そんなロレンスの心の闇にも焦点をあて、単純な英雄譚にしなかったのも、この作品の奥深いところ。そして戦争の、殺し合いの悲惨さも見せつけ、その上で英国軍とアラブの王の、政治的な駆け引きも描く。映画は、光と陰の両方を捉えた重厚な内容であった。
2019-11-19 12:15:48大スペクタクル劇であり、人間劇。それをまとめ上げたのは、デヴィッド・リーン監督。学究肌で詩人の才もあったというロレンスの、特異な人物像を演じ切ったのは、ピーター・オトゥール。そしてドラマティックな劇伴を生んだのは、モーリス・ジャール。どのスタッフワークも素晴らしい、これぞ名画👍
2019-11-19 12:32:54映画「パリの恋人」を観た。これは何と心踊るロマンティック・コメディか。それはやはり、ミュージカル映画であるところの「歌と踊り」の素晴らしさによるものだろう。特にF.アステアとA.ヘプバーン、この恋人同士のペアダンスが、殊更素晴らしくて。二人が舞い踊る姿は、夢のような美しさだった✨💫
2019-11-22 23:25:38最初の舞台はニューヨーク。ヘプバーン演じるジョーは、本屋勤めで哲学好き。おしゃれに縁遠い彼女だが、ある日、ふとしたことからアステア演じるモード誌のカメラマン、エヴリーと出会う。彼はジョーをモデル業へと誘うが、反応は今ひとつ。しかしパリでの仕事の話を持ち出すと、一転して乗り気に。
2019-11-23 00:40:55それは、ジョーには敬愛する哲学者がいて、その彼がパリ在住だから😁 そんなこんなで物語は舞台をパリに移すのでした。そしてお決まりのようにジョーとエヴリーは恋仲になり、一波乱あっての大団円。
2019-11-23 00:40:58そんな単純な物語なのですが、それを彩る歌と踊りが、とても素晴らしかった。その原動力となったのは、演者であるフレッド・アステア、オードリー・ヘプバーン、そしてもう一人、女性編集長役だったケイ・トンプソン。このトンプソンの歌がド迫力で、そこに限れば、主役二人を超えていたかも?😉
2019-11-23 08:29:35しかしまあ、なんとも豊かな映画だったな。色彩と歌と踊り、そして幸福に溢れていて。 この古き良きアメリカ映画、制作は1957年。「当時の日本は、まだまだ貧しくてさぁ…」とは我が父の弁。公開当時に観て、アメリカの豊かさに度肝を抜かれたそうです😁
2019-11-23 01:29:49映画「シャイニング」を鑑賞。しかし、これは何ともはた迷惑な家族の話であったな😅 小説家の夫、妻、そして霊感の強い息子と。災難だったのはアフリカ系のホテルの料理長。息子と同じく、神霊の力「シャイニング」を持ち合わせていたばかりに、休暇中に雪深いホテルに呼び出され、すぐに殺されて。
2019-11-27 07:54:27この映画、原作のS.キングはお気に召さなかったのだとか。J.ニコルソンが演じた小説家の最期の姿を見れば、それも当然か。あれは、全くもって小説家に対する敬意などない演出。S.キューブリック監督は、相当にイケズだわな😁
2019-11-27 01:30:22