21年)、5本線は5月を意味する。皇紀レールは 2608(1948・S23)まで作られたらしい。戦後の混乱期であり西暦に戻すことまで気が回らなかったのだろうか。

2023-10-04 22:36:47
タケ @take_all_a

もうひとつ見つけた古レールの刻印は「1915 IV」と読める(1915年4月の意味)。前述のブログによると1番ホームには10種類の刻印があるそうだが、1915 はブログ主が見落としたのか載っていない。 pic.twitter.com/hrMtuvZlk1

2023-10-04 22:38:07
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タケ @take_all_a

私が見つけた刻印はこの2種類にとどまる。まあ、皇紀レールが発見できたので満足だ。

2023-10-04 22:40:30
タケ @take_all_a

次の写真は、益田駅の西側に架かる跨線橋から俯瞰した眺め。広い構内に留置線が何本もあることが見て取れる。これは山陰本線と山口線の結節点ということもあるが、益田駅から工場専用線が延びていた時代の名残の側面が大きい。 pic.twitter.com/7CIqSuZ05X

2023-10-04 22:44:34
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1枚目:跨線橋の下にある踏切。 2枚目:この踏切から益田駅方向を見る。左が山陰本線、右が山口線。 pic.twitter.com/JBx5qk65Eo

2023-10-04 22:45:43
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1枚目:踏切から益田駅と反対方向を見る。左が山口線、右が山陰本線。 2枚目:両線以外の途切れたレールは工場専用線の痕跡。 pic.twitter.com/ASsActICHR

2023-10-04 22:49:17
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国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスで過去の益田駅周辺を見る。駅から現在のダイワボウレーヨン益田工場(旧 出雲製織 → 大和紡績 石見人絹工場)に向けて山口線を併走・スイッチバックする工場専用線が読み取れる。 pic.twitter.com/ZaxOcL1jHq

2023-10-04 22:50:30
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この専用線についてウィキペディア「益田駅」から引用すると、「レーヨン製造に必要な濃硫酸や二硫化炭素、苛性ソーダのような化学薬品や工場燃料用の重油の入荷がタンク車を使用して行われていた」。同線は1997・H9に廃止。工場は今も操業中。

2023-10-04 22:52:13
タケ @take_all_a

ダイワボウレーヨン益田工場専用線が現役時代の写真が下記ブログに載っている。撮影当時の会社名は大和紡績。 鉄道写真家 岩堀春夫のblog2 > 山陰の旅1976-10その9 blog.livedoor.jp/nainen60/archi…

2023-10-04 22:54:21
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まとめたひと
タケ @take_all_a

福岡県を中心に、建築・団地・土木・産業遺産などについて、ツイッターにつぶやいたことをまとめています。個人サイトの方は放置中。