3.主人公の問題なのに、他のキャラクターたちがああでもないこうでもないと勝手に議論をはじめてしまい主人公が置いてけぼりにされてしまうというシチュエーションが好きです(何となく語りたくなったので自分でいいねしたぞ)。
2019-12-31 01:55:38いったんWikipediaの「三幕構成」読んで来い。それを前提に話そうと思うことがままあり(あれただで読めていいのかというくらい充実してる)。
2019-12-31 15:32:44バトルものって極論ドラマのおもしろさで押すしかないんだよな……バトルそのものを少ない話数で楽しませるのって相当に難しいと思う。
2020-01-03 23:49:48だからバトルものは継続して見てるとドラマとしていろいろ蓄積してくるから否が応でも盛り上がるんだよな。うん。
2020-01-03 23:54:35世間的に好感を持たれる主人公像というのがいまいちわからない。ちなみに僕が好きなのは……誰だ。浮かばない。
2020-01-04 00:01:42何考えてるかわからないヒーローが好きなのはある。クールだったり、人当たりいいけど本心を見せないタイプだったり。
2020-01-04 00:04:07勘違いされそうな気がするので大急ぎで言うのだけど、鬱展開とかバッドエンドが特別好きなわけではない。ただ、繰り返すようにハッピーエンドは超えるべきハードルが高いので納得しづらいことが多いというだけ。
2020-01-04 00:27:37なんであれ生産的な話にするのは難しいという話で。ただ、素人のバッドエンドって最初っから生産性を捨てたようなのが多いので嫌われるのではと思ったりする。
2020-01-04 00:31:55単純に鬱展開とかアンチミステリ好きという人とは話が合わない気がするのです。僕の中ではそこが本質ではないので……
2020-01-04 00:35:34重要なのはストーリーの王道を踏まえたうえで独自の価値観やリアリティに裏打ちされたロジックを打ち出すこと……というとこの前レビュー書いた創作論まんまなんだけど、そういうことだと思う。僕が物語に求めるものは。
2020-01-04 00:44:05何度か言ってるけど、昔話とか神話で予言が必要とされるのってフラッシュバックを用いず(直線的な物語進行で)プロットの手法を取り込むためだと思うんだよな。
2020-01-04 02:29:24僕は密かにワットダニットの振興を目指してるんですよ。あらゆる物語は「どうなるのか?」という興味で読者を引き付けるわけだけど、ワットダニットはそれを「何が起こったのか?」に変換して物語る。これってすごく汎用性が高いミステリの書き方だと思うわけです。
2020-01-04 02:35:19(探偵や刑事を主人公とした)伝統的なミステリに縛られたくなかったというクックが普通小説に接近しつつ、かつ、ミステリとして高く評価される作風を確立した。その柱となるのが回想形ワットダニットの手法だったわけで……だから、普通小説とミステリの接点ってここだと思うんだよね。
2020-01-04 02:44:22なお、クックは『夏草の記憶』の真相は書きながら思いついたという。とりあえず過去に何か事件が起こったらしいという書き方で進めて、後付けで真相を設ければいい……ものなのかもしれない。
2020-01-04 02:45:52プロット本格とかワットダニットとかストリックとか、そういう一般的な「ミステリ」のイメージからちょっと外れた方法論を広めたい欲望がある。そのためにはまず自分が使いこなせないとダメなんだけど。
2020-01-04 02:50:27誰も幸せにしない虚業で成り上がってく話は好きだし、あらゆるサクセスストーリーはそうであるべきとも思うけど、実際にはかかわりたくない。
2020-01-04 11:51:40web小説の書き手に向いてない自覚はあったけど、たぶん読み手にも向いてない。『少女には向かない職業』の解説に深くうなずいてしまう。
2020-01-05 17:45:02『「台詞の言葉がいつも話しているのと同じだから」とか「主人公の体験することがすごくリアルだから」とか、そうした軽い理由で読まれる作品など、時代の波に飲まれて消えてしまえ』
2020-01-05 17:45:27応援コメントの書き方がわからない。他人の見てると物語に入れ込んだような感想書く人が多いんだけど、自分で書くと嘘臭くなってしまう。
2020-01-05 18:33:08ああいうの見ると自分はやっぱり共感能力が低いんじゃないかと感じてしまう。だからどうしても技術面の話になるんだけど、そうそう毎回何か気づきがあるわけでもなく(自分ならこうするという切り口ならいくらでも書けるんだけど)。
2020-01-05 18:34:51やるべきことを忘れる。やる気スイッチを押す方法はこれしかない。やるべきことを思い出すと何もできなくなるぞ。
2020-01-05 21:40:50#文字書きさん達の書き方が知りたい見た人もやる ①なんか読む ②なんか思いつく ③叩き台となるストーリーを作る ④プロならどう書くか考える ⑤それに対抗する自分なりの方法を考える ⑥構想をいくつか立ててセルフコンペ(語り口の決定) ⑦想定される「タグ」を箇条書きにする
