悠樹
@eslayra
天使という概念が「神の意志の遂行者」ならヴァラールは確かにエルの意志(規範)の遂行者だから天使だけど同時に自然現象の擬人的神の立場とすればそのヴァラ(神)の意志の遂行者な上のエルフを天使的って言えなくもないかなとごたまぜなことをぐるぐる、つまり大いなる規範を示すものっていう天使
2015-09-30 01:53:53
悠樹
@eslayra
ヌメノールのエル信仰っていうか礼拝ちゃんとやってる感じと偶像を作らないとこ、アマンでのエルフは普通にヴァラール像造るとこ、怒りの戦いで実際ヴァラールわけわかんない戦闘見たひとがいるってこと、あたりを考え合わせると一神教だけどアニミズムってか精霊信仰セットみたいな方向に落ち着きそう
2016-08-14 00:06:37
悠樹
@eslayra
名前と姿があって同じ世界にいる「神」と御名は知れども姿はわからず世界の外で世界よりもおおきな「神」は勿論全然違うってのは分かってても日常感謝レベルの信仰的な思いの点ではどちらも正しく神だと思うのね、この場合「大いなる力を持つもの」ってニュアンスで、つまりヴァラールやっぱり神枠だよ
2016-08-14 00:15:29
悠樹
@eslayra
指輪の時代での「エルベレス！ギルソニエル！」の呼び掛けはやっぱり分類するなら「祈り」になるんだろうし、そこには信仰って思いがあるし、エルフからすればヴァラールからの距離は遠ざかった時代ということになる、けどエルとの距離感は最初から何も変わらないので、信仰のてっぺんはエルで変化なし
2016-08-14 00:20:13
悠樹
@eslayra
ヌメノールの感覚を考えるに、実例を知っている／実際に姿や力の現れを見たことがある、って点で、「世界の内に実存していて声が届く神(もしかしたら返事あるかも)／ヴァラール」と「実存ははかりしれぬけれど確かにあるはずだと信じている神(だってみんないるって言うし)／エル」かなって
2016-08-14 00:25:35
悠樹
@eslayra
そうするとエル信仰が形骸化して、地続きだしヴァラールにだって勝てるんじゃないかって考えに移行することもあるだろうなと。それに対する答えが「世界の外の神から下される罰＝自らの基本世界の終焉」。神の実在をもっぺん信じざるを得ない
2016-08-14 00:29:23
悠樹
@eslayra
しかし外なる神(エル)と内なる神(ヴァラール)の実存と力をもう一度改めて実感したところで世界の内なる神のはずのヴァラールですら人間には絶対手の届かないところへいってしまう、というのが、地球の形変わったよ以上に「世界の仕組みが変わった」って感じがする……信仰ってなんだろなぁ
2016-08-14 00:35:35
悠樹
@eslayra
愛しのあるじの神殿建てちゃう！信仰広めちゃう！ていう正直すごく親しみのもてるヌメノール末期のサウロン(※生贄などバンバンやらかしておりますが……)
2016-11-07 14:31:13
悠樹
@eslayra
端的に言うと、ファラゾーンに暴力的にビビって(いつキレるかわからないあたりも怖い)、ミーリエルに精神的にビビって(闇深すぎ&苦手要素多め)るけどメルコール信仰はせっせせっせとすすめてるサウロンが真面目だなというはなし
2020-04-11 02:27:53
悠樹
@eslayra
ヌメノール末期あたりを悶々と考えてると宗教マジめんどくさい……て気分になってくるんだけど、信仰というものの各人の捉え方とそれによる行動決定を考えるのはとても楽しい。ちなみにヌメノール人の宗教って何よ？ってあたりをせっせと資料拾って定義してると教祖になったみたいでまた面白い。
2017-01-03 17:59:45
悠樹
@eslayra
ヌメノールの話ってつくづく宗教戦争だよなーなどとゆるいことを考えつつ、アカルラベースに漂う聖書物語感はそこからだろうか……とかも思ったりする
2017-01-26 08:11:34
悠樹
@eslayra
ヌメノール平たく言えばバリバリの王権神授説(ヴァラの任命)なんだけど、王党派節士派とかに分裂したあとのエルフ嫌いとどう両立してたんだよ、エルじゃなくてヴァラールだからそこがポイントなのか、むしろだからこそメルコール信仰はうっかり広まっちゃったりしたのかとかそういうところをだね
2017-03-05 14:46:51
悠樹
@eslayra
第１紀での善悪どっちも神と距離が近いがゆえにはっきりバッドエンドしてしまう話の骨組ぜんぶ、第２紀ヌメノールでちょっと神と心の距離ができたばっかりにメリバになるっていう感じでプロット考えちゃってるんじゃないかなと自分を疑いはじめた。 いやほらさ、エルフって死んでも終わらないからさ…
2017-04-01 01:01:20
悠樹
@eslayra
