2022年10月22日マチネ
評判を聞きつけて急遽レオポルトシュタットを観に来たのだ! この家系図、開演までに頭に入る気がしない。たぶん覚える必要ないけど。 時間軸の長さに森フォレを思い出して震える((((;゚Д゚))))))) pic.twitter.com/nGAKeHudlX
2022-10-22 12:48:42終演しました…。 し、しんどかったです(白目) 幕開きの19世紀末華やかな雰囲気でわー✨ってしてたらどんどんどんどこ色がくすんでいってすごいしんどかった。
2022-10-22 15:33:47批判的な意味ではなく称賛の意図で受け取ってほしいんですけど、初めてカーテンコール見て吐き気を覚えました。 だってあんなん「アルバム」じゃん…。ありし日の姿でさあ…。
2022-10-22 15:35:40「いつも心のどこかで荷造りが完了している」ってすごい民族性だよなあ。 息子が成功して金持ちになっても、あるいは能力が認められてまともな職を得て治安も安定していても、「そのうち全部奪われるかもしれない」という実感があり続けるって。
2022-10-22 15:56:41セレム?でエミリアが「ユダヤ人はかつてファラオの奴隷だった、その時のことを語り継ぐのは栄誉ある行動」みたいなことを言ってて、うおー!となったんだよね。
2022-10-22 17:26:45母国たる国土をもたない彼らにとって核となるのはもちろんユダヤの教えなんだけど、次に核になるのが血縁と習慣を継ぐことで、その次くらいに迫害の歴史を語り継ぐことがあるんだなって… だからこそ出エジプトもポグロムもホロコーストも語り継いでいく
2022-10-22 17:27:28ゆえに、オーストリアで受けた迫害について母から語られなかったレナードはぜんぜんユダヤっぽくなく育ち、1955にナータン、ローズから語られて受け止めることで(精神的に)一族に戻る
2022-10-22 17:30:33ユダヤ人的な精神をパーシーやレナードがぜんっぜん理解不能って顔するあの断絶きつかった。 大半の日本人は限りなくパーシーみたいな立場だからね。
2022-10-22 17:34:42グレートルが罪の意識でユダヤの教えや習慣に熱心になってくのも見ててしんどかった。あの逆転えぐいでしょ、夫はもうクリスチャンになってんのに。
2022-10-22 17:37:3919世紀末にはウィーンの人口の1/10を占め、経済や文化の発展に貢献したにもかかわらず、政治的都合や情勢変化により着の身着のまま追い出されたり虐殺されたりする民族、あまりにつらい。賽の河原という言葉すら浮かぶ。
2022-10-22 17:41:00反ユダヤはいつまでも潜在的に票田であり続けるという事実、21世紀でもぜんぜん変わらんのでたぶん現在の彼らも心の中でいつも荷造りしてる
2022-10-22 17:44:42そういえば、〇〇人は名誉心を持たない/恥を知らない、というレッテル貼り、日本語インターネット界隈でも目にするので民族差別の典型レトリックなんだろうな。
2022-10-22 17:48:28新国立劇場中劇場の前方9列を潰して舞台を広げた圧倒的な「「「「空間」」」」が的確に観客をぶっ刺しにくる素晴らしい舞台美術でした。幕開きを見るだけでも価値がある。
2022-10-22 18:08:37ナチスにぜんぶなすりつけるの卑怯だ許せないぜという気持ちと、それで稼げた数十年+風化ボーナスは計り知れないから上手くやったな見事な政治手腕だぜという気持ちが拮抗する。心がふたつある。
2022-10-22 18:46:57レオポルトシュタット、NTLで来年上映することを知る。 え?展開知ってて頭から見るの超しんどくない??????見るけどしんどくない????
