山本右近さん @UkonYamamoto#1日1ゲーム紹介 でほぼ毎日投稿されてるゲーム紹介について、選定に独特の色があり内容も素敵なので読み返したいと思いまとめました。 ※山本右近さんご本人より許可を得てまとめ・公開しております。 現在、2023/10/06の投稿までまとめています。(2023/10/07~本タグの投稿は休止中です)
0
前へ 1 2 ・・ 13 次へ
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

気分転換に持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 Tiny Epic Dinosaurs(2020) 小箱の中に詰め込まれた特製の木ゴマたちは、まるで豪華な大箱ゲームにスモールライトを当てて小さくしたような、そんな夢のようなゲームです。テーマは恐竜牧場の運営。効率よく恐竜を育てて売却し勝利点を得ます。(1/4) pic.twitter.com/lVrKmfPtQd

2023-07-07 05:19:24
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ゲームシステムはワーカープレイスメント。ワーカー数は固定というシンプルさが良いですね。リソース管理もシンプルかつジレンマを産むシステムで、恐竜のいないスペースに描かれたリソースが収入として得られます。恐竜を沢山育てたいけどリソースも得たい!ですがどちらかは犠牲になります。(2/4) pic.twitter.com/6iJ4zx2ILR

2023-07-07 05:19:26
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

契約を達成していき勝利点を得ますが、契約には私的契約と公的契約があり、それぞれ達成できるタイミングが異なります。一度に沢山達成するのがよいのか、繁殖用に残しつつ少しずつ達成するべきかが悩みどころです。また、特殊能力が得られるカードも強力な手助けとなります。(3/4)

2023-07-07 05:19:26
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

しっかりと悩ましい内容に、ポケットにも入りそうなコンパクトなケース、豪華な木駒が入り、安価でプレイ時間も1時間前後と、実は隠れた優等生ゲームですね!言語依存がある点に注意してください。(4/4)

2023-07-07 05:19:27

Tindaya (2023/07/08)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

今日も持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 Tindaya(2022) カナリア諸島の原住民として、自分の部族を繁栄させつつスペインからの侵略者や神の怒り、火山噴火から生き残るサバイバルゲームです。ゲーム終了時にコンキスタドールに諸島を奪われていると全員敗北という半協力要素があります。(1/5) pic.twitter.com/9UgToxrozZ

2023-07-08 00:09:30
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

完全協力ゲームとしても遊ぶことが可能で、使用するコンポーネントやルールが多少変わるので、その点に注意が必要です。各部族は各々異なる知識を持ってスタートし、生産できるものが異なります。他部族から知識を教えてもらうとアクション数や生産できるものが増えていきます。(2/5)

2023-07-08 00:10:05
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

他のプレイヤーに技術を教えることにメリットは少ないのですが、神の怒りや侵略者はとても強いため、部族同士である程度は助け合わないと全員敗北が避けられない難易度になっています。この中でリソースをマネジメントしながら目標を達成し勝利点を得ていくことになります。(3/5) pic.twitter.com/4rcn4yFPV2

2023-07-08 00:10:13
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

リソース管理は独特の難しさがあります。家畜は牧場の番をしていないと逃げ出して野生に還りますし、無計画に屠殺すると諸島から絶滅してしまうのです。家畜の総数はゲーム全体で限りがあるので、自分のことだけを考えることすら悩ましいです。(4/5)

2023-07-08 00:10:17
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

かなり人を選ぶゲームですが、難易度調整可能で完全協力モードもあり、尖ったゲームが好きなゲーマーが集まれば楽しめるのではと思います。1点が重いゲームでもあり、緊迫感のあるプレイ体験が楽しめますね!(5/5)

2023-07-08 00:10:18

Bus (2023/07/09)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ゲーム会が終わったので持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 Bus(1999) 私が所有するのはアートワークが刷新された2019年発売の新版です。これはバス会社を運営し路線を拡大して乗客を運ぶピック&デリバーのゲームですが、現代的なワーカープレイスメントの始祖と言われている作品でもあります。(1/5) pic.twitter.com/tmPSYIY2rG

