この前やるせない気持ちになった時にぐちゃぐちゃな感情を浴びたくてピンドラを完走したんですけど(感情を扱うことに関してイクニ作品に絶大な信頼を置いている)、24話で暗示している内容が多すぎてパニックになった わからんことおおかったけど、今度映画公開されるし観にいこうかなぁ
2022-04-25 09:39:49ピンドラ、知れば知るほど辛くなる 虚構を虚構として描いているんだけど、だからこそその裏にあるリアルな問題提起が真正面からぶつかってきて辛い 24話だからこそ混乱したけど24話だからこそその問題を扱えた こんなに現実を描いているアニメある?こんなに時代の苦しさを描いているものある?
2022-04-27 09:09:44映画観て改めて思ったこと(アニメ擦った情報なのでネタバレではない) この前ピンドラは「過去への怒り」って呟いたけど、たぶん「怒り」という言葉だけで表されるものじゃなかった 皆過去の呪いから逃れるためにもがいている物語だと思っていたけど、彼らの過去は彼らの「呪い」だけじゃなかった
2022-04-29 12:57:21アニメ序盤の方で晶馬の「母の味」、冠葉の「父からの言葉」、陽毬の「母から受けた愛」が描かれていて、それは今の彼らの中にも肯定的な意味を持って息づいている 後半の呪いとしての過去のインパクトが強すぎて薄れてた 3人だけじゃくて、95に関わっている登場人物みんながそんな気がする
2022-04-29 13:02:55このことを思い出した時、まさにピンドラが両価性とか裏表、黒と白を色んな場所で使っていることの意味を感じたし、この二面性を持つ過去を1番表現したかったのかな?と思った 眞悧と桃果もきっとその1つだよなぁ
2022-04-29 13:07:10DEAR #輪るピングドラム 前編公開おめでとうございます!🎊 もう後編観たい pic.twitter.com/oqzBQNUj4j
2022-04-29 23:51:51ウテナもさらざんまいもピンドラも、話が進むにつれキャラの過去や心情が小出しに明らかになる構造になってると思うんですけど、その中で過去の物語が記されたそらの孔分室が地下61階にあることだったり、真砂子が冠葉に過去を思い出させながら呼び寄せたのが地下の部屋だったりするのが
2022-05-01 08:55:10彼らが平凡な日常を送るために思い出さないようにしていたこと、ずっと心の奥底に閉じ込めていた深層に足を踏み込んでいくことの記号化になっていて個人的に凄いツボなんですよね… ずっと閉じ込めて隠したとしても、確かにそこにある
2022-05-01 08:59:24ピンドラ、桃果と眞悧がちゃんと登場するのは13話以降だと思うんですけど、過去の亡霊である眞悧はたぶんこれまでも兄妹やその他のキャラクターの近くにいたんだと思う 見ないように蓋をしてきたから、見えなかった
2022-05-01 13:38:00でも陽毬の死や家族以外の被害者側である苹果が今も呪いによって生き方を定められていることを知ることで過去が呪いとして顕在化した だから眞悧は見えるようになった のでは…
2022-05-01 13:39:08目に見えるものだけが全てではない 彼らが運命の乗り換えをしたことも、彼らが存在したことも、夢として消えていく それでも彼らはきっも今もどこかで生きている
2022-05-07 15:19:08眞悧先生、桃果のことを「僕の恋人」と言っていたけど、きっと同じものが見えていて同じ世界に生きる人であり、かつ表裏一体の存在だからという意味で言っていたんじゃないかなと思っているんですが、それに加えて桃果という存在に彼は憧れていたから執着しているんじゃないかと思う→
2022-05-08 10:26:21ピンドラで言う箱は個として存在している人間であり、皮膚という境界線で誰とも繋がることの出来ない人間自体を指すのかな 誰からも与えられず、繋がれない、愛を与えられない(眞悧理論) だからその人間という箱の中にいながらも林檎を分け合った冠葉と晶馬は箱から出られた
2022-05-20 13:32:00眞悧自体も何者かになりたかったのに何者にもなれなかった人間なんだろうなと台詞の節々から感じる 個という箱の中にあり、何とも繋がることができず透明になった子ども(眞悧は親の世代ではあるけど) だから、箱=人間を壊して世界を作り替えたかった
2022-05-20 13:34:53ウテナではかつて自分を助けてくれた王子様の成れの果てである暁生が最終的に黒幕だったように、イクニ作品の「悪」は純粋であったものが汚れてしまったものなんじゃないか この前ラジオでも(プリンチュは)純粋だからこそああなったって話してたし
2022-05-20 13:41:01終わりであり始まりだ 「林檎は愛による死を自ら選択した者へのご褒美でもあるんだよ」「むしろ、そこから始まるって賢治は言いたいんだ 」
2022-05-25 09:23:38最後に冠葉と晶馬があの世界に残ることが出来た(高倉家の冠葉と晶馬ではなくなったけど…)のは林檎=ご褒美だったのかもしれない
