#怪談大喜利 随分賑わっているようで、大勢の人影が見えてきた。 辿り着いた先には人っ子一人見当たらず、提灯に描かれた模様が奇妙に蠢き、人影の賑わいを演出していた。 pic.twitter.com/i4I6hQrJXF
2023-08-18 21:52:06#怪談大喜利 「ねえ、中身は何だと思う?......蝋燭だよ」 連なる提灯を眺めていると声をかけられた。 「では、提灯は幾つあるでしょう?...察しがいいね、そう百張だ」 幾つか明かりが消えている。 「もう、私が何者かも解ってるって顔だね」 青白い明かりに照らされた彼女はニヤリと笑った。 pic.twitter.com/1iZTwVetpF
2023-08-18 21:34:16#怪談大喜利 「「お客様ー!お客様ー!」」 どうやら旅館の従業員が自分を探しに来たらしい。 (参ったな...あの旅館、廃墟だったのに) pic.twitter.com/oIKAWZUWM7
2023-08-16 02:29:40#怪談大喜利 人の顔に明かりが灯っているように見えた。 「ハロウィンの時期でもないのに妙だな...」 人の顔だった。 pic.twitter.com/wPMkaEsjsT
2023-08-15 12:37:59#怪談大喜利 延々と続く石段に沿って提灯が連なっていた。 通る人に話を聞いたところ、山の上の神社のお祭りらしい。 (この町に山はなかったはずだ...) その場から逃れようと、下に視線を向ける。 提灯の灯りが延々と続いて見えた。 pic.twitter.com/xiC123DOco
2023-08-15 02:39:03#怪談大喜利 禁忌を犯した余所者を、住民総出で探しているとの事。 「禁忌とはなんですか?」 「たった今犯された」 pic.twitter.com/CP0WFv5K6n
2023-08-15 02:20:30#怪談大喜利 墓地のあった場所は、公園になっていた。 公園の中央には、実家の墓だけが取り残され、佇んでいた。 pic.twitter.com/3JWpoaY6c5
2023-08-11 23:53:41#怪談大喜利 墓地ではなく、林の中に辿り着いた。 自責の念か、家族の誰かに呼ばれたのか無意識に来てしまったようだ。 掘り起こされた形跡が無いことを確認するとその場を後にした。 pic.twitter.com/g34nGY7IBk
2023-08-11 23:37:34#怪談大喜利 「ひとりぼっちはさみしかろう...」 聞き覚えのある声が聞こえたかと思うと、次の瞬間には墓地の中に居た。 pic.twitter.com/yMX8GJ0Jpp
2023-08-11 23:19:44#怪談大喜利 すぐそこに見えているのに、いつまで経っても墓の前までたどり着けない。 「あんたらは死んでからも俺の足を引っ張るのか...」 pic.twitter.com/fNVAqMkHEF
2023-08-07 19:06:51#怪談大喜利 窓から若い女性の姿が見えた。 あの部屋にはお爺さんが住んでいたはずだ。時々目が合って会釈をする事もあったし間違い無い。 不思議に思っていると、いつも見るお爺さんがベランダに出てきた。窓を開けずに。 pic.twitter.com/siXcZ6lZdM
2023-07-25 02:16:33#怪談大喜利 ベランダも窓も絵の具で描かれていた。 向かいのアパートそのものが巨大な絵画だった。 pic.twitter.com/vWLJFyeJht
2023-07-25 00:34:49#怪談大喜利 自分と良く似た人が、自分と同じように洗濯物を干していた。 目を凝らすと、巨大な鏡にアパートがまるまる映っていた。 pic.twitter.com/YDXzOTwpkL
2023-07-25 00:32:00#怪談大喜利 自分と良く似た人が、自分と同じように洗濯物を干していた。 向かいのアパートの全ての部屋のベランダで。 pic.twitter.com/1Cgnknhs2u
