うちのドールさん達が、基本的に青春している物語です。559番から588番まで。聡太くんと瑠璃ちゃんがすれ違ったり、聡太くんの後輩の啓くんが難しい恋をしていたり。
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るな@ドール @runadolls7

586-1 (585の続き、長山家、聡太くんの部屋) 瑠璃「失礼しまーす」 瑠璃「お届け物でーす」 瑠璃「さて、何でしょう?」 聡太「台所からいい匂いしてたから分かるよ…」 聡太「お手数をおかけしまして」 瑠璃「今年は超絶上手に作れたよ!」 瑠璃「修二くんのおかげ!」 pic.twitter.com/NrEv9sbBOR

2024-02-14 11:19:49
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586-2 聡太「我が家の恒例行事に」 聡太「自分の彼女が紛れ込んでくるとか」 聡太「なんか胸が熱い」 瑠璃「恒例行事?」 聡太「修二が小学生の頃から」 聡太「2月14日は『弟がチョコレート菓子を作る日』」 瑠璃「あー、そういうことなんだ」 pic.twitter.com/VUERRHHgjp

2024-02-14 11:23:10
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586-3 聡太「お菓子作りが趣味であり特技のあいつには」 聡太「クリスマスとバレンタインデーは」 聡太「自分が花形になる日」 瑠璃「私も食べる方で参加したい…」 聡太「おかげで、バレンタインデーの意義を」 聡太「完璧に見失った人生でしたよ」 聡太「女の子に縁が無かっただけですが」 pic.twitter.com/7I1MxL3Sz3

2024-02-14 11:26:27
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586-4 瑠璃「何はともあれ」 瑠璃「教えてもらって作ってきたんで」 瑠璃「受け取って」 聡太「喜んで」 瑠璃「…いい弟さん持って幸せね」 聡太「まぁ餌付けはされてるよね」 瑠璃「そうじゃないんだ」 瑠璃「めっちゃ大事にされてんじゃん」 聡太「え?」 瑠璃「優しい弟さんよ」 聡太「え?」 pic.twitter.com/WESmMnj6h5

2024-02-14 11:30:37
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586-5 瑠璃「まぁいいや」 瑠璃「あなたのこと、好きですよ」 聡太「…唐突な」 瑠璃「唐突でもないでしょ」 瑠璃「今日はそういう日よ」 聡太「あ、え、うん」 聡太「…ありがとう…」 聡太「こういう時どういう顔をすればいいか」 聡太「分からないんですけど」 瑠璃「笑えばいいと思うよ」 pic.twitter.com/qV0uGIJLCB

2024-02-14 11:33:24
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586-6 聡太「エヴァンゲリオンですか」 瑠璃「それは冗談として」 瑠璃「これからもよろしく」 聡太「こちらこそ」 pic.twitter.com/m4oXUWd2j2

2024-02-14 11:35:02
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586番外編-1 (この二人のバレンタインデーは) エミリ「チョコレート!チョコレート!」 エミリ「先輩、チョコレート」 康太郎「…ありがとう…」 康太郎「エミリちゃんにもこれ」 エミリ「わーい、チョコレート」 エミリ「と」 エミリ「…カード!!」 カード内容『我愛你』 エミリ「きゃー!」 pic.twitter.com/ng9G5XfwvI

2024-02-14 15:44:22
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586番外編-2 エミリちゃんは小学校高学年〜中学生の頃を台湾で過ごしているので、わりと台湾文化圏の人です 向こうではバレンタインデーは春節(向こうのお正月)のすぐ後なのであまり盛り上がらなくて、実際告白日として盛り上がるのは七夕だそう ちなみにバレンタインデーは男子から告る日だとか pic.twitter.com/V4DlkYEs1I

