沙崎マトメターノ

ダチョウ兄さん @dach0000023

@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ッ！！　待、やめ、～～～～ッッ！？」 沙藍さんの話に嫌な予感が走る。制止しようとするも無視され、胸の頂を擦られただけで全身に汗が噴き出した。 魔女の、恐らく"媚薬"に類するもの。そんなめちゃくちゃなものを使われては…。静奈の焦りと裏腹に身体は素直に薬効を受け取っている。

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢店主に拠れば｢狂おしいほど欲しくなる｣そうだが｣ ｢まあ、流石に三錠も飲めば死に目を見る｣ 少々苦い顔をしながら高崎さんの肢体を横たえ、ドテラを脱ぐ。 ｢何、簡単な事さ。君の縋る顔が見たくなってだね。｣ 覆い被さるように乗り上げ、高崎さんの伸びた前髪を払って額にキスをひとつ

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「だ、れがおまえ、なんかに……！」 額にされたキスを拭いたくとも、動けない体ではどうにもできない。精々沙藍さんを見ないように顔を背けるのが関の山。 ……欲を煽る薬とは本当のようで、じわりじわりと自分の中の"淫欲"が鎌首を擡げているのが分かる。狂おしいほど、となるのが恐ろしい

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢この二枚目にひとたびとも靡かないとは朴念仁かとも思ったがね｣ 冗談めかすように笑いながら次いで背けられた頬に口付け、掠めるように脇腹から腰にかけて執拗に愛撫る。睨みつける双眸に反してひくりと震える身体。 ｢案外そうでもないのかもしれないな、なぁ｣ ｢…シズナ｣

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ッ……！？」 沙藍さんの口から出た言葉に目を見開き、弾かれたようにその相貌へ向き直る。 「な、で……名前……」 呆然と呟くも、何故名前まで割れているかが分からない。驚きに硬直する身体をするすると撫でる手に意識が向かず、ただただ驚きと混乱が静奈の頭を埋め尽くしていた。

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW 神経質に歪む眉と赤い瞳孔に笑みを湛え、黙したまま混乱する高崎さんの太腿の合間に指先を忍ばせる。 ｢やっと此方を向いてくれたか。全く、骨が折れる。｣ ｢…この顔、忘れてくれるなよ｣ 噛まれるのは勘弁、と震える唇を舌でなぞり指先で鼠径を擽る

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「っは、……ッ誰が……！」 正面に捉えた沙藍さんの眼をキッと睨みつける。静奈の混乱を収めたのは憎悪だった。 皮膚の薄い個所を辿る指先に身悶えする感覚を覚えて背筋が震える。辛うじて動く指先がぴくりと頼りなく反応するが、何もできることはない。ただ沙藍さんを睨みつけて刺激に耐えている。

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢…ふん、嫌でも憶えてもらうがね。｣ ｢少なくとも君の｢身体｣には。｣ 下着越しでもそうとわかる、しとと濡れた秘部を撫で固く充血したしこりを爪弾く。睨めつける眼光ときつく閉ざされた唇に反してもどかしいと擦り付けることもできない腰が震えている。 ｢魔女とやらも難儀だな｣

ダチョウ兄さん @dach0000023

@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ッ、ぐ、ッぐう……！」 びくびくと体のあちこちを跳ねさせながら、声を出すことだけは必死に食い止めている。弛緩剤に感謝するとは思ってなかったが、今は動けないお陰で醜態を晒さずに済んでいることだけはありがたかった。 声を抑え意識を保つため、血が滲むほど唇をかみしめている。

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢そう勿体ぶるなよ、高崎君。｣ ｢ ｢声｣は出るだろう？｣ 下着の体をなさなくなった布とズボンを膝まで降ろし、てらと濡れた指で直に触れる。血のにじむ唇をひと舐めし、わざとらしく音を立てながら不慣れな入口を指先で擽る。 ｢欲しいなら、そうと言いたまえよ。幸い私は寛容なのだ｣

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ッひ？！　嫌、やだ……ッぁ！」 沙藍さんに秘部を露わにされる羞恥と怒りで頬に朱が走る。拒絶を口にしようが聞き入れてはもらえない。沙藍さんの指が秘裂をくすぐる度に指が跳ねるのを止められない。鎌首を擡げた淫欲は間違いなく静奈の中で育っている。陥落は時間の問題か 「ッぅ、く……！」

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢そう怒るなよ｣ ｢もう何度も私に抱かれているだろう｣ ｢…ああ、君の記憶には"ない"話か、それはそれで心外だがね。｣ くちくちと温く水音をたてながら耳元で暗に｢死姦｣していることを仄めかし物欲しそうにひくつく孔に指先をあてがっては中に押し入る寸手で引き返す。 ｢どうして欲しい｣

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「る、さい…ッ」 沙藍さんから語られる"事実"には薄々感づいていた。だけど認めたくない。聞きたくなんかない。 身体の底で蟠る熱が解放してくれるものを求めていた。寄せられる指に無意識に期待する自分がいると気づいて死ぬほど嫌になる。楽になりたい。けれど。 「ッひ、ッ…！　ッし、ね……！」

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢断る。逃れたいなら"殺してくれ"と乞うが善い。｣ 喘ぎを噛み殺し毒づく彼女を遮って沙藍の声がしんと響く。思考と思念に掻き乱され、一層喧しい脳髄に、厭に低く甘いその声は静かに欲の淵を撫でる。 ｢……溺れてしまえよ。｣ 一度に狭く濡れた肚の内壁を擦り、神経質な指が沈み込んだ。