2023-07-25 00:28:16#怪談大喜利 不思議な事に、近づいた時にはお婆さんは居なくなっていた。 混乱しながらも踵を返す。 後方から「ドスン」と音がした。 pic.twitter.com/gjhkKSmU48
2023-07-17 01:38:18#怪談大喜利 「この辺りに落としちゃってね...」 「一緒に探しますよ。何を落としたんですか?」 「娘を。」 pic.twitter.com/wmEKYCeJhG
2023-07-17 01:09:44#怪談大喜利 誰かが聞いた。 「これって何で百話までやらないの?」 主催が答える。 「百話までいくと本物の怪異が出るって言うだろ?手前で止めとけばみんな安心なわけよ」 誰かが答える。 「まぁ、それってそっちが勝手に作ったルールなんだけどね」 pic.twitter.com/gGdkSyiJLI
2023-07-14 20:10:32#怪談大喜利 「まぁ、これも消しちゃいましょう」 主催者がそう言って残った一本に息を吹きかけたが、蝋燭の灯りは消えるどころか揺らぎもしない。 「これ、蝋燭型のLEDだ...他のも全部」 「えっ?だって他のはちゃんと 消えた。 pic.twitter.com/xeSAZQt02b
2023-07-12 18:43:54#怪談大喜利 何事も無く夜が明けて、解散の流れとなった。 事前の指示通りに、自分が消した3本の蝋燭を各自で片付けていったが、100本目の蝋燭を誰が片付けたのか、誰が火を消したのか、誰も知らないし気にも止めなかった。 pic.twitter.com/lDpLpMAGzU
2023-07-11 20:13:22#怪談大喜利 いつの間にかお寺の住職が輪の中におり、100話目を話しはじめた。 おかしいな、99話で止めることを条件にお堂を借りたはずなのに... pic.twitter.com/XvLlGVFu6s
2023-07-11 19:58:41#怪談大喜利 やはり気になって、もう一度視線を向ける。 不思議だ。何故“男の人”だと思ったのだろう。 そこには、長袖長ズボンだけが佇んでいた。 pic.twitter.com/cAnQD9Ymx1
2023-06-28 01:55:39#怪談大喜利 更なる違和感を感じ男の方に目を向けると、男の周囲2mほどの範囲を誰もが無意識に避けていた。 (あそこに踏み入ったらどうなるんだろう...) 湧き上がる好奇心を抑えられなくなった私は、友達に声をかけた。 「ねぇ」 pic.twitter.com/K3LAsXtwmZ
2023-06-27 21:01:48#怪談大喜利 帰り道で友達にその事を話すと 「なんでもう少し我慢できなかったの...」 と言って、うなだれてしまった。 ハッとなり振り返ると、かなり遠くにプールサイドが見える。 満面の笑みの男がこちらに手を振っていた。 pic.twitter.com/8MmzJS8hTq
2023-06-26 19:20:37#怪談大喜利 低体温症で倒れてしまった。 (でもまって...その長袖長ズボンは着たく無い...!) pic.twitter.com/cv4OnDMuKi
2023-06-26 12:51:49#怪談大喜利 一瞬、人混みが開けて気がついた。 プールサイドでは無くプールの上に立っている。 pic.twitter.com/HC14qjHqrC
2023-06-26 12:43:37#怪談大喜利 商品を玄関前に置くと、手を合わせてから去っていった。 pic.twitter.com/TRSX6NkPTN
2023-06-12 18:31:37#怪談大喜利 モニターに映っている玄関が、どこかの家の玄関だった。 pic.twitter.com/sOQ2LwNQif
2023-06-12 01:55:10#怪談大喜利 商品の入った紙袋が、今は使われていない古いタイプだった。 pic.twitter.com/3nJCkQ9QZo