2024-02-14 15:48:34
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586番外編-3 (塾、自習室) 莉里「はい、あげる」 理人「ブラック◯ンダー?」 莉里「義理よ、絵に描いたような義理チョコ!」 理人「公式がそう言ってるもんな」 莉里「糖分は脳の唯一の栄養らしいじゃない?」 理人「気を遣ってくれて有難う」 莉里「べ、別にあんたになんか気遣ってないわよ」 pic.twitter.com/opUKakTUUk

2024-02-14 15:56:22
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586番外編-4 理人「じゃお前にもやるよ」 理人「きのことたけのこどっちが好き?」 莉里「あ、小分けパック!」 莉里「いいもん持ってんな」 莉里「莉里ね、たけのこ!」 理人「ちょうどいい、俺きのこ派」 莉里「気が合わなくてよかった」 莉里「もらっちゃっても罪悪感ないや」 理人「お前な…」 pic.twitter.com/WiVXKh0OA1

2024-02-14 16:02:33
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587-1 青樹「あ、実里ちゃん、今帰り?」 実里「ただいまー、帰りです」 青樹「どこ行ってたの?」 実里「修二くんの家です」 実里「修二くん家でね、お菓子作ってました」 実里「私が一人でやって失敗するより」 実里「当人と一緒に作って上手にできた方が」 実里「バレンタイン成功でしょ?」 pic.twitter.com/kqydaato0x

2024-02-15 09:34:10
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587-2 青樹「ははは、それは賢い方法だね」 青樹「上手くできた?」 実里「うん、それはもう!」 実里「あ、そうだ」 実里「青樹さんにもあげます、トリュフ」 青樹「いいの?」 実里「たくさん作ったんです」 青樹「実里ちゃんは、修二くんと仲良しなんだね」 実里「まぁ…ええ」 青樹「いいな…」 pic.twitter.com/mVW2LFr6xU

2024-02-15 09:37:28
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587-3 青樹「仲が良い恋人と無邪気に楽しめるの」 青樹「…羨ましいな」 実里「青樹さんも、恋したら良いのに」 青樹「いや、僕なんか…」 実里「あの背の高い人、仲良しそうだけどどうなんです?」 青樹「あっ、あいつは、…友達で…」 実里「そうなんだー、残念」 青樹「残念って…」 pic.twitter.com/ifXt4eq4aE

2024-02-15 09:41:37
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587-4 青樹「修二くんは良い子みたいだし」 青樹「実里ちゃん、大事にしてあげてね」 青樹「ホントに好きな人なんて」 青樹「一生のうちでもどれくらい現れるか」 青樹「わからないから」 実里「照れちゃうなぁ…」 青樹「ごめん、ごめん」 青樹「じゃあね」 実里「次はバスケ教えてくださいね」 pic.twitter.com/NhVnntXtiC

2024-02-15 09:45:19
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587-5 実里(青樹さん…大人っぽくて素敵だな…) 実里(修二くんも、青樹さんくらいの歳になったら) 実里(大人っぽくなるのかな…?) 実里(んっと、青樹さん次から大学3年生…) 実里(幾つだ?ハタチくらいか…) pic.twitter.com/bdfyGhEPFU

2024-02-15 09:48:48
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587-6 実里(ダメじゃん) 実里(聡太先生と同い年じゃん) 実里(お兄ちゃんがアレじゃなぁ) 実里(聡太先生よりはマシかもしれないけど) 実里(あの人ガキだから…) 実里(でも、修二くんが青樹さんみたいになるのは) 実里(望めないなぁ) 実里(憧れちゃうなぁ、大人の男の人…) pic.twitter.com/5aN4DCf3YO

2024-02-15 09:51:06
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587-7 実里(青樹さんは私は恋愛対象にならないから) 実里(だからこそ気楽な部分もあるけど) 実里(ちょっとだけ残念な気分でもあるな) 実里(ホント、) 実里(素敵な人だなぁ…) pic.twitter.com/EnGiEBnkWf