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ぃッ！？　やだ、ッや、嫌ぁ…！」 内側に侵入される恐怖と嫌悪に悲鳴を上げるも、静奈の身体は心を裏切って歓喜していた。淫欲は悦楽をもって侵入者を甘く食む。ゆるく内を撫でられるだけで泣きたいほどに気持ち良い。思考を焼き切られる恐怖に震える。 「ぅぁ、やだ…やぁ、はなせぇ…！」

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢離せも何も、君が離さないんだろう｣ 柔らかく指に纏わりつく粘膜は引き抜こうとする程執拗に絡む。高崎さんの様子を見つつ二、三緩やかに長い指をくゆらせ、その罵倒が仄かに色めく頃にひたと止めるを繰り返す。 ｢もどかしいよな。まぁ、薬効の切れるまでこうして居ても良いのだが｣

ダチョウ兄さん @dach0000023

@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「くぅぅ、ッ、！　ぁ、う…、ひ！」 責めては引くを繰り返す巧みな指に、静奈の欲は限界まで引き上げられている。欲しい、欲しいと啼く淫欲は早く堕ちろと囁いた。最早零れる喘ぎを隠せない。口端から溢れる唾液の感触にさえ肌を震わせるが、未だ敵対意識を保っているのはひとえに彼女の意地だった。

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW 肚の内を緩やかに撫で摩り、嬌声の漏れ聞こえる端にひたと止める。幾度か奥を小突いた所で沙藍は愛液にてらと濡れた指を引き抜きその震える下腹に口付つけた。 ｢努々逃げられると思うな｣ その肩に太腿を担ぎ上げる。舌先は下腹から柔らかな内腿を伝い、もの欲しげにひくつき充血する突起を捉えた。

ダチョウ兄さん @dach0000023

@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 担がれた足にぎくりとする。沙藍さんの舌が薄い皮膚を辿る感触に嫌悪と欲が綯交ぜに意識を責めた。 「ッは、うそ…だめ、やめて…～～ッ！」 弱い個所を嬲られ、声もなく悲鳴を上げる。刺激の強さに涙がこぼれた。首だけを高く逸らし、衝撃を逃がそうとしてもまだ余る快楽。脳の処理が追い付かない。

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW 生白く太腿を抑えつけ、舌先に突起を舐り軽く歯を立てる。 ぐずぐずと溢れる粘性の液体を舌に掬い、果てる寸手に舐め上げると内腿に頭を預けて問いかける。 ｢…もう一度だけ聞こう。｣ ｢どうしたい、シズナ｣

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@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ッぁ、や…」 もう少しで、という寸前に焦らされて、体は燻る熱に悶える。快楽は体のあちこちで暴発寸前だ。自分が何を嫌がっているのかも霞み始めている。楽になりたい。けれど。 問いかけられた声を追って視線を動かせば、赤い髪、こちらを見る双眼。…この状況を作った宿敵。かっと血が煮える。⇒

ダチョウ兄さん @dach0000023

@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 体は自由にならず、陥落寸前まで追い込まれた。意識も既に欲と薬に炙られて危うい。けれど。でも。 あいつに、堕ちたくない。 静奈は半ば蕩けた表情筋に鞭打って沙藍さんを睨みつける。 「ぜ、たい、に…おちて、やる、もんか…」 「はや、く、お、わらせ、ろ…！」

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@dach0000023 @san_yu_kan_18BW ｢…全く、君は何処までも強情だな。｣ 内腿に口付け目許にどこか寂寥たる笑みを浮かべると舌先の余韻に跳ねる身体を撫でる。 ｢せめてもの餞だ、取っておきたまえ｣ 胸元のポケットから取り出した予備の溶液を怒りと快楽に震える唇の隙間に流し込むと髪を梳くように撫で沙藍はその場を立ち去った。

ダチョウ兄さん @dach0000023

@samon87669893 @san_yu_kan_18BW 「ッ？！　ぐ、ぁ、うぇ……！」 流し込まれた溶液を吐き出そうとするも、反射でほとんどを飲み込んでしまった。理解しがたい沙藍さんの行動に一瞬の疑問を抱くも、燃え上がる欲に流されて消える。辛うじて動くようになった腕で衣服を引き上げると、静奈はそのままぐったりと気を失った。

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@san_yu_kan_18BW 弛緩剤は切れても魔女の薬は色濃い。 肚の内に残る沙藍に悶えながら自分で致すにもどうにも物足りなく、思い返すのは宿敵の指と温い舌。 頑張ってね

ダチョウ兄さん @dach0000023

@san_yu_kan_18BW 気絶から覚めても収まらない欲に、静奈はたどたどしく自分で慰めながら沙藍さんにされたこと思い出して泣くんだろな。 たぶん1週間くらい折々堂に自室作って出て来ない。

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@san_yu_kan_18BW ｢落日｣① ※紗崎SS/沙藍サイド/ 小説｢落日｣ 著/杵島 沙藍より抜粋・引用。 pic.twitter.com/npMklGRwwr

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@san_yu_kan_18BW ｢落日｣② pic.twitter.com/ve4hAZtoeP

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@san_yu_kan_BW 静奈が惨遊館に来た頃と間違いの話 pic.twitter.com/I6Z7gKDMPf

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