2023-07-09 03:20:25
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ワーカーは各プレイヤー20個固定で、使ったワーカーは帰って来ません。全員がパスするとラウンドが終わりアクションを処理します。1人を除いた全員がワーカーを使い切るとそのラウンドでゲームが終わります。アクションスペースはかなりタイトで初心者泣かせと言ってもいいでしょう。(2/5)

2023-07-09 03:20:26
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

終了条件はもう一つあり、時空連続体が崩壊するとゲームが終わります。なんとこのゲームには時間を止めるというアクションがあるのです。時間を止めることにより、乗客の目的地を変えてしまうことができます。このアクションはゲーム中行える回数に限りがありますし、行うと1点失います。(3/5) pic.twitter.com/DrfpRqeEnA

2023-07-09 03:20:28
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

勝敗ラインが8〜10点前後と1点が非常に重いゲームなので、行うのがとても難しいアクションと言えます。対戦相手が大きく得点しそうな場面でそれを防ぐために使うのが効果がありそうです。ラウンドで必ず2手番以上行わないとパスできないルールも非常に難しく、初心者に厳しいゲームです。(4/5) pic.twitter.com/MKKRbrY34M

2023-07-09 03:20:30
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ですがルールは非常にシンプルで、剥き出しの駆引き、つまり大きなインタラクションが楽しめるゲームです。プレイ時間も概ね箱表記より短く済みますし、いわゆるタイパも高くオススメです。とても20世紀に作られたゲームとは思えない、古さを感じさせない作品ですね。(5/5)

2023-07-09 03:20:31

Shogun no Katana (2023/07/10)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

熱が下がってきたので持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 Shogun no Katana(2022) ファンタジージパングの世界ではなく、比較的リアルな江戸時代の日本がテーマの作品です。基本的にはオーソドックスなワーカープレイスメントですが、刀鍛冶のアクションが独特かつこのゲームの面白いところです。(1/6) pic.twitter.com/stWTRascte

2023-07-10 00:01:39
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

特筆すべきはそのコンポーネントです。ワーカーとなるフィギュアの造形は素晴らしく、刀タイルは全てダブルレイヤーで裁断も綺麗です。女性アーティストによる力強いアートワークも印象的ですね!刀鍛冶として名声を上げるゲームですが、タイトルの「将軍の刀」を作成するのが最終目的です。(2/6) pic.twitter.com/RKFFuPq8TE

2023-07-10 00:01:41
拡大
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ところが、その将軍の刀を作るのが難しい!4種の資源を最低で1つ以上集める必要がありますが、そのためにはそれぞれの資源を含む通常の刀を作り上げる必要があります。各刀の作成は鍛冶場ボードでパズルとリソースマネジメントにより行いますが、これがこのゲームのハイライトとなっています。(3/6)

2023-07-10 00:01:42
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

刀タイルに必要なリソースを載せるためにタイルを動かしますが、その方向に別のタイルがあると移動させることができません。また、お金を払うと追加で雇える強力なワーカーの能力を使うと追加で動かせるので連鎖的に動かすことが可能です。如何にこのパズルを効率よく進めるかがポイントです。(4/6) pic.twitter.com/RnKS3yL2uS

2023-07-10 00:01:46
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

アクションスペースは緩めで概ねやりたいことができる仕様ですが、後から別のプレイヤーが同じアクションを行うと先入りしているワーカーの持ち主が得をする相乗り要素があったり、早くパスをすると強い目標カードが取れたりとインタラクションの塩梅が現代的で絶妙の良さがあります。(5/6) pic.twitter.com/k1MSBEdD30

2023-07-10 00:01:48
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

丁寧に作られた本当に面白いゲームですね。プレイングは難しいですがルールは難しくなく、重ゲーの中ではかなり遊びやすいと思います。リプレイ性も悪くなく、あらゆる面でかなり高いレベルにある上質なボードゲームと言って過言ではありません。(6/6)

2023-07-10 00:01:49
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

これだけ年度書き忘れてる… After the Empire(2021)

2023-07-10 00:59:56
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

※こちらは「デラックス版」で、通常版が別に存在するようです。

2023-07-10 01:10:59

Shakespeare: Backstage (2023/07/11)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ボドゲが面白すぎるので持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 Shakespeare: Backstage(2016) イスタリ末期の名作とその拡張セットです。女王陛下の観劇に合わせて斬新かつ素晴らしい劇を1週間で完成させるというのがテーマとなります。手番順をアクション数で逆競りし、手番とアクション数が決まります。(1/5) pic.twitter.com/kAiAHPla5m

