映画感想文

中馬真弥 @my_chuman

たくさんひみつ道具がでてきて楽しかった！　しかもどれも使い方がうまい。前半の架空水面シュミレーターポンプ、おざしき釣り堀、からソフィアがやってくる展開、気持ちよすぎて40分があっという間だった。のび太たちの世界の人魚伝説と、人魚族の伝説が交差していくのがすごい。

中馬真弥 @my_chuman

セリフ回しがおもしろかった。のびドラがソフィアを見つけるシーン、のび太が人魚の下半身を見て尻もち、ドラえもんも覗きこみ、「まさか夕べのサメなんじゃ……」「サメ？　僕が見たのは女の子だよ」この会話、オシャレすぎ。人を笑わせるのに笑われる必要はないと思えるクスッとできるセリフも多い。

中馬真弥 @my_chuman

テキオー灯の効果切れタイムリミットによる危機感の高まりもとってもドキドキした。楽しいシーンは楽しく、危機感の高まるシーンにはハラハラし、その解決にスッキリする、最高の映画……キャラクターもかわいい。今作マスコットであるハリ坊も、人類に敵対心を抱いていたが、交流の中で心を通わせ

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共闘する姿がよかった。今作のジャイアンはとってもかっこいい！とても……強く優しい理想的なジャイアン。他のキャラもそうで、のび太は無邪気に人の心の棘を溶かし、しずかさんは聡明にソフィアをいたわる。ジャイアンは情に厚いしスネ夫は小心者。

中馬真弥 @my_chuman

誰の格も下がらないしゲストキャラクターもみんな素敵だった。 序盤のセリフから「子供らしさ」がキーになるかと思ったが、後半にはあまりそれは発揮されず。ラストももう少し長く見たかった。尺が足りなかったのだろうか……おもしろくて100分があっというまだった。

中馬真弥 @my_chuman

私がドラえもんの映画で見たいのは、ドラえもんならではの世界観と、のび太たちが人と交流しながら変化し合う姿なのだが、この映画は私が求めているものを全て見せてくれた……ひみつ道具の使いどころが最高……宝探しペーパーとか知ってる？　私は知らなかった……コミックスに収録されてるってよ……

中馬真弥 @my_chuman

脚本の方、ミステリ作家なのか……！　問題に対する解決の提示とその伏線のはりかたがとってもよかった……それはとっても気持ちがいい……

中馬真弥 @my_chuman

『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』（2009） 空き地が中学生に奪われたのび太たち。ドラえもんに頼って、かわりの空き地として見つけたのはコーヤコーヤ星！　そこで出会った移民のロップルとのび太は仲良くなる。しかしコーヤコーヤ星の危険から逃げ、ジャイアンたちは自力で空き地を取り返す。 pic.twitter.com/27a6AkQ411

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「自分の力でなんとかしないとな」コーヤコーヤ星に危険がせまる。抱負に眠るエネルギー鉱石を狙って、ガルタイト鉱業が星を爆破する装置を作動させた。閉ざされるコーヤコーヤ星との扉。ロップルは一人で敵の元へと向かう。それを知ったのび太とドラえもんは助けに向かう。

中馬真弥 @my_chuman

ドラえもんの力に頼る→自分の力でなんとかしないと→困ったときはみんなが助ける、の変化がシンプルで美しい。シーンが３分ごとくらいに変わっていくので画面から目が離せない。ジャイアンがガキ大将として君臨しつつのび太を助ける展開大好きすぎる。そしてのび太の射撃の腕が輝く。嬉しい。

中馬真弥 @my_chuman

ゲストキャラのロップルは、のび太と同じくらいの歳の少年。ゲストキャラが女性の場合は少し年上で、少年の場合はのび太と同じくらい、というのはセオリー？　興味深い特徴。のび太の夢の形をまとって見せられるロップルたちの映像。火の鳥太陽編の味わいがある。

中馬真弥 @my_chuman

ロップルたちを小さいころから見ている気分になるので、こんなに大きくなって……という謎の感動があった。モリーナは大人の女性のように描かれていたけれど、幼少期から７年しか経っていないことを考えると、まだ少女として扱われていい存在だと思うので、あの境遇は不憫。たいへんすぎる。

中馬真弥 @my_chuman

ていうかOP映像が泣かせに来ていてずるい。いつまでもかがやく夢、のび太のパパ、絵描き……父親が自分の夢を叶えずに家庭を作ることを選ぶというモチーフ、私は犠牲によって得られた家庭側の人間なのでつらすぎる。

中馬真弥 @my_chuman

『マイインターン』（2015） この話が最悪の映画になるための方法は簡単。老紳士と女社長が寝ればいい。ふたりは共にベッドに横たわる。私のドキドキは最高潮（この映画を最悪にしないでくれ！）。そこで流れるのは『雨に唄えば』You were meant for me、天使がきみを遣わしたもうた……最高！

中馬真弥 @my_chuman

You were meant for me は『雨に唄えば』では主人公がヒロインに向けて歌うラブソングなんだけど、『マイインターン』では「お墓にひとりぼっち」と泣く女社長に対して、「私と妻のお墓にスペースはある」と老紳士が伝えた後に流れる。老紳士は女社長が傷ついていることを悔しく悲しく思っている。

