恋は大騒ぎ（１２）

るな@ドール @runadolls7

306-4 聡太「かと言って」 聡太「胃痙攣起こすほど無理する必要なくない？」 聡太「お前成績は大丈夫なんだろ？」 薫「なんだかね」 薫「勉強してないと置いてかれるみたいな」 薫「不安があるんだ…」 聡太「体は壊すなよ」 聡太「お前が目指してるとこ確かに大変だけど」 聡太「入学前に死ぬぞ」 pic.twitter.com/D8fNbXQPKT

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306-5 薫「うん、」 薫「この頃は、みはるんと過ごす時間が楽しくて」 薫「生き返る」 聡太「で」 聡太「みはるんと会った時間の分」 聡太「夜中に多く勉強してない？」 薫「やっぱ分かる？」 聡太「みはるん、泣くよ？」 聡太「そうでなくても自分を責めてるよ、あの子」 聡太「可哀想だよ？」 pic.twitter.com/FlrT5CZz0W

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306-6 薫「そうだよね…」 薫「もうちょっと気楽にやらなきゃね…」 聡太「お前の性格で『気楽』が難しいのは」 聡太「分かるんだけどね」 聡太「睡眠時間決めたら？」 聡太「意地でも守る時間にして」 聡太「寝てないとアタマ働かないよ？」 pic.twitter.com/JRQ1EabUJp

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306-7 聡太「俺は楽しかったから4時間睡眠でいけてたけど」 聡太「お前はもっと寝たほうがいい」 薫「みはるんに6時間寝ろって言われた」 聡太「じゃあそれ守れ」 聡太「お前の大事な人が言うんだ」 聡太「それ守れ」 薫「僕ね、将来、日本を出て研究したいんだ」 薫「みはるんを連れていきたい」 pic.twitter.com/f4DVpeekI7

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306-8 聡太「え」 聡太「それみはるんに言った？」 薫「言った」 聡太「プロポーズやん」 薫「うん」 聡太「…お前でもそういうの言うんだな…」 薫「だって、みはるんに分かっててもらわなきゃ」 薫「進路に関わるでしょ？」 聡太「素直に言え」 聡太「みはるんと一緒になりたいんだよな？」 pic.twitter.com/RXXPM6xHBs

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308-9 薫「…」 薫「なりたい！」 薫「優しくて、温かくて、頼りになって」 薫「ドキドキさせてくれて、」 薫「幸せな気持ちにさせてくれる」 薫「みはるんと一緒になりたい！」 聡太「おー、素直だ」 聡太「それそのままみはるんに言え」 薫「恥ずかしい」 聡太「恥ずかしくないだろ、言え」笑 pic.twitter.com/fb9WSPNQEs

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307-1 薫「みはるん」 薫「心配かけてごめんね…」 美晴「救急車で運ばれたんだってね」 美晴「ビックリしたよ」 薫「救急車乗ったの、全然覚えてないんだ」 薫「今思えばもったいなかったな」 薫「滅多にできない体験だよね」 美晴「もうしなくていいからねっ！」 美晴「今は大丈夫なの？」 pic.twitter.com/2au1CmN7ML

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307-2 薫「無理するとまたなるよってお医者さんに言われた」 薫「やっぱ…無理してんだな、僕…」 美晴「頑張り屋さんなのは分かってるけど」 美晴「倒れたら『お兄さん』が心配するよ？」 薫「先輩、完全にお医者騙してたな…」 美晴「あれ多分、家族にじゃないと話しちゃいけないんだと思うよ？」 pic.twitter.com/X2yDGQjbLG

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307-3 薫「でも、先輩は家族以上に家族だしね」 薫「僕の命が後数日って言われても」 薫「母さんに話されるより」 薫「先輩に聞いてもらったほうがいいや」 薫「あと」 薫「僕の奥さんに聞いてもらう」 美晴「え」 薫「ま、将来だけどね」 薫「僕が死ぬ時には」 薫「みはるんに看取ってもらうんだ」 pic.twitter.com/kWIuEAK4f9

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307-4 美晴「縁起でもないこと言わないでよ」 美晴「まったくもう」 薫「でもね」 薫「僕の未来の中にはもう」 薫「みはるんは組み込まれちゃったからね」 薫「体壊すのはダメだけど」 薫「僕、欲張りだから」 薫「夢は全部果たすの」 美晴「勝手なんだからー」 美晴「…嬉しいけどさ」 pic.twitter.com/VMzIaCdSWb