2023-07-11 01:53:42
拡大
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

役者や職人を雇用し使い舞台装置や衣装を揃え、シナリオなどの進捗パラメータを上げて上演に備えていきます。20点前後が勝敗ラインとなる1点が重いゲームです。逆競りで勝つとアクション数は大きく減りますが、1点を貰えますしアクションは早取り要素の多く、アクションの質は高くなります。(2/5) pic.twitter.com/QxW0jNusFV

2023-07-11 01:53:44
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

アクションの種類は分かり易いですが、使用したアクションは基本的に次のラウンドは使えないとか、雇用した人材の給料はゲーム終了時に支払うとか、珍しいシステムが採用されています。拡張はこれに加えて、競りで使用しなかった分のアクションポイントを使いワーカープレイスメントを行えます。(3/5)

2023-07-11 01:53:45
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ここで行えるアクションは通常のアクションから独立していますが手番ではどちらか一つを行うことになり、こちらのアクションは少し弱めではありますが排他的なため、悩ましさが更に倍増します。これが非常に面白く、基本のみでは味わえないプレイ感を味わうことができるはずです。(4/5)

2023-07-11 01:53:46
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

プレイ時間は伸びる拡張ですが、プレイ時間に見合った面白さです。基本のみなら重めの中量級ですが、この拡張が入るとガッツリ重量級という感じですね。入手の機会はあまりないかもしれませんが、名作と断言できるゲームですので、機会があれば是非遊んでみて欲しいです。(5/5)

2023-07-11 01:53:47

The Acts (2023/07/12)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

日課だから持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 The Acts(2018) 非常にシンプルな中量級ワーカープレイスメントですが、タイトルの通りキリスト教の最初期における信者の布教活動を描いた珍しいテーマのボードゲームです。ぱっと見はイロモノ感が漂いますが、意外に気を衒わずも纏まりの良い作品です。(1/5) pic.twitter.com/KsvyAB6n7I

2023-07-12 00:21:53
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

各ワーカーはユダヤからスタートします。メインボードの地図には5〜6の地域が描かれており、ワーカーは今いる地域でのみアクションを行えます。各地域にあるアクションの種類は同じですが、建てられる教会の数に上限がありますし、既に布教が済んでいる地域で獲得できる信者はごく僅かです。(2/5)

2023-07-12 00:21:53
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

また、アクションスペースは一部を除いて排他的です。なるべく競争相手が少ない地域でアクションを行いたいなどの思惑がありつつも駆引きやジレンマが生じ、シンプルながらもしっかりとしたゲームになっています。各プレイヤーは同じカードセットを持ってゲームを開始しますがこれも良い点です。(3/5) pic.twitter.com/fZGQc7qLPL

2023-07-12 00:21:56
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

カードはどれも使い捨てで1度しか使えず、またカードセットは固定なので、プレイヤーは難しいカードコンボではなくそれぞれの使うタイミングにフォーカスして遊ぶことができます。これは多少のリプレイ性は犠牲になりますが、フェアであり初心者に優しい仕様と言えます。(4/5)

2023-07-12 00:21:57
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

テーマは取っ付きづらいですが、意外なほどに完成されたボードゲームと感じました。コンポーネントは簡素でありコスパは不満な点ですが、遊び易い上にタイパ的には悪くなく、ゲーム会でも出しやすい優等生ゲームと言えるでしょう。(5/5)

2023-07-12 00:21:58

Union Stockyards (2023/07/13)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

今日も元気に持ちゲー #1日1ゲーム紹介 Union Stockyards(2023) 18xxのような重厚なゲームを思わせるテーマとアートワークに、選挙、ストライキ、価格変動といった要素が落とし込まれた経営ゲームという情報からは想像できないほど軽い1時間級のワーカープレイスメントゲームに仕上がっています。(1/6) pic.twitter.com/2UAsX3gU92