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ふたりは家族にはならない。家族がすばらしいものだというメッセージもこの映画にはない。しかし、大切な友人として大事にしたいとう気持ちが、『雨に唄えば』の映像・ラブソングと重ねられる。状況によって意味がかわって聞こえるのがおもしろかった。

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『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団』（2011） 労働階級だったロボットが「ゴミだ」と扱われていたが、のび太と出会い、敵であるにも関わらず命の危機を救われる。新しい名前をもらい、人間を救うために故郷に反旗をひるがえし闘う。

中馬真弥 @my_chuman

スパイとして地球にやってきたリルルとシズカと対になるようなピッポとのび太。敵対しながらも助けてくれるシズカとのび太に、リルルとピッポは心を開いていく。人間を助けたい気持ちと、故郷を裏切ることはできない気持ちの間で揺れる姿が胸にささった。

中馬真弥 @my_chuman

天気による情景描写が印象的だった。副題である「羽ばたけ　天使たち」のために用意されたような空模様。 鏡の世界で捨てられていた人形を「泣かないで」とリルルの姿と重ね合わせたように持ち帰るシズカ。「汚い人形」とリルルは言うが、お前の体の泥をぬぐったのはシズカなんだぞ……！

中馬真弥 @my_chuman

「お人形さんにだって心はあるわ」とシズカは言う。その言葉はそのままリルルに向けられた言葉であると観客にはわかる。 鉄人兵団の進撃を前に相対するのび太とリルルのシーンで、リルルは撃たれたいのではないかと思うような振る舞いだった。どうしていいかわからない気持ちを感じた。

中馬真弥 @my_chuman

新ドラっぽい楽しいシーンと、ぐっとシリアスだったり毒のあるな雰囲気になったり漫画版っぽいところとのバランスがおもしろくて、旧ドラ鉄人兵団のことを大事にしてる人たちが作ったんだろうなと思った（旧ドラはまだ見ていない）（見るのが楽しみ）。

中馬真弥 @my_chuman

シズカさんの強さにいつになったらのび太は気づくのか。気づかないから結婚までもっていけるのか？　「こんな危険なことに女の子を巻き込むわけにはいかないよ」って何？　巻き込んでるのはのび太さんなんだが？　しかもシズカさんは大概優しさと賢さで大活躍なんだが？

中馬真弥 @my_chuman

のび太もスネ夫もジャイアンも大活躍、ひみつ道具もたくさんでてきて、ゲストキャラのことも好きになれる、すべてがちょうど良いバランスの映画だった……オタクにオススメするならこの一作かもしれない。

中馬真弥 @my_chuman

新ドラえもん映画あるある ・世界観との関係性が薄い謎挿入歌流れがち ・のび太の部屋の窓、照明効果として活用されがち ・スネ夫、移動用機器操縦しがち ・スネ夫とシズカ、功利主義と倫理主義によって対立しがち

中馬真弥 @my_chuman

『ドラえもん のび太と奇跡の島　アニマルアドベンチャー』（2012） テーマは親子愛？ 両親を亡くしている幼児に、「お父さんお母さんっていうのは、一番大好きで一番大切な人なんだよ」「考えると胸があったかくなるんだ」と言った瞬間、全身の血の気が引いたが、

中馬真弥 @my_chuman

「（育ての親の）おじいちゃんのことを考えたらあったかくなった！」と幼児は言ってくれたので優しいね。 笑わせるためのギャグが私には合わなかった。

中馬真弥 @my_chuman

よかったのはスネ夫がドラえもんを信じていると強く感じたところ。腹部をしめつけられながらふりまわされても「ドラえもんが助けに来てくれる！」と言っている姿はよかった。裏切ってもいいんだよ。 それから、ドラえもんの道具に不具合があり、序盤で道具の大多数を修理に出していたため、

中馬真弥 @my_chuman

敵と戦うシーンで、およそ映画版とは思えないような地味な戦い方をしているのは逆におもしろかった。

中馬真弥 @my_chuman

親子愛がテーマなので、私の眼鏡にも色がついてしまっているだろう。しかし、のび太一行が両親について話し、叱られた経験や団らんのエピソードの後に「親だって人間だもんね。ときには誤解で怒ったり、八つ当たりすることもあるよ」と言っているのはひいた。小学五年生にこんなこと言わせないで……

中馬真弥 @my_chuman

『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』 最高を更新。「ドラえもん映画を作ろう！」と思ってもこの映画は作れない。これまでの新ドラ映画とは一線を画した世界観。 １０万年前と現在が交差していくタイムトラベル映画の傑作。 amazon.co.jp/gp/video/detai…

中馬真弥 @my_chuman

おじいちゃんスイッチがはいったときのホームズが、私のおばあちゃんが寝たきりだったときみたいに無垢で怖かった。年をとるとなくしていくものばっかりで悲しい。そんななかで大事な人を得られた彼は幸運だ。 amazon.co.jp/Mr-%E3%83%9B%E…