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307-5 薫「君のことが大好きだから」 薫「頑張る気になれる」 ちゅ 美晴「ん」 薫「きみは、僕の何が好きで」 薫「一緒にいてくれてるの？」 美晴「…情熱、かなぁ」 薫「情熱」 美晴「うん、それが強すぎて」 美晴「時々怖がってるのは分かるけど」 美晴「激流みたいな情熱が素敵だと思う」 pic.twitter.com/9Ogt0TCgX6

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307-6 美晴「あ、でも」 美晴「またストレスで倒れたら」 美晴「怒るからね」 美晴「ネットで読んだんだけど」 美晴「気持ちの切り替えが大事なんだって」 美晴「寝る時は寝る、遊ぶ時は遊ぶ」 美晴「勉強し終わったら脳のスイッチをカチッと切り替える」 美晴「引き摺らないこと」 薫「うん」 pic.twitter.com/u7boyAlD8p

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307-7 美晴「だから、私はあなたを応援してるけど」 美晴「心配だし、邪魔もするかもしれない」 美晴「あそぼーって言うし」 美晴「お話ししたいなって思う」 美晴「気持ち切り替えて」 美晴「それができないと病気になっちゃうもん」 薫「ありがとう、みはるん」 薫「…愛してる」 美晴「ん」 pic.twitter.com/dJOKplvBfr

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308-1 瑠璃「あらすじ書き直したの」 瑠璃「見てくれる？」 聡太「うん、貸して」 聡太「…」 瑠璃「…」 聡太「…」ぐすん 瑠璃「800字のあらすじで泣く！？」 聡太「だってー」 瑠璃「中世ヨーロッパなんてみんな死ぬの！」 瑠璃「基本が生きるか死ぬかの世界なの！」 瑠璃「悲しいもんなの！」 pic.twitter.com/qDpz3xwkeI

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308-2 瑠璃「…もちろん、時代考証とか」 瑠璃「ちゃんとできてないと思うんだけどさ…」 聡太「まぁそこまで突き詰める必要はないだろうけど」 聡太「単純に娯楽として」 聡太「すごいわー」 聡太「え、これ俺文化祭行っちゃダメ？」 瑠璃「父兄が盛大に泣いてたら、修二くんが困りそうだけど…」 pic.twitter.com/py4MBWCwOq

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308-3 聡太「変装して行く」 瑠璃「余計怪しいっすよ…」 聡太「あの、」 瑠璃「ん？」 聡太「マジで、なんとか大賞みたいなの」 聡太「出したほうがいいよ絶対」 瑠璃「ホント！？」 聡太「ホント」 聡太「すぐにいけるかはともかく」 聡太「夢は掴みに行ったほうがいいよ」 pic.twitter.com/gTyZqemxps

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308-4 聡太「ほら、俺、特に華やかな夢は持ってないから」 聡太「地道にやってりゃ辿り着きそうな夢だから」 瑠璃「まぁ…学校の先生だからね」 聡太「大きな夢を掴みに行く人」 聡太「すごいなって思うし」 聡太「応援したい」 瑠璃「えー、なんだか恥ずかしい」 瑠璃「恥ずかしいってのは違うか」 pic.twitter.com/X6wpQBDVln

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308-5 瑠璃「…高校にいる間に一度くらい」 瑠璃「チャレンジしてみようかな…」 聡太「楽しみにしてる！」 瑠璃「私、そんなに上手じゃないと思うから」 瑠璃「頑張るよ…」 聡太「ご謙遜を」 聡太「これも、ちゃんと話になったらまた読ませてね」 瑠璃「ありがとう、頑張る気になったよ」 pic.twitter.com/qttpFdhpCH

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309-1 聡太「健吾さん、少し痩せた？」 健吾「…この頃あんまり眠れてない…」 篤志「咲さんと一緒に住んでるんすよね？」 健吾「うん、咲の調子があんまり良くなくて」 健吾「唸ったり泣いたりしてるから」 健吾「気が休まらなくて」 聡太「つわり的なやつですか？」 健吾「うん、なかなか大変」 pic.twitter.com/rpvRQpmlJk

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309-2 聡太「あの…」 聡太「所帯持つってどういう感じ…？」 篤志「想像つかねぇ…」 健吾「それ自体はいいもんだと思う」 健吾「好きなやつが一生涯そばにいるって」 健吾「悪くない」 篤志「…健吾さん案外ロマンチストなんだな…」 健吾「俺もこんなふうになるとは思ってなかった」 pic.twitter.com/rNnMVo1uQ8