2022-05-25 09:31:23劇場版を観た人もまだ観てない人も是非フルで聞いて欲しい曲ナンバーワン、ファクトリー… ピンドラとの親和性が高すぎる… 温かな記憶としても、呪いとしても象徴化されて子ども達の記憶に残り続ける「父親」の曲… この曲があそこで流れたの…?と思うと辛い… #TRIPLEH2022 pic.twitter.com/od69Q89mZv
2022-06-04 08:11:57ピンドラを観たことがない人、世代にも見て欲しいってそういうことかと思ってしまった気づいたこと DEAR FUTUREをフルで聴くと「水の中で泳いでいた あの始まりを覚えてるよ」って歌詞があって、それって何も知らなかった自分達の全ての始まりを知っているって意味だろうと解釈してたんですが、→
2022-06-11 00:25:47映画でも水の中のシーンが出てくるじゃないか…一番最初の小さい冠葉、晶馬がいつの間にか水中にいるシーン!(むしろ水族館のシーン自体が水の中を表しているのかもしれない) 水の中=命の始まり、全ての始まり、無垢 だから、あの小さい冠葉と晶馬は「世界」をまだ知らない白紙のような存在→
2022-06-11 00:31:14それって、何も知らない「子供の世代」ってことなんじゃないか?だからあの小さい冠葉と晶馬はアニメピンドラの高倉家のさらに子供の世代 小さい冠葉と晶馬はその後アニメピンドラの物語を読んでいく=「世界」を知っていくことになる 無垢が無垢でなくなっていく →
2022-06-11 00:37:48親の世代であるアニメピンドラの高倉家を知った上で、その子供の世代である小さい冠葉と晶馬が「何者かになる」ことができるか(親の世代の呪いを被らなくてよくなるか?)が今回の映画なんじゃないだろうか…!? 小さい冠葉と晶馬=アニメピンドラ未視聴の人、世代 ともとれるよね
2022-06-11 00:42:07!!!解像度上がる 輪るピングドラムED曲「DEAR FUTURE」の英訳の和訳|武崎士器 #note note.com/taketakeshiki/…
2022-06-11 08:57:58晶馬についてこれまであんまり呟いていなかったけど、それは冠葉や陽毬に比べて過去の描写が少なかったからなんですけど、もしかしたらそれが高倉晶馬なのかもしれない 3兄妹はそれぞれ自分達の「親」から他の何ものにも替えがたいものを貰っている 冠葉は「父の言葉」陽毬は「母に守られた思い出」→
2022-07-22 09:21:10晶馬は…「母の味」。高倉家の実の子どもである晶馬は両親から沢山のものを貰っているから冠葉と陽毬のような特筆すべきエピソードにならなかった?とも思えるけど、もしかしたら貰っていなかったのかもしれないと思った いや、実際には父と母は沢山のものを与えていたのかもしれないけど、→
2022-07-22 09:25:39晶馬自身はそれを与えてもらっているものだと感じてなかった? 冠葉と晶馬の「箱」は親からの愛を与えられず高倉冠葉、高倉晶馬という個になれなかった、何者にもなれなかった透明な子どもたちの行き着く先(≒こどもブロイラー)だと思っているんですけど、最終的に林檎は父に選ばれた冠葉の箱には →
2022-07-22 09:30:00あったけれど、晶馬の箱には無かった もしかしたらあったのかもしれないけど、晶馬は見つけられなかった 与えられたと感じていないから晶馬の過去には両親に与えられたことの描写がほぼない? 冠葉や陽毬の過去に出てくる晶馬は冠葉や陽毬から見たものだから、晶馬の視点から見た過去じゃない →
2022-07-22 09:48:44だからこそ後半の晶馬から親に対する怒りは強くなったのかも 皮肉なのは、あの事件自体が16年前のあの日に生まれた男の子、晶馬の未来のために両親が与えたとても大きな愛だったことだ……
2022-07-22 09:52:22晶馬の持つ両親のイメージがどういうものだったのかについて呟きながら考えてたら、最終的に綺麗で悲惨なところに行き着いてしまって泣いちゃいました twitter.com/yukusaki_kmsh/…
2022-07-22 13:21:34いや、でも、やっぱり「とうめい」は個として認められず愛されなかった者の行き着く先 何者にもなれなかった者の行き着く先なんだな
2022-07-22 22:56:50昨日読んだ記事で「ピングドラムは運命日記という形で輪ることで意味を成す」ってあってなるほどなと思った 分け合ったものを循環させる行為(≒愛)自体に意味がある 与えてもらっただけでは愛という形にならない
2022-07-23 08:59:09映画で再構成され、映画館という箱の中で観るピンドラはアニメ版よりもさらに後半の加速度がすごい!!そしてその加速度をお家でも再体験できるサントラも既に発売されていて何時でもどこでもピンドラしてます…ありがたすぎる…次いつ観に行く? #劇場版ピンドラ #きっと何者かになれる
2022-08-03 09:25:12