mkykぷらす

もぐ @de_1926_lt

クロ工ははにかんだ。大きめなワイングラスに継がれたジュースを揺らして、私の肩へともたれかかってくる。「ええ、私もとってもしあわせです」「……へへ、嬉しいなぁ」やんわりと過ぎる時間は心地好い、いつの間にか重なった指を絡めて窓の外を見つめる。夜明けまでどうかこのままで。

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クロ工とお誕生日デート。「今日は君のとってきおきの場所につれていってほしいな！」なんて屈託のない笑顔で首を傾げるので、よく行くカフェで大きなパフェをふたりでつつく。「見た目もすごく可愛いけど味も格別だなぁ、連れてきてくれてありがとう！」長いスプーンで #mhykプラス

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葡萄とクリームをすくい上げてクロ工の口に運ぶと、嬉しそうに口を開けてくれるのがとてもかわいい。「飾ってある小物も可愛いね、本当にすっごく素敵なお店！」お店を出てゆったりとお散歩、太陽の光に反射して輝くクロ工の瞳は宝石みたいだ。

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中央の森で迷ってたらニコラ…と遭遇、数秒変な時間が流れたものの「こんにちは」と声をかけたら静かに会釈された。「何をされているのです？」「……遭難、ですかね？」「私に聞かないでいただけますか」「ですよね、ハハ……」とりあえずここを抜ける方法だけ教えてもらおうとしたら、 #mhykプラス

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野垂れ死にでもされたら困るのは我々です、お嫌でしょうが大人しくしていてください」渋々といった顔だったけれど、あまり揺らさないように気を使ってくれているようで。「ありがとうございます」返事はかえってこないけれど、ほんの少しだけ表情が緩んだ気がした。

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フィガ口と談話室で干し芋を食べる、足元には羊が走り回っていてたまに足を掠めて擽ったい。「うーん」「どうかしたの、賢／者様？」「彼氏が欲しい気がしてきました」「唐突だねぇ」「いやなんか、たまにクックロビ…さんたちを見ていると無性にそういう感情が」 #mhykプラス

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フィガ口と談話室で干し芋を食べる、足元には羊が走り回っていてたまに足を掠めて擽ったい。「うーん」「どうかしたの、賢／者様？」「彼氏が欲しい気がしてきました」「唐突だねぇ」「いやなんか、たまにクックロビ…さんたちを見ていると無性にそういう感情が」 #mhykプラス

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「あー、確かにあの二人はあてられるかもね」「カナリ…さんの惚気ける時の笑顔が可愛すぎるんですよね」「じゃあ誰かに交際を申し込んでみれば？ここに居るみんななら嫌って言わないでしょ」「や、それはなんかこう、パワハラっぽいからあれかな、と」「ぱわはら……？」

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「あー、確かにあの二人はあてられるかもね」「カナリ…さんの惚気ける時の笑顔が可愛すぎるんですよね」「じゃあ誰かに交際を申し込んでみれば？ここに居るみんななら嫌って言わないでしょ」「や、それはなんかこう、パワハラっぽいからあれかな、と」「ぱわはら……？」

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「じゃあ、俺から申し込んじゃおうかな、他の誰かに掠めとられないように」いつもよりも低い声音、人差し指でふい、と上を向かされてはフィガ口の顔面が目前に迫る。薄く引いた紅を指でなぞられる。「ね、俺なら君をずっと幸せにしてあげられるから」

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「じゃあ、俺から申し込んじゃおうかな、他の誰かに掠めとられないように」いつもよりも低い声音、人差し指でふい、と上を向かされてはフィガ口の顔面が目前に迫る。薄く引いた紅を指でなぞられる。「ね、俺なら君をずっと幸せにしてあげられるから」

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「せーの！」私の掛け声でべぇ、と舌を出すレノック…。彼の舌は緑っぽく染まっていた。「うーん、メロン、ですかね？」「ちあいまふ」「あっもう閉じてもらって大丈夫ですよ」「はい」「うーん緑だと、他は……」「南の国フレーバーだそうですよ」「それは何味なんでしょう」 #mhykプラス