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309-3 聡太「婚姻届出したんだから」 聡太「苗字一緒になったんすよね？」 健吾「うん、俺の苗字を使うことにしたんで」 健吾「あいつの名前は飯岡咲になった」 聡太「飯岡、咲さん…」 聡太「やばい、悪くない…」 篤志「お前がベタベタのロマンチストなのは」 篤志「知ってるから別にいいよ…」 pic.twitter.com/Ew8DppcA5I

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309-4 健吾「お前らは絶対やらかすなよ…」 健吾「特に篤志」 篤志「健吾さん見て怖くなったから」 篤志「絶対やらかさないよ俺でも」 聡太「水木さんと仲良くやってるもんな、篤志」 篤志「まーな、可愛いよ、あの子」 健吾「美人には間違いなく美人だしな」 篤志「こないだ襲ったった」 pic.twitter.com/0J9nLWf8kt

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309-5 聡太「…っ！？」 篤志「丁重に拒否されたけどな、まだ早いって」 健吾「マトモだ…水木さんマトモだ…」 健吾「まぁ、今度うち来いよ」 健吾「もてなしはできないけど」 健吾「新居ってやつだ」 聡太「咲さんが落ち着いたらね…」 篤志「肉持ってくから焼肉でもやろうぜ」 健吾「ありがたい」 pic.twitter.com/8XG1KNsUG6

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310-1 健吾「ところで」 健吾「お前、彼女ちゃんとは仲良くやってる？」 篤志「ってか、やってる？」 聡太「やっ…って！」 聡太「そりゃまぁ、付き合って半年も経ったし」 聡太「驚くことではない…よね？」 篤志「お前がってところには」 篤志「少々驚きを感じる」 健吾「しかも相手は高校生」 pic.twitter.com/21G5Zb6fCl

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310-2 聡太「そりゃもう、大事にしてますよ」 聡太「何かあっても、健吾さんみたいに」 聡太「責任が取れるわけでもないし」 健吾「…ホント、」 健吾「そうなんだよな…」 健吾「別に結婚すりゃ済む話って」 健吾「ことじゃないんだけど」 健吾「やっぱり順番は間違えるべきじゃないわ…」 pic.twitter.com/G57CdKkoFe

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310-3 篤志「彼女ちゃんとはどんなふうに付き合ってる？」 篤志「俺は俺で好きなようにやってるけど」 篤志「お前、好き好き言うわりに」 篤志「どんな付き合いしてるかとか言わないもんな」 聡太「言わないよ」 聡太「相手があることだから」 聡太「言えるところまでしか言わない」 健吾「おおー」 pic.twitter.com/mVBd4xpSUR

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310-4 健吾「お前、案外男前なんだな」 健吾「カッコいいな」 健吾「で」 健吾「彼女ちゃんはどんな感じよ？」 篤志「2年生だっけ？3つも下か」 聡太「いや…死ぬほど可愛い…」 聡太「マジで可愛い」 健吾「これ聞かないと聡太に会った気がしない」 篤志「ホントホント」 聡太「言わせないでよ！」 pic.twitter.com/mVZGiBfTLs

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311-1 美晴「瑠璃ちゃん、お願いがあるんだけど…」 瑠璃「なに？」 美晴「あのね、その…」 美晴「今日、瑠璃ちゃん家にお泊まりしてることにしてくれない？」 瑠璃「えっ」 瑠璃「それは、ひょっとして」 瑠璃「ひょっとしたら」 美晴「うん…その『ひょっとしたら』」 瑠璃「えーーー！！！」 pic.twitter.com/TuCYaNwc3p

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311-2 美晴「あ、あのね」 美晴「くんちゃん家、今日お母さん帰って来ないんだって」 美晴「お父さんはもともと帰ってこないから」 美晴「くんちゃん一人なのよ」 美晴「だからね」 美晴「さびしいなーって」 美晴「一緒にご飯食べたいなーって」 瑠璃「…言われたの？」 美晴「…私が言った…」 pic.twitter.com/GqrjRhjvRI

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311-3 瑠璃「積極的ぃ…」 瑠璃「お泊まりしちゃうのかー」 美晴「だ、だって」 美晴「ほら、昼も夜も関係ないじゃない？」 美晴「どうせご飯食べておしゃべりするだけだから」 瑠璃「まぁ、それだけじゃ済まないと思うけどね…」 美晴「わわわわわ」 pic.twitter.com/fCt78KtIzf