2023-07-13 00:10:17
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

このゲームの特徴のひとつとして、プレイ人数によって見せる顔が異なるという点を挙げても良いでしょう。4人以下で遊ぶとワーカー数は潤沢でアクションスペースも入りやすく、比較的自分の戦略にフォーカスして遊ぶことができ、幅広い嗜好のプレイヤーが楽しめそうです。(2/6) pic.twitter.com/GZTusm8YHI

2023-07-13 00:10:23
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

これはこれで非常に面白いのですが、普段からインタラクションが強くリソース管理の厳しいゲームが好みのハードコアよりのゲーマーには物足りなく感じることでしょう。そういう方には5人戦をお勧めします。5人戦はワーカーが減りアクションスペースがキツくなりますが、それだけではありません。(3/6)

2023-07-13 00:10:25
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

スペシャリストカードはほぼ取れず、その前に土地がなかなか買えず、屠殺する動物は開始時には人数以下。売却価格より家畜原価の上昇が激しく、資金を得るのもままならない。5Rめにストが起きるとワーカーが1ワーカーのみになることもあり、難易度が4人以下の比ではなくなります。(4/6) pic.twitter.com/aWjovOOpF4

2023-07-13 00:10:29
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

個人的な感想から言えば何人で遊んでも面白いのですが、5人戦はワンランク上の面白さです!長期的戦略のゲームから駆引きのゲームになるとも言えます。夢に出てきそうな面白さと言って過言では無いでしょう。これがインスト込み90分以内で楽しめるのですから、嫌いになれるはずがありません。(5/6)

2023-07-13 00:10:30
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

選ばれたイベントカード次第では緩いゲーム展開になることもありますがそれもまた1局ということで、リプレイ前提のゲームとも言えるでしょう。一期一会もまたボードゲームの楽しみ方ではありますが、このゲームはリプレイ派には特にお勧めできるゲームです。(6/6)

2023-07-13 00:10:31

Vanuatu (2023/07/14)

山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

面白いゲームが多すぎるので持ちゲーから #1日1ゲーム紹介 Vanuatu(2011) バヌアツの住民となりお金を稼ぎQOLをあげよう!的なボードゲームです。プレイヤーは観光客相手に商売したり魚を獲ったり商品の輸出などでお金を稼ぎ勝利点を得ていきます。テーマは普通ですがシステムはユニークです。(1/5) pic.twitter.com/ZLTSBuVlOk

2023-07-14 00:06:23
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

まずアクション選択はワーカープレイスメントですが、選択したアクションを必ずしも実行できるわけではありません。自分の駒が最多を占めるアクションのみを行うことができるのです。アクションを行うとそのスペースから自分の駒を回収し別のプレイヤーが最多となるため実行権が移ります。(2/5)

2023-07-14 00:06:24
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

このシステムはかなり強いインタラクションを生み出しますが、同時にパズルのような要素も加えてくれます。アクションを行う順番もかなり重要なので、いかに自分のアクションを有意義なものにしつつも相手に無駄な手を打たせるかが重要で面白いですね!(3/5) pic.twitter.com/3r04DnKFha

2023-07-14 00:06:26
拡大
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

ラウンド毎に選べるキャラクター能力も戦略性を高めていて素晴らしいと思います。同時に各プレイヤーの方針の表明とも言えますので、動きを読む材料にもなり得るわけです。上手く考えられていますね。また、銀行のシステムも面白く、バヌアツ銀行には9金までしか預けることができません。(4/5)

2023-07-14 00:06:27
山本 右近 🗿 @UkonYamamoto

それを超えると勝利点に変換された上で国庫に没収されてしまいます。この勝利点の変換は変換効率がかなり悪く極力避けたいところですが、意外とやりくりが上手くいかず頭を悩ませてくれます。バヌアツの文化を上手くゲームに落とし込んだ、苦しくも楽しい傑作ゲームですね!(5/5)

2023-07-14 00:06:28
前へ 1 2 ・・ 13 次へ
0
まとめたひと
びーている / btail @btail14

節操なきボードゲームリツイーター。ボードゲームを遊んだり紹介したり作ろうとしてみたり。── 遊んだときの楽しさが具体的に伝わるレビューを心がけたいものです。あと、「おっ」と思ったボドゲ関連情報をやたらとRTします。 アイコンは @kirinnnabe さん作のイラストを許可を得て加工・使用してます。