2024-02-15 09:52:48
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588-1 青樹「…で」 青樹「何でうちの前でお前が待ってるんだよ」 啓「家の場所はこないだ教えてもらいましたし」 青樹「あれは、僕にもしものことがあったら」 青樹「助けてくれるってんで教えただけで」 青樹「お前は恋人じゃないんだから」 青樹「無闇に家に来るんじゃない」 pic.twitter.com/15jE5ARwcd

2024-02-15 10:07:25
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588-2 啓「『まだ』恋人じゃないですが」 啓「別に襲いにきたわけじゃないですし」 青樹「馬鹿!!!」 啓「渡したいものがあって来たんですよ」 青樹「渡したいもの?」 啓「俺もこういうの初めてだから」 啓「どうして良いのかわからなくて」 青樹「何?」 青樹「なんか深刻な話?」 啓「…」 pic.twitter.com/4KX3Bq0KhP

2024-02-15 10:10:13
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588-3 啓「これ」 青樹「…えーっと?」 青樹「甘くないチョコレート」 青樹「好きだけど、これは…?」 啓「今日は2月14日で」 啓「告白をする日だとか何とか」 青樹「…わは!」 青樹「お前、そういうのはこういうチョコでは」 青樹「やらないんだよ!?」 青樹「プレゼントっぽいのでやるの!」 pic.twitter.com/SGj5xpmbl6

2024-02-15 10:13:12
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588-4 啓「知ってますよ」 啓「恥ずかしくて売り場に近寄れなかったんです!」 啓「あれは女の子のためのイベントで」 啓「俺みたいなのが入っていったら」 啓「目立つでしょ」 青樹「…確かにねぇ!」 青樹「お前、大きいもんな!」 啓「ごめんなさい!これが限界です!」 青樹「やめて、笑う」 pic.twitter.com/g9K5gPHcJ5

2024-02-15 10:15:50
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588-5 青樹「ははは…マジごめん、涙出る」 啓「泣くほど笑うのやめてください…」 青樹「お前、ホント面白いな」 青樹「わざわざ考えてくれたんだ?」 青樹「ってか」 青樹「いつもお前告白してんだろ?」 青樹「…ありがとう」 青樹「ありがたくいただくよ」 pic.twitter.com/l31qdncmag

2024-02-15 10:18:53
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588-6 啓「じゃあ」 啓「俺の気持ちもわかってくれますか?」 青樹「それはダメ」 青樹「お前が後で困るから」 青樹「周りに変な目で見られたり」 青樹「排除されたりするから」 青樹「絶対に、女の子を好きになれ」 啓「無理です」 啓「俺、青樹さんが好きなんです」 啓「いっときも忘れられない」 pic.twitter.com/mngcUueYfw

2024-02-15 10:21:28
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588-7 青樹「お前が後ろ指を刺されるのは」 青樹「僕としては耐えられないから」 青樹「ホント、思い直して」 青樹「お前に、僕と同じ思いはさせられない」 啓「青樹さんがどんな思いをして来たかも」 啓「想像はついてます」 啓「でも、それを引き受けたいんです」 啓「…不器用ですみません」 pic.twitter.com/girfZ76jhd

2024-02-15 10:23:45
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588-8 青樹「啓…」 青樹「ダメ、だからね…」 青樹「…僕を揺らすの、やめてよ…」 啓「やめません」 啓「俺、青樹さんのこと好きですから」 青樹「少なくとも家には上げないからね」 青樹「ここで帰れ」 啓「暇だったらこれから遊びに行きません?」 青樹「暇って」 青樹「…まぁ暇だけどね…」 pic.twitter.com/L3ufdZRCAB

2024-02-15 10:27:13
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まとめたひと
るな@ドール @runadolls7

ドールアカウント。かなりウェットです。詩とか小説とかを書いているみたいなアカウントでもあります。ドールさんの物語続けて書いてます。もしよければピン留めツイートからリンクあります。交流大歓迎。 中の人は話しかけてもらうととても喜びます。