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311-4 美晴「こうでもしないと」 美晴「くんちゃん週に4日塾行ってて」 美晴「週末は模擬試験だったりして」 美晴「ずっと会ってるってできないのよー」 美晴「瑠璃ちゃん、お願い！」 瑠璃「それはいいけど…」 瑠璃「その格好で行くの？」 美晴「あ、でも、ルームウェア持ってきたよ、大丈夫！」 pic.twitter.com/2ww60OCSQ9

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311-5 瑠璃「用意周到だな…」 瑠璃「私がなんと言おうとも行く気だったんでしょ」 美晴「勘弁してー」 美晴「万が一瑠璃ちゃんに電話が行ったら困るもんー」 瑠璃「行ってきたらいいよ」 瑠璃「万が一の時は適当に話し合わせとくよ」 美晴「助かります！」 美晴「やっぱ瑠璃ちゃん親友！」 pic.twitter.com/HbJVyMenJP

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311-6 瑠璃「あのね」 瑠璃「子どもだけ、気をつけといてね」 瑠璃「私の知ってる人、それですごく」 瑠璃「大変だったから…」 美晴「そっちは大丈夫」 美晴「くんちゃん、しっかりしてるから」 瑠璃「それなら…」 美晴「…うわ、どーしよ」 美晴「なんかドキドキしてきた」 瑠璃「…今更？」 pic.twitter.com/0V4ZQB1VNa

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311-7 瑠璃「みはるん」 瑠璃「くんちゃんとは楽しくやってる？」 美晴「おかげさまで」 美晴「この頃はくんちゃんの塾の帰りに」 美晴「ちょっとだけデートしてる」 瑠璃「夜中に遊ぶ悪い子じゃん」 美晴「そうなの、私、悪い子」 瑠璃「楽しそうでなにより」 美晴「ありがとう！」 pic.twitter.com/SQa3DYYDnT

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312-1 （柴田家、薫くんのお部屋） 美晴「…」 美晴「こ、これからどうする？」 美晴「ご飯、買いに行く？」 美晴「それともお外で食べる？」 薫「なんか買ってきてうちで食べようよ」 薫「なんか、時間がもったいない」 薫「一緒にいられるの、嬉しい」 薫「嘘ついて来てもらってごめんね…」 pic.twitter.com/hNcWFki0oN

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312-2 美晴「そうしないとさ」 美晴「長い時間一緒にいられないじゃん？」 美晴「仕方ないよね」 薫「僕に合わせてくれてごめんね」 美晴「そういうときはごめんじゃなくて」 美晴「ありがとう、よ」 薫「え、あ、」 薫「ありがとう…」 美晴「どういたしまして」 美晴「私が一緒にいたかったの」 pic.twitter.com/Lk5kQ2AFMY

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312-3 美晴「ごはん、どうしようか？」 美晴「ここ、近所にコンビニ2軒あるね」 美晴「選びたい放題じゃん」 薫「どっちも飽きちゃった」 薫「いつも一人でコンビニ弁当だから」 薫「味気ないしなー」 美晴「ごめん…」 薫「そうだ、今日は僕が作ってあげるよ」 薫「簡単なものなら作れる」 pic.twitter.com/hEB8W7mSBD

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312-4 美晴「すごい！」 美晴「くんちゃん、お料理できるの？」 薫「味噌汁と炒め物くらいなら」 薫「冷蔵庫にはなにもないから」 薫「材料買ってこなくちゃだけど」 美晴「わー嬉しい！」 美晴「すごいなー」 美晴「じゃあ私お米炊くよ」 美晴「お手伝いもする！」 薫「…みはるん」 美晴「ん？」 pic.twitter.com/DoyaOsWrFG

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312-5 薫「僕はね」 美晴「ん」 薫「きみのことが大好きで」 美晴「ん」 薫「本当に好きで」 薫「きみと一緒にアメリカに行くために」 薫「勉強してるんだ」 薫「寂しい思いをさせちゃって」 薫「ホントにごめんね…」 薫「でも、目標は定まったから」 薫「きみを連れていくんだから」 pic.twitter.com/jYyoyV7V9C

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312-6 薫「ずっと一緒にいてね」 薫「きみの明るいところ、優しいところ」 薫「ちょっと我慢しちゃうところ」 薫「全部まとめて大好きだから」 薫「一緒にいてね」 美晴「うん…」 美晴「私も、ついて行った先で仕事できるよう」 美晴「進路考えておかないとね」 薫「うん」 pic.twitter.com/40738ykbDQ