これと「第３紀は代理戦争」が漠然と読んでて感じたことなのかどっかで記述を読んだのか判然としなかったんですが、先ほど第３紀の件に関しては『終わらざりし物語』下巻四部Ⅱのイスタリ小論に近い記述を見つけました。発想元だー！ twitter.com/eslayra/status…
2022-03-13 18:59:18
悠樹
@eslayra
第２紀ヌーメノールに神と人との距離感だなぁ…て思うのは、私がもともとアマンのエルフの話を山のようにするタイプだから……というか、物理的に距離がある分、アマンに行ったことがあるかないかでエルフ同士でもまずヴァラールの話は距離感が違うな～と思って書いてるところが発端な気はしている。
2022-03-13 19:05:22
悠樹
@eslayra
カラクウェンディのヴァラール、それからエルに対する距離感と、モリクウェンディのヴァラールに対する距離感と言うか(モリクウェンディの対エルは更に遠い)、私の書くアマンが大概ゆるふわなのも原因だけど、ヴァラールを直接見た身にはマイアールは更に身近というか、そういう感覚
2022-03-13 19:08:36
悠樹
@eslayra
第１紀の終わりにヴァラールが直接やって来てモルゴスを捕まえたおかげで、ベレリアンドは沈むわけでしょ……物理的に被害甚大だったから第２紀はアマンに引きこもるけども、心理的かつ法律的にはともかく物理的には引きこもってないから、何かがうっかりどうかしちゃうと黄金王がアマンに来れちゃう
2022-03-13 19:14:59
悠樹
@eslayra
ベレリアンドはヴァラールのやんちゃで沈んでて、ヌーメノールはエルの御業で沈む上に世界まで創り変わるんだから変化としては第１紀→第２紀よりも第２紀→第３紀の方が大きいはずなのにあまりそう感じないのは、物語の主体的な舞台である中つ国が第２紀→第３紀で劇的な変化が起きてないからだよね
2022-03-13 19:20:28
悠樹
@eslayra
そもそも第１紀にしてもよ？怒りの戦いまではヴァラールも第１紀の対モルゴス戦に関してはノータッチというか、直接干渉しないよなぁやっぱりあんまり良くないのかなぁとか、第２紀のこの沈黙ぶりだから反省(ていうのもアレだけど)してんのかなと思ってたら、件の「イスタリ小論」にですね、
2022-03-13 19:23:28
悠樹
@eslayra
イスタリはマイアールが人間の肉体(エルフと同じ意味での不死)でヴァラールにより派遣された者ですよ、これはエルのOK出てますよ、の説明の所に理由として「ヴァラールがヴァラールですよって大っぴらにしてエルフを楽園に誘惑したのは良くなかった」から(※とても意訳)って……(文庫をぜひ読んでくれ)
2022-03-13 19:28:22
悠樹
@eslayra
いや連れて来たのやっぱダメだったわって反省しとんのかーい、と。個人的にはエルフ、目覚めの湖では母系社会だったと思ってるので、父系社会アマンに行って変化するの難しかったなとか考えてるので、……まあそんな理由ではないにせよヴァラールが「反省して対処を考えてる」のにそこそこびっくり
2022-03-13 19:31:41
悠樹
@eslayra
また話が逸れてるな、つまり神様が(ヴァラールはどっちかってと上位天使だけど)、神様らしくしてなかったのはヤバイという認識に神様側がなってるわけだ、第３紀。第１紀は親しく付き合ってるけど力の差ゆえに直接干渉はな～くらいの感覚だったのが、たぶん第２紀で畏怖の無さ…にまずいと思ったかなと
2022-03-13 19:35:07
悠樹
@eslayra
そっちを踏まえてヌーメノールの王の……エル信仰の祭祀の記述がちらちら～てたま～に出てきて最終的にサウロンのメルコール信仰のあれそれに乗っ取られる様子とか、そもそもヌーメノールの島自体、第１紀の「神様からの褒美」だったわけなんだけど、そのへん忘れて侵攻しちゃうとかの…畏怖の無さ？
2022-03-13 19:41:22
悠樹
@eslayra
信仰の変化という文脈になるのかな～そっちの視点でヌーメノール考えるととても面白そうなんだけど、まあ記述が足りないのよね…… で、第３紀のアルノール＆ゴンドールの記述から翻って考えていくことになるわけだ 信仰と畏怖を神様との距離感で考えるのあまりに卑近かもしれないけども
2022-03-13 19:58:18
悠樹
@eslayra
ヌーメノールは最も「神様に近い土地」だったわけで(※神様=ヴァラールとか不死の者、であってエルではない)、ベレリアンドが沈んでヴァラールと親しくしていたエルフがほぼいなくなり(ガラドリエルしかいないんだよね)、ヌーメノールが沈んだと……そのヌーメノール人生き残りのアドバンテージたるや
2022-03-13 20:02:28