2022-10-22 18:51:01NTL版(2023年1月鑑賞)
観劇はじめはNTL「レオポルトシュタット」! 演出が2周目勢に特攻をくらわせるタイプで無事にギャッッッッとなりました。 pic.twitter.com/5FLTx7C7Ds
2023-01-07 20:04:11新国立劇場版とだいぶ演出が違い、受ける印象も変わりましたね。 2周目であることを鑑みても、かなりダメージ少なく劇場出られたのは英国初演版のウェットさが少なめだったせいか。
2023-01-07 20:10:55ヘルマンの「ポグロムも黄色いバッジも過去のもの〜」って台詞、2023年の人間として「ホロコーストの次が起きませんように」と祈らずにはいられなかった。
2023-01-07 20:16:18レオが「イギリスは公平な議会があって〜」って言うとこで笑い起きてたの、イギリス〜!!って思った。 まあでもこれはどの国でも起きる気がする。私も日本人キャラがドヤ顔で「日本には公平な議会と〜」って言い出したら笑う。
2023-01-07 20:19:36国立劇場版を挟んでいることもあり、思っていたほどの重苦しいダメージは食わずに見終えることができました。 あと、日本語という直接理解できる一次情報で観るのと字幕という2次情報で観るのとで、受け止める距離感が違ったなと思います。
2023-01-07 20:19:54全体的に、「ユダヤ」で直接殴られるように感じる演出とセリフだったように感じました。 固定された画角(額縁までついててウエッとなった)の固定された部屋の中でユダヤという石のような硬い宿命を負うユダヤ人の集団(ファミリー)を追うドラマという印象。
2023-01-07 20:24:02日本版は「家族」に軸を置き、回転する時代に翻弄され流されていくユダヤ人のファミリーヒストリーというところが強調される感じだったように思うので。 特に家を接収されるとき、日本版ではヘルマンが一族のアルバムを大事に抱きしめる場面があった。あれは特に日本人に特効でしたね。
2023-01-07 20:25:56今回NTL版、もとい初演版だともう少し淡々としたところもあったというか。だからこそ音もなく近寄ってくる不穏が恐ろしいのですが… あ、あのアルバムそこまでキーアイテムじゃねえんだ?と。むしろコーヒーとケーキの話のリフレインの方がウッときた。
2023-01-07 20:28:01ヘルマンが「家族に背を向けた」と非難されてまで勝ち得ようとしたオーストリアへの「同化」、それをようやく得られた最後の世代のレオとの対比がかなり効いててめちゃくちゃエグかったですね… 「おれはイギリス人だ」「イギリスという国を誇りに思う」と言えてしまうレオ…
2023-01-07 20:32:05ヘルマンとグレートルがどういう馴れ初めで結婚したのか知りたくなったな…初演版グレートル役の方が本当チャーミングでホンワカしてて。 自分は(一応夫も)カトリックとはいえユダヤファミリーに入って、無邪気かつ純粋な姿勢でのユダヤ文化への歩み寄りがあったので、ああこれは愛される人だなぁと。
2023-01-07 20:37:08ところでこれ自分が日本版で見落としてたかもしれないんですが、グレートルの不倫ってもしかして最初からですかね。 ハンナに誘われた後からだと思ってたんですが今日見た印象だともしかしてこの時点でもう…?って感じだったんで。
2023-01-07 20:40:19この不倫が結果的に功を奏した(少なくとも家が接収された時点では)ってのがなんだかもう因果というか…いやもう少しマシな因果はなかったのかと言いたくなりますが
2023-01-07 20:43:37字幕のおかげで、日本版での音声では馴染みのなかった単語やうまく飲み込めてなかった言葉などを拾いつつ鑑賞できたため、いろいろウワーーとなる要素が多かったですね。 人口の10%のユダヤ人がオーストリアの大学卒業者の50%って比率はやっぱオウッッ!?てなりますもん……
2023-01-07 20:51:00アウシュヴィッツを生き延び、ファミリーで唯一オーストリアから脱出せず同地で生存しファミリーの結末を見届けたナータン アメリカに拠点を構えつつも一族に寄り添い、戦時中は彼らを救おうと必死に動き、終戦後もその残滓を取り戻すことに使命を燃やすローザ
2023-01-07 20:57:17そこにぶつけられる、影を振り返ることなく宿命から自由に育った「イギリス人」メンタリティのレナード。 土地と国家の枠組みを持ちそこに身を預けられる人間と、自らとその歴史と血脈を1つのスーツケースに入れて持っておかねばならぬ人間との断絶のエグさがNTL版ではゴリゴリ強調されてキツかった…
2023-01-07 21:01:33アングロサクソンの俳優がイギリス仕草全開のセリフを大変美しいブリティッシュイングリッシュでぶっ飛ばしてくるので、4幕のレオの悪気ない嫌らしさが本当に嫌(真顔 そんな彼に腹を立てるナータンも記憶が変遷してしまっているし、真相を知っているローザもその場には居なかった部外者。
2023-01-07 21:09:11