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312-7 薫「…愛してるよ」 薫「大好きだよ」 美晴「私も…」 美晴「あなたのことが、大好き」 薫「こういうの、言うの恥ずかしいけど」 薫「今言わなくてどうするってくらい」 薫「好きだから」 薫「こうしてたい…」 美晴「うん…」 薫「あー、幸せ」 美晴「私も…」 pic.twitter.com/kPJBJ3tAHe

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313-1 （午前3時） 美晴（よく眠れない…） 美晴（当たり前か、この状態だもんね） 美晴（くんちゃんは…よく寝てるな…） 薫「…」ビクッ 美晴（なに！？） 美晴（くんちゃん？） 薫「ヤダよ、ヤダ…」 美晴（夢見てるのか…寝言…） 薫「待ってよ、ママ…置いてかないで…」 美晴（ママ…） pic.twitter.com/Aat0e8GijB

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313-2 薫「…あ」 美晴「起きた？」 薫「うん…嫌な夢を見た…」 薫「甘えてもいい？」 美晴「え、あ、うん」 薫「みはるん…」ぎゅっ 薫「悲しくて、寂しい夢だったんだ」 薫「なんでだろうね」 薫「みはるんがこんなに近くにいてくれてるのにね…」 薫「みはるん…」スゥッ 美晴（寝ちゃった） pic.twitter.com/1HS9usfxVR

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313-3 美晴（本格的に眠れなくなったぞ） 美晴（一度ベッドから出よう） 美晴（くんちゃん…） 美晴（お母さんのこと嫌いって言ってるけど） 美晴（本当は寂しいのかもな…） 美晴（そりゃ寂しいよね…） 美晴「よしよし」 薫「…」スゥ…スゥ… 美晴「私がいるから、嫌な夢は忘れるんだよ…」 pic.twitter.com/SRBc9VFoyX

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313-4 美晴（本当のお父さんは、） 美晴（多分くんちゃんが小さい頃に） 美晴（別れちゃって） 美晴（今は血のつながらないお父さんと） 美晴（忙しいお母さん…） 美晴（子供の頃、いじめられてたとき） 美晴（誰を頼りにしていたんだろう） 美晴（頼れなかったのか…） 美晴（だから心に傷を…） pic.twitter.com/2tCYdX7i8A

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313-5 美晴（この人は） 美晴（私が守ってあげなくちゃ） 美晴（愛が足りなかったら） 美晴（たくさんあげるから…） 美晴「…くんちゃん、大好きだよ」 薫「…うぅーん…」スヤスヤ ガチャ 美晴「えっ」 ガタガタ 美晴（なに！？） 美晴（…玄関…！？） ？？？「あれ、靴…」 美晴（…えっ…！） pic.twitter.com/iHaoY5R79g

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313-6 ？？？「薫…？」 ？？？「誰かいるの？」 美晴「やだ、くんちゃん、起きて」 薫「…」スゥ…スゥ… ？？？「…」トン、トン、トン 美晴（階段上がってくる！） ？？？「薫？」コンコン 美晴（うわ、どうしよう！？） ？？？「薫、開けるわよ…」 美晴（扉の鍵かけてない！） pic.twitter.com/kLoo6q84RD

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313-7 ？？？「あら…」 美晴「お、お邪魔してます！」 ？？？「まぁ」 ？？？「…」 ？？？「眠れないのね」 ？？？「ちょっとお茶でもしない？」 ？？？「下に降りておいでよ」 美晴「は、はい…」 美晴「くんちゃん…？」 薫「…」スゥ… 美晴（お母さんなんだろうな、この人…万事休す…！） pic.twitter.com/EajUZ7ZIhF

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314-1 （柴田家の居間） ？？？「初めまして」 ？？？「私、薫の母親です」 ？？？「お母さん、なんて呼ばなくていいわよ」 ？？？「佐和子って呼んで」 美晴「佐和子…さん…」 佐和子「あなたは？」 美晴「斉藤美晴と申します、あの…お邪魔しちゃって…」 佐和子「美晴ちゃんね、よろしく」 pic.twitter.com/2F4QD8Qy3S

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314-2 佐和子「いいのよ、泊まってても」 佐和子「むしろ、薫にそういう仲の子が」 佐和子「いることがびっくりだわ」 佐和子「人間関係まるでダメな子だから…」 佐和子「彼女がいるなんて、嬉しいわ」 美晴「…」 佐和子「どういう繋がりなの？塾のお友達？」 美晴「いえ、あの」 pic.twitter.com/NKpzMkljaL

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