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「せーの！」私の掛け声でべぇ、と舌を出すレノック…。彼の舌は緑っぽく染まっていた。「うーん、メロン、ですかね？」「ちあいまふ」「あっもう閉じてもらって大丈夫ですよ」「はい」「うーん緑だと、他は……」「南の国フレーバーだそうですよ」「それは何味なんでしょう」 #mhykプラス

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「……風味としては、そうですね、葉物野菜に似ています」「め、めずらしいですね」「ほら」大きな手で後頭部を抑えられた瞬間、口付けが降ってくる。ぺろ、と唇を舐められて思考が止まった。「……まだ、手元にかき氷残ってますよね？」珍しく意地悪く笑うところを見ると今日は殊更機嫌が良いらしい。

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「……風味としては、そうですね、葉物野菜に似ています」「め、めずらしいですね」「ほら」大きな手で後頭部を抑えられた瞬間、口付けが降ってくる。ぺろ、と唇を舐められて思考が止まった。「……まだ、手元にかき氷残ってますよね？」珍しく意地悪く笑うところを見ると今日は殊更機嫌が良いらしい。

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恋人三スラと添い寝。こういう関係になる前からしていた事なのに、なんだか関係性の名前が変わったら変に緊張する。「賢／者様」「は、い」「なんで前より距離があいてるんです？それじゃあ添い寝にならないでしょ」馬鹿なんですかと言いたげに顔を顰めて、三スラは私を抱き込んだ。 #mhykプラス

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「うるさい」「え」「心臓の音、うるさいです。とめましょうか？」「いやいやいや！！」「冗談です」やっぱり馬鹿ですね、なんて付け足したまま三スラは眠った。いつかこの酷いくまも無くなるのだろうか、指先でなぞっても三スラは静かに寝息を立てるだけだった。

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ニコラ…が逆トリしてくる話。最初警戒心が強すぎて大変なんだけど、慣れてからは送り迎えも夕食の買い出しもしてくれるし、そのくせ「私の事を意識されてるのですか？」とか確信を持って言ってくるので侮れないおじさんであることを理解した。 #mhykプラス

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「暖かいねぇ」「ですねぇ」まほ～しゃに突如設置されたこたつでクロ工と団欒。「ふふ、夢みたい。こうやってこたつ？で賢／者様とまったり出来るなんて」なんて可愛いことを言うものだからさらに暖かい気持ちになる。「アイス食べます？」「食べよう！」 #mhykプラス

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「素晴らしい」まほ～しゃのこたつでラスティ…と団欒。「こんなにも魅力的なものがあるなんて、賢／者様の世界もとっても素敵な世界なのですね！」「あの、ラスティ…」「はい」「別々の入口から入った方が窮屈じゃないかと」ひとつの辺から二人で入っている状態は、ちょっとだけ狭い。 #mhykプラス

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「こうするとさらに暖かいでしょう？」ふふふ、と品よく笑ってびたりと寄り添われるのでもうそれ以上なんにも言えない。「こたつにはどんなお茶が合うでしょう、賢／者さま、良ければこのままティータイムにしませんか？」「ぜひ、にしの皆も呼んできましょうか」

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逆トリニコラ…と眼鏡を買いに行く。「ニコラ…さん結構似合いますね」「そうか？」「こっちも似合いそう、かけてみてください！」楽しくなってきて試着を続けていたら店員さんに声をかけられた。「お父様と仲がよろしいですね」って言われたから、笑ってやりすごそ～としたけど #mhykプラス

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逆トリふぁ～すとと猫の集会所にお邪魔する。「ああ……」モコモコのマフラーを巻いて遠目から猫たちの歓談を眺める姿がもう可愛い。一匹足元に擦り寄ってきた子猫の頭を撫でながら「寒くはないか？来てくれて嬉しいけれど、早くあちらへと戻りなさい」ってとても優しい表情で #mhykプラス

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笑うのでつい嬉しくなる。「賢／者」「はい」「君の大切な場所に連れてきてくれてありがとう」「こちらこそ、一緒に来れて良かったです」手すりに座ってお互いの身を寄せて、風の穏やかな夜のお散歩デート。

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「親子に見えているのですね」って言いながら肩をそっと引き寄せられて脳内処理叶わず硬直する。「外見からしても到底血の繋がりがあるようには見えないと思うのだが」って店員さんが居なくなってから呟かれるけど、行動の真意が分からなさすぎて「そうですね」って変な笑いが漏れた。