2023-06-12 00:39:19#怪談大喜利 「みんなこの時期は、傘を取り違えないように自分の傘に必ず印を付けているよ」 「そんなに取り違えが多いのかって?そういう訳じゃなくてね...」 「誰のか分からない傘を下手に持ち帰ると、傘以外のモノもついてくる場合があるから」 pic.twitter.com/yJGfmZH8cC
2023-06-09 21:51:36#怪談大喜利 「みんな雨の降らない日にも雨具を使うようにしているわ」 「あの子には雨が降っているかどうかなんて分からないから」 「あの子をひとりぼっちにしないように」 pic.twitter.com/hkO2s1sODV
2023-06-09 21:22:53#怪談大喜利 「この時期に傘をさす時は、必ず相合傘をして、なおかつ二人で持ち手を持つ事になってるよ」 「シャレた風習だって?ちがうちがう!」 「一人分の重さだとな、空に吹き上げられちまうんだよ」 pic.twitter.com/k6z9nSYgNu
2023-06-07 18:50:43#怪談大喜利 「家の前に『雨宿り禁止』の看板を立てるんだ」 「それはまた何故でしょう?」 「しないとああなる」 指し示された先には真新しい一戸建てがあり、その軒下という軒下には雨でもないのに雨宿りする人影が無数に並んでいた。 pic.twitter.com/X5UUov2h6U
2023-06-05 02:32:55#怪談大喜利 手足を縛った罪人を、専用の水槽に入れて雨が止むまで外に放置し、運良く生き延びれば無罪となる。罪人を入れ替えて梅雨明けまで行う。 賭けの対象として楽しまれる。 何故か罪人が居なくて行われなかったということが無い。 pic.twitter.com/pP8lM41V0e
2023-06-04 23:42:52【ナナシロ評】 本来は住人が自らが“作る“ものである神棚を「出来てる」と、勝手に湧いて出たような表現にしていることと、それをまるで植物についた害虫を剥がして踏み潰すかのごとく淡々と処理している友人の姿が不気味で良い。
2023-06-04 22:12:51【秀逸回答・大恐(第2位)】 めるぽちゃ(@merupotya)さんの回答です。 ※画像は「お題」「回答」の順に掲載しています。 #怪談大喜利 pic.twitter.com/WsGKw2A1U9
2023-06-04 22:12:25#怪談大喜利 「一つは家の神棚、もう一つのは売りものでこれから仕上げるんだよ神様」 pic.twitter.com/IzGez0F5g3
2023-05-26 23:22:51#怪談大喜利 「変な事言うなぁ…誰だって信じる神様は一人一柱だろ?一つは俺ので、もう一つはお前のじゃないか」 その日から、部屋にいる人数分の神棚が見えるようになった。 pic.twitter.com/e8h3cIV8Fj
2023-05-26 23:13:44#怪談大喜利 「じいちゃんが亡くなった時に神棚封じをしたんだけどさ、長くやり過ぎちゃったみたいなんだよね…その反動」 pic.twitter.com/S7xEB9sEyY
2023-05-23 02:35:17#怪談大喜利 「この家の神様はでっかくてさ、ああしないとよく見えないんだそうだ」 二つ並んだ神棚に再び目を向けると、さっきまで閉じていた扉が開いている。 開いた二つの扉からは片方ずつ左右の目がこちらを覗いていた。 pic.twitter.com/7NJYYekQNZ
2023-05-23 02:26:32#怪談大喜利 「いやぁ、また出来てる」 そう言うと、友人は慣れた手つきで両方の神棚を乱暴に取り外し、床に叩きつけて壊した。 pic.twitter.com/F9amEvevFZ
2023-05-22 01:52:33#怪談大喜利 家族の姿が一瞬見えたが、次の瞬間誰かの両手で視界を遮られた。 「もういいかい?」 「まあだだよ」 「もういいかい?」 「もういいよ」 相変わらず視界は晴れない。 さっき見えた家族の姿にどうにも違和感を感じたが、でももういいや。 pic.twitter.com/WLebWlrPD2
2023-05-11 22:50:38