マレ監小ネタまとめ07

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

彼の腕に苦しいほど抱きしめられる度に、安堵している自分がいる。 このひとに求められて初めて、赦された気がした。 “ここ”にいて良いのだと。 世界に爪弾きにされた私の命が、この場所で生きることを赦されたのだと。 彼の心臓の音に微睡みながら、そんな夢を見ている。

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

気付かないうちに認識を歪められていた不穏なマレ監♀がほしい。 例えば🐉が夜中にonbr寮を訪ねてきて「――〈こんばんは、■■〉」と名前を呼ばれたら”おもてなし”をしなければいけない、とかそういう。 ”おもてなし”の内容は夜風に晒されて冷えた彼の体を素肌で温めるとかそんな感じの………

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

「――〈こんばんは、■■〉」 胸の奥で心臓が跳ねたのを感じた。 夜中に彼が訪ねて来てくれたら、”おもてなし”をしなければ――それは当たり前で、今まで何度も繰り返したことで、後ろめたいことなんてあるはずがないのに、なぜだか落ち着かない。 じり、と無意識に半歩逃げながら視線を落とした私に

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

頭上の彼は密やかな笑い声を漏らし、逃げ遅れた手が優しく捕まった。 「……今夜は、冷えるな」 「っ、！」 導かれた掌が、氷のように冷たい頬に触れる。 温めなければ――きちんと”おもてなし”を、しなければ。 妖精は礼節を重んじると、誰かが言っていた。 「…………私の、部屋に、」

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

眼差しを細めた彼の冷えた手を引き、いつものように部屋へ招く。 ベッドに上がり、青白い月明りを頼りにシャツのボタンを外していると、彼がふふと小さく笑った。 「――なに？」 なにか、変だっただろうか。 急に不安になって手を止めた私を見つめる眼差しが夜の中で妖しく光る。

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

「――いや。お前はいつも折り目正しく、愛らしいと思ってな」 「！」 褒められた。嬉しい。 もっと――もっとたくさん、一生懸命”おもてなし”すれば、彼は頭を撫でてくれるだろうか。 甘い期待にふるりと背筋を震わせながら、冷えた彼を温めるべく、裸の胸を摺り寄せた。 （おわり！）

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

私はぐすぐす泣いてる監をよしよししながら「僕に愛されてしまったか弱く憐れな人の子よ」「泣いて良い、罵って良い、爪を立て、好きなだけ暴れて良い」「お前は僕を拒んで良い」 「――それでも僕は、お前を抱くよ」 と優しく羽をもぐように手籠めにしてしまうマレ監も好きです。

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

卵を手に取った瞬間握力で爆発四散させてしまい「…………ふむ。腐っていたようだ」と頷く🐉がいると信じています。お願いします神様。

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

飛び散った卵白（※握った際に🐉のｱﾁｱﾁ体温で白濁しているﾐﾗｸﾙ）が隣にいた監のお顔にかかって「ぅわっ！？っ、も～～～何てことするの🐉太郎……ドロドロになっちゃったじゃん……」でガン見している🐉に気付かず「もったいないなぁ」と言いつつぺろりと舐めとるT。L●VEるマレ監絶対ある。

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

#マレ監 ♀ 🐉からのプロポーズを受けた際、監が🐉に出した条件は「自分が死んだら、必ず次の愛するひとを見つけること。そのひとと幸せになること」で、🐉は監の気持ちを汲み頷く。数十年後、星空へ旅立つ間際の監が「……ねぇ、約束。ちゃんと覚えてる？」と尋ね「――ああ。もちろんだ」と答える🐉。

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

「私がいなくなっても、独りにならないで」「わかっている」「…………でも、私より可愛い子はやだな」「ふ、――お前以上に愛らしい姫君が、この世にいるものか」「ふふ、相変わらずお上手ですね」 頬を撫でる🐉の掌に身を委ね、安堵したように目を閉じる監。 「――ずっと、あなたを愛してます」

みとしろ＠暫く戻りません @sumiz0me

眠った監の瞼に唇を落とし「――僕も、お前だけを愛している」と微笑み、自らの胸に剣を突き立て後を追う🐉。 という結末に想いを馳せて毎晩泣いてる。