板垣退助 （軍人編） 「戦争によって作られた秩序は、再び戦争をする事によってで無ければ到底これを覆すを得ず。これ、古今の歴史に証する処なり」

シービー @MrCB_Harukaze

10月25日、退助は高知藩大参事・軍務局大幹事を兼任する。事実上、旧土佐藩の実権を握った。この頃、知藩事山内豊範と谷干城が地元で緊縮財政による藩の立て直しを図っていた。その計画の中に東京に在住する高知藩役人（退助、象二郎ら）の削減があった。これに対して退助と象二郎は憤慨し、帰藩した。

シービー @MrCB_Harukaze

「戦争によって作られた秩序は、再び戦争をする事によってで無ければ到底これを覆すを得ず。これ、古今の歴史に証する処なり」 pic.twitter.com/A3oSHSvBm9

拡大

シービー @MrCB_Harukaze

帰藩した板垣退助、後藤象二郎は藩の高官を高知城二の丸に招集した。10月19日、退助は高知藩の大参事に就任し、谷干城を罷免する。その後、退助は藩政改革に明け暮れる。明治3年(1870)1月17日、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允らは高知藩を訪問。

シービー @MrCB_Harukaze

1月19日、高知の退助、福岡孝弟と西郷、大久保、木戸らは会談し、退助は朝廷のために尽力することを決意し、退助の上京が決まった。西郷は薩長土が協力して朝廷に常備兵（御親兵）を献上する、三藩献兵を目論んでいた。

シービー @MrCB_Harukaze

2月2日、退助は西郷らとともに東京に戻り、2月8日、西郷、木戸とともに藩兵献上を建言した。2月13日、薩長土三藩に対して朝廷から藩兵献上の命が下る。7月14日、薩長土藩兵が東京に集結し、廃藩置県の詔が発せられる。7月14日、板垣退助は参議に就任した。