そういえばエルンストがプロテスタントって設定もNTL版で拾えた部分だったんですけど、本当彼はこの作品の良心だなあと思いますね。パンフレットの対談でも言及されていたんですが。 ずいぶんファミリーに溶け込んでたし、ヘルマンも彼をずいぶん頼りにしていたし…
2023-01-07 22:03:22パンフの対談読んでてオウ…となったのが、家の接収に来た「市民たち」が名前ではなく執拗に役職で自らを呼ばせたこと。全体主義によって市民が進んで名を捨て個を捨て、組織と集団で自分たち=社会を分断した。 ファシズムを経験した我が国の国民として、覚えておかねばならない場面だなと思いました。
2023-01-07 22:48:41戦後、全力で被害者ヅラムーブすることで断罪を免れたオーストリアと、東京裁判を経た日本と。 同じ冷戦のフロントラインとして立ち位置を置かれた国同士を並べ、当事国の国民として色々思いを馳せてしまいました。
2023-01-07 22:54:41もちろん、日本はドイツと共に首謀者と呼ばれる国でありますからオーストリアと完全に並べて比較はできないのですが(ドイツはニュルンベルク裁判があったわけだし しかし、内容の是非に思うところは様々あるものの、裁判が行われた意義については考えてしまいますね…
2023-01-07 22:58:27海がない=四方を全て他国に囲まれた国であり、その国土が直接的に「広い」「狭い」で変遷してきた、そして何より多民族を内包してきた“帝国”エスタライヒ 海に囲まれ、国土を広げても海の向こうと本土という明確な境界があり、単一民族の趣きが強い“皇国”大日本帝国
2023-01-07 23:05:25ファシズムを自国のこととして見る視線があるかどうかでレオポルトシュタット(特に3幕)の見方はだいぶ変わるんじゃないかなと思うんですが、アメリカ人やイギリス人はどういう気持ちで見るんだろうなぁ
2023-01-07 23:16:29レオポルトシュタット出身と知ってびっくりしたビリー・ワイルダーも実にアメリカど真ん中な名前だよね。 まあ彼の場合はアメリカ好きの母親がビリーとあだ名をつけたからなので、レオとはぜんぜん違うパターンなんですけど。
2023-01-07 23:25:05いまオーストリアの歴史をざーっと流し見していましたが、レオポルトシュタット4幕の1955年はオーストリアから連合の占領軍が撤退して完全独立を回復した年なんだね…そして永世中立を宣言した。 まあ、ナータンには感慨も何もない出来事だろうけど…
2023-01-07 23:27:11オーストリアも日本と同じく、東西の分裂を避けられた国。 日本はアメリカの膝下となり、逆にオーストリアはソ連寄りの気配があったものの西側にも承認される形に。 しかし、このあとナチス突撃隊の将校が大統領になったりしてんだな…
2023-01-07 23:32:235幕のナータンが絶妙にルードヴィクとヘルマンを足して2で割ったキャラになっててやっぱり家族か…ってしみじみ感じてしょっぱかったんですが、パンフで確認したら3幕のヤーコプ役の人が5幕でナータンやってんすね。 そりゃあ似るわな…とキャスティングの妙に唸った。
2023-01-08 00:10:21メルツとヤコボヴィッツの両家を感じる造型にしてんのが、いやそれはエグいですよっていう… そしてレオにもちょっぴりそれをイギリス風(かぜ)の隙間からほんのり感じるってのがまた。 1幕のヘルマンとルードヴィクのやり取りを思い起こさせる5幕の2人の会話。
2023-01-08 00:14:43(後日感想・関連語り)
あー、難民問題って①もといた国による救済が期待できない②大国同士の争いの玉突き事故で難民がでることがよくある、から国際協調で対応する必要があるのか
2023-01-08 09:17:10うわ〜。しんどい暮らししてたとこに「ドイツ人が幸せに暮らせる国つくるよ!!!」って実際に家とかもらえたら支持しちゃうのはわかる。
2023-01-08 09:24:26やっぱりイギリスが大体悪いのでは?(雑結論やめなさい) 「アラブ人は何も恐れなくていい」 「パレスチナはミルクと蜜が流れる地になるだろう」 血が…流れてるんですが…
2023-01-08 09:32:45パレスチナでの争いについてイギリスが「どうしよう」となったとき、欧米のインテリ階級に存在感をもってるユダヤ人たちが火を吹いたのね。このシステム強いよなあ(これくらいしないととっくに淘汰されてたんだろうけど)
2023-01-08 09:35:01????? ポルポト時代のことぜんぜん知らんマンなんですけど、あの、どういう世界を目指してるんだ…? 一回(概念的に)更地にして、そっから勝手に何か生えてくると思ってたのかなあ。
2023-01-08 10:18:00なんかもう、悪い意味で脳がバグる映像が盛りだくさんだな…。住んでるとこを追われると移動手段に人がわけわからん詰め込まれかたする結果、認識崩壊する映像になる
2023-01-08 10:27:31クメール・ルージュ、原始共産主義をやりたかったらしいことは把握したけど、その社会体制を維持・拡大するのに戦争が不可避で、近現代戦は教育がしっかりしてないと勝てないという点から「無理じゃん…?」となる。 世界のお荷物化することで維持するという路線だったのか?
2023-01-08 11:50:52どうしても原始共産主義的なユートピアをつくりたいという夢が諦められなかったんだろうか…。 たとえば私が「生きてるうちに世界中から難民をゼロにしよう」って決心して権力もあったら、ものすごい数の死体ができるのは想像つく。
2023-01-08 12:01:11