2020-01-07 21:37:42#文字書きさん達の書き方が知りたい見た人もやる ⑧「タグ」ごとに求められることとやりたいことを止揚していく ⑨構想から主題を汲み取る ⑩主題を元に世界観と裏主人公を設定する ⑪ストーリーを閉じるロジックを構築する ⑫伏線とミスディレクションを張り巡らせる ⑬主題からキャラや細部を決定
2020-01-07 21:37:43#文字書きさん達の書き方が知りたい見た人もやる ⑭スリル、ショック、サスペンスを意識してストーリーを構築 ⑮エピソードごとにプロットを構築(全体の考え方と同じ) ⑯飽きる ⑰なんでもいいから文章を書く ⑱また気が向いてくる ⑲映像を意識して初稿を書く ⑳こっそり投稿 ㉑推敲 ㉒宣伝
2020-01-07 21:37:45詳しくはここで語ってる(いい加減更新しろと自分を焚きつけてみる) kakuyomu.jp/works/11773540…
2020-01-07 21:38:38長期シリーズの主人公には3つの段階があるという説を唱えてみる。まず最初、一般的な読者の視点から描かれる段階。主人公は何らかの特殊な能力を持った、ある程度完成されたヒーローとして登場する。
2020-01-09 01:54:482つ目の段階は、主人公自身の視点から物語られる段階。ここでは主人公が葛藤し、成長していくシークエンスが描かれる。3つ目の段階は、ふたたび主人公が外部の視点から描かれる段階。2つ目の段階を経てヒーローとして完成された主人公が描かれる。
2020-01-09 01:56:25この2つ目から3つ目の段階に移行した主人公というのがたまらなく好きなんですよ。等身大の葛藤が描かれてた主人公がある展開を境に、ぶれないヒーローとして描かれるようになるっていうのが。らせん火澄編以降の歩とかPP2期以降の朱がこんな感じ。3作目以降の安藤直樹もこのパターン。
2020-01-09 02:03:48重要なのは、葛藤しなくなったんじゃなくて、葛藤が表現されなくなったってとこ。選択が必要な局面ではまったく迷わないんだけど、選択したあとになって感情的な揺れが表現されるのがエモい(という言葉をあえて使ってみる)。
2020-01-09 02:05:51本編ラスボスの闇堕ち前日譚みたいなのが好きなのも、第3段階から遡って第2段階が描かれるからというのもある。
2020-01-09 02:08:12僕はたぶん関係萌えじゃなくて配置萌えの人なんだよな。キャラとか関係性単体じゃなく、そこにストーリーとしての機能美が感じられるものに萌える。
2020-01-09 02:21:06じゃあ、お前が支部に上げてる2次創作は何なんだと言われそうだけど、あれは原作解釈を小説の形で発表してるだけという認識……余白が多い原作じゃないとたぶん成立しない。
2020-01-09 02:26:24単純に好きなキャラは(漫画じゃないんだけど)ラウ・ル・クルーゼ、スレイン・トロイヤード、マクギリス・ファリド、スイムスイムになってしまう。おなじみ「父殺し」を経て大魔王化する色素薄い系の美形。
2020-01-10 23:01:25図らずもそういうキャラばっかりになるという話。いや、マジで。最近、Animetickでこれまで見たアニメを振り返ってみたんだけど、この4人に匹敵するキャラがいなかった。
2020-01-10 23:03:56だからやっぱり、サソリとカエルの寓話で言うサソリが好きという話なんだよな。感情の揺れ動きはあるけど、行動原理という業に抗えないという描き方がなされるキャラが。
2020-01-10 23:23:26こういう描き方って、ミステリの作劇とも相性いいんだよね。犯人、またはそれに準ずるキャラって行動原理からぶれさせるわけにはいかないから。
2020-01-10 23:28:09ストーリーの機能美が反映された関係性が好きという話はこの前したばかりだけど、最近だと三日月とオルガの関係なんかがそれ。当たり前に悩むオルガに対して、彼自身の行動原理を擬人化したかのような絶対に迷わない三日月というキャラを配してるのがサイのコー。
2020-01-11 00:03:33『スパイラル』の主人公とヒロインの役割分担もかなり特殊で、何も信じないと嘯く主人公に代わって、彼の選択を信じるのがヒロインという役回りになってるのよな。ひよひよがヒロイン化したのは計算外だったらしいけど。
2020-01-11 00:04:51だから主人公は何も信じないけど、もし自分が折れたら、自分を本当に信じてくれてるかもしれないヒロインを裏切ることになるかもしれないというエクストリームかもしれない運転をモチベーションに戦うんですよ。
2020-01-11 00:05:52何も信じないがゆえに、絶望も信じない。裏切りも信じない。そこに可能性があるならそれを決して捨てない。こういう、ある種「絶望は大罪」というキリスト教的な、シビアな認識を突き詰めたヒーローを成立させてるのがひよひよというヒロインで、最後の仕掛けもそれを強調するものだと思う。
2020-01-11 00:08:28関係性萌えって言うのは「どうです、こういうの好きでしょう」って出されても「けっこうです」なんだよ。ストーリーの中でうまいことはまってるからいいんであってな。
2020-